2021年06月06日公開
2024年11月11日更新
「モンラッシェ」とはどんなワイン?味の特徴やおすすめ商品も!
モンラッシェはどんなワインなのか紹介します。世界最高峰の白ワインといわれる、モンラッシェの生産地の情報や味などの特徴から価格まで解説。さらに、これを選べば間違いない三大生産者と、一度は飲んでみたいおすすめ商品も調査しました。
モンラッシェの特徴とおすすめ商品を紹介!
#ブルゴーニュ の #フォロワーの方限定45ml1杯無料 いよいよ今日までです。 #DRC の#ラターシュ 真上畑はあと1杯!#モンラッシェ お隣も、特級 #クロドヴージョ も #マニャン の #1992年 も #パカレ も、まだの方はぜひ飲んでほしいです。 pic.twitter.com/7FR2FdLCCc
— AUTHORITYカレッタ汐留店 (@shochuAUTHORITY) December 2, 2020
モンラッシェは、白ワインの製造が盛んなフランスのブルゴーニュ地方の中でも、最高峰の白ワインとして有名なワインです。世界中のソムリエやレストランでも愛されているワインであり、1本数万円~100万円以上するものもあります。
味わいはもちろん価格も最高峰であり、その希少価値の高さからワインの王様といわれています。モンラッシェはどんなワインなのでしょうか?特徴やおすすめ商品を紹介します。
モンラッシェの特徴
特徴①ブルゴーニュ地方の辛口白ワイン
モンラッシェ🍾
— ♡mika♡ (@mikastagram1) August 19, 2019
そしてそしてなんと言ってもとろっとろ、ふわっふわのフレンチトーストが最高でした🤩❤️❤️❤️#モンラッシェ #白ワイン#wine #van #フレンチトースト#sweets #スイーツ女子 pic.twitter.com/XexzXXgade
フランスの中でもワインの生産地として有名な、ブルゴーニュ地方で作られる白ワインです。グラン・クリュ(特級畑)が集まったコート・ド・ボーヌの南側に、わずか8haのグラン・クリュがあります。その畑の名前、およびその畑で生産されるワインがモンラッシェと呼ばれます。
名前の由来は山を意味するMontと禿を意味するRachetからなっており、樹木の育たない禿山という意味です。この土地は泥灰土や化石を含んだ水はけのよい石灰、堆積物などが複雑に重なり合った複雑な土壌です。南向きの穏やかな斜面ですので日当たりも良好であり、原料となるシャルドネを育てるには恵まれた土地といえます。
この複雑な土壌で育てられたぶどうは、ミネラルをたっぷり含み、よく成熟してくれます。この豊富なミネラルがワインに豊かな味わい与えているのでしょう。ワインの品質の高さに、「三銃士」などで知られる有名作家アレクサンドル・デュマが「ひざまづき、脱帽して飲むべし」と称賛しているエピソードは有名です。
特徴②畑が細分化している
【果実の香りに酸味がうまくマッチ!】
— エスポアかまたや (@espoa_kamataya) February 4, 2021
今回のご紹介ワインは#フィリップ・アリエ という造り手の#シノン・ブラン
という白ワイン。
ブルゴーニュの上質なシャルドネ種のような風格が漂い、
「まるでロワールのモンラッシェ!」
と思われる味わいです。https://t.co/opGQDBhGRY#ワイン#蒲田 pic.twitter.com/MYgvScFn3R
グラン・クリュはピュリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがっており、二つの村で共有されています。元々はピュリニー村、シャサーニュ村という名前でしたが、ワインが世界的に有名になったことから、19世紀にワインの銘柄にあやかって改名されました。
さらに、この二つの村で共有されるグラン・クリュは5つに細分化されています。モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ、クリオ・バタール・モンラッシェの5つです。
二つの村で造られたワインの場合、グラン・クリュ以外のプルミエ・クリュなどから獲れるぶどうで造られたワインも、モンラッシェの名前がつくこともあります。しかし、世界最高峰といわれるのは、この5つのグラン・クリュから獲れたぶどうを使ったワインのみです。ワイン生産者にとって、モンラッシェの畑を所有するのは憧れでもあるのです。
特徴③畑により味わいが異なる
楽しみたいワインの時はパン(^ ^)
— naturliv_an (@naturliv_an) November 3, 2020
香りの変化を楽しみながら✨#モンラッシェ #ブルゴーニュ pic.twitter.com/AMGYo6t5Hd
