冷凍庫の温度は何度が基準?下がらない原因や正しい設定方法を解説

一般家庭で使用されている冷凍庫の温度設定は、どのくらいの数値が基準となっているかはご存知でしょうか?日常生活において欠かせない冷凍庫という家電ですが、今回は冷凍庫の適切な温度設定について、更には温度が下がらない場合の原因や、温度設定の方法などについてをまとめてご紹介していきます。ご家庭で使用している冷凍庫の温度は、果たして適切な温度に保たれているでしょうか?

冷凍庫の温度は何度が基準?下がらない原因や正しい設定方法を解説のイメージ

目次

  1. 1冷凍庫の温度の基準や下がらない原因が知りたい
  2. 2家庭用冷凍庫、基準の温度は-18℃
  3. 3業務用の冷凍庫は家庭用より温度が低い
  4. 4冷凍庫の温度が平均以上だとどうなる?
  5. 5冷凍庫に物を詰め込み過ぎている
  6. 6温度が下がらないのはドアを開閉しすぎ
  7. 7冷凍庫の劣化により温度が下がらない
  8. 8温度が下がらないのは冷凍庫の配置にも原因が?
  9. 9霜だらけの冷凍庫にも要注意
  10. 10霜はどの様にして取り除けばいい?
  11. 11季節ごとに冷凍庫の温度設定を調節する
  12. 12電源プラグの入れ直しで改善される事も
  13. 13改善されない場合、故障の可能性もある
  14. 14温度計などを活用して、冷凍庫の温度を基準値に保とう

冷凍庫の温度の基準や下がらない原因が知りたい

これからの季節にますます活躍してくれるであろう冷凍庫は、日頃何気なく使っている人が大半である筈です。しかしそんな冷凍庫が時々きちんと機能しておらず、中に入れてあった食材が冷やされていなかったという経験はないでしょうか?気温が上昇してくるこれからの季節に食材を冷やしておく事ができないとなると大変ですし、せっかく購入したアイスクリームなどが溶けてしまっていたら食べられなくなってしまいます。

今回は冷凍庫の温度が下がらない原因についてや、そもそも冷凍庫の温度の基準というのはどのくらいなのか、温度を基準値に保つ為の正しい対処法などについてをまとめてご紹介していきます。これまで冷凍庫の温度設定などにはあまり注目してこなかったという人も、食材を美味しく保管しておく為にも、しっかりと知識を身に着けておいた方が良いかもしれません。

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家庭用冷凍庫、基準の温度は-18℃

そもそも家庭用の冷凍庫というのはどのくらいの温度設定にしてくのが良いのか、基準となる温度についてはご存知でしょうか?まずはこの温度についてを把握しておかなければ、自分の家の冷凍庫が適切な温度に保たれているのかもわからなくなってしまいます。冷蔵とは違い冷凍での保存となれば当然温度はマイナスの筈ですが、冷蔵庫と比較すると温度にはどのくらいの差があるものなのでしょうか?

冷凍庫の温度は-18℃以下に

冷凍庫の温度というのは食品の鮮度を保つ為にはとても重要なものですが、基準としては-18℃に保たれた状態が正解なのだそうです。これはJIS規格により定められている温度設定で、微生物の増殖を防ぐ為にはこの-18℃という温度以下の状態で保存をする必要があるのです。冷凍食品の中に保存料や添加物が不使用となっている物がありますが、これは冷凍庫であれば微生物の増殖を防ぐ事ができる為との事でした。

温度の変化を知る為に、温度計も役立つ

そうはいっても冷凍庫の温度は目視しただけではわからないものですし、冷蔵庫よりも冷たい感じがするという程度の認識になってしまう事もあるものです。そういった場合には、冷凍庫で使える温度計を購入しておくとひと目で現在の冷凍庫内の温度を知る事ができる様になります。温度計も製品により違いはある筈ですが、安い物だと数百円程度で温度計を購入する事も可能となっています。

-50℃まで計れる温度計もある

温度計は-50℃まで計る事ができるものもあるそうなので、一般家庭用の冷凍庫であれば問題無く温度計を使用する事が可能である筈です。これまで冷凍庫の温度を気にした事がなかったという人も、この機会に温度計を一つ購入しておくと食品を適切な温度管理の中で保存する事ができる様になります。温度計はAmazonなどのネット通販でも購入する事が可能となっているので、「小型デジタル温度計」などで検索をしてみてください。

