無洗米の水加減は普通の白米と違う?2合だと計量カップでどのくらい?

みなさんは無洗米は使ったことがあるでしょうか?無洗米は洗わなくていいお米になりますので、時短や節水になります。その手軽さから無洗米を重宝しているという方も多いのではないでしょうか?無洗米を使っているときの水加減はどうしていますか?水加減を間違うと硬めに炊きあがるので、無洗米は硬くて美味しくないという原因になってしまいます。今回は無洗米の水加減について紹介していきます。

無洗米の水加減は普通の白米と違う?2合だと計量カップでどのくらい?のイメージ

目次

  1. 1無洗米の水加減について詳しく紹介!
  2. 2無洗米と普通のお米の違いとは?
  3. 3無洗米の水加減を分量ごとにまとめてみよう!
  4. 4無洗米の水加減を把握して美味しく炊こう!
  5. 5無洗米の水加減はご飯を美味しく炊くのにとても重要!

無洗米の水加減について詳しく紹介!

みなさんは無洗米は使ったことがあるでしょうか?無洗米はその名の通り洗わなくていいお米のことになります。無洗米は今では家庭用の無洗米もあり身近なものになりましたが、以前は無洗米は業務用として使われることが多かったようです。無洗米は洗わなくていいことから家事の時短にもなりますし、すばやくご飯を炊くことができるので重宝している方も多いでしょう。

手軽に洗わずにお米が炊ける無洗米ですが、普通のお米とは炊き方が違うのは知っているでしょうか?無洗米はお米の量の計り方や水加減の量が異なってきます。無洗米の量が2合、3合かによってももちろん水加減の量は違います。

今回は無洗米の炊き方や、水加減の量、2合、3合のときの水加減の量はどのくらいなのか紹介します。無洗米を2合でも3合でも美味しく炊くためのコツであったり、無洗米と普通のお米の違い、無洗米のメリットなどについてもみていきます。無洗米の炊き方のコツや2合、3合の水加減の量を知って、毎日おいしい無洗米を手軽に食べましょう。

無洗米と普通のお米の違いとは?

普通のお米の表面には肌ぬかが残っている

普通のお米の表面にあ、肌ぬかと呼ばれるものが残っている状態です。ここでいう普通のお米とは、精米や精白米のことをいいます。精米や精白米は、玄米の状態から、胚芽とぬかを取り除いたお米のことをいいます。精白米の表面には、胚芽やぬかを取り除いても、肌ぬかという粘着性のあるものが残っている状態になっています。そのためご飯を炊く前にはお米を水で洗って肌ぬかを取り除くという作業が必要となっています。

白米や精米などの普通のお米は、表面に肌ぬかの層があるため、ご飯を炊く前に洗い流さないとお米がぱさついてしまいます。お米がぱさついていると美味しくないです。

無洗米は肌ぬかまで取り除いてある

白米や精白米などの普通のお米と比べ、無洗米ははじめから表面にある肌ぬかを取り除いたものになります。そのため、肌ぬかを水で洗って取り除く必要がありません。なので、無洗米という名前なのです。無洗米は工場で精米をおこなう段階で肌ぬかまで取り除いたものになります。洗う必要がないので、時間の節約にも水の節約にもなります。無洗米にそのまま水を入れて炊飯できます。

無洗米は基本的に、洗いません。無洗米を洗ってしまうとどうなるのかというと、まずお米の旨味が水に溶け出してしまいます。そして、お米を炊いたあとの炊きあがったお米はぼそぼそとしていて口当たりが悪いお米になってしまいます。さらに、無洗米を洗うことで無洗米のお米がいらない水分まで吸ってしまうことで、ベチャベチャとしたお米になりやすくなってしまいます。

無洗米の中でも、精米の製法の過程によってお米の表面の部分にデンプン質が多く残ってしまっていることがあります。そのようなお米は水が白色ににごります。にごりもそのままでもいいのですが、このにごりがどうしても気になるという場合には、1回だけなら水をいれかえても構いません。しかし、普通の白米を水でとぐようなやり方ではなく、1回だけ水を入れ替える、軽く流すような方法にしてください。

無洗米は、無洗米専用のお米があるというわけではありません。お米の銘柄も関係なく、どのようなお米でも無洗米にできます。胚芽米や胚芽の一部を残してあるお米も無洗米にすることができます。無洗米の製法は一つではありません。一般的な無洗米の製法は、空気や水以外のものは添加せずに肌ぬかの粘着のある性質を利用してぬかを取り除くBG精米製法となります。それ以外にも、水洗い式・研磨式・タピオカ式などがあります。

無洗米は肌ぬかを取り除かれた状態で販売されています。普通のお米は5kgのお米なら洗うと4.85kg~4.9kgくらいになってしまいます。しかし無洗米は5kgのものは洗っても5kgのままになります。そのため、無洗米の方が量が多くなるので、炊飯するときも白米よりも水加減の量を多めにしないといけなくなります。2合、3合と炊きたい量でも水加減の量は変わってきます。水にひたしておく時間も30~50分と普通のお米よりも長くするといいでしょう。

無洗米のメリットは?

