離乳食のおせちレシピまとめ!取り分けできるおすすめメニュー!

離乳食のおせちレシピをまとめました。離乳食として使えるおせちの簡単おすすめレシピを「初期・中期」「後期・完了期」の2つのジャンルに分けて紹介します。普段の離乳食に少し手を加えるだけで作れる、お手軽なおせちレシピが満載です。

離乳食のおせちレシピまとめ!取り分けできるおすすめメニュー!のイメージ

目次

  1. 1離乳食のおせちのおすすめレシピを紹介!
  2. 2離乳食のおせちのポイント
  3. 3離乳食のおせちの簡単人気レシピ【初期・中期】
  4. 4離乳食のおせちの簡単人気レシピ【後期・完了期】
  5. 5離乳食のおせちのおすすめレシピで正月を迎えよう!

離乳食のおせちのおすすめレシピを紹介!

昔よりも伝統文化が薄れてきている昨今ですが、お正月にはおせちを食べて過ごすという家庭もまだまだ多いことでしょう。最近ではコンビニやスーパーでも手軽におせちを買うことができますが、まだ小さな子どもは大人用のおせちを食べることができません。

特にまだ離乳食を食べている赤ちゃんがいる家庭では、お正月に赤ちゃんに何を食べさせたら良いのかと迷うこともあるのではないでしょうか?本記事では、離乳食に使えるおせちの簡単おおすすめレシピをまとめました。お正月用の赤ちゃんの献立に迷っている人は、ぜひ一度チェックしてみてください。

離乳食のおせちのポイント

正月におせちを食べる意味

おせちとはもともと季節の変わり目の「節(ふち)」を表す言葉で、平安時代の宮廷ではこの節の日に「御節供(おせちく)」と呼ばれる特別な料理を神にお供えしていました。御節供はその後「節句の日」という意味に変化していき、江戸時代には今でも伝わる上巳の節句や端午の節句などが庶民の間にも根付きました。

節句の日には神に供えたものを家族で食べる風習がありましたが、その時に食べる料理が今でいうおせちのもとになっているようです。江戸時代には節句の日ごとに食べられていたおせちですが、現在ではお正月にだけ食べるものとして姿を残すようになりました。

おせち料理にはそれぞれ子孫繁栄や無病息災、五穀豊穣などの願いがこめられています。現在でもよく食べられる数の子や昆布には子孫繁栄、きんとんには財産、黒豆には健康など、料理ひとつひとつにそれぞれ違った意味があります。

おせち料理は離乳食では食べられない食材も多いですが、いろいろなもので代用して少しでも縁起の良いものを食べさせてあげると良いでしょう。

注意点①餅は与えない

お正月といえば餅がつきものですが、当然のことながら離乳食期の赤ちゃんに餅を与えることはできません。大人が食べていると食べたがりますが、小さくちぎって与えたりするのもNGです。噛む力が弱い赤ちゃんにとって餅は危険物でしかないため、自分の力でしっかりと噛めるようになる3歳くらいまでは絶対に食べさせないようにしましょう

どうしても餅を食べたがる場合は、米や片栗粉を使って赤ちゃんでも食べられる餅を作るという方法もあります。ただ、これも離乳食完了期くらいが目安となるので、小さな赤ちゃんには食べさせないようにしましょう。

注意点②市販品の味付けは濃い

おせちの具材には、伊達巻やきんとん、お煮しめなど、離乳食期でも食べられるような柔らかい具材がいくつかあります。しかし、市販品のおせちは大人向けに作られているため、赤ちゃんには味付けが濃いものばかりです

また、市販品のおせちには添加物も多く含まれていることが多く、赤ちゃんに適しているとはいえません。大人は市販のおせちで良いとしても、赤ちゃんに与えるものだけは手作りしたほうが安心です。

注意点③環境の変化

お正月は帰省したり親戚の人たちと会ったり、普段とは何かと環境が変わります。大勢の人が集まると親の注意もそれやすく、赤ちゃんの誤飲やアレルギーなどの思わぬ事故が起こってしまうことがあります。

普段から赤ちゃんと接していない人は食べさせてはいけないものがわからないため、赤ちゃんが欲しがるままに与えてしまうこともあるでしょう。そういった事故を防ぐためにも、アレルギー食材や今の時期に食べられないものなどを周囲にしっかりと伝えておく必要があります

離乳食のおせちの簡単人気レシピ【初期・中期】

さつまいもきんとん

【材料】

  • さつまいも 250g
  • りんご 50g
  • 塩 ひとつまみ

【作り方】
  1. さつまいもは2cm程度の輪切りにします。
  2. ちんごはあらみじん切りにします。
  3. 小鍋に鍋底から2cm程度の水(分量外)を入れて、1と2を重ねて入れます。
  4. 塩を振って蓋をしたら、弱火でさつまいもに火が通るまで加熱します。
  5. さつまいもを取り出してを裏ごししたらりんごと混ぜます。
  6. 5をラップで包み、先端を丸めて茶巾型にしたら完成です。

