スモークチップおすすめ13選！選び方のポイントや使い方も！

自宅やキャンプなどで、オリジナルの燻製を作る方が増えています。この燻製を作るのに欠かせないのが、スモークチップです。スモークチップは、樹種の違いによって風味や香り、また色の付き方が異なります。この記事では、燻製する際に必要な、スモークチップの選び方や使い方、おすすめ商品を紹介します。

スモークチップは、燻製用に木をチップ状に加工したものです。木の種類によって香りや、燻製に適した食材がそれぞれ違うため出来上がりに影響します。スモークチップの代表的な木の種類として、サクラやヒッコリー、リンゴ、ナラなどが挙げられます。

自分好みの燻製に仕上げる選び方として、燻製させる食材を決めてから、木の種類を選別することが重要です。

スモークチップはメーカーによって、様々な容量で販売しています。特に燻製作り初心者は、自分の好みの香りを見つけるには、色んなスモークチップを試す必要があります。そこで初心者におすすめする、スモークチップの容量は50gです。ダイソーやセリアなどの100均ショップ、カインズではファーストキット3種類で購入できます。

少量な分、低価格かついろいろな種類のスモークチップで燻製を楽しめます。ある程度、好みの香りが決まれば500g～1kgのコスパが良い大容量の購入をおすすめします。

スモークチップは木の種類によって、食材に合う香りや風味、色付きが異なります。豚肉や羊肉、サンマなどクセのある食材には、サクラやヒッコリーなど香りが強いスモークチップを選びましょう。

淡白な鶏肉や白身魚には、やわらかく上品な香りがする、リンゴなどのスモークチップと相性が良いです。自分が燻製したい食材に合わせて、スモークチップを選ぶことで失敗するリスクが減ります。

【材料】

• 鍋底が深いフライパン又は中華鍋
• アルミホイル
• スモークチップ
• 網
• フタ

1. アルミホイルを1度しわしわに器の形に形成し、器の中に一掴みのスモークチップを入れます。
2. 器をフライパンの中にセットし、中火で着火して煙が出るのを待ちます。
3. 煙がでたら、網の上に食材をのせ、フライパンにセットしフタをする。
4. 弱火にかえ、チーズや茹で卵などすぐに食べれるものなら10分程度。肉や魚など加熱が必要なものは20分〜60分程度様子を見て燻します。

室内で燻製作りをすると煙が出るので、換気や排気をしっかりを行うように注意してください。また、燻製中は鍋を空焚きするので、熱に強い鉄製のフライパンを使用しましょう。

スモークチップの香りが室内、又使用する鍋などに強く残りやすいので、可能であれば野外で行うのがベストです。気になるようであれば、室内で使用でき煙が出にくい燻製器も販売しています。

100均のダイソーからスモークチップは、サクラとリンゴ、クルミ、ナラの4種類が販売されてます。特に口コミで評価が高いのが、サクラのスモークチップです。香りが高く、どんな食材にも適しています。特に食材の選び方として、クセのある食材でも香りが負けないので、豚肉やチーズなどを選ぶと良いです。

手軽な価格でスモークチップのミックスが購入できるのは、100均のセリアです。ナラとブナ、カシ、カエデ、クヌギ、クルミの計6種類がミックスされてます。スモークチップのサクラに比べると、燻製中に出る煙の匂いが強くないのが特徴です。

どんな食材でも合いますが、特にチーズとの相性が良く美味しいです。スモークチップの使い方は、一握りの量が1回の使用量なので少量で試したい方におすすめです。

カインズのスモークチップはサクラとナラ、リンゴの3種類が50gづつ小包装されているセットです。3種類あるからこそ、単品でも独自でブレンドする使い方ができます。ナラのスモークチップは、やさしい香りに色付きが良くチーズや魚介類との相性が良いでしょう。

またリンゴのスモークチップは、香りや色付きは弱いので鶏肉や白身魚など、淡白な食材との相性が良いです。それぞれ相性が良い食材が違うので、選び方に困らず、初心者やいろいろな香りを試したい方におすすめです。

香り高く強めの部類に入るサクラのスモークチップは、国内で一番人気の燻製材です。オノエのサクラのスモークチップは、他社のものに比べると香りが強すぎないので、初心者でも扱いやすく食べやすい燻製が作れます。

使い方は、1回の使用で一握りの量のため、500gだと何度も楽しめます。サクラは香りがしっかり食材につくので、クセのある羊肉、豚肉、青魚やチーズとの相性が良いです。
 

