おせち料理のレシピを丁寧解説!簡単なものから人気料理まで紹介!
日本の伝統でもある、お正月に食べるおせち料理は自分で作るのが大変と思っているという人も多いのが現実です。ですが、おせち料理は料理が得意じゃないという人でも簡単に作ることができるレシピがたくさんあります。いつもはおせち料理を注文して出来合いのものを食べているという人も今年は自分でおせち料理を作ってみませんか?今回はおせち料理の由来から、簡単に作れる人気レシピにおせち料理がおしゃれで華やかになる見せ方や予算など詳しく紹介していきます!
目次
おせち料理のレシピを詳しく知りたい!
新年の最初の行事といえばやはりおせち料理を食べることです。毎年おせち料理は口にしているけれど、人気のお取り寄せや出来合いのもので済ましていていつか自分で作ってみたいと思っている人も多いのではないでしょうか?しかしおせち料理は難しいレシピが多いと思っている人も多くいます。品数が多くてしかもレシピが難しいのでは、やはり気後れしてしまうものです。しかし実際は初心者でも簡単に作れるレシピが多くあります。
おせち料理は難しい、でも作ってみたいという人のために今回は初心者でも簡単に作ることができるレシピを紹介していきます。それに加えて、おせち料理が一体何なのか、そもそものおせち料理の由来やおせち料理1つ1つの予算の相場なども紹介していきます。おせち料理のことを良く知って、お正月の伝統行事出るおせち料理を食べることがもっと楽しくなること間違いなしです!ぜひおせち料理初心者の方も参考にしてみてください。
おせち料理について知っておこう
新年の初めに食べるおせち料理ですが、なぜお正月はおせちを食べるのか知らないという人も多いのではないでしょうか?おせち料理のレシピを知る前におせち料理の由来などを詳しく知っておけば、おせち料理を作るのがもっと楽しくなること間違いなしです。さらにおせち料理一つ一つの価格の相場を知れば、おせち料理を何品作るとこの価格になると予想がつけやすいので知っておいて損はありません。
おせち料理の由来は?
まずはおせち料理の由来について紹介していきます。おせち料理は、漢字で書くと御節料理と書きます。元々は季節の変わり目である節目、節句に神様に備える料理として作られていました。お正月もその節句の一つですが、お正月は1年で1番最初であることと、1番重要な節句であることから他の季節の節目よりも風習が強く残り、現在ではおせち料理というとお正月に食べる料理のことを指すようになったといわれています。
おせち料理は年神様へのお供えをする料理であると共に、家族幸せを願うための縁起物です。季節の変わり目の節句に1年の間に何度もおせち料理を作るのは大変ですし、1年の初めにおせち料理を作る風習が残ったのです。おせち料理には家族の幸せを願う以外にも子孫繁栄や五穀豊穣、家族の健康と安全などの祈りを込めて山や海の幸を盛り込むのが習わしとされています。そのためおせち料理は豪勢なものが多いとされています。
おせち料理は数日に分けて調理!予定表を作ろう
おせち料理はなんといっても品数が多いものです。何を作るか決めてから予定を立て始めないとおせち料理がお正月に間に合わないなんてことになりかねません。まずおせち料理を作るときに決めておくことがあります。1つは何種類の料理を作るか、2つ目は何の料理を作るか、3つ目はどの料理をいつ作るかが重要になってきます。この3つをあらかじめ元日から逆算して、間に合うように計画を立てておきましょう。
おせち料理は品数が多いために1日では間に合わないというだけでなく、黒豆のように数日間かけて下準備が必要なものもありますし、昆布巻きのように日持ちするものは作り置きしておく、すぐに作れるものは31日の大晦日に作るなど工夫をしておけば元日に盛り付けるだけで済ませることができます。何をいつ作るか決めたなら、カレンダーや予定表に書き込んで表にし、作ったものにチェックを入れていくと作り忘れがありません。
おせち料理の材料の相場を知っておこう
いつもおせち料理はまとめてお取り寄せしているという人なら、おせち料理一つ一つの材料費の相場を気にしたことがないという人も多いはずです。おせち料理を自分で作るといっても、自分で作れる簡単なものは手作りして難しいものは出来合いのものを購入してくるという手もあります。作るにしても出来合いのものを購入するにしても、人気のおせち料理の相場を知っておくのは多くの品数を作る上でも大切になってきます。
相場を知らずに買い物を始めてしまうと、思わぬ出費になってしまったということにもなりかねません。特にお正月が近くなると材料の相場も需要が高まることで価格が上がることもあります。早めに準備しても問題のない日持ちのする乾物などはお正月シーズン前に購入しておくこともベストです。相場が分かったら、何をいつ作るか決めたスケジュールをものといつどこでおせち料理の材料を購入するか検討していきましょう。
おせち料理で人気の定番料理の作り方
おせち料理の由来や相場が分かったところで、次はおせち料理のレシピを紹介していきます。おせち料理として親しまれている料理のレシピですが、普段食べているけど作ったことはないという人も安心して作れる簡単なレシピもたくさんありますので、ぜひ挑戦してみてください。人気の定番料理なら覚えておけば間違いなしのレシピが多く、作れればかっこいい!と言われてしまうかもしれません。
煮物はしっかりとマスターしたい「お煮しめ」
普段の食事でも作る機会が多い煮物は必ずマスターしておきたいものです。普段は何となく作っているという人でも、基本のレシピを覚えておくことで様々なアレンジが可能になります。煮物はそれぞれの家庭の味が特に出る人気のおせち料理の一つですが、基本の作り方をマスターしておくことでどこで出しても恥ずかしくない味を身に着けることができます。今回は4人分のお煮しめのレシピを紹介していきます。材料は下記の通りです。
- ゴボウ1/2本
- 里