モンラッシェは製造する村や畑によって、違った特徴があります。ピュリニーのワインは、豊富なミネラルを含み酸味があります。ミネラルと酸味によって洗練され、高級感のある引き締まった味わいです。シャサーニュは柔らかな甘みのあるワインを作ります。果実味があり、穏やかで飲みやすい味わいのワインです。
続いて、5つのグラン・クリュでの違いです。世界最高峰の筆頭であるモンラッシェは、果実味がありながら洗練された気品のある味わいです。味、香りともに白ワインの最高峰といえるでしょう。シュヴァリエ・モンラッシェはミネラル分が多く、すっきりした味わいになっています。
バタール・モンラッシェは重厚感のある果実味が特徴的です。ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェは花のような香りがあり、しなやかで精巧さのある味です。クリオ・バタール・モンラッシェは、バタールよりも繊細で気品のある味になっています。このように、細かな違いや個性があるのも、人気の理由といえます。
特徴④価格は希少価値に比例
先ずは、ミッシェル・コラン・ドレジュのモンラッシェ02を飲む(^-^)
— sakaiyoshimasa (@sakaiy92) March 2, 2019
今日の本命です‼️
日本には、正視入荷がありません❗️
まだまだ、全然若いけど、ポテンシャルを感じます✨
果実味と酸が程よいです(*^^*)
評価★4.6(5段階評価) pic.twitter.com/4wFIdEfxaM
モンラッシェの中でも、特級畑であるグラン・クリュのぶどうを使ったワインは価格が高くなる傾向にあり、1本数万円~30万円ほどするものが多いです。生産者が有名であるほど、価格が上がる傾向にあります。また、ピュリニーとシャサーニュではピュリニーの方が人気があり、価格が高いです。
最も高額として有名なモンラッシェのワインは、ロマネコンティ社が製造するワインです。年間3000本しか生産されず、販売価格は1本80万円~150万円になるものもあります。
一方、モンラッシェと名前のつくワインでも、プルミエ・クリュなどで獲れたぶどうを使ったワインや村名ワインは、価格が安く1万円を切っているものもあります。名門の味をお手軽に楽しむなら、こちらもおすすめです。
モンラッシェの有名な生産者
ドメーヌ・ルフレーヴ
ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ 2009(ル・セップ)
— Yuichi Sato (@yuichisa) September 22, 2020
予想通り麦藁色。粘稠性は高い。洋梨や桃と樽の香り。溌剌で綺麗な酸。縦に伸びる果実味。ミネラルと伸びやかなビターなアフター。温度が上がってくると、スパイシーな香りとレモンピールのアフターが加わる。#ブルゴーニュ pic.twitter.com/AeyQL2nfJB
ドメーヌ・ルフレーヴは、200年以上ワインを製造している、歴史あるピュリニーの名門ドメーヌです。イギリスの権威あるワイン評価雑誌で、白ワインの世界10大生産者のうち1位になったこともあります。
ドメーヌはジョゼフ・ルフレーヴが立ち上げ、最高峰の4つのグラン・クリュを所有しており、ワイン造りの家業は現在も代々畑とともに引き継がれています。深みと複雑さを兼ね備える気品あふれるワインが特徴です。
エティエンヌ・ソゼ
本日は #ヴァン・パッション
— ソムリン (@sommelin) July 12, 2018
39種試飲して来ましたぞ!
【ソムリンのオススメ】
エティエンヌ・ソゼ
ピュリニー・モンラッシェ 1er cru
ラ・ガレンヌ#ソムリンポイント 8/10点#ワイン #ワイン試飲会 #wine #ソムリン #赤ワイン #白ワイン #スパークリング #フランス #ブルゴーニュ pic.twitter.com/mvPrjZ2Lkk
エティエンヌ・ソゼは、ピュリニーの中でもルフレーヴと肩を並べる存在の生産者です。4つのグラン・クリュを有しています。一度はドメーヌの看板を下ろすことになったものの、ドメーヌ時代と変わらない硬派なワイン造りで世界的な評判を集め、入手困難となるほどの人気です。
新樽の風味をワインのボディに溶け込ませ、密度のあるしっかりした味のなかに柔らかさがあります。ミネラルも豊富に含まれ、繊細な味わいのワインです。
アンリ・ボワイヨ
アンリ・ボワイヨ ビュリニー・モンラッシェ レ ピュセル 2009(ヴェリタス)
— Yuichi Sato (@yuichisa) May 19, 2021
明るいレモン色。
粘稠度は高い。
レモンやバターや湿った土のニュアンス。
果実味も酸味も生き生き。堅いミネラルが芯を支えている。
高いトーンの果実味とビターなアフター。
