2020年10月08日公開
2024年11月02日更新
白身魚の種類を一覧紹介!白身魚の特徴とおすすめの調理法も
白身魚の種類を一覧にして、詳しくまとめました。それぞれ種類別の特長や見た目、白身魚と赤身魚の違いなども解説していきます。併せて、白身魚にバッチリ合うおすすめの調理方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
白身魚は種類が多い!
左から、金時鯛、アラ、白川鯛になります。みんな白身魚だけど、みんな個性があって美味しいのです! pic.twitter.com/eNTMR5eTgG
— なおかね@11月から京都 (@naokane_1971) September 26, 2020
白身魚は私たちの食生活の中で、頻繁に使われる人気の食材です。スーパーの惣菜コーナーには、白身魚のフライや天ぷらなどが、並んでいるのをよく見かけます。しかし、一口に白身魚といっても、どのような種類があるのでしょうか?本記事では白身魚の種類を一覧にして、詳しく解説していきましょう。
白身魚とは?
白身魚の特徴
今朝の白身魚のお刺身は大平目をしました。
— かに大陸 (@kanitairiku) May 19, 2016
朝は市場のお店で、3時半頃~7時半過ぎまで、行商人や個人商店のお客様に売っています。 pic.twitter.com/RJEhuEwpKn
白身魚はひとつの地域に留まり、敵から逃げたり獲物を捕まえたりする時以外は、あまり動かず磯や底でじっとしています。そのため、回遊魚のように持続力のある筋肉はありませんが、瞬発力があり速筋の比率が高いことが特徴です。白身魚の味は淡白で身がほぐれやすく消化も良いので、離乳食などにも適しています。
白身魚の種類
最近は白身魚の『バサ』にハマっています。揚げても塩焼きでもカレー風味でも美味しくアレンジしやすい!何といっても安い! pic.twitter.com/gUXOrJp1RO
— m (@movies2nyan) June 22, 2020
白身魚は販売されていない魚や、地域特産の珍しい魚も含めると、実に多くの種類があります。中でも代表的な種類は、タイ、ヒラメ、カレイ、タラ、フグ、スズキなどです。また、アンコウなどの深海魚も、白身魚に分類されます。
白身魚と赤身魚の違い
青魚と呼ばれるアジやイワシは赤身魚
— もここ(鳥) (@yakinori02021) October 13, 2017
サケは白身魚
ややこしいwww pic.twitter.com/htZK2KxWvd
白身魚と赤身魚は、筋肉色素タンパク質であるヘモグロビンと、血液色素タンパク質であるミオグロビンの含有量で分類しています。ヘモグロビンは酸素を運搬する役割があり、ミオグロビンは酸素を供給する役割があります。
白身魚と赤身魚の大きな違いは、筋肉の種類です。白身魚の白い筋肉は、速筋と呼ばれ瞬発力が高いのが特徴になっています。赤身魚の赤い筋肉は、遅筋と呼ばれ持久力が高いのが特徴です。
鮭は身が赤いのにも関わらず、白身魚に分類されます。それはロチノイド系の赤い色素である、アスタキサンチンという成分が含まれていることによって、鮭の身が赤くなるそうです。
白身魚の種類別一覧
白身魚の種類【ウナギ目】
穴子を食してみた。
— ✨𝐌𝐀𝐆𝐈𝐂𝐈𝐀𝐍-𝐊☆彡 (@katsumimasuhara) May 8, 2020
アナゴ(ウナギ目アナゴ科に属する魚類の総称)
conger (eel) /kάŋgɚ|kˈɔŋgə/
日本で「アナゴ」といえば浅い海の砂泥底に生息し、食用に多く漁獲されるマアナゴ Conger myriaster を指すことが多い。
ウナギ(eel)と違いウロコがないから、食感がサラリとしているのか。 pic.twitter.com/zKKSRYiKBP
ウナギ目にはアナゴ、ハモ、ウナギ、ウミヘビ・ウツボ等の種類が属しています。アナゴは寿司種や蒲焼き料理でよく使われているので、私達にも馴染みのある魚です。夜行性で昼は穴の中に潜み、夜に活動する特性があります。
