にんにくの剥き方は？手を使わずに驚くほど簡単に皮がむける方法

パスタや炒め物、チャーハンやトーストなどなど…様々な料理に欠かせない『にんにく』！そんな万能なにんにくには、刻みにんにく・すりおろしにんにく・スライスにんにくなどなど…様々な下ごしらえをされたにんにくをその時々の料理に合わせて変更します。

様々な料理に大活躍のにんにくですが、実は「にんにくの剥き方って難しいし面倒くさい…」と感じている方も多いようです。にんにくは他の野菜のように大量に使うことがあまりなく、少量だからこそ下ごしらえが面倒くさいものです。また、にんにくの皮むきの際に「薄皮がなかなか取れなくてイライラする…」なんて事も多いです。

「下ごしらえが面倒くさい！」という方が多いにんにくですが、にんにくの皮の一般的な剥き方とは一体どのような方法なのでしょうか？やっぱり手でダイレクトに向いていく方法？それとも画期的な道具を使ってにんにくの皮をむく方法でしょうか…？まずは、にんにくの皮の一般的な剥き方についてチェックしてみましょう！

にんにくの皮の一般的な剥き方方法は、やはり手だけでにんにくの皮を剥くといった方法です。まず、にんにく一玉の根っこ（硬い部分）を下にして持ち、にんにくの出っ張った部分と根っこの硬い部分を押さえながら、両手でにんにくを挟むようにつかみます。その後、親指の腹を使って擦るようにしてにんにくの外皮をむいていきます。

すると、にんにくの外皮が崩れてきますので、そうしたらにんにくを片ごとにバラバラにしていき、にんにく一片を持って、にんにくの尖った部分と硬い部分をそれぞれ両手でつまみながら、強くひねります。その後、反対方向にひねります。これを何度か繰り返す事でにんにくの皮が浮いてくるので、その皮を剥ぐと、きれいににんにくの皮を剥く事ができます。

一般的なにんにくの皮の剥き方については学べましたが、この方法には欠点があります。この方法は、どうしても手がにんにく臭くなってしまうことや、薄皮が残りやすいためついつい爪を立てて皮を向こうとしてしまうためにんにくに傷がついてしまい、傷みが早くなってしまうという可能性があります。

にんにくの一般的な剥き方としてあげられる方法は手を使うという方法でしたが、実は道具を使ったりちょっとした工夫をするだけでにんにくの皮を簡単に剥くことができるそうです。では、一体どのような方法を行えば、にんにくの皮を簡単に剥くことができるのでしょうか？また、その際に使用する道具とは一体どのような道具があげられるのでしょうか…？是非、にんにくの皮の簡単な剥き方が知りたいですね。

そこで今回は、にんにくの皮の簡単な剥き方を調査してみました！一体どんな風なにんにくの剥き方をすればつるっと簡単ににんにくの皮を剥くことができるのか…しっかり学んでみましょう。今までなかなか薄皮が剥けなくてイライラしていた方は是非必見です！

まずご紹介したいにんにくの皮の簡単な剥き方は、どこのご自宅にもあるであろう道具・『ボウル』を使ってつるんとにんにくの皮を剥く方法です。簡単に説明させていただくと、にんにくをボウルに入れて振るだけでにんにくの皮が剥けるという方法なので、小さなお子様にお手伝いして貰う際にも楽しくやってもらえる剥き方です。

使用する道具は大きめのボウル（直径20センチぐらい）2個のみです。まず、にんにくを房ごとボウルに入れ、ボウルとボウルを重ね合わせて球状にします。ボウルがずれないようにしっかりと持ちながら、強く降ります。するとにんにくの皮がつるっと剥けるそうです！皮が剥けたにんにくは取り除いていきながら、全てのにんにくの皮がむけるまで同じ作業を繰り返せば完成です。

こちらの方法では大きめのボウル（直径20センチぐらい）2個という、多くのご家庭には揃えられていそうな道具ですが、あまり料理をしないご家庭などでは「そんな大きめのボウル2個もないんだけど…」という場合もあると思います。その場合は、ボウル1個とお盆などを代用してフタすることも可能です。

