にんにく酢の作り方・効能は?万能調味料の料理への使い方や保存方法
にんにくは様々な料理に使用する事の出来る食材で、いろいろな場面や料理で活躍してくれます。そのにんにくと酢を合わせたにんにく酢というものが今話題になっています。今回は健康にとても良いというにんにく酢の作り方や、料理への使い方を中心に紹介していきます。他にもにんにく酢の効能や、保存方法も紹介していきます。にんにく好きの方や、にんにく酢に興味のある方は今回の記事を是非ご覧下さい。
目次
にんにく酢の作り方や使い方や効能について知りたい!
今、多くの方の間で話題になっているのがにんにくと酢を合わせたにんにく酢です。にんにく酢は簡単に作れる上に、様々な料理に加える等使い方も多くてとても人気があります。にんにく酢は効能もたくさんあるので健康にもとても良いです。
今回の記事では話題のにんにく酢の簡単で美味しい作り方と、様々な使い方について紹介していきます。他にもにんにく酢の栄養や効能、保存方法についても詳しく説明していきます。にんにく好きの方や、にんにく酢に興味がある方は必見です。
にんにく酢とは?
にんにく酢が最近よくSNS等で話題になっています。にんにくと酢という健康に良い食材を組み合わせて作るにんにく酢は疲れが摂れる等の効能が豊富で、作り方が簡単な上に使い方も豊富です。老若男女問わず人気なにんにく酢の作り方について、まずは紹介していきます。
にんにく酢の作り方
にんにく酢の作り方【用意するもの】
にんにく酢が人気の理由の一つが作り方が簡単という事です。ここからはすぐに出来るにんにく酢の作り方について紹介していきます。用意する食材は名前の通り、にんにくと酢だけです。にんにくや酢の種類は好みで大丈夫です。旨みを重視したいならば、多少値ははりますが、国産の大きなにんにくを使用すると良いでしょう。
より美味しく作りたいならば、使用する酢もこだわりたいです。おすすめなのは国産の醸造酢です。安価な合成酒で作られた酢よりも質の高い味わいに仕上がりやすいですし、保存もきくようになります。栄養価も国産の醸造酢の方が高いので健康的な意味合いでもおすすめです。原材料や味わいを考慮しながら酢を選ぶと良いでしょう。
食材はにんにくと酢だけで大丈夫ですが、作る上ではニンニクを酢に漬け込む為の容器が必要です。おすすめなのは口の広いガラス瓶です。口が小さいものだと取り出す時に面倒です。大口のガラス瓶は、100均ショップや、雑貨店で安価に手に入れる事が出来るので、持ってない方は購入しておきましょう。タッパーでも代用可能です。
にんにく酢の作り方【瓶の消毒】
必要なものを用意したら早速にんにく酢の作り方について紹介していきます。まずはにんにくを酢に漬け込む為のガラス瓶を煮沸消毒していきます。保存等も考えるとこの工程はかなり大事なので、衛生面も鑑みてしっかりと行いましょう。まずは洗剤を染み込ませたスポンジで保存瓶を洗います。
水で洗剤を洗い流した保存瓶を、沸騰したお湯が入っている鍋の中に入れましょう。瓶の蓋も忘れずに入れましょう。お湯が沸騰する前に保存瓶を入れると、温度の変化で保存瓶が割れてしまう事があるので注意です。沸騰させたまま5分程保存瓶を入れたら、トングで瓶を掴んで取り出せば煮沸消毒は完了です。
にんにく酢の作り方【にんにくの下ごしらえ】
瓶の煮沸消毒が終了したら、にんにくの下ごしらえをしていきます。にんにくの皮をまずは剥いていきます。見えにくいですが、薄皮もしっかりと向きましょう。指で取りにくい場合は、包丁等で軽く切れ込みを入れると上手に薄皮を剥けます。
にんにくの皮を剥いた後は作り方が好みで分かれます。にんにくを柔らかな食感で食べたいという方は皮を剥いたにんにくを耐熱性の容器に入れて1分から2分温めます。レンジで温めると破裂しそうで嫌だという方はお湯で茹でるといいでしょう。茹でた後はにんにくを瓶の中に入れ、お好みの酢を入れれば完成です。
にんにくに熱を入れるメリットは、食感だけではなく、すぐに食べられるという事です。熱を入れる事でにんにくの青っぽい生臭さや、にんにく特有の辛さが消え、1日経っただけで食べられるようになります。にんにくを食べると良く胃が持たれるという方は熱を入れてにんにく酢を作ると良いでしょう。
じっくりと熟成させたにんにく酢を作りたい方は、皮を剥いたにんにくを瓶の中に入れ、酢を加えて一ヶ月程放置してればOKです。ただし、漬けてから1週間から2週間程でにんにくからあくが出てくるので美味しく仕上げたいのであれば、中の酢を一度捨ててまた新しい酢を入れると良いでしょう。
調味料としてにんにく酢を使用したいと考えている方は、にんにくをそのまま酢の中に入れるのではなく、みじん切りにする等して細かく刻んで使用すると良いでしょう。
いずれの作り方も瓶の中にたっぷりと酢を入れて、にんにくが酢にしっかりと浸かるようにしましょう。材料と道具さえあれば簡単ににんにく酢は作れます。興味がある方は是非チャレンジしてみて下さい!
