きゅうりが黄色い時は腐っている?見分け方や保存方法を詳しく紹介

カットしたきゅうりが黄色かったという経験をした方は、多いのではないでしょうか。本記事では、きゅうりの皮や中が黄色くなる原因、腐っている時の見分け方をまとめています。また、新鮮なきゅうりを選ぶポイントや適切な保存方法も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

  1. 1きゅうりの皮が黄色い原因
  2. 2きゅうりの中や種が黄色い原因
  3. 3新鮮なきゅうりを選ぶポイントは?
  4. 4腐ったきゅうりの見分け方
  5. 5きゅうりの保存方法
  6. 6きゅうりを美味しく保存するポイント
  7. 7黄色いきゅうりは腐っていないかチェックが必要

「きゅうりをカットした時、中が黄色くなっていたら食べられない?」
「新鮮なきゅうりの見分け方は?」
「きゅうりを長持ちさせられる保存方法はある?」
このように、とても身近な野菜のきゅうりですが、きちんとした知識を持っているという方は少ないのではないでしょうか。


本記事では、きゅうりが黄色くなってしまった時、何が原因で黄色くなってしまうのか、また黄色くなっても食べられるのかということに加え、腐ってしまった時の特徴をまとめています。


また、新鮮なきゅうりを選ぶ時のポイントや、常温、冷蔵、冷凍保存をする際それぞれに大切なコツも解説するので、美味しいきゅうりの目利きができるようになるほか、足の早いきゅうりを長持ちさせることができるようになるでしょう。


ぜひこの記事を参考に、黄色くなってしまったきゅうりの見分け方や適切な保存方法を身につけ、今まで以上にきゅうりを有効活用してください。

きゅうりの皮が黄色い原因

きゅうりの皮が黄色くなる原因は、完熟し過ぎているためです。


お店に並んでいるきゅうりは熟す前のものを収穫して売っているため、きゅうりというと緑色のイメージがある方も多いでしょう。しかし、収穫しないでそのまま完熟させるときゅうりは黄色くなっていきます。


完熟した黄色いきゅうりも食べることが可能で、江戸時代くらいまでは完熟の状態で食べていたといわれています。ウリ科のきゅうりを昔は黄瓜と呼んでいたのはそのためでしょう。


しかし現在では、完熟したきゅうりは苦味や酸味が強く出てしまうこともあるため、黄色く熟す前のきゅうりを収穫するようになりました。

きゅうりの中や種が黄色い原因

きゅうりは足が早いため、数日前に買ったものでも保存状態によってはあっという間に水分が失われしなびてしまったり、中が黄色く変色したりして味が落ちてしまいます。


ここでは、きゅうりの中や種が黄色く変色する理由や、それらを食べることが可能かどうかを解説します。

傷んでいるから

お店で売られているきゅうりの中や種が黄色くなる理由の1つとして、傷みがあげられます。


水分量が多いと野菜は痛みやすいため、水分量が約95%といわれているきゅうりも葉物野菜やもやしと並び、痛みやすい野菜の代表格といえます。


収穫してから時間が経過して黄色くなってしまったものは、傷んでいることがあるので注意しましょう。保存方法にもよりますが、きゅうりは4~10日前後が賞味期限といわれています。

完熟し過ぎたから

収穫前に完熟し過ぎたきゅうりは外見だけでなく、中も黄色く変色していることが多く見られます。


前述したように、完熟し過ぎたきゅうりはそのまま食べることができます。しかし、種のある部分に強い苦味や酸味があるため、くり抜いて調理するのが一般的です。


種の部分を取り除いてしまうと、完熟したきゅうりは未熟な緑色のきゅうりにはない甘みも感じられるため、調理方法の幅も広がります。サラダや漬物はもちろんのこと、煮物や炒め物などでも美味しく食べることができるでしょう。

新鮮なきゅうりを選ぶポイントは?