無洗米のメリットはどのようなものがあるのでしょうか?無洗米のメリットは洗わなくてもいい、節水や時短になる・環境に優しいという点などがあります。無洗米の一番のメリットといえるのはやはり洗わなくていいということでしょう。無洗米はお米を洗う必要がないので、楽ですしかなりの時短になります。朝の忙しい時間や面倒なときにも水を入れて炊飯をおこなうだけで美味しいお米を食べることができます。

また、無洗米はお米を水を使って洗う必要がありませんので、節水になります。寒い冬の時期にもお米は水で洗う必要がありますので、手が冷たくなって辛いです。しかし無洗米はそのような辛さも洗わないのでなくなります。洗わないというメリットはそれだけではありません。栄養素の中で水溶性の栄養素は洗うことで流れ出てしまいます。しかし、無洗米は洗わないので栄養が流れるという心配がありません。

お米は多くの水でサッと洗わないといけませんので、お米を炊くのにも多くの水を使ってしまいます。お米を毎日研ぐのなら水道代も少しずつかさんでいきます。洗わないことで節水とエコになります。また、無洗米は洗わなくていいので、水を多く使うことのできない緊急のときの備えとしてもいいでしょう。

無洗米は水を入れて炊飯することができるので、とても時短になります。時短ができた分他のことに使うことができますので、夕飯にときの料理の時短にもつながります。そして、無洗米は環境にも優しいのです。どういうことなのかというと、お米をといだときのとぎ汁が最近になって環境汚染につながるという研究結果が報告されたのです。

お米のとぎ汁には、ぬかの成分のリンや窒素が含まれています。このリンや窒素は水再生センターではしっかりと処理をすることができません。下水道の設備が整っていないところではそのまま処理されていない水が海や川に流れていってしまいますので、水の汚染につながってしまうのです。

無洗米のデメリットはあるの?

無洗米には時短や節水、環境に優しいというメリットが多くあることがわかりました。では反対に無洗米のデメリットはあるのでしょうか?無洗米のデメリットといえるのは、無洗米の種類がまだまだ少ないこと、無洗米の香り、無洗米の値段でしょう。無洗米の値段は普通のお米よりも少し高めとなっています。しかし、無洗米は実際には肌ぬかを抜いている分多く入っていますので、あまり大差はないのかもしれません。

無洗米はどんどんと種類が豊富にはなってきていますが、まだまだ選択肢が少ないです。そして、無洗米は普通の白米と比べるとお米の香りが少ないと感じる方が多いようです。無洗米にはこれといって大きなデメリットはありません。

無洗米の賞味期限や保存方法

お米は長期保存が可能なため、賞味期限の記載義務がありません。そのため普通のお米にも無洗米にも賞味期限の記載がありません。しかし、日数が進むにつれてお米は劣化していきますので味が悪くなったり古米臭がしてきます。お米には賞味期限はありませんが、春夏は1ヶ月ほど、秋冬は2、3ヶ月が美味しく食べれる期間だと言われています。これは普通のお米でも無洗米でも同じです。

お米は高温多湿の環境になるほどに酸化が進んでしまいます。気温が30℃以上になるとお米の劣化はさらに加速していきます。お米は精米をおこなった段階から酸化が進んでいきますので、食べれる分を購入して早めに食べるにこしたことはありません。

無洗米の保存方法は普通のお米と同じです。日光が直接あたる場所は避けて涼しい場所に保管するようにしましょう。特にお米は高温多湿はよくないので、15℃以下の場所、湿度は70%以下の場所に保存をするのがおすすめです。保存容器は空気が触れることのないように密閉できる保存容器に入れて冷蔵庫で保存するといいでしょう。無洗米は洗わずにそのまま炊飯をおこないますので、必ず密閉できる容器に保存してゴミや異物が入らないように気をつけましょう。そして必ず防虫対策をおこないましょう。
 

無洗米の水加減を分量ごとにまとめてみよう!

