ファンヒーターの電気代を比較!電気代が安いヒーターや節約術は?

冬をエアコンだけで乗り切っている人は少なくありませんが、電気代に悩まされていないでしょうか?ファンヒーターは冬に使う暖房器具です。種類も様々でエアコンよりも安い電気代で室内を暖めることができる製品もあります。本当にファンヒーターは電気代が安いのでしょうか?種類別に比較し、電気代が安いファンヒーターについて紹介します。また、暖房を無駄にしない電気代の節約術も紹介します。安い電気代で快適な室内空間にする方法を紹介します。

ファンヒーターの電気代を比較!電気代が安いヒーターや節約術は?のイメージ

目次

  1. 1ファンヒーターの電気代はどれくらいか気になる!
  2. 2ファンヒーターの電気代を比較!電気代が安いのは?
  3. 3ファンヒーターの電気代の節約術とは?
  4. 4ファンヒーターを上手く使って電気代を節約してみよう!

ファンヒーターの電気代はどれくらいか気になる!

冬の室内の寒さを乗り切るためには暖房が必要です。エアコンがあるから大丈夫と思っていませんか?エアコンは、暖房機能もありますが、電気で温風を出すため、経済的ではありません。冬の暖房としておすすめなのはファンヒーターです。ファンヒーターにはいくつか種類があります。エアコンと比較して電気代が安いのであれば、ファンヒーターを使うのがおすすめです。ファンヒーターの電気代は本当に安いのでしょうか?

ヒーターの種類は大きく分類して三種類です。そのうちの一つがファンヒーターです。ファンヒーターは温風を送ることで部屋を暖める仕様です。仕組みはエアコンの暖房機能と似ています。部屋全体を暖めることができるとともに、小型設計のため持ち運びや収納に優れている点がメリットです。エアコンと比べても比較的安い価格が魅力です。電気だけで稼働できるものと灯油などを用いらないと稼働できない製品もあります。

灯油などを使用するとその分部屋を効率よく暖めることができますが、灯油代などのランニングコストもかかります。加えて電気代金もかかるため、経済性をよく考慮して購入することが必要です。ファンヒーターのそれぞれの種類で一時間当たり、一ヶ月当たりどれくらいの電気代がかかるのかを比較して紹介します。ファンヒーターは効率よく利用すれば電気代を節約することも可能です。おすすめの電気代節約術も併せて紹介します。

ファンヒーターの電気代を比較!電気代が安いのは?

ファンヒーターの種類と特徴について

ファンヒーターには、セラミックファンヒーターと石油ファンヒーター、そしてガスファンヒーターの三種類があります。セラミックファンヒーターは電気だけで稼働するファンヒーターです。電気コンセントがあればどこでも運転することができるため、設置場所に悩む必要がありません。また、事前の準備も必要ないためすぐに使えるのが一番のメリットです。電気だけのパワーで運転するため、他と比較するとパワーは弱いです。

次に石油ファンヒーターです。石油をメインとして少量の電気を付随して運転するファンヒーターです。メリットはパワーの強さです。寒冷地の石油ストーブと同じ原理ですので、当然パワフルです。また、コストを見ると安くなります。灯油を準備する面倒さはありますが、暖かさと求めるのであれば、石油ファンヒーターがおすすめです。空気が汚れやすく換気をしなければならないのがデメリットになります。

最後にガスファンヒーターです。こちらはガスと少量の電気を利用して運転するファンヒーターです。ヒーターにガス管を設置しなければならないため持ち運びすることができないことと、導入までの工事費用などが掛かります。設置後は比較的ガス料金は経済的で価格も安定して安いため、コストを予測しやすいのがメリットです。逆にガス漏れの検知など安全面の対策も施しておく必要があるのもがデメリットです。

オイルファンヒーターの電気代は?

オイルヒーターは内部に入っているオイルを電気の力で暖め、それを循環させて周囲の空気を暖める方式のヒーターです。火を直接燃焼することがないため安全性に優れています。小さな子供がいる家庭でも安心して利用できるヒーターです。通常のオイルヒーターは周囲の空気を暖めるだけですが、ファンを取り付けて空気を暖める効率を高めているのがオイルファンヒーターです。オイルヒーター単体の方が市場には出回っています。

オイルヒータのデメリットはとにかく電気代が高いことです。毎回冷え切ったオイルを電気の力だけで暖めるため、電気代が高くなります。そしてオイルファンヒーターはさらにファンを作動させる電気代もかかるため、より電気代が高くつきます。オイルが暖まるまでの時間が長く、それまでパワフルに運転を続けまるため電気代が高くなるのです。部屋全体が暖まっている状態を維持するために使用するのであれば経済的に利用できます。