続いてご紹介したいニンニクの皮の簡単な剥き方には、あまり料理をしないというご家庭にもあるであろう道具を使った方法です。その道具というのが、『電子レンジ』です！電子レンジだと料理をしない方もお弁当やお惣菜を温めるために購入している方が多いので多くの方が実践できるのではないかと思う方法です。

電子レンジを使った方法は、まず、にんにく1片の根元を切って電子レンジに入れ、500wで約10秒程度加熱してにんにくを取り出します。量が多い場合は、にんにくを房ごと電子レンジにかけましょう。その際、にんにくの根元を5mm程度、包丁で切り落とてし耐熱皿に切った根元の部分を下にして1分程度加熱しましょう。

少量の場合も量が多い場合も、それぞれ電子レンジでチンしたら、取り出して上からつまむように引っ張ると簡単ににんにくの皮がつるっと剥けます。電子レンジで加熱したにんにくは熱いので火傷に注意しましょう。

こちらはにんにくを冷凍保存しておくという、長期保存も兼ねられるお手軽な方法です。やり方は、にんにくを１片ずつにしてフリーザーバッグに入れて冷凍保存します。この際、空気が入らないようにしっかりとチャックをして保存してください。そして、にんにくを使いたい時に、使いたい分だけのにんにくを取り出し、にんにくの根元部分を切ります。

その後、にんにくが全部浸かる程度の水に1分程度浸け置きし、にんにくの上部をつまむとツルッとにんにくの皮が剥けます。冷凍しておくことで芽を出さずに長期保存ができるので、にんにくをまとめ買いした時などにおすすめです。

これまでは様々な道具を使ってにんにくの皮を簡単に剥く方法をご紹介してきましたが、もっと身近にできるのが『水に浸ける』といった方法です。方法は、まずにんにく一玉をバラして粒に分けておきます。分け終わったら全ての粒をボウルに入れ、にんにくがしっかり浸るくらいの水をボウルに入れてそのまま3時間程度浸しておきます。時間がある場合は一晩置くとよりにんにくの皮が剥きやすくなります。

にんにくの皮がふやけていたらザルに移して、さらに1時間程度待ち、にんにくの表面を乾かします。あとは手でにんにくの皮をつまめばツルっと剥くことができます。この時、にんにくの皮がちゃんとふやけていないとうまく薄皮を剥くことが出来ないので、ザルに移す前に１・２個試してみると良いでしょう。

これまでご紹介してきたものは自宅にある道具を使うものばかりでしたが、市販されているにんにくの皮むき専用の道具を使って皮剥きするのも良いでしょう。最近では100円均一でも専用のにんにく皮剥き器が販売されています。

この道具はシリコンでできたものが多く、太めのホースのようなものににんにく1片を入れ、手のひらでゴロゴロと転がすだけでという超簡単な方法です。2・3片くらいまでなら同時に皮剥きができるそうです。にんにく皮剥き器は100円均一だけではなくネットショッピングなどにも販売されているようなので、ショップで見つけられなかった際にはチェックしてみましょう！

これまで様々なにんにくの皮の剥き方をご紹介してきましたが、実はにんにくの皮の剥き方は用途によって変わります。そこでお次は、用途別のにんにくの皮の剥き方を調査してみました。今回は、にんにくを使用する量が少量か大量かといったパターン別のにんにくの皮の剥き方をご紹介します。

ガーリックトーストやパスタなどの料理で少量のにんにくを使用する場合は、冷凍したものか電子レンジでチンしたもの・市販の道具を使うといった方法がおすすめです。これらの方法であれば自分が使いたい分だけを調整しながら調理に加えることができるのでおすすめです。

黒にんにく作りやにんにく卵黄などといった場合に大量のにんにくを使用する場合は、ボウルに入れて振るといった方法や水に浸けるのがおすすめです！ボウルに入れて振る方法や水に浸けておく方法はサッと皮が剥けるものが多いので大量ににんにくの皮剥きをする際にも「薄皮が剥けない…」などといったストレスを感じにくく皮剥きを行うことができます。

あなたはにんにくの正しい保存方法をご存知でしょうか？にんにくを美味しく食べるためにはにんにくの皮の剥き方だけではなく、正しい保存方法を知っておくことも大切です。お次は、にんにくの保存方法についてチェックしてみましょう！

