あんずの食べ方と保存方法を紹介!ジャムやあんず酒が簡単でおすすめ?

あんずを貰ったけど、どう食べたらいいのか分からない、大量で消費しきれるか心配、という方もいるでしょう。りんごやバナナのように普段手に入れやすいフルーツではないので、いざ貰ったりすると、どうしたらいいのか分からないですよね?この記事では、そんなあんずの食べ方や保存方法をお伝えします。あんずの保存方法として人気のジャムの作り方から、あんず酒、他にもおすすめの簡単な食べ方を紹介するので、参考にしてみて下さい。

あんずの食べ方と保存方法を紹介!ジャムやあんず酒が簡単でおすすめ?のイメージ

目次

  1. 1あんずの食べ方のおすすめが知りたい!栄養も豊富な食材?
  2. 2あんずのおすすめの食べ方や作り方
  3. 3あんずの保存方法
  4. 4あんずのおすすめレシピ
  5. 5あんずの食べ方はジャムが一番おすすめ!

あんずの食べ方のおすすめが知りたい!栄養も豊富な食材?

あんずの味の特徴

あんずがどんなフルーツか、どんな味か想像出来ない人も多いと思います。普段よく食べる果物とは違って、生のあんずが手に入れにくい果物だからだと思います。それは、あんずの収穫が6月から7月と短く、期間限定の果物だからです。そんなあんずは、見た目は桜桃に似ていて、大きさは梅くらいの大きさです。皮は、黄色やオレンジで、日に当たった所は赤色になります。

味ですが、早く収穫したあんずは酸味がありますが、熟してくると甘くなりジューシーになります。独特の香りもあります。酸味が強いあんずの食べ方は、生で食べる事よりもジャムやジュース、あんず酒やドライフルーツなど、加工される事が多いようです。

実だけでなく種も使う事が出来ます。昔の食べ方は実を食べるというより、薬用として使われていたそうです。種の中にある白い杏仁という部分は、粉末にされ杏仁豆腐の原料になります。また、アマレットというお酒の原料にもなっています。

あんずの種類や産地

あんずは、ネパールから中国の山岳地方が原産地と言われています。紀元前3000年頃には、既に中国で薬用として使用されていたようです。日本の生産地は、長野や東北地方になり、りんごの産地と同じ地域になります。生産量は長野と青森が1位・2位を競っています。長野県の旧更埴市、現在の千曲市はあんずの里として有名です。

世界の生産地には、トルコやイランが有名です。また、アメリカやオーストラリアも、南アフリカでも栽培されています。カナダ生まれの「ハーコット」という品種は、酸味が少なく甘みが強いので、生食用として栽培されています。大きさは80gから100gあり、大きいサイズになります。

アメリカ生まれの「ゴールドコット」も、酸味が少なく甘みが強い品種になります。こちらは、名前のように、黄色がかったオレンジ色の実になります。大きさは50g前後で、中玉の大きさになります。

また、日本で開発されたあんずもあります。「信州大実」というあんずには、特徴があります。その特徴は、とても香りが強いという事です。大きさは80gから100gあり、大きいサイズになります。こちらは、生でも食べる事もありますが、加工する事もあるようです。「昭和」という品種は酸味が強く、ジャムやシロップ漬けに人気の品種です。また、生産者が少なく高級あんずと言われる「信州丸」という品種もあります。

美味しいあんずの選び方

美味しいあんずの選び方ですが、ポイントがいくつかあります。まず、見た目の色です。濃いオレンジや赤くなっている物を選びます。形はふっくらとして丸い物実が締まっているもの表面に傷のない物を選びましょう。そして、皮に張りがある物を選ぶ事もポイントです。既に柔らかくなっている物は、熟しきっているので避ける方がいいと思います。

また、食べ方や保存方法によっても選び方は変わってきます。食べ方として生で食べるのであれば、香りの強い物を選ぶ方がいいようです。香りが強いのは熟している証拠です。加工するのであれば、少し固めで青い物を選ぶ事をおすすめします。