無洗米は計量カップできちんと計ろう

無洗米は、ぬかを取り除いているので普通のお米に比べて、お米の一粒一粒が小さくなっています。そのため、2合3合など無洗米のお米の量を計るときには無洗米専用の軽量カップであったり、無洗米の量の目印がないとしっかりと計ることができません。無洗米のお米の種類によっても異なってきますが、普通のお米と無洗米を同じ軽量カップで計ると、無洗米は普通のお米よりも5%ほど多くなるといわれています。

無洗米が普通のお米よりも多く軽量カップにはいるため、軽量したあとにお米が吸う水の量も当然増えてしまいます。そうなると水加減の量が足りないために炊きあがりが硬めに仕上がってしまいます。普通のお米と同じ水加減で炊いてしまうと水加減の量が足りないのです。無洗米は硬くで美味しくないと言われてしまうのも、普通のお米の軽量と水加減でおこなってしまっているせいでもあるのです。

無洗米を炊くのなら、1カップに対して大さじ1~2杯くらい多めに水をいれるようにしましょう。無洗米専用の軽量カップを使えば、お米の量も水加減の量も正しく計ることができるのでおすすめですし、わざわざ多めに考えたりする必要がありませんので便利です。普通のお米の軽量カップは、180mlで150gです。無洗米専用の軽量カップはメーカーによって違いがありますが、1合が171mlの147gとなっているようです。

無洗米1合の分量と水加減はどのくらい?

無洗米1合の分量と水加減はどのくらいでしょうか?普通のお米を軽量するときの軽量カップの量は、180ccで、重量が150gです。普通のお米を計る軽量カップを使う場合には1合の炊飯のときには、大さじ2の水をプラスで入れましょう。大さじ2の水は30ccです。水とお米の分量は、米:水で1.4~1.5です。精白米の場合には、米:水で1:1.2くらいです。このように無洗米を炊く場合には水を多く入れる必要があります。

無洗米は、ぬかを事前に取り除いているので、精白米よりもお米の粒が小さくて軽量カップに多くのお米がはいります。また、お米の質もさらさらとしています。水加減は目安であとの微調整はお好みでおこなってみてください。お米を炊くときに軟水のミネラルウォーターや浄水器の水を使うとさらに美味しくお米を炊くことができます。

無洗米2合の分量と水加減はどのくらい?

無洗米2合の分量と水加減はどのくらいなのでしょうか?1合のときに大さじ2の30ccをプラスしていきますので、2合の場合には単純に考えて2合の無洗米に対して60ccの水をプラスして炊きましょう。

無洗米3合の分量と水加減はどのくらい?

無洗米3合の分量と水加減はどのくらいなのでしょうか?1合のときに大さじ2の30ccをプラスしていきますので、3合の場合には単純に考えて、3合のお米に対して60ccの水をプラスして炊きましょう。

無洗米専用の計量カップもある!

無洗米専用の軽量カップを使えば2合がどのくらいなのか、3合のときにはどのくらいの水加減なのか考える必要がなくなりますので、無洗米専用の軽量カップを使うことをおすすめします。無洗米専用の軽量カップを使う場合には、水加減は普通のお米を炊くときと同じように、お米の釜の内側の水に合わせてしまって大丈夫です。

無洗米の水加減を把握して美味しく炊こう!

無洗米と水を計ったらしっかり水を吸わせよう

無洗米と水を計ったら、お米に水をたっぷりと吸わせていきます。夏の時期には30分以上、冬場の寒い時期には60分以上を目安にして水につけてから炊くようにしてみてください。水とお声をなじませてしっかりと給水してくれるように、お米を数回混ぜるといいです。水につけているときに水が白く濁ったりしますが、この水は流さずにそのまま炊飯します。

白く濁っているのはお米の旨味成分であるデンプン質が溶けて出てきたものになりますので、流してしまっては勿体ないです。乳白色になるまで水に浸しておくとお米がふっくらとして美味しいお米が炊けます。

炊飯器にセットしたら平らにならしてから炊こう

お米を炊く前にはなるべくお米を平らにしてから炊くようにしましょう。こうすることで炊くときのムラを防ぐことができます。炊飯時間は30分、蒸らし時間を10分の40分程度で炊きあがります。炊飯器によって時間は異なることもあります。

鍋で炊く場合は最初は強火で炊こう

鍋で無洗米を炊くこともできます。土鍋で無洗米を炊きたい場合には、火加減を気をつける必要があります。最初は強火で炊いていきます。その後沸騰したら弱火にして10分待ってください。10分待ったら火をとめて、10分蒸らしていきましょう。

出典:

炊けたご飯は底から優しく混ぜよう

お米が炊けたら十文字に4つに分けて釜の底から空気を含ませるように優しくお米の粒は潰さないように混ぜていきます。こうすることでお米の間にある余分な水蒸気がとんでいき、一粒一粒ふっくらとした仕上がりになります。

Thumb無洗米とは?メリットは洗わないだけ?美味しい炊き方のコツも解説! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

無洗米の水加減はご飯を美味しく炊くのにとても重要!

今回は無洗米について紹介していきました。無洗米の水加減は大切です。2合3合のときでももちろん変わってきます。無洗米の水加減を間違うと無洗米が美味しくないと思われる原因になってしまいます。洗わなくていい手軽で時短にもなる無洗米を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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