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業務用の冷凍庫は家庭用より温度が低い

ちなみに家庭用ではなく業務用の冷凍庫については、どのくらいの温度設定がされているかはご存知でしょうか?一般家庭とは異なり、大量の食品を保存する事になる業務用冷凍庫は、使用頻度の高さもあり温度設定は一般家庭の冷凍庫よりも低めに設定されているものの様です。

業務用の冷凍庫の温度は-20℃~-30℃

業務用冷凍庫の場合には、温度設定は-20℃~-30℃程度である場合が多いのだそうです。一般家庭用の冷凍庫が-18℃という事を考えても、かなり低めの温度設定である事がわかるのではないでしょうか?これはやはり業務用の場合には扉の開閉をする頻度も高く、衛生面を考慮してもきちんと冷やされていなければ食中毒などの問題も引き起こしかねない為、なるべく冷凍庫内の温度が上がってしまわない為の設定である様です。

温度設定が-60℃の冷凍庫もある

かなり低めの温度設定である業務用冷凍庫ですが、更に低い-60℃という設定の冷凍庫もあるのだそうです。これはマグロなどの鮮度が重要視される品物を保管しておく為の冷凍庫で、家庭用の冷凍庫のみしか扱った事がない人にとっては想像がつきにくい温度設定と言えるのかもしれません。冷凍が必要な食材はやはり少しでも解凍された状態になってしまっては鮮度も落ちてしまいますし、商品としては死活問題にもなりかねません。

冷凍庫の温度が平均以上だとどうなる?

冷凍庫の基準となっている温度設定よりも高くなってしまっている場合、どうなるかは想像がつく人も多いのではないでしょうか?氷やアイスクリームなどといった物は当然溶けてしまう事もありますし、溶け出す様なものではなくとも温度が上がる事で半解凍の様な状態になってしまったり、場合によっては食品が傷んでしまって食べる事ができない、といった状態になってしまう事もあったりするものです。

更に基準となる-18℃は微生物を増殖させない為の温度設定である事もご紹介しましたが、温度が上がってしまえば微生物が増殖してしまう確率も上げる事となってしまいます。せっかくの食品をダメにしてしまわない為にも、必要であれば温度計などを使用して冷凍庫内の温度を適切な状態に保っておける様に心掛けていく必要があるのです。

温度が下がり過ぎるのも良くない

冷凍庫の温度が上がり過ぎて食品をダメにしてしまうのであれば、設定を基準値よりも下げておけば良いのではないか?と考える人もいるかもしれません。しかし実はこれも良くない方法で、基準となっている温度よりも設定を下げてしまうと、保存自体はきちんとされるものの凍らせすぎた事で品質が落ちたり、食品に含まれる栄養が失われるといった事になってしまうのだそうです。基準の温度は守っておくのが良さそうです。

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冷凍庫に物を詰め込み過ぎている

しかし意図していないのにどういうわけか冷凍庫の温度が下がらない、といった事態が起こらないとも言い切れません。冷凍庫自体が故障してしまっている可能性もありますが、食品が保管されている場合には一刻も早く温度を下げる為に、どうして温度が下がらない状態になってしまっているのか早急に原因を突き止める必要があります。実は冷凍庫の温度が下がらないのには、いくつかの理由が考えられるのだそうです。

冷凍庫はある程度物がある方が良い

冷蔵庫の場合にはたくさん物を詰め込み過ぎてしまうと、冷蔵庫が食品を冷やす為により電気代がかかる事になってしまったり、きちんと冷やされていないといった事があるものです。しかし冷凍庫の場合には逆で、ある程度の物を詰め込んでおいた方がそれぞれの食品が保冷材の役割を果たしてくれる為、節約にも繋がる結果になるのだそうです。しかし冷凍庫に物を詰める場合にも注意をしておく点がある様です。

新しい冷凍品を大量に入れない

食事の残り物を冷凍保存する場合や、買い物を済ませてきて食品を詰める場合、一度に冷凍庫に入れて冷凍をさせようとすると元々の冷凍庫内の温度が上昇してしまい、新しく入ってきた食品を冷やしながら全体の温度を下げるまでに時間がかかってしまう事になります。その結果先に入れられていた食品を劣化させてしまったり、冷凍庫の温度がなかなか下がらないといった事に繋がっていってしまうのだそうです。

また家庭用の冷凍庫は業務用の様に急速冷凍をする事ができません。生肉や魚介といった水分量の多い物など冷凍には向かない食材もある様なので、何でもかんでも冷凍庫に詰め込めば良いと考えるのはあまり推奨はできない様です。鮮度や味が落ちても気にしないという人であれば良いかもしれませんが、せっかく購入した食材であればなるべく美味しい状態で口にしたいと考える人の方が多いのではないでしょうか?