もし青すぎる物しかなければ、1・2日常温で置いておくといいようです。置いておく事で熟していき、色もオレンジ色に変わるようです。スーパーなどで販売しているあんずは、流通過程で熟すよう調整して収穫をしている物が多いので、購入する際は食べ方、保存方法を考えて購入しましょう。

あんずの栄養成分

あんずには、たくさんの栄養成分が含まれています。まず群を抜いて多い栄養成分があります。それは、ベータカロテンです。ベータカロテンには、発がんを抑制する効果があります。また、抗酸化作用の働きがあるので脳卒中や心筋梗塞予防の効果があります。肌細胞の製造を活発にする働きもあるので、アンチエイジング効果も期待出来ます。

クエン酸やリンゴ酸という有機酸も含まれています。この有機酸には、胃腸の働きを活発にしたり疲労回復の効果を期待する事が出来ます。糖質の吸収も抑制してくれるので、血糖値の調整効果もあります。ドライフルーツにしたあんずには体を温める効果があります。どのような効果を期待するかによって、保存方法や食べ方を工夫するといと思います。

あんずのおすすめの食べ方や作り方

あんずは皮ごと食べることができる

あんずの一番簡単な食べ方は、生で食べる事です。皮自体はそんなに固くなく苦みもないので、皮を剥く必要なないようです。また、小さい実なので皮を剥くのも面倒な事です。カットする必要もありません。さっと水洗いしてそのまま食べましょう。

あんずの切り方

あんずの切り方は簡単です。桃やアボカドと同じように切るといいようです。種にそって包丁を入れます。次に、上下をひねると2つに割る事が出来ます。固いあんずであれば、あんずの縫合線にそって包丁を入れ、種をよけながら切ります。種を取り除けば簡単に食べる事が出来ます。実が小さいので、手を切らないようにしましょう。

あんずの食べ方は簡単調理のジャムが人気

基本的にあんずは酸味が強い果物です。生で食べるのが嫌な人はジャムにするのが人気のようです。作り方もとても簡単です。では、あんずジャムの作り方を紹介します。ここでは、あんず100gを使います。必要な材料は、あんず100gと砂糖35gです。砂糖はあんずの35%になるので、使うあんずの量で調整してください。

最初に、あんずを水で洗い実を2つに切りにし、種とヘタを取り除きます。鍋にあんずを入れ、あんずに被せるように砂糖を入れます。3・4時間そのまま放置です。水分が出てくるので、中火で煮込みます。灰汁を取り除き、2時間ほど弱火で煮込みます。あんずの形が崩れとろっとしたら完成です。

保存方法はビンに入れて保存します。煮沸したビンに入れて、冷めたら冷蔵庫で保存します。ジャムにする事で、ヨーグルトに入れたりパンに塗ったりと、食べ方も広がります。

あんず酒は1年以上置いてまろやかにしよう

お酒が飲める人であれば、あんず酒も人気のようです。こちらも作り方は、とても簡単です。では、あんず酒の作り方を紹介します。ここでは、あんずを1kgとホワイトリカーを使います。必要な材料は、あんず1kgと氷砂糖100g、ホワイトリカーを1.8L使います。

あんずを水洗いし、よく拭きます。あんずと氷砂糖を交互に重ねてビンに入れます。最後にホワイトリカーを入れます。お好みで輪切りにしたレモンやあんずの種を入れると、味がさっぱりし香りが良くなります。3か月程で飲めるようになりますが、1年程熟成すると味がまろやかになり、より美味しくなります

あんず酒が嫌な人には、あんずジュースをおススメします。あんずジュースも作り方は簡単です。あんずの下処理は、あんず酒と同じです。あとは、あんずと砂糖を交互にビンに入れるだけです。これで、あんずシロップの完成です。水や炭酸で割って飲むのが美味しいそうです。