まだ早かったかも🤣(語彙不足)#ブルゴーニュ pic.twitter.com/gFPvVfa76v
アンリ・ボワイヨは1630年からワインの製造をしていた記録があり、1890年にドメーヌを設立したという古い歴史を持つ名門ドメーヌです。アメリカに渡ってワインのプロモーションを行い、ロバート・パーカーから5つ星生産者の評価を受けたこともあります。
妥協のない完璧主義な製造でぶどうの厳選から行い、独自のこだわりで熟成しています。雑味が少なく、酸味と果実味が調和した透明感のある味わいが特徴です。
モンラッシェのおすすめ商品
シュヴァリエモンラッシェ(2018)ドメーヌ・ルフレーヴ
ピュリニー最高峰の生産者である、ドメーヌ・ルフレーヴのグラン・クリュで製造された極上の白ワインです。凝縮した果実の風味に酸味が味を引き締め、気品のある味わいで、余韻まで楽しめます。高価ですが、特別な日の至高の一杯におすすめです。
ピュリニーモンラッシェ・クロ・ド・ラ・ムーシェール
こちらは有名生産者アンリ・ボワイヨ製造のワインです。1級畑であるプルミエ・クリュのワインですが、お手頃な価格で名門の味を楽しめます。名門ならではのピュアな果実味と、シャープな切れ味と透明感のある酸味のワインです。
ドメーヌ・ラモネ・シャサーニュ・モンラッシェ
サシャーニュの名門、ドメーヌ・ラモネが製造するワインです。グランやプルミエではない畑から獲れるぶどうから作られた村名ワインですが、世界的人気であるラモネのワインは、畑の名前がないワインでも非常に入手困難といわれます。豊かなミネラル感とフレッシュな果実感が調和した飲みやすい一本で、価格的もお手頃でおすすめです。
ブリュノ・コラン・バタールモンラッシェ(2018)
現代に合わせたスタイルのワインを作ることで有名な、サシャーニュの若い生産者ブリュノ・コランが製造するワインです。ミネラル感が強いモンラッシェの中でも果実味を重視しており、長く寝かせなくても飲みやすいので、すぐ飲みたい人におすすめです。グラン・クリュのワインの中でも価格的にお手頃ですので、入門にも良いでしょう。
ドメーヌ・デ・エリティエール・ルイ・ジャド・シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドモワゼル
ワイン通の中で知らない人はいないといわれる名門ドメーヌ、ルイ・ジャドのワインです。グラン・クリュから製造されるモンラッシェの中では比較的入手しやすい価格で、本格的な名門の味を楽しめます。長年熟成させリッチで華やかな風味の中に、繊細さも持ち合わせた表情が豊かな味わいです。
エティエンヌ・ソゼ(2014)ピュリニー・モンラッシェ・レ・ペリエール
名門エティエンヌ・ソゼが製造するワインです。プルミエ・クリュの中では高価格帯の1本であり、グラン・クリュと遜色ない値打ちがあります。レモンやライムのフレッシュな風味に、存在感あるの酸味とミネラル感が引き締まった印象を与えてくれます。
シャサーニュ・モンラッシェ1er・レ・モルジョ・ブラン(2013)
日本人女性醸造家とエティエンヌ・ソゼの元で修業した弟子が2010年からスタートさせたネゴシアンのワインです。恵まれたプルミエ・クリュのぶどうと丁寧な醸造のポテンシャルが今世界でも評価され、注目が高まっています。グレープフルーツや白桃などの果実感のある風味に、ミネラル感と酸味がバランスよく引き締めた味わいです。
ルイ・ラトゥール・シュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼル
ブルゴーニュの古くからの名門、ルイ・ラトゥールのグラン・クリュから製造されたワインです。凝縮した果実の華やかな風味と、芳醇で長い余韻が楽しめます。ルイ・ラトゥールはブルゴーニュ2大白ワインの一つ、コルトン・シャルルマーニュを生み出した名門として知られており、長い歴史の持つ技術は一級品です。
モンラッシェは一度は飲んでみたい至高の白ワイン!
遅ればせながら、店主誕生日おめでとう🎶✨😆✨🎶
— Duffy&Friends_love (@Duffy_Friends_T) October 22, 2020
ラモネ モンラッシェ 06
有言実行第2段で持ち込んでやりました😅
自分の誕生日に開けるのでさえ躊躇するワインをなぜ持って来て開けたのか自分でもわからない😅 #デゴる pic.twitter.com/ok7MbaWJGP
世界中のソムリエやワイン愛好家から求められる、希少価値の高いモンラッシェの白ワイン。有名なものは少なく価格も高いためなかなかお目にかかれませんが、お手頃価格で名門の味を楽しめるワインもあります。誕生日やパーティーなど、特別な日に振舞うと喜ばれるでしょう。ぜひ一度飲んでみてください。