適切な容量は7割

隙間があるよりはある程度の物を詰め込んだ方が良いとされている冷凍庫ですが、ぎっしりと食品を詰め込んだ状態では温度が下がらないのも無理はありません。適切な目安としては、冷凍庫の容量に対して入れる食品を7割程度にしておく事なのだそうです。目安がわかれば保管もしやすくなりますし、これまであまり物を詰め込んでいなかった人もパンパンにしていた人も、今後は7割を目安にしてみてください。

温度が下がらないのはドアを開閉しすぎ

冷凍庫の温度が下がらない理由の一つには、冷凍庫のドアを何度も開けたり閉めたりしている事が原因である可能性も高い様です。ドアを開ければ適切な温度に保たれていた冷凍庫内に外気が入り込むものですし、開けている時間が長ければ長いほど留まっていた冷気が逃げ出していってしまいます。これは冷凍庫に限らず冷蔵庫でも同様の事ですが、ドアの開閉時間はなるべく最小限に抑えると節電にも繋がります。

冷凍庫内を整理する

冷凍庫のドアの開閉が多くなってしまう理由の一つは、必要な物がどこに入っているかわからないという状態が挙げられます。買い物の前に不足している食材は何かと確認をしてみたり、保管してあった食品の賞味期限を確認してみたり、あるいは食べようとしていたアイスクリームがどこに入っているかわからないと、食品の山をかき分けて探していたりはしないでしょうか?そんな状態が続けば温度が下がらないのも当然です。

解決策としてはマグネット式のホワイトボードを冷凍庫の傍に貼り付けるなどして、冷凍庫の中に何が入っているのか、賞味期限はどのくらいなのかといった事をメモしておくと良いのではないでしょうか?入っている食品を確認する為にドアを開ける必要も無くなりますし、気付かないうちに賞味期限が切れてしまっていたといううっかりも防ぐ事ができる様になる筈です。

冷凍庫の劣化により温度が下がらない

冷凍庫の温度が下がらない原因の一つには、冷凍庫自体が劣化してしまっている可能性もある様です。購入してから長い年月が経っていたり、使用頻度が高い為に何度も開閉をするうちに、ドアパッキンが劣化してしまいしっかりと密閉された状態になっていないといった場合があるのだそうです。隙間があれば当然冷気が漏れ出してしまいますし、温度が下がらないという理由にも納得をする事ができるのではないでしょうか?

ドアパッキンを劣化させてしまう理由には、単純にドアを開閉させるという動作だけではなく、ドアを閉める際に詰め込み過ぎた食品がパッキン部分に当たってしまい、劣化させてしまっている場合もある様です。パッキンを劣化させる事はもちろんですが、食品が挟み込まれてしまった状態でドアを閉めていれば当然隙間ができた状態になってしまっています。これも温度が下がらない原因の一つなので注意が必要です。

パッキンを修理するには?

ちなみに冷凍庫は故障していないけれどパッキンだけが劣化してしまっている…という事もあるかもしれません。そういった場合に冷凍庫の買い替えをするというのはもったいないですし、パッキンの交換というのも一つの手段です。パッキンは内側をめくってみるとネジの有無があり、ネジ有りならネジ止め方式、無しなら嵌め込み方式という違いがあるのだそうです。自力で修理をする場合、まずはここを確認しておきましょう。

ネジ方式の場合にはネジを外してパッキンを浮かせた後に、新しいパッキンを組み込み、上部のネジを付けてから反対側のネジを取り外します。古いパッキンを外したら新しいパッキンの下部を組み込み、全てのネジを取り付ければ完成です。嵌め込み式の場合には古いパッキンを外し、新しいパッキンの四隅を組み込んでから中央部分を押し込み、最後に全体をしっかりと押し込めば完成となります。

メーカーへ修理依頼も可能

自力での取り付けに自信が無いという場合には、メーカーや家電量販店でも修理を受け付けてくれている様です。こちらはもちろんお金がかかってしまいますが、修理が苦手だという人には間違いない方法です。費用は最大で2万円程度との事ですが、冷凍庫自体が古い種類のものである場合にはパッキンの生産自体が終了してしまっている場合もある様です。まずは電話などで確認をしてみるのが良さそうです。

温度が下がらないのは冷凍庫の配置にも原因が?