ハモはスーパーや市場で、販売されていることが多いです。小骨が多いので、下ごしらえで骨切りをしておく必要があるでしょう。ハモは淡白な味で美味しく、天ぷらや鍋にしたり、湯引きしてポン酢をつけて食べるとよく合います。
白身魚の種類【カサゴ目】
カサゴ
— スイカダイバーマン (@301415921) August 5, 2020
カサゴ目メバル科カサゴ属。
最近になってフサカサゴ科からメバル科にお引越し。
浅瀬にいる個体は茶色っぽくて深いところの個体は色が赤くなる。写真は水深15mぐらいで撮ったから茶色い個体。頭がデカすぎて泳ぐのが好きじゃないみたい。#誰も得しないスイカダイバーマンの生き物講座 pic.twitter.com/9ni5m7Cl4j
カサゴ目にはアイナメ、メバル、ホッケ等の種類が属しています。アイナメは磯場に住む底ものの海水魚で、唐揚げや照り焼き、刺身などによく合います。
メバルは目が非常に大きいのが特徴で、見分けがつきやすい種類です。アカメバル、クロメバル、キンメバルに分類され、春~夏が旬になります。ホッケは北海道産の干物で有名です。身が分厚くて、白身魚の中でも美味しいと人気があります。
白身魚の種類【キンメダイ目】
キンメダイ@キンメダイ目キンメダイ科 pic.twitter.com/UOyvO64mbP
— 築地 寿賀半すかはん8159 (@sukahan_fish) March 6, 2017
キンメダイ目にはキンメイダイやナンヨウキンメ等の種類が属し、全て海水魚であることが特徴です。中でもキンメダイは食用としても、馴染みがあります。目が大きく黄金色に輝いており、白身魚の中では割と値段が高い方です。冬が旬で刺身や煮魚、干物にすると美味しく食べられます。
白身魚の種類【サケ目】
サケは白身魚っていうかのが分かるほっぺた
— サヤカ (@ntkLcztbCFNpOay) January 25, 2019
今まで食べたサケで一番美味しい…… pic.twitter.com/RO8SaIkY2P
サケ目に属している代表的な白身魚はサケ(鮭)です。先述したように、身の色が赤いので赤身魚のような印象を受けますが、白身魚に分類されます。サケは幅広い調理法で楽しめることが魅力です。
他にもベニザケ、クニマス、ニジマス等がサケ科に属しており、いずれも背びれの後方にあぶらびれという、肉質の小さな扇状のひれを持っていることが特徴です。
白身魚の種類【スズキ目】
今回の海鮮のご紹介は甘鯛(アマダイ)です🐟その名前から鯛の仲間と思われがちなのですが、スズキ目キツネアマダイ科に分類されます✍️ 白身魚の中でも、脂肪が少ないのにパサつかず、甘みのある柔らかい肉質はお子様からお年寄りまでみんなが食べやすいです🐟是非一度ご賞味くださいませ!! pic.twitter.com/gxG1hsTFV8
— Ocean’s Table (@oceans_table) July 22, 2019
スズキ目にはアマダイ、イシダイ、イサキ、カマス、キス、マダイ、タチウオ、ハタハタ、スズキ等、馴染みのある多くの魚の種類が属しています。
アマダイは日本で獲れるものでは、シロアマダイ、アカアマダイ、キアマダイがあり、味噌漬けや照り焼きにするとよく合います。イシダイは縦縞模様が特徴の魚で、刺身や洗いにして食べると美味しいです。カマスは時期によっては、市場やスーパーでよく販売されている魚で、アカカマス、アオカマス、ヤマトカマスの3種類があります。
キスは細長い白身魚で、天ぷら、フライ、刺身、塩焼き、吸い物など、さまざまな調理法で楽しめます。マダイはお祝いごとの席には欠かせない、縁起の良い魚として有名です。非常に美しい赤色をしており、見た目も味も良い魚です。タチウオは見た目でも分かりやすい、細長い形をしています。焼き魚でも刺身にしても美味しいです。
白身魚の種類【ダツ目】
今日のお魚はトビウオでした!