たった3つの材料で作れてしまう、簡単なさつまいもきんとんを紹介します。砂糖は入っていませんが、さつまいもとりんごを使っているため自然な甘みが楽しめます。さつまいもを加熱する時は途中で水がなくなることがあるので、鍋から離れずに水が足りなくなったらその都度追加してください。

さつまいもはレンジでも柔らかくすることができますが、レンジだと乾燥しやすいので鍋でじっくりと加熱したほうが美味しくなります。大人が食べる場合は、砂糖を加えて甘くするのもおすすめです。

鏡もち風ご飯

【材料】

  • 軟飯 適量
  • かぼちゃマッシュ 適量
  • ほうれん草 適量

【作り方】
  1. 軟飯を握って鏡もちの形を作ります。
  2. かぼちゃマッシュを丸め、1の上に飾ります。
  3. ほうれん草を柔らかく茹で、かぼちゃの上に飾ったら完成です。

お正月の雰囲気を楽しめる鏡もち風のご飯レシピです。軟飯を丸い形に整えて重ねるだけですので、誰でも簡単に作ることができます。ポイントはみかんに見立てたかぼちゃマッシュで、これがあることによってただのご飯がぱっと華やかに仕上がります

もしもかぼちゃがない場合は、人参のマッシュで代用することも可能です。ご飯が柔らかくて形を作りにくい場合は、一度冷蔵庫で冷やすとまとまりやすくなります。

みかんのなます

【材料】

  • 大根 適量
  • 人参 適量
  • みかん 1/2個

【作り方】
  1. 大根と人参は細かく切って柔らかく茹でます。
  2. みかんの汁を絞ります。
  3. 1と2を和えたら完成です。

普通のなますは酢を使っているため赤ちゃんは食べられませんが、こちらのなますは酢の代わりにみかんを使っているため月齢の低い赤ちゃんでも食べることができます。人参と大根は繊維が残っていると飲み込みづらいため、クタクタになるまで柔らかく茹でるようにしましょう。野菜の大きさや切り方は、離乳食の進み具合によって変えてください。

みかんの酸味も嫌がる場合は、出汁で茹でただけのものをあげても良いでしょう。その場合は鰹節などをかけると、旨味がアップして食べやすくなります。

お雑煮風粥

お雑煮風粥は、大人用のお雑煮をお粥にアレンジして作った一品です。レシピでは鯛や大根を使っていますが、具材はどのようなものでもかまいません。鶏肉でも人参でも、各家庭のお雑煮に使っている具材を上手に利用しましょう。このお粥を主食に添えて周りを色鮮やかなメニューで飾れば、あっという間に立派な離乳食おせちが完成します。

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紅白粥

人参とトマトを使った色鮮やかな紅白粥を紹介します。人参とトマトの他に菜の花やしらすも入っていて、華やかなだけでなく栄養バランスもばっちりです。菜の花が手に入らない場合は、ほうれん草や小松菜などの葉物野菜で代用しても良いでしょう。

離乳食中期あたりからおすすめのお粥ですが、10倍粥にして具材をすり潰してしまえば初期から利用することもできます。

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サーモンテリーヌ

鮭と豆乳だけで作れてしまう、とてもオシャレなサーモンテリーヌを紹介します。卵も牛乳を使っていないため、アレルギー体質の赤ちゃんにも安心です。テリーヌは作るのが難しそうなイメージがありますが、このサーモンテリーヌはフードプロセッサーで混ぜた鮭と豆乳をレンジで固めるだけで作れてしまいます。

レンジの加熱具合によっては固くなりすぎる場合もあるので、こまめに様子を見ながら加熱すると良いでしょう。そのままでも美味しく食べられますが、大人が食べる場合はオーロラソースなどお好みのソースをつけて食べるのがおすすめです。

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離乳食のおせちの簡単人気レシピ【後期・完了期】

伊達巻

【材料】(4〜6人分)

  • 卵 3個
  • はんぺん 100g
  • サラダ油 適量

【作り方】
  1. ミキサーに卵とはんぺんを入れて混ぜます。
  2. 卵焼き器や小さめのフライパンに油をひき、1を流し入れます。
  3. 蓋をして両面を弱火で5分ずつ加熱します。
  4. 巻き簾の上に3を乗せて巻き、輪ゴムで固定して10分以上置きます。
  5. 巻き簾を外し、適当な大きさに切り分けたら完成です。

ふわふわで子どもからも人気の高い伊達巻は、はんぺんと卵で簡単に手作りすることができます。レシピではんぺんと卵をミキサーで混ぜていますが、ミキサーがない場合は袋などに入れて手で滑らかになるまで潰してもかまいません。

卵焼き器の蓋がない場合は、アルミホイルで代用するのがおすすめです。砂糖を使っていない甘くない伊達巻ですので、甘さを加えたい場合は砂糖小さじ1〜大さじ1くらの間で調整してみてください

赤ちゃんお雑煮

【材料】(1人分)