にんにく酢の効能【疲労回復】
作り方の簡単なにんにく酢は多くの効能を得られるという事でも有名です。にんにく酢の効能の中で最も有名なのが疲労回復です。にんにくは単体で古くから疲労回復やスタミナを付けるのに有効な食材だとされていました。
にんにく特有の鼻をつく強烈な香りはアリシンという成分が元となっています。アリシンには、たんぱく質の消化を促したり、胃液の分泌を活発にしたり、代謝機能を高める等の作用があります。夏バテ等で体力が落ちる要因の一つに胃の調子が悪い事が挙げられます。
胃液の分泌を活発にする事で、食べ物の栄養をしっかりと摂れるので疲労の回復に繋がる訳です。代謝機能が高くなるのも、疲労の回復にはとても重要です。このアリシンを有効的に働かせる為には、ビタミンBがあると良いのですが、それもにんにくには豊富に含まれています。
ビタミンBは他の栄養と比べ、体内に貯める事が出来ない栄養と言われます。ですので、その都度食事で取り入れる必要があるのですが、にんにくを食べる事でアリシンとビタミンBを同時に摂る事が出来ます。
勿論、酢にも疲労回復の効能が期待出来ます。酢に含まれる酢酸は、体の代謝機能を高める効果があり、疲れにくい体作りに役立ちます。そう言った意味では、にんにく酢は疲労回復にはとても効果的かつ効率的な食べ物と言えるでしょう。
にんにく酢の効能【生活習慣病の予防】
にんにく酢は生活習慣病の予防にも有効だと言われています。生活習慣病とは、日々の生活の不摂生で陥りやすい、高血圧、脂質異常性、糖尿病等を指す疾病の事で、忙しい現代人が陥りやすいです。いずれも症状が目に見えにくく、気がつかないうちに症状が進行してかなり深刻な状態になっているというケースも珍しくありません。
いずれも症状が深刻化すると、命に関わるので軽んじる事は出来ません。にんにく酢を定期的に食べる事でそれらの生活習慣病にかかるリスクを減らす事が出来ます。
にんにくには血中のコレステロールが増えるのを抑える効果があります。悪玉のコレステロールが増える事で様々なタイプの脂質異常性を併発しますが、にんにく酢を食べる事でその発症のリスクを大幅に抑えられます。
にんにくに含まれているアリシンには、疲労回復の効果以外にも、コレステロールを肝臓に送り込む働きがあります。血液検査等で、中性脂肪や悪玉コレステロールの値が高かった方は、適度ににんにく酢を食べて脂質異常性を予防・改善してみましょう。
にんにくに含まれるアリシンには血液中に血栓が出来るのを防ぐ効果もあります。血栓とは塊になった血液のようなもので、血管が詰まり高血圧になる原因となります。高血圧は心筋梗塞や、脳卒中等の重大な病状の引き金なので、とても恐ろしい状態だと言えます。
にんにく酢を食べてアリシンを効果的に摂る事で高血圧も防げるという訳です。アリシンには抗酸化作用もあります。抗酸化作用により、体内の活性酸素の働きを抑制するので活性化脂質が出来にくくなり、結果さらに血圧が上がるのを防いでくれます。
にんにく酢は一度作ってしまえば、そのまま食べる事も可能なので、簡単ににんにくの効能を受ける事が出来ます。将来の為に、丈夫な体を作って生活習慣病の予防をしたいという方は、是非にんにく酢を試してみて下さい!