オイルファンヒーターの電気代は、600ワットの弱運転の状態で1kWhの電気料金を27円と仮定すると一時間当たりの電気代は16円、一日8時間を一ヶ月稼働すると3888円となります。二倍の1200ワットで強運転をすると一時間当たりの電気代は32円、一ヶ月で7776円です。エアコンの暖房機能を利用しても自動モードがあるためここまで電気代は高くなりません。オイルファンヒーターはとにかく電気代が高いファンヒーターです。

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セラミックファンヒーターの電気代は?

続いてセラミックファンヒーターです。電気の力だけで暖かい空気を出す仕組みです。アルミニウムに電気を流し、特殊加工されているセラミックが発熱し温風を出す仕組みです。スイッチを入れると間髪入れずに温風が出るのがメリットです。加湿機能や脱臭機能など多機能型のセラミックファンヒーターが販売されているのが特徴です。部屋のサイズに応じて大きさのバリエーションも豊富で、一番売れているファンヒーターです。

効率よく発熱させている工夫がなされていますが、やはり電気の力だけで発熱させるため、電気代は高めです。弱モードの消費電力600ワットとして仮定すると一時間当たりの電気料金は13円、一日8時間運転を一ヶ月間利用した場合には3240円です。二倍の強モードで運転した場合、一日の電気代は27円、一ヶ月の電気代は6480円です。オイルファンヒーターよりは安いですが、高額な電気代がかかるファンヒーターです。

ガスファンヒーターの電気代は?

続いてガスファンヒーターです。暖めるメインの燃料がガスであり、運転をするために必要なものを電気で制御するのがガスファンヒーターです。都市ガスとプロパンガスでは都市ガスを利用する方がコストメリットが高くなります。それぞれのガスのタイプで製品も異なるため、購入する際には注意が必要です。ガスの接続には面倒な工事が必要ですが、途中で燃料切れになることなく運転し続けることができるメリットがあります。

ガスの暖房力は高く、スイッチを入れてから待たずに温風を出すことができます。音も静かであるため、寝室などで利用するのにもおすすめです。ただ、若干ガス臭がすることがあり、たまに換気をしてあげる必要があります。電気代は、ガス代とセットして計算します。一般的な広さを暖めるののい適しているサイズでは一時間当たりの電気代とガス代が13円、一日8時間運転の一ヶ月利用で3120円で電気のみと比較すると安いコストです。

石油ファンヒーターの電気代は?

最後に石油ファンヒーターです。灯油を燃焼させて温風を出力する仕組みです。煙突備え付けの石油ストーブの簡易版です。暖房能力が極めて高く、短時間で一気に部屋全体を暖めることができます。燃料の灯油は最近は値上がり傾向にありますが、それでも燃料としてはコストは安いです。ランニングコストを安くしつつ、暖房能力が極めて高いファンヒーターです。定期的に灯油を給油する手間暇は覚悟が必要です。

石油ファンヒーターの電気代は電気代と灯油代を合算して計算します。灯油の18リットル当たりの金額を1600円とすると、一時間当たりの電気代と灯油代は15円、一日8時間を一ヶ月利用した場合で3753円です。灯油の価格は変動します。灯油の価格が値上がりすれば、コストは当然高くなり、灯油が値下がりすれば、コストは安くなります。灯油の値段相場に左右されるのが石油ファンヒーターの宿命ですが安いコストで済みます。

電気代が一番お得なのは石油ファンヒーター

電気代とそれぞれの燃料代を計算して比較すると一番コストが安いのはガスファンヒーターです。しかし暖房能力を加味すると石油ファンヒーターが一番です。同じ面積の部屋を暖めようとすると石油ファンヒーターは小さい製品でも十分暖めることが可能ですが、他の製品は大きい製品でないと効率的に暖めることができません。その分電気代や燃料代がかかるため、単位面積当たりで計算すると石油ファンヒーターが一番安いコストです。

もちろんこの考え方は一般的な間取りの部屋を想定しています。狭い部屋では石油ファンヒーターは過剰暖房能力になっしまうため、無駄になります。小さめのガスファンヒーターで十分賄いきれるのであれば、それを利用するのをおすすめします。自宅や部屋のサイズや用途に応じてファンヒーターの種類や大きさを比較検討し、最適な製品を購入するのが一番電気代を節約できます。

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石油ファンヒーターの灯油代はどれくらい?

