はえぬきってどんな米?山形が誇るブランド米の特徴や価格をチェック

はえぬきとはどのような米なのかを解説します。山形県が誇る品種であるはえぬきの特徴や価格など、はえぬきに関する情報をまとめました。はえぬきの美味しい食べ方や通販サイトで買えるはえぬきの商品も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

はえぬきってどんな米?山形が誇るブランド米の特徴や価格をチェックのイメージ

目次

  1. 1はえぬきの特徴や美味しい食べ方が知りたい!
  2. 2はえぬきとはどんな米?
  3. 3はえぬきの特徴
  4. 4通販で買えるはえぬきの種類
  5. 5はえぬきを食べてみよう!

はえぬきの特徴や美味しい食べ方が知りたい!

はえぬきという品種のお米を知っていますか?はえぬきは山形県のブランド米ですが、評価が高いにも関わらず全国的な知名度はあまり高くありません。

そこで、本記事ははえぬきとはどういった米なのか、はえぬきの特徴や価格などを調べてまとめました。通販で買うことができるはえぬきの商品も紹介しているので、はえぬきを買う時の参考にしてください。

はえぬきとはどんな米?

山形生まれのブランド米

はえぬきは「つや姫」とともに山形が誇るブランド米で、「あきたこまち」をベースにして作られた品種です。新たな美味しい品種を生み出そうと昭和57年から試験が行われ、「庄内29号」と「あきたこまち」をかけ合わせて作られました。はえぬきは「庄内29号」の丈が短くて倒れにくい性質や味が良いところと、「あきたこまち」のキレイな見た目と美味しさを引き継ぐことに成功しました

その後10年くらいかけて品種改良が行われ、ようやく現在のはえぬきとして大々的にデビューすることになったのです。発売以来22年間も連続して最高食味ランクの特Aを獲得しており、魚沼産のコシヒカリにも劣らない美味しさの品種だといわれています。

名前の由来

はえぬきとは「生え抜き」という言葉に由来しており、山形で生まれて山形で育つ米という意味が込められています。その名の通り、はえぬきは山形の気候や風土に合うように計算して作られているため、他の地域では山形県で作るほどの品質には育たないといわれています。

はえぬきの生産地

はえぬきの生産地はほとんどが山形県で、他の地域ではあまり作られることはありません。はえぬきは日照時間や昼夜の寒暖差などの条件が山形の気候に最適化されており、他の地域では山形県ほど美味しく作ることができません。そのため、市場にもあまり出回らず知名度も上がらないので、生産地はほとんど山形県に限られてしまうのです

山形県外ではほとんど姿を見ない品種であるはえぬきですが、九州の大分県で作られることもあります。山形県内では置賜産のはえぬきと庄内産のはえぬきがありますが、どちらとも米のランクに違いはなく、美味しさにも変わりはありません。

はえぬきの特徴

特徴

はえぬきはお米に含まれるタンパク質の量が少ないため、味が良いふっくらとした柔らかいご飯を作ることができます。また、はえぬきのデンプン質は粘りのあるご飯を作り出すことがわかっており、噛めば噛むほど程良い甘みが広がってきます。

はえぬきは水分と旨味のバランスが絶妙で、和食だけでなく中華や洋食との相性も抜群です。モチモチというよりはさらりとした食感のお米ですので、丼物やカレーなどに使うのもおすすめです。また、はえぬきは美味しいだけでなく価格も安いという特徴もあります。

同じ特Aランクの魚沼産コシヒカリは5kgでも3500円はしますが、はえぬきは5kgで2500円くらいと低価格です。価格が安くて美味しいため、セブンイレブンのおにぎりや業務用のお弁当などにもよく利用されています。

味わい

同じ山形県の品種であるつや姫は甘みがあり濃厚な味が特徴ですが、はえぬきはそれとは逆で甘すぎずにあっさりとした味をしています。お米そのものの味をしっかりと味わいたいのであればつや姫のほうがおすすめですが、毎日食べると少し飽きてしまうこともあります。

その点はえぬきはおかずとの味のバランスが良く、毎日食べても飽きることがありません。炊きたてはツヤがあって米が立っているので、一粒一粒の歯ごたえをしっかりと感じることもできます。

おすすめの食べ方

はえぬきは冷めても美味しさが続くため、おにぎりやお弁当に使うのがおすすめです。おにぎりの中でも、特に焼きおにぎりにすると絶品だといわれています。はえぬきは粒がしっかりしているので強くにぎってもお米が潰れることがなく、醤油もしっかりと染み込んで美味しい焼きおにぎりを作ることができます。