足の早いきゅうりを1日でも長く美味しい状態に保つためには、買う時になるべく新鮮なきゅうりを選ぶ必要があります。


ここでは、新鮮なきゅうりを選ぶ際のポイントをいくつか紹介していきます。

太さ

太さは上から下まで均一のものが良いといわれています。


太さにムラがあるものは太い部分に水分がたまり、「ス」が入りやすくなるため選ばない方が良いでしょう。


形はまっすぐでも曲がっていても味や食感に変わりはありません。見た目は悪くても価格的には安くなっていることも多いため、お得に購入したい場合は曲がったものを選ぶと良いでしょう。

見た目

全体にハリがありみずみずしく、ツヤのあるものが新鮮です。大きさも成長し過ぎていない約19~25cmのものが良いでしょう。収穫から時間がたって水分が抜けてくると両端からハリが失われてくるため、そこも確認するようにしてください。


またイボのある品種では、イボがチクチクするくらい尖っているものが新鮮でおすすめです。


他にも、きゅうりのヘタを切った部分がまだみずみずしい場合は新鮮なので、判断材料の1つになるでしょう。

濃い緑色で色ムラもないものが新鮮です。時間が経過していくと、だんだん緑色が薄くなり黄緑色に変わっていきます。


また、品種によってはブルームという粉のようなものがついているため、白っぽく見えることがあります。農薬と勘違いされてしまうこともあるようですが、これはきゅうり自身が水分を失わないために出しているものです。


このブルームがついているきゅうりは新鮮である証拠ともいえるので、覚えておくと良いでしょう。

重さ

きゅうりの大部分は水分で構成されており、新鮮なものは水分がたっぷり含まれているため、ずっしりと重みを感じます。見た目の想像よりも重いと感じるものを選ぶと良いでしょう。鮮度が落ちると、どんどん水分が失われ重みを感じなくなっていきます。


新鮮で水分をしっかり含んでいるものはみずみずしく歯ごたえも良いので、とても美味しいきゅうりを味わうことができます。

腐ったきゅうりの見分け方

腐ったきゅうりは触った感触や見た目、臭いで判断することができます。きゅうりに以下のような状態が見られた場合は、腐っている可能性が高いでしょう。


・ハリがなくなりしなびている
・ブヨブヨしている
・白カビが生えている
・白く濁った液体が出ている
・ヘタが茶色くなっている
・カット面が黄色や茶色に変色している
・カットした時に糸をひく
・酸味のある臭いや、鼻にツンとくる異臭がする
・表面にぬめりがある


このように、きゅうりは腐るとさまざまな状態の変化が見られます。誤って食べてしまうと食中毒の原因になることもあるため、食べないように注意しましょう。

きゅうりの保存方法

きゅうりは新鮮なものを買ってきても、保存方法に気を付けないとあっという間に傷みが進んでしまいます。さまざまな保存方法を知ることで、定番野菜のきゅうりを長持ちさせロスを防ぐことができるでしょう。


ここでは冷蔵、冷凍、常温それぞれの保存方法を紹介していきます。

丸ごと1本冷蔵保存

きゅうりを1本丸ごと保存する時は冷蔵庫の野菜室で保存します。保存期間は約7~10日です。


保存方法は、余分な水分を拭き取ったらキッチンペーパーか新聞紙で1本ずつ包みます。それをポリ袋に入れ、立てて保存すると長持ちするでしょう。この時、水分がこもりすぎないようにポリ袋の口をゆるく閉じることがコツです。

カットして冷蔵保存

カットした状態のきゅうりは温度設定が低い冷蔵室で保存します。保存期間はカットしたままの状態で約1~2日、塩もみした場合は約5~7日です。


カットしたままのきゅうりを保存する場合、余分な水気をとったらなるべく空気を入れないようにしてラップで包み、密閉できる容器やジッパー付きの保存袋に入れます。


また塩もみして保存する場合は、塩もみ後の水分をしっかりと絞り、密閉できる容器やジッパー付きの保存袋に入れてください。


カットしたきゅうりは丸ごと1本を保存するよりも傷みやすいため、なるべく早めに使い切るようにしましょう。カットする際も、ビニール手袋をして素手で触らないようにするなど衛生面に気を付けることも大切です。