— はやと@はやとちゃんねる (@hayachan_h) May 21, 2020
ダツ目トビウオ科トビウオ
※種類は割愛 pic.twitter.com/E82GJvsxf6
ダツ目にはサヨリ、ダツ、トビウオ等の種類が属しています。サヨリは特徴的な長い下あごを持つ魚で、春~秋にかけてが旬で美味しいです。ダツは南日本で多く収穫される魚で、細長く全長1mまで成長します。
トビウオは胸鰭が羽根状になっており、身がやや固めです。季節によって、スーパー等で和歌山県産や鹿児島県産のトビウオが販売されています。
白身魚の種類【タラ目】
スケトウダラ@日本海固有水コーナー:条鰭綱 タラ目 タラ科 スケトウダラ属.全長80㎝.日本海,和歌山県~カリフォルニア州にかけての北太平洋沿岸,オホーツク海,ベーリング海の水深0‐2000m.背鰭は3基.下顎は上顎より伸長する. pic.twitter.com/N0wWv5pVCQ
— 新潟市水族館マリンピア日本海 (@marinepia) February 8, 2015
タラ目にはスケトウダラ、タラ等の種類が属しています。スケトウダラは漁獲量の多い魚ですが、販売されているのは卵巣部分のたらこの方が多いかもしれません。身の方は刺身や煮魚にしても美味しいです。他にもかまぼこ等の練製品の原料に使われています。
タラは旬が冬で、手軽に購入できる魚です。安い白身魚の中では、身が多く美味しいことで人気があります。
白身魚の種類【ヒメ目】
エソ
— スイカダイバーマン (@301415921) August 7, 2020
ヒメ目エソ科の魚。基本的に骨が多すぎるからそのままは食べれず練り物にされる。写真みたく砂の上にいたり砂に埋まってたり。急に泳ぎだすしめちゃくちゃ速い。相当瞬発力ある。#誰も得しないスイカダイバーマンの生き物講座 pic.twitter.com/5MqXamAr4b
ヒメ目にはエソ科が属しています。エソは小骨が多く下処理に手間がかかるため、市場に流通することは少ないそうです。しかし、味は良く高級かまぼこの材料として使われています。エソが一般の市場に並ぶことが少ないのは、かまぼこ等の練物関連業者が、大量に買い占めているからだそうです。
白身魚の種類【フグ目】
カワハギは美味しい…🐡
— ふじまる (@aoi_maru) September 25, 2020
フグ目のお魚はだいたい美味しいイメージがありますね…🤤🤤#宮島水族館 pic.twitter.com/8LmZBd461V
フグ目にはカワハギ、ハリセンボン、トラフグ等の種類が属しています。カワハギはザラザラした皮に覆われており、小さなオチョボ口が可愛い魚です。新鮮なカワハギの肝は、海のフォアグラといわれるほど美味しいそうです。
ハリセンボンは腹びれがなく、顎の歯が融合しているのが特徴になります。敵に襲われると水や空気を吸い込んで、体を膨らませて威嚇することでも有名です。トラフグはフグの種類の中でも、最も美味しいといわれています。
白身魚の種類【ボラ目】
4ボラ目(笑) pic.twitter.com/6cTfeYCmPq
— しゅういち (@nakaichi5243) October 12, 2018
ボラ目にはボラ科が属しています。ボラは少しユニークな顔を持った生命力の強い魚です。匂いが強いことでも知られていますが、生息している水によって全く臭みが変わります。カラスミはボラの卵巣で作った珍味です。釣りでは外道として扱われる魚の種類ですが、時期によっては美味しく食べられるといわれています。
白身魚のおすすめ調理法
白身魚のフライ
今日の晩ご飯
— しむす・ぜろぜろないん@動画作成再開しました (@shims009) September 27, 2020