冷凍庫に物を詰め込み過ぎているわけでもなければ、頻繁に使用しているわけでもないのに温度が下がらないという場合、実は冷凍庫を置いている場所自体が悪いという可能性もある様です。そもそも冷凍庫というのは、内部を冷やす為にガスを気化させており、それを放熱させてあげる必要があるのです。しかし冷凍庫を置いている場所が狭く壁にくっついた様な状態で配置している場合、上手く放熱をする事ができなくなってしまいます。

冷凍庫は壁から5メートル以上離す

冷凍庫を設置する場合には、冷凍庫に面している全ての壁から5メートル以上離した場所に設置する必要があるのだそうです。部屋自体が狭く冷凍庫を置く事ができる場所も限られてしまっているという事もあるかもしれませんが、今一度ご自宅の冷凍庫が壁に接している様な状態になっていないかどうかをご確認ください。設置した温度計の数字が下がらない理由は意外なところにあったりするものです。

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霜だらけの冷凍庫にも要注意

冷凍庫の温度が下がらないと思っていると、冷気を送り出す吹き出し口の周囲に霜ができてしまっている場合がある様です。霜がついた状態のままでは冷凍庫全体に冷気を送る事ができず、温度が下がらない原因になってしまいます。冷凍庫の中には霜取り機能がついているものもありますが、冷凍庫の中が霜だらけになてしまっているという場合にはなるべく早い段階で霜取りをしてしまった方が良さそうです。

そもそも霜って何?

何故冷凍庫には霜ができるのか、疑問を持った事がある人もいるのではないでしょうか?霜というのは空気中の水分が冷やされる事で発生するもので、ドアの開閉をする回数が多かったりする事が原因で温度差が発生し霜ができる事となってしまうのだそうです。霜を放っておくと徐々に大きくなっていってしまい、冷凍庫内を圧迫していってしまう事もある為に面倒くさがらずに霜取りはしておく事をおすすめします。

霜はどの様にして取り除けばいい?

しかし霜取りをした事がないという人にとっては、どの様にして霜取りをすれば良いのかがわからないという事もあるかもしれません。知識の無い人はスプーンなどの固い道具を使って霜を削り取ろうとする場合もある様ですが、こういった霜の取り方は冷凍庫内に傷をつけてしまう恐れや、自分自身が怪我をしてしまう危険性もある為におすすめできる方法ではありません。

電源プラグを抜く

まずは冷凍庫の中身を空にする必要がありますが、冷凍庫の中に何も入っていない状態で電源プラグを抜き、ドアを開放しておくだけで霜取りの準備は完了となります。季節にもよりますが霜が溶けきるまでにはある程度の時間がかかる為、できる限り冷凍庫を使用する必要が無さそうなタイミングで霜取りを行う事をおすすめします。霜の状態にもよりますが、夏場であっても丸一日かかる場合もある様です。

霜が溶けるのを待つだけで良い方法ではありますが、霜が溶ければ当然周囲は水浸しになってしまいます。冷凍庫の周囲に物を置かない事はもちろんですが、タオルなどを敷いて濡れても大丈夫な様にしておく事も大切です。霜が溶けきったら解けた水を全て拭き取った後にドアを閉めて、電源プラグを入れて冷凍庫内がきちんと冷えたら食品を入れていく様にしましょう。温度計で適切な温度になっているか確認するのが良さそうです。

霜取りを短時間で済ませたい

しかし人によっては長時間霜が溶けるのを待っている余裕が無い、という場合もあるかもしれません。冷凍庫の奥にあるパネルと断熱材を外してドライヤーを使用し霜を溶かしていくといった荒技もあるそうです。しかしこちらは家電に強い人でない限りは部品を破損させてしまう恐れなどもあり、あまりおすすめできる方法とは言えません。霜取りをするだけのつもりが、冷凍庫自体を壊してしまっては意味がないのです。

季節ごとに冷凍庫の温度設定を調節する

冬場には問題なく冷やされていた冷凍庫が、夏になった途端に温度が下がらない状態になってしまった、という事もあるかもしれません。そういった場合には、冷凍庫の温度設定を調節する事で改善される場合がある様です。そもそも冷凍庫の温度設定ができるという事自体、知らなかったという人もいるかもしれません。冷凍庫の中をよく見てみると、それらしきつまみを見つけられたりするのだそうです。

