2019年04月07日公開
2024年09月10日更新
日本酒や米の1合は何ml(cc)?1カップが何mlかも解説
日本酒や米の1合は180mlになっていますが、ccでも同じ180ccになります。mlとccは同じ容量になりますが普段の使われ方や使っている分野には違いがあります。また1カップが何mlかも解説しています。そして多くの人が気になる日本酒や米のカロリーについても書いているので普段からカロリーを気にしている人にも役立ちます。こちらでは普段は何気なく使っている1合のmlとccの違いを解説しながら普段の生活で、どんな時に使われているかを書いています。
1合が何mlなのか知りたい!
米の1合は180mlとなり、普通の計量カップの1杯分とは異なります。そのため、米の1合を計るときは米用の計量カップが必要で一般的な料理に使う計量カップだと多すぎるので注意が必要です。
また、米の1合を普通に炊いてご飯茶碗に盛るとだいたい大盛り2杯(1杯200g)になります。もしくは中盛り2杯強(1杯150g)になります。
1合は昔から使われている単位ですが、こちらではなぜ合が使われているのかや、他の単位も使われているのかについても書いています。
合とカップについて
普段の生活の中ではあまり深く考えないと思いますが、似たような形をしていても料理用の計量カップと米用の計量カップは違います。
米用の計量カップはすりきで入れてちょうど180mlなのに対して、料理用の計量カップは線のところまで入れて200mlなのです。料理初心者の人はぜひ覚えておきたいポイントです。
なぜ2つの計量法がある?
1合とmlは慣れている人でも疑問に思うのが、なぜ2種類あるのかということです。これは歴史的な背景も関係していて文明開化した時期を境に計量の仕方が変わったのです。
そのため、1合は日本の計量単位でmlは世界基準の単位となるのです。今回の計量単位に限らず日本ではなじみのない単位も世界には多く存在します。
日本の計量単位
現在の日本の計り方は国際基準のメートル法ですが、昔の日本の計量単位では尺貫法(しゃっかんほう)という基準が使われていました。
尺貫法とは徳川家康の時代に定められた統一された大きさのマスを一升と定めて、その10分の1が1合と定められました。
日本酒の1合とは?
昔の日本の単位である1合は生活の中でも他にも使われています。1合は日本酒などの液体にも適応される幅広い単位です。
そのため、徳利などの昔ながらの日本酒に関わる食器などは1合に合わせたものが多く存在します。
日本酒の1合は何ml?
日本酒の1合は180mlになります。mlはgと同じ単位になるので180gと180mlは同じ容量になります。そのため日本酒の徳利の基本的なサイズは180mlが入るようになっています。
最近では2合や4合の徳利もありますが、小さいサイズの徳利なら180mlであることがほとんどです。また、日本酒の1升ビンは10合の計算になります。
よく見かける日本酒の樽などは10升の日本酒が入っているので1斗(と)になります。現在でも日本酒の量を計る単位は昔の合をそのまま使っています。
おちょこ一杯分は何ml?
おちょこ言われると人によって想像するサイズは色々とあると思います。実際におちょこには様々な大きさがあり2勺(しゃく)おちょこや5勺おちょこがあります。
2勺おちょこで36mlくらいで、1合を頼んだら5杯分くらいになります。現在の日本酒は昔のにごり酒よりもアルコール度数が高いので昔よりも小さなおちょこが登場するようになりました。
おちょこには色々な大きさも最近では出ていますが昔ながらのおちょこは36mlくらいのものが一番、多くなります。
日本酒のすりきりは何ml?
おちょこの容量は1勺のもので18mlになります。溢れるほどにおちょこに入れて18mlなので通常であれば料理のレシピでおちょこ1杯分となるのは15mlくらいと言われます。
よく日本料理のお店などではマスの上におちょこを置いて溢れるほどに日本酒を注ぎます。マスにたっぷりと入れられた分も合わせると1合くらいです。そのためマス酒を飲むときは飲み過ぎに注意です。
日本酒1合分のカロリー
日本酒のカロリーは種類やアルコール度数によって変わります。ですがだいたいの平均的なカロリーは1合(180ml)あたりで170kcalになります。
ビール1杯で200kcalで、ご飯が1杯で170kcalくらいなので飲み過ぎは過剰なカロリー摂取になっています。基本的に日本酒はお酒の中でも割とカロリーが高い方なので飲み過ぎは痛風の原因にもなります。最近ではカロリーオフの日本酒が出るなど様々な種類も販売されています。
他のお酒で日本酒1合分はどれくらい?