常温保存

気温が低い季節などに、温度が10~13℃くらいに保てる冷暗所であれば常温保存も可能で、保存期間は約2~5日です。


常温保存の方法は冷蔵保存の時と同様です。水分を拭き取り、キッチンペーパーか新聞紙で1本ずつ包んだあとポリ袋に入れ、ゆるく口を閉じたら立てて保存してください。


常温保存の場合は温度変化がある場所では痛みやすくなってしまうため、暖房を使う室内などは避けた方が良いでしょう。

冷凍保存

きゅうりは冷凍保存も可能で、スライスして冷凍する方法と1本丸ごと冷凍する方法があります。保存期間は約3週間~1カ月です。


スライスして冷凍保存する場合は、まずスライスしたきゅうりを塩もみします。少したつと水分が出てくるので、しっかり絞っておきましょう。そして、適量に小分けしたものを平たくした状態でラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。


使う際は、流水または自然解凍をして出てきた水分を絞ったら、すぐに料理で使うことができます。


1本丸ごと冷凍保存する場合は、余分な水気を拭き取ったら1本ずつ隙間ができないようラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。


解凍はラップをしたまま3分くらい流水にあて、半解凍の状態になったら水気をしっかり絞り調理します。食感を悪くしないためにも、解凍のし過ぎに注意しましょう。


冷凍すると保存期間をのばすことができるため、たくさんきゅうりがあって使い切れない時は新鮮なうちに冷凍しておくと良いでしょう。そのままで食べるよりも、サラダや酢の物、和え物、冷や汁など、ひと手間加えた調理方法がおすすめです。

きゅうりを美味しく保存するポイント

きゅうりを美味しく保存するためには、低温にし過ぎないこと、乾燥を防ぐこと、水分をしっかりとっておくことが重要です。


きゅうりは夏に収穫されるため、低温には弱い野菜です。適温は約10~13℃で、それよりも低い冷蔵庫などでは低温障害を起こして、変色したり食感が悪くなったりしてしまいます。


そのため、温度が高めに設定されている野菜室で保存しますが、野菜室も約3~8℃の温度設定のため適温ではありません。キッチンペーパーや新聞紙に包み、冷気が直接当たらない場所に置くことで低温から守ることができます。


このキッチンペーパーや新聞紙に包むことは、乾燥を防ぐためにも有効な方法です。乾燥対策には、それに加えポリ袋に入れ、ゆるく口を閉じて保存すると良いでしょう。


また、乾燥に弱いきゅうりですが、逆に水分が多すぎてもカビが発生するなど傷みの原因になってしまいます。そのため、水滴がついている場合は拭き取ってからしまうようにしましょう。


他にも、育った状態と同じように立てて保存することで長持ちします。

黄色いきゅうりは腐っていないかチェックが必要

きゅうりが黄色くなってしまう理由がわかると、それが食べられるかどうか判断するのに役立ちます。黄色くなるのは、完熟している場合や劣化が始まっている場合、腐ってしまっている場合があります。


完熟して黄色くなっている場合は、それに合った調理方法で美味しく食べられますが、腐っている場合は食べることができません。


ちょっと黄色く変色しただけなのか、腐ってしまい黄色くなったのかをきちんとチェックし、それが食べられるかどうかの見分け方を身につけていくことが大切です。


足の早いきゅうりを腐らせてしまわないように新鮮なきゅうりを選び、適切な保存方法でなるべく長持ちさせ、まずはきゅうりが黄色くならないように注意していきましょう。


このような対策をして、今まで以上に美味しいきゅうりを存分に味わってください。

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