それ以外にはどのような料理にも合いますが、特に濃い味のおかずと合わせるのが良いでしょう。あっさりとした漬物や汁物だけで食べたりすると少し物足りなさを感じてしまうこともありますが、濃い味のおかずと一緒に食べると米の味を主張しすぎずおかずの美味しさを引き立ててくれます。

通販で買えるはえぬきの種類

種類①はえぬき精米

すでに精米済みのはえぬきは、炊く前に軽く研いで使う一般的なお米です。同じ精米済みのはえぬきでも、通販サイトを見てみるといろいろな業者から売られています。価格が安いものを選ぶ人も多いでしょうが、実は精米の仕方によって同じ品種のはえぬきでも味が変わってしまうことがあります。

こればかりは一度炊いて食べてみないとわかりませんが、もし食べてみて味がいまいちだった場合は違う業者から販売されているものを選ぶのもひとつの手です。

また、通販サイトによっては、精米から時間が経ったものや古いお米が送られてくることもあるので要注意です。通販ではえぬきの精米を買う時は、収穫された年度などがきちんと記載されているものを選ぶようにしましょう。

種類②はえぬき無洗米

はえぬきには精米だけでなく、無洗米の商品も売られています。無洗米はお米についた肌ヌカをほぼ完全に除去しているため、炊く前にお米を研ぐ必要がありません。無洗米は精米よりも手間がかかっていそうですが、価格は精米とそこまで変わりません。

無洗米は忙しい時の時短調理に役立つだけでなく、洗米によるビタミンやミネラルなどの流出を防ぐというメリットもあります。ただ、無洗米は米ヌカがなくなる分精米よりも正味量が多くなるため、通常の水加減で炊くと炊きあがりが硬くなってしまうことがあります。

無洗米を炊く時は、いつもの水加減よりも大さじ1〜2杯程度多めにして炊くようにしましょう。家の炊飯器に無洗米コースがある場合は、そういった機能を使うと便利です。

種類③はえぬき玄米

はえぬきの玄米は精米しない状態のまま届くので、自宅で精米したてのはえぬきが食べたい人におすすめです。もちろんそのまま食べても美味しく、白米にはないビタミンやミネラル、食物繊維などをたっぷりと摂取することができます。ただ、白米に比べて吸水しづらいため、調理に少し手間がかかります。

一番のポイントは、長時間しっかりと浸水させることです。白米であれば30分〜1時間ほど浸水させれば十分ですが、玄米の場合は夏でも12〜24時間、冬であれば24〜36時間もの浸水が必要となります。しかも、雑菌が繁殖しないように、時々水を変えなくてはなりません。

ここまで時間をかけられない場合は、冷たい水ではなくぬるま湯を使うようにしましょう。ぬるま湯であれば水の半分くらいの浸水時間ですませられます。

炊く時も白米に比べて多くの水が必要となります。玄米を炊く時の水の目安量は、お米1カップに対して約300cc程度です。水が少ないとせっかくの美味しいはえぬきがパサパサとした食感になってしまうので、水加減には気を付けましょう。

種類④食べ比べセット

通販で買える食べ比べセットは、はえぬきと他の品種のお米が一度に食べられるお得なセット商品です。はえぬきとセットになっている品種はつや姫が多いですが、他にもミルキークイーンや夢ごこち、雪若丸やあきたこまちなどさまざまな品種のセット商品があります。どの品種のお米を買おうか迷っている人にはおすすめの商品です。

ふるさと納税でも購入できる

はえぬきはふるさと納税でも購入することができます。納税先の自治体は通販サイトを見ればすぐにわかるので、自分の地元や応援したい地域を選ぶと良いでしょう。10000円の納税で10kgのはえぬきをもらえるので、還元率はだいたい50%くらいです

ただ、通販サイトの中には悪質なものもあり、ふるさと納税で買えると記載しながら実際には納税を行っていないような詐欺サイトもあります。ふるさと納税で買う場合は、口コミなども参考にしながら信用できるサイトを探すようにしましょう。

はえぬきを食べてみよう!

はえぬきの特徴や価格など、はえぬきに関する情報についてまとめました。はえぬきはほとんどが山形県産であるため県外の人にとってはあまりなじみのないお米かもしれませんが、コンビニやファミレスなどで知らず知らずのうちに口にしたことがある人も多いでしょう。

冷めても美味しいはえぬきですが、炊きたてのお米はまた格別な美味しさです。通販サイトでもいろいろな種類のはえぬきが売られているので、気になった人はぜひ一度はえぬきを買ってその美味しさを確かめてみてください。

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