  • ご飯 80g
  • 大人用のお雑煮の汁 適量
  • 水(または無塩の出汁) 適量
  • 鶏むね肉 10g
  • 大根 20g
  • 小松菜の葉先 10g
  • 人参薄い輪切り 2枚

【作り方】
  1. 鶏肉は小さく刻み、大根は小さい色紙切りにします。
  2. 小松菜の葉先は1cm幅程度に刻みます。
  3. 人参は花型に抜き、レンジで20秒加熱します。
  4. ポリ袋にご飯を入れてコップの底などで軽く潰し、一口大に丸めます。
  5. 小鍋に大人用のお雑煮の汁を入れて、水を加えて2〜3倍に薄めます。
  6. 5に鶏肉と野菜を入れて野菜が柔らかくなるまで煮ます。
  7. 野菜が柔らかくなったら4を加え、少し温めたら完成です。

ご飯をもち代わりにした赤ちゃん用のお雑煮を紹介します。お雑煮の汁は大人用のを取り分けできるため、わざわざ赤ちゃん用に作る手間がなくなります

ポリ袋にご飯を入れるとくっついて取り出すのが大変ですが、ポリ袋を一度水で濡らしておくことによって取りやすくなります。同じように、ご飯を丸める時も一度手を水で濡らしておくのがおすすめです。

じゃがいもきな粉もち

【材料】

  • じゃがいも 30g
  • 片栗粉 小さじ1/2
  • きな粉 適量

【作り方】
  1. じゃがいもは適当な大きさに切って柔らかくなるまで茹でます。
  2. ボウルに1と片栗粉を入れて、じゃがいもを潰しながら混ぜます。
  3. 2を手でこねてひとまとめにします。
  4. 3を食べやすい大きさに丸めます。
  5. ラップをして500wのレンジで1分ほど加熱します。
  6. 5にきな粉をまぶしたら完成です。

お正月のもち代わりに使えるじゃがいもきな粉もちを紹介します。片栗粉とじゃがいもだけで作っているため、噛む力が弱い赤ちゃんでもしっかりと飲み込むことができます。きな粉をまぶしにくい場合は水分を少しつけることでまぶしやすくなります。

じゃがいもの水分量によっても生地の固さが変わってくるので、生地が固すぎる場合は牛乳やミルクを少し加えてみましょう。牛乳やミルクを加えるとほんのりと甘くなるので、じゃがいもだけよりも食べやすい味になるというメリットもあります。

筑前煮

【材料】

  • 鶏むね肉 20g
  • 人参 10g
  • 大根 10g
  • れんこん 5g
  • ほうれん草 少々
  • かつお昆布出汁 300ml
  • 醤油 0.5ml

【作り方】
  1. 人参、大根、れんこんを1cmに切ります。
  2. 鶏肉は細かく刻みます。
  3. ほうれん草は柔らかくなるまで下茹でします。
  4. 出汁に1を入れて、柔らかくなるまで煮ます。
  5. 野菜が柔らかくなったら鶏肉を加えてさらに煮ます。
  6. 醤油で風味をつけ、器に盛ってほうれん草を飾ったら完成です。

赤ちゃんでも食べられる薄味の筑前煮のレシピです。醤油は風味づけ程度にしか使っていないので、素材の味をしっかりと楽しむことができます。野菜は最初から刻んで煮込んでも良いですが、味付けする前の大人用の筑前煮から取り分けて刻んでも大丈夫です。

月齢が低い場合は具材を細かく砕く必要がありますが、手づかみ食べをするくらいになったら少し大きめにカットしても良いでしょう。

松風焼き

赤ちゃんでも食べられるふわふわの松風焼きのレシピです。鶏のひき肉に豆腐を加えているため、赤ちゃんでも簡単に噛み切れる松風焼きが出来上がります。一口大に作ると手でつかみやすく、手づかみ食べの練習にもぴったりです。トースターで焼く時は焦げないように、ワット数や焼き時間に気をつけるようにしましょう。

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りんご寒天

おせちを華やかに彩ることができる、キレイなピンク色のりんご寒天を紹介します。ジュースではなく生のりんごを使って作っているので、赤ちゃんでも安心して食べることができます。レシピでは食紅で色をつけていますが、食紅を使いたくない場合は加えなくてもかまいません。

その代わり、しっかりと洗ったりんごの皮を利用することで、ほんのりとピンク色の寒天を作ることができます。おせちだけでなく普段のおやつにもおすすめです。

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離乳食のおせちのおすすめレシピで正月を迎えよう!

離乳食に使えるおせちのおすすめレシピをまとめました。離乳食用とおせちと聞くと難しそうな気がしますが、実は少しの工夫でとても簡単に作ることができます。大人用の料理から取り分けて作れるメニューもあり、お正月の準備に忙しい時でも効率良く作れます。

赤ちゃんはまだまだ本格的なおせちは食べられませんが、いつもの離乳食を少し華やかにするだけでもお正月気分が味わえます。これらのレシピを参考に、離乳食のおせちで楽しいお正月を迎えてください。

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