石油ファンヒーターに使用する灯油の料金は変動制です。しかも、販売店や地域によって異なります。自宅に届けてくれる灯油と、ガソリンスタンドで販売している灯油の価格も当然異なります。灯油代は18リットル当たり安い価格時期であれば1600円程度です。需要などによって変動するため、安い時期に買っておけば、お得になります。注文する時期の見極めによってコストは左右されます。

ファンヒーターとエアコンはどちらが経済的?

ファンヒーターの種類によってコストは変化しますが、ファンヒーターと暖房コストを比較する対象にはエアコンもあります。ファンヒーターを購入せずにエアコンだけで冬を乗り切ることもできますが、セラミックファンヒーターとほぼ同じコストがかかる想定が必要です。電気の力だけで暖かい空気を出す仕組みは同じだからです。ただしエアコンは設定温度になると自動的に省エネになるため、やや経済的です。

寒い部屋を毎日暖めるのであれば、ガスファンヒーターや石油ファンヒーターを利用するのがコスト的にも能力的におすすめです。しかしすでに暖まっている部屋の温度を維持するような使い方の場合には、エアコンがおすすめです。常に暖房をしているファンヒーターより省エネ自動運転を行うエアコンのほうが電気代をかけずに運転することが可能です。上手に併用して利用するのが一番コストに効果的で節約にもなります。

ファンヒーターの電気代の節約術とは?

省エネモードがある場合は活用してみよう!

エアコンには当たり前についている省エネモードは自動モードとも呼ばれています。設定した温度になると自動的に停止したり、風を弱めたりする機能です。ファンヒーターの上位機種にもこの省エネモードがある場合があります。省エネモードで運転すると放置していてもファンヒーターの電気代が法外な料金になることもありません。温度を急激に変化させることがない安定モードの電気代はかなり安くなります。

省エネモードは限られた上位機種のファンヒーターに搭載されることが多いのですが、自動運転停止モードであれば、ほとんどの機種についている機能です。指定した時間やあらかじめセットされている時間、運転を続けると自動的に運転を停止する機能です。出かける時に切り忘れた時など重宝する機能です。自動OFF機能はほとんどのモデルで搭載されており、何かしらの設定をしなくても自動的に時間が経過するとOFFになります。

ファンヒーターはどの機種でも共通して運転をできる限りしない方が当たり前ですがお得です。そのため、暖まった空気を扇風機やサーキュレーターで部屋に循環させるなどの工夫もできます。運転を弱にして後はすでにある暖かい空気を利用するのが一番効率が良く経済的です。夏はエアコンの冷たい風で、冬はファンヒーターの暖かい空気を循環させる仕組みを作るだけで一気に省エネになります。

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置き場所を工夫してみよう!

次に置き場所を工夫することも大事です。暖かい空気は上昇する傾向があり、冷たい空気は加工する特性を持っています。そのため、暖かい空気をいくら作り出しても上昇してしまって下に冷たい空気がたまってはファンヒーターを効率的に利用できるとはいえなくなります。そのため、ファンヒーターはできる限り下に向けて風を送り出すと足元から暖めることができます。暖かい空気を有効に活用することが省エネになります。

冷たい空気のそばに置くと温度が低い状態であるとファンヒーターが認識してパワフルモードで運転します。電気代が余計にかかります。逆に暖かい空気がある場所で使うと省エネになります。同じ室内でも窓のそばは冷たい空気のたまり場になっています。そのため、窓のそばにファンヒーターを置いて運転すると電気代が高くなってしまいます。部屋の中央部など温度の比較的安定して高い場所で使用すると経済的です。

カーテンを厚手の物にしてみよう

せっかく出した暖かい空気を無駄にしないのも節約方法の一つです。家の中の冷気が侵入する箇所は限られています。玄関や窓などです。特に窓は解放部が大きくなっているため、冷気が侵入しやすい場所です。冷気の侵入を防ぐことができれば、暖かい空気を無駄にせず結果節約につながります。窓の冷気をシャットアウトする方法の一つに厚手のカーテンがあります。カーテンを厚くするだけで、想像以上の経済的効果があります。

窓の隙間テープなどを活用する方法もあります。最近ではホームセンターで販売されているため手に入れやすくなっています。窓をを窓自体から冷気が侵入するのではなく、窓の隙間から侵入するからです。厚手のカーテンに変更しても隙間から冷気が入ってくるのであれば、意味がありません。しっかりと冷気の侵入口を防具ことがファンヒーターの電気代の節約につながります。

カーテンだけでなくカーペットも有効です。最近の洋室ではフローリングの床が多くなっています。そのため床が冷たい空気の出入り口になっている場合もあるのです。そのため、床全体から冷たい空気が生じてしまう事も懸念されます。これを防止するのがカーペットです。冬用のカーペットは保温性にも優れているため、敷いているだけで暖かさをキープすることができます。電気代の節約に大きく貢献します。

暖房器具は組み合わせて使うのもベター!