あんずの保存方法

あんずは日持ちしない

あんずは日持ちがしない果物です。購入したらなるべく早めに食べるようにしましょう。あんずの熟成具合にもよりますが2・3日以内に食べる事をおススメします。

あんずはラップに包んで冷蔵庫保管

先ほども触れたように、あんずは日持ちがしません。早めに食べるのが一番です。どうしてもすぐに食べれなかったり食べきれないのであれば、冷蔵庫に入れて保存してください。そのまま入れると乾燥するので、ラップに包むか袋に入れて下さい。ドライフルーツにしたあんずも保存方法は同じです。必ず冷蔵庫で保存して下さい。

あんずは冷凍保存も可能

あんずを冷凍庫で保存すれば、冷蔵庫より日持ちがします。生のあんずであれば、冷蔵庫での保管と同じです。ラップで包むか袋に入れて保存します。皮を取り除きミキサーにかけ、ピューレ状にしても冷凍庫で保存出来ます。他にも、焼いたあんずやコンポート、ジャムやソースなど加工した状態でも、ラップで包むか袋に入れれば冷凍庫で保存する事が出来ます。解凍方法は自然解凍や流水解凍、再度加熱するなど色々あります。

あんずをドライフルーツにして保存するのもおすすめ

あんずをドライフルーツにする食べ方も人気のようです。ドライフルーツにする事で、ベータカロテンの量が3倍近く増えます。

生のあんずをドライフルーツにすれば、酸味が強くなります。少し手間をかけてシロップ漬けにしたあんずを使えば、甘みが強いドライフルーツになります。ドライフルーツの作り方は、オーブンを使ったり食品乾燥機を使ったり、天日干しなどの方法があります。自分が一番やりやすい方法で、ドライフルーツを作って下さい。

あんずのおすすめレシピ

すっきりな味わい「あんずのフローズンアイス」

あんずは、ジャムやジュースも人気ですが、夏が旬なのでアイスにして食べるのも人気なようです。こちらも作り方は簡単です。

  • ペースト状にしたあんず200g
  • 牛乳300ml
  • ヨーグルト50g
  • はちみつ大さじ4
  • コンデンスミルク大さじ3

  1. 皮と種を取ったあんずを、ペースト状にします
  2. ペースト状にしたあんずに、牛乳・ヨーグルト・はちみつを入れます
  3. タッパーなどに入れ冷凍庫で冷やします
  4. 途中、コンデンスミルクを入れかき混ぜます
  5. また冷凍庫へ入れ固める

アイスを一から作るのが面倒であれば、市販のバニラアイスを使う方法もあります。市販のバニラアイスに、あんずジャムをかけて食べる方法です。これであれば、あんずジャムさえ作っておけば、後はバニラアイスを買えばすぐに食べる事が出来ます。

手軽なおやつに「あんずのフリッター」

あんずは火をとおす事で、甘みが増します。そこで、あんずのフリッターを紹介します。酸味の強いあんずを使って作ってみましょう。

  • あんず
  • 薄力粉30g
  • ベーキングパウダー小さじ1
  • 砂糖小さじ2
  • 牛乳40cc
  • バニラエッセンス数滴

  1. 種を取ったあんずを2・3等分に切る
  2. 衣用の材料をボウルにれ混ぜる
  3. 切ったあんずを2の衣に入れる
  4. サラダ油を熱し、160度で揚げる

あんずの食べ方はジャムが一番おすすめ!

あんずは、栄養豊富で食べ方も色々な食べ方がある事が分かったと思います。一番おすすめの食べ方はジャムですが、どんな風に加工にしても作り方は簡単な物ばかりです。加工してしまえば日持ちもします。この記事を参考に、自分の好きな食べ方を見つけてみて下さい。収穫期間が短いあんずなので、店で販売しているのを見つけたらラッキーです。ぜひ購入して期間現地の味を楽しんでください。

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