リンゴ果樹の甘い香りが特徴のサトのスモークチップです。サトのスモークチップは、国産原料に薬品無添加なので安心して燻製を楽しめます。洋酒樽から出来たスモークチップなので、ほのかにモルトの香りもします。

リンゴの甘みある香りが、燻製をマイルドに仕上げます。そのため鶏肉や白身魚など、淡白かつクセのない食材との相性が良いです。

スモークチップの種類としては非常に珍しい、メープルシロップの原料であるサトウカエデの木材を使ったチップです。国内にある天然木から作られたスモークチップは、ほのかな甘い香りでクセがなく、どんな食材にも合います。

また、色の付きが良いと評価を受けています。スモークチップの使い方は、1回で一握りの量なので、300gと使い切りしやすい容量です。

日本で一番人気、サクラのスモークチップは燻製時の香りが強く、色んな食材に使えます。また、煙が立ちやすく初心者でも扱いやすいです。香りが強い分、食材を燻製する使い方以外に、塩や醤油などの調味料の燻製としても使えます。燻製醤油を卵かけご飯にかけると、香り高いサクラの香りもして非常に美味しいです。

燻製道具なども扱う進誠産業、クルミのスモークチップは岩手県産を使用しています。香りにクセはなく、マイルドな香りです。そのため、肉や魚、チーズなどの様々な食材にも合います。色付きは他のスモークチップに比べると薄いので、見た目が上品な仕上がりになります。マイルドな香りを燻製に付けたい方におすすめの、スモークチップです。

アメリカのバーベキューで良く使われている、クルミ科の木ヒッコリーのスモークチップです。日本ではサクラのスモークチップが定番ですが、アメリカではヒッコリーが定番です。材質が堅く、発煙が良いので、初心者でも扱いやすいスモークチップです。

ハムやベーコンなどの肉類との相性が一番良いですが、強めの香りにあまりクセがないのでどんな食材にも合います。サクラに比べて、色付きがキレイな飴色に仕上がります。色んな食材に使え、扱いやすいヒッコリーのスモークチップはおすすめです。

約30年以上使い込まれたウイスキー醸造用のオーク樽を、チップ用に形状したスモークチップです。一般的なサクラやリンゴに比べると、ウイスキーが染み込んだ樽で出来たスモークチップは香り高く上品な味わいです。淡白な鶏肉や白身魚との相性が良いでしょう。

また、ウイスキーのおつまみとしてよくでるナッツも、燻製すると奥深い味わいになって、美味しく仕上がります。ウイスキーなどの、お酒の香りを楽しみたい方におすすめです。

ヨーロッパでは、ブナのスモークチップが人気です。ソーセージ、ベーコン、ハムなどの燻製によく使用されています。発色が良く飴色に仕上がるのに、香りはすっきりとやさしく付きます。

チップ自体から香りは、それ程強くありませんが、燻製で使うことによって、ほんのりとした香りが楽しめるでしょう。日本では、魚介類の燻製などに良く使われます。クセや渋みがなく、扱いやすいスモークチップです。

天然木のナラ材を使用した、スモークチップです。燻製の色付きが非常に良く、ブナと同様に美しい飴色に仕上がります。煙には、あまりクセがなくやさしい香りです。長時間燻しすぎると渋みがでるので、燻製時間には注意が必要です。

燻製以外の使い方として、バーベキューの炭と一緒にスモークチップを焼き、香りを楽しむ方法もあります。また、色付きが良いので、色付きが薄いクルミとブレンドして使う使い方もおすすめです。

ブナとナラなどの、広葉樹2種類を中心にブレンドしたスモークチップです。サクラに比べるとクセがなく、シンプルな味わいを楽しめます。肉や魚など色んな食材に使えるので、選び方や使い方に困る、初心者におすすめです。

バランス良く配合されているからこそ、これといった特徴が出にくいでしょう。その場合は、サクラやヒッコリーなど、香りが強いスモークチップを加えるなどして、独自ブレンドを楽しむのもおすすめです。

美味しい燻製を作るには、スモークチップの種類とそれに合う食材の組み合わせで、仕上がりが決まります。サクラやヒッコリーなどの香りが強いチップには、クセのある豚肉や羊肉などが合います。ナラやブナなどのやさしい香りのチップには、魚介などと相性が良いです。

それぞれ特徴が違うので、仕上げたい燻製のイメージに近いスモークチップを選びましょう。美味しい燻製を作って、料理の幅をぜひ広げてください。