にんにく酢の効能【関節痛】
にんにく酢には関節痛の改善や予防にも役に立つと言われています。仕事終わりの膝や肩の痛みや、慢性的な腰痛に悩んでいる方はとても多いと思います。上でも紹介した通り、にんにくには血圧が高くなるのを抑える効果があります。血圧が上がると、血流が悪くなり、関節に負担がかかりやすくなり結果的に関節が傷みやすくなります。
ですので、定期的ににんにく酢を食べて血流を良くする事で、関節痛を予防・改善する事が出来ます。にんにくを漬け込んだ酢にも関節痛を和らげる効果があるので、慢性的な関節痛に悩まれている方は一緒に料理に活用してみても良いでしょう!
にんにく酢の保存方法
作り方が簡単なにんにく酢で気になる点と言えば保存方法でしょう。にんにくを加熱せずににんにく酢を作った場合は瓶に入れて一ヶ月以上は保存しましょう。保存は冷蔵庫でなくとも、大丈夫です。湿気の少ない、温度の低めの場所に置いて保管しましょう。
にんにくには強い殺菌性がありますが、温度と湿気の高い場所で長期間保存するとカビが発生する事があるので注意です。日差しが強くて温度の高い場所しかない場合は冷蔵庫に瓶を入れて保存しましょう。にんにくを加熱せずに作った場合、漬けている期間の途中でにんにくが青く変色する場合がありますが、腐っている訳ではないので大丈夫です。
にんにくが青くなるのは、にんにくに含まれるアリシンが、酢の中に含まれる鉄分と結合するからです。人体に害はありませんが、色合いが気になるという方はにんにくを加熱してから酢に漬け込むと変色を防げます。
にんにく酢の使い方【煮物】
にんにく酢はそのまま食べる事も出来ますが、料理に使う事も出来てその使い方の種類は様々です。おすすめなのは煮物です。にんにく酢を煮物と組み合わせる事で、にんにくのパンチの効いた香りと、酢の酸味を堪能出来る煮物が味わえます。おすすめは、鶏手羽や手羽元を使用した煮物です。
手羽先や手羽元、にんじん、里芋、しいたけ等の定番の食材にたっぷりとにんにく酢を加え、醤油や昆布だしでじっくりと煮込めばにんにく酢を使用した美味しい鶏の煮込みの完成です。鶏肉は酢を加えて煮込む事で旨みが凝縮する上に肉の食感も柔らかくなります。にんにく酢を活用しておいしい料理が食べたい時は是非挑戦してみて下さい!
にんにく酢の使い方【魚料理】
にんにく酢を使って美味しい魚料理を作る事も可能です。おすすめの魚はぶりです。ぶりの照り焼きや味噌煮込みを作る際に、ぶりと一緒に酢にたっぷりと漬け込んだにんにくを入れて加熱しましょう。仕上げの段階でにんにくが漬け込まれていた酢をたっぷり入れれば、にんにく酢のぶり料理の完成です。
ふっくらホクホクのぶりの身に、にんにくの旨みエキスと酢の酸味が加わって絶品です。ぶり以外の魚ともにんにく酢は相性が良いので、料理好きの方は色々試してみて下さい。にんにくを刻んで作ったにんにく酢をソースのように上にかけても美味しく食べれます。
にんにく酢の使い方【ドレッシング】
非常に汎用性の高いにんにく酢ですが、ドレッシングとして使う事も可能です。にんにく酢をドレッシングとして使用する場合は、漬ける時には固形ではなく、細かく刻むと良いでしょう。漬け込んだ後に包丁で刻むのもOKです。
醤油やオリーブオイル、マヨネーズやマスタード等好みの材料と合わせてオリジナルのにんにく酢ドレッシングを作りましょう。にんにくはあらゆる調味料と相性が良いので、アレンジの幅もとても広いのが売りです。
にんにく酢は使い方が豊富な万能な調味料でおすすめ!
今回は話題のにんにく酢の作り方や効能、使い方や保存方法等について紹介させて頂きました。にんにく酢はにんにくと酢があれば簡単に作れるので、にんにく好きの方にはとてもおすすめです。
体に良い効能も豊富な上に、そのまま食べる事も出来るので手軽に体のケアが出来ます。にんにく酢を使ったレシピも豊富で、色々な美味しい使い方が出来るのも良いポイントです。保存も簡単なので、興味のある方は是非話題のにんにく酢を作ってみて下さい!