温度設定機能については冷凍庫により違いがあり、大抵の場合には冷凍庫を開けて一番奥にそれらしきつまみがあるそうです。中にはタッチパネル式のものやセンサーで管理されているものもあるそうですが、弱中強や数字の目盛りで温度設定が表記されている様です。基本的にはこの温度設定をいじる必要はありませんが、温度が下がらないといった時などは食品に悪影響が出る前に設定を変える必要があります。

冬場は冷凍庫の中でなくとも室温が低い筈なので、「弱」などの設定でも問題なく使用できる場合が大半の筈です。しかし夏の場合には「中」の状態に設定をし、それでも冷凍庫内が冷やされていると感じられない場合には「強」に変更をする必要もあるかもしれません。冷凍庫を使用しているご家庭の環境によっても違いはある筈なので、温度計を設置して様子を見つつ最適な設定を見つけ出してみてください。

電源プラグの入れ直しで改善される事も

これらの方法を試してみても冷凍庫の温度が下がらないという場合には、実は意外と簡単な方法で改善できる場合もある様です。冷凍庫などの電化製品は長期間使用をしていると、静電気が蓄積される事で誤作動を起こしてしまう事があるのだそうです。家電に詳しくない人はそういった原因は想像すらしないかもしれませんが、目には見えない原因もあるという事を頭に入れておく必要があるのかもしれません。

もしもこれが温度が下がらない原因であった場合には、電源プラグを抜いてみると改善される事があるそうです。プラグを抜いてから1分ほど放置をし、再び電源を入れてみると冷凍庫がリセットされ元通りになる様です。ただしコンプレッサーの稼働中にこれをやってしまうと故障の原因にもなりかねない為、その場合には7分以上間を置いてから電源を入れ直す事が推奨されているそうです。

改善されない場合、故障の可能性もある

それでも冷凍庫の温度が下がらないままだという場合には、やはり純粋に冷凍庫が故障をしてしまっている可能性が高そうです。その場合には潔く修理に出す方が良さそうですが、保証期間内であれば修理費用はかからない筈です。しかし長年使い続けてきた冷凍庫であった場合には、既に保証期間を過ぎてしまっている為に修理費用がかかる事もあるので、買い替えも検討した方が良い場合もありそうです。

また修理がちょっとした部品交換程度で済めば良いですが、故障の程度によってはかなりの金額がかかってしまう事もあるそうです。どの程度の修理費用がかかるのか、新品の冷凍庫を購入するのとどちらの方が良いのかをしっかりと検討した方が良さそうです。メーカーに連絡をして修理費用を見積もって貰う事もできる筈なので、まずは費用の目安を知って決めるというのが良いかもしれません。

寿命の目安は8年程度

ちなみに冷凍庫の寿命の目安としては、大体8~9年程度となっているそうです。買い替えるのか修理に出すのかを決める為の目安として、この寿命についても覚えておくと良いのではないでしょうか?ただしこれはあくまでも一般的な寿命の目安であるだけで、使用頻度によっては寿命が更に縮まったり、逆に20年近く使用していても問題なく稼働しているといった場合もあったりするのだそうです。

その為平均の寿命を目安として、どの程度冷凍庫を使用しているのかという頻度も考慮し、買い替えか修理かを決めると良いかもしれません。いずれの場合も費用はかかってしまう場合が多いですが、メーカーの保証期間というのも9年となっているので、やはり普通に使用している冷凍庫であればこのくらいの期間が寿命の目安としては妥当な数字であると考えられている様です。

温度計などを活用して、冷凍庫の温度を基準値に保とう

冷凍庫の温度が下がらない原因についてや、適切な冷凍庫の温度の基準などについてをまとめてご紹介してきましたが、こういった原因などを知らずに使用していると気付かないうちに冷凍庫の劣化を早める様な行動をしてしまっている事もあるかもしれません。冷凍庫の寿命を縮めてしまわないよう意識して使用していくだけでも、冷凍庫の寿命を延ばす事はできる様になっていくのではないでしょうか?

冷凍庫は安い買い物ではありませんし、知らず知らずのうちに食品が劣化してしまう事で健康にも良くない影響を及ぼしてしまう可能性というのも、絶対に無いとは言い切れません。冷凍庫に基準となっている温度が設定されている事にはきちんと理由がある事も理解できた筈ですし、今後は温度計なども併用して適切な温度を保つ事を意識しながら、正しく冷凍庫を使用して美味しい食事を楽しみましょう。

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