日本酒の1合(180ml)のアルコール度数を他のアルコールで換算するとビールの中ビン(500ml)1本分、ワインならグラス(180ml)1杯、ウィスキーならダブル(60ml)1杯になります。
日本酒のアルコール度数は特別高くはありませんが、良い日本酒ほど飲みやすいので飲み過ぎる傾向にあります。
また日本酒などの醸造酒は焼酎などの蒸留酒よりもアルコールの分解にエネルギーを使うので悪酔いしやすい傾向にあります。
米の1合とは?
普段から米を炊くときは炊飯器を使いますが、基準となる単位は合になります。米の計量カップがあれば問題はありませんが1合の単位を知っていれば計量カップは無くても問題はありません。
1合という言葉は聞いたことがあると思いますが、調理器具にはmlやccなど様々な単位が存在するので1合を換算したときの数値も紹介します。
米の1合は何ml?
米の1合は180mlになります。知っている人も多いかもしれませんが、初めての一人暮らしの時などには間違って普通の計量カップを買う人も多くいます。
普通の計量カップは200mlなので、1合を計るときには注意したいポイントです。米用の計量カップが無いといっても普通の計量カップで計るときは違いを覚えておくのが大切です。
米の1合は何g?
また注意したいのが1合の重さです。重さで言うと180mlは180gになるので、米を買うときにはぴったりとは終わりません。
米はだいたい5~15kgくらいを5kg単位で販売されているからです。そのためまとめ買いをするときは少し余るものようになっています。
米10kgは何合分?
計算をすると1合が180gなので、10㎏の米を買うと55合と100gが余ることになります。そのため一人暮らしだと1ヶ月では使いきれないくらいの量です。
普段から1日に3~4合を使う家庭で半月ほどの量になります。基本的に米は開封したら1ヶ月で使い切れるくらいの量を買うのがおすすめです。
米1合分のカロリー
米のカロリーは1合で534kcalなので低くはありません。基本的に米などの炭水化物のカロリーは低くないのでご飯が茶碗に一杯でも269kcalになります。
そのため太るときにはご飯の食べ過ぎなどが指摘され、糖質制限ダイエットなどが流行っているのは米などの炭水化物のカロリーが割と高いからです。
mlとccの単位
1mlと1ccはよく使う単位ですが意味は同じです。小学校の家庭科の時間などで習う単位ですが、普段から料理をしない人はccはあまり見かけないかもしれません。普段からよく見かけるのはペットボトルやパック飲料などのmlの方になります。
mlとcc(カップ)は同じ?
まずmlとccは違う単位ですが同じ量を意味します。そのため1mlは1ccになります。そのためどちらか一つの単位に統一されても特に問題はありません。
ですが国際的にはccはあまり好まれません。なぜなら悪筆の人がccを書くと数字の0と間違うこともあるので国際基準の数字には使われません。
1カップは何ml?
普段からよく使う料理用の計量カップは200mlや200ccと記載があります。それに対して米用の計量カップは180mlで180gになるので量が違います。
さらに計量カップは200mlの線まで入れれば計れるようになっていますが、原則として米用の計量カップはすりきりでちょうど180mlになるので注意が必要です。
日本とアメリカの計量カップは違う?
日本の計量カップは実は世界水準とは違います。世界水準で使われている計量単位にはoz(オンス)になり30mlになります。
そのため世界水準の計量カップではozのラインがついています。さらに海外でのレシピではオンスが主流なので覚えておくと便利です。
世界水準の1カップ
世界水準の1カップは240mlで8ozになります。そのため日本の計量カップの1カップでは少し計りにくくなっています。1ozは30mlなので1/2カップで120mlになり1/4カップで60mlになります。
アメリカの1oz
アメリカの1ozが定着している理由としてはお酒の単位もあります。ウィスキーのシングルが30mlでダブルが60mlになるので、シングルが1ozでダブルが20zになります。
日本人としては馴染みが少ないですが、世界的には重宝されているのがアメリカ発信のoz(オンス)という単位です。
米や日本酒の1合は何mlなのかを理解しよう!
1合という単位は日本の昔の単位なので世界では使われていません。ですが、米や日本酒などの単位としては1合は普通に使われています。
ややこしいのは1合は1カップとは違って180mlなので料理の際などには気を付けておきたいポイントです。