ファンヒーターだけもたくさんの種類があります。また暖房器具にはファンヒーター以外のものもあります。こたつなど暖房器具というよりも暖まる家電もあります。これらは単品で使用するだけでなく上手に組み合わせて運転させることで電気代の節約になるケースがあります。もちろん複数の機械を使用するため、逆に電気代を高くしてしまう事もあります。電気代を計算して上手に活用することがポイントです。

すべての種類の暖房器具を取り揃えておくわけにはいきませんので、あらかじめ購入前に組み合わせ活用をシミュレーションしておくことがベストです。石油やガスなど電機以外の燃料を使用する暖房器具は暖まるのが早い特徴があります。広い部屋を暖めることに適しています。また寒い状態から一気に暖かくすることも得意分野です。しかも電気代や燃料をあまり消費せずにできるため経済的です。

しかし安定稼働に入ると暖める行為を弱める必要がありますが、石油やガスの暖房器具はこれがあまり得意ではありません。逆に電気を使用しているファンヒーターであれば、細かい温度調整も可能であるため、安定稼働に入るまでは燃料を使用したファンヒーターを使用して、安定稼働後には電気のファンヒーターを活用するのがおすすめです。セラミックファンヒーターでもエアコンでも構いません。

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フィルターの掃除もしておこう

ファンヒーターがその機能を最大限発揮できるように準備しておくことも大事なポイントです。主な機能低下の要因としてフィルターが汚れていることがあります。フィルターが汚れていると機能を最大限発揮できません。部屋の温度も上がらないため、常にフルパワーで稼働し続けます。当然電気代もかかります。フィルターを常に清掃しておき、きれいな状態にしておくことで最大限の効率で運転することができます。

セラミックヒーターはフィルター程度のメンテナンスでよいのですが、石油ファンヒーターやガスファンヒーターなどは燃料パイプの目詰まりなどにも気を付ける必要があります。数年に一回の定期的なメンテナンスを行うことがファンヒーターの寿命を延ばすことだけでなく、電気代の節約にもつながるのです。フィルターの清掃はフィルター部分を外して掃除機でほこりなどを吸い取るだけです。汚れがひどい場合には交換します。

フィルターの清掃方法はファンヒーターの取扱説明書に記載されていますので、必ず確認して行います。フィルターのある場所は一つとは限りません。複数のフォルターが設置されている場合があるため、すべてのフィルターを一律にきれいにします。フィルターは爪で引っ掛けているケースが多いため、力を入れすぎて爪を折ってしまわないように気を付けます。フィルター清掃は目安として毎日使用するのであれば、週一回は必要です。

余裕を持たせた運転をさせる

ファンヒーターを選ぶ際には部屋のサイズに合致するサイズを選ぶのが一般的です。木造や鉄筋造りの場合の畳数で記載しているケースが多く、これを目安に購入することが一般的です。電気代の節約をするのであれば、ワンサイズ大きいサイズを選ぶことがおすすめです。常にフルパワー運転すると当然電気代が高くなります。余裕を持たせることで電気代の節約にもなります。本体価格も高くなるため比較して選ぶ必要があります。

ファンヒーターを上手く使って電気代を節約してみよう!

冬の暖房はエアコンに頼りっきりという人もいるのではないでしょうか?電気で暖房することは電気代がかなり高額になります。寒い日ほど温度を向上させるための電気代がかかります。暖房器具として人気のファンヒーターは電気だけで稼働するセラミックファンヒーターだけでなく、石油やガスなどの燃料を使ったものも登場しています。電気だけのファンヒーターと比較すると、暖房能力が高くしかも安い電気代で賄えます。

寒冷地のように暖房に頼りっきりにならない地域の人でも暖房にかかる電気代に悩みを持っている人は少なくないのではないでしょうか?ファンヒーターの特徴を理解して上手に使うことで暖房にかかる電気代を大幅に節約することも可能です。まだエアコンだけを使っている人は、ぜひ、ファンヒーターを活用して暖かさと節約を手に入れてみませんか?ファンヒーターは数が多く比較検討しやすいのが特徴です。

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