にんにくを保存する際に大切なのは、『発芽させないこと』です。発芽してしまったにんにくも、食べても問題はないのですがにんにくの栄養素が発芽に使われてしまうので芽の出ていないにんにくと比べると、風味が劣ってしまうようですから、出来るだけにんにくを発芽させないように早めに正しい保存法を行いましょう。

にんにくを購入後すぐに使うのであれば、常温保存でも良いです。その際、にんにくを通気性の良いカゴやベジバッグなどに入れ、出来るだけ風通しが良くて涼しい場所に保存します。また、にんにくは多少の湿気があると頃に保存していると発芽しやすいので、湿気が少ない冷暗所で保存することを心がけましょう。そうすることで、常温でも1～2週間ほどはにんにくを保存できます。

また、にんにくは20度ぐらいの温度だと発芽しやすくなり、0度以下だと発芽しにくくなります。気温が高くなるほど、にんにくの芽が出てきてしまいやすくなるので、気温が高い時期のにんにく常温保存はあまり向いていないようです。

にんにくを冷蔵保存する場合は、にんにくを新聞紙等で包んで冷蔵保存することが大事です。にんにくは湿気に弱いのでポリ袋に入れただけだとカビが生えやすくなってしまいますので、必ず新聞紙に包むようにしましょう。新聞紙が無い場合は雑誌などのコーティングされていないページでの代用も可能です。また、にんにくの匂いが他の食材に移らないようにジップロックなどの密封性の高い袋に入れましょう。

にんにくを冷蔵庫で保存する際、多くの方は野菜室で保存するのを想像するでしょう。にんにくを保存する温度として最適な温度は－1℃～2℃となっているのですが、野菜室の温度は3℃〜8℃と、少し高めです。そこでオススメなのがチルド室です。チルド室は－3℃～２℃程度となっており、にんにくの保存温度として最適なのです。

にんにくをたくさん購入した際には冷凍保存がオススメです。にんにくの房を分けて皮・薄皮を剥きます。剥き身にんにくをチャック付きの密閉袋やラップに小分けに包んで冷凍保存します。ラップなどに包んだにんにくはタッパーに入れることで、冷凍室ににんにくの匂い移りがしにくくなります。料理に使う際、特に解凍の必要はないのでそのまま刻んだりおろしたりして使用することができます。
 

にんにくの簡単な剥き方や保存方法をマスターすると、「どんな料理ににんにくを使おうかな…？」と、ワクワクしてきますよね。にんにくは様々な料理に使えます。そんな万能なにんにくを使ったオススメの料理を最後にチェックしてみましょう！

「にんにくといえば、ホイル焼き！」という方も多いほど定番中の定番・にんにくのホイル焼き。皮をむいたにんにくの硬い部分を切り落とし、アルミホイルにニンニク・オリーブオイル・塩を入れてアルミホイルで包み、トースターなどでこんがり焦げ目がつくまで焼けば完成です！

おしゃれなダイニングバーやカフェなどでよく提供されるガーリックトースト。作り方は、バターをやわらかくしておろしにんにくを混ぜたガーリックバターをフランスパンに塗って、こんがりとトーストするだけという超簡単レシピです！飾りにドライパセリを振れば見栄えも良いです。

シンプルかつにんにくの旨みが引き立てられているペペロンチーノはイタリアン料理の中でも人気が高いメニューです。作り方は、フライパンにオリーブオイルとニンニクと唐辛子を入れて熱し、茹でたパスタを入れて仕上げに塩・こしょうで味を整え、オリーブオイル少量を振り掛ければ完成です！

にんにくの皮の簡単な剥き方・保存方法・レシピ調査まとめのご紹介はどうでしたか？様々な料理で役立つにんにく。基本的にはメインとして食べられるというよりも他の食材の旨みを引き立ててくれる、まさに、縁の下の力持ちである存在です。

そんなにんにくの皮むきは面倒と感じている方が多いようですが、意外と簡単ににんにくの皮をむく方法がたくさんあることがわかりました。また、美味しいにんにくを発芽させずに長期保存するためには正しい保存方法も大切です。今回ご紹介したにんにくの皮の剥き方や保存方法を行って、美味しいにんにく料理を楽しんでくださいね！