白身魚のフライ( ̄∀ ̄) pic.twitter.com/39fRUBIBxi
白身魚はあっさりとした淡白な味ですが、フライにすると満腹感が得られます。フライは時間が経っても美味しいので、お弁当のおかずやサンドイッチの具等に活用できて便利です。タルタルソース、醤油、ケチャップ等につけて食べるのもおすすめです。ちなみにマクドナルドのフィレオフィッシュは、アラスカ産のスケトウダラが使われています。
白身魚の刺し身
白身魚を、刺身でたらふく。
— もろみ こうじ (@hyakuyaku_kouji) September 13, 2020
それに伴い、冷酒をたらふく。
え、この2つは、セットでしょ? pic.twitter.com/mME3axwpzl
獲れたばかりの白身魚を刺身にしても、身の旨味はほとんど感じられません。白身魚の刺身やお造りは、味よりもプリプリした食感と薬味やタレの味わいを楽しみます。刺身を昆布締めにすると、うまみと風味が倍増しておすすめです。昆布に刺身を挟んで、3~4時間寝かせるだけで簡単に作れます。
白身魚のムニエル
晩ごはんです♪
— さえ@home (@mb_jg7) September 11, 2020
白身魚のムニエル、コンソメスープ
(°∀°ミэ)Э#休肝日 pic.twitter.com/2WxZmeqHVs
白身魚のムニエルは、バターで風味とコクを効かせて焼いた人気料理です。水分を拭き取り、塩コショウでしっかりと下味を付けておくことがポイントになります。お好みでレモンを搾ったり、生クリームを加えたりして、ソースをアレンジすると良いでしょう。
白身魚の天ぷら
「キスの天ぷら」
— 食テロbot (@syokuterobot) October 15, 2015
カラリと揚がった衣と、中に包まれる柔らかな白身魚
塩の上品な味わいを堪能した後は、天つゆにたぽんと漬けて
白身魚の繊細さを引き出すのは塩だけど、天つゆのしっかりとした旨味もキスの天ぷらによく合うー pic.twitter.com/QtJDxJSuU2
天ぷらにする魚は、脂があまりのっていない白身がピッタリ合います。魚に下味をつけ、しばらく置いて馴染ませてから衣を付けましょう。一般的に魚介類で揚げ物をする場合は、油の温度を180~190℃の高めにしてから材料を入れるのが、カリッと仕上げるコツです。白身魚の天ぷらは、おかずにもお酒のおつまみにもなります。
その他の調理法
かんせーい!
— みんなのあうんちゃんbot (@komainunokomano) September 10, 2020
白身魚のみぞれ煮でーす!#今日のあうんメシ pic.twitter.com/tjHOnQr1WF
上記で紹介した以外にも、さまざまな調理法があります。カルパッチョ、甘酢あんかけ、トマトソース煮込み、煮付け、バター焼き、白ワイン蒸等です。お好みの調理法で白魚を堪能してください。
いろいろな白身魚を堪能しよう!
昼は白身魚のムニエル。
— ダンゴムシ@ミャンマー (@dangoburma) September 26, 2020
夜は写真忘れたけど、サクトロハンバーグとアサリの酒蒸し。
外食ないからほんと安上がりだし自分の好きなの食べられるからいいよな。 pic.twitter.com/24jyRecQbl
白身魚の種類を一覧で詳しく紹介しました。白身魚は国内と海外を合わせると、実に多くの種類があります。共通する特徴は、白い筋肉を持っているということでした。栄養面では低脂肪高タンパク質で、コラーゲンを豊富に含んでいます。本記事を参考に、普段の料理や買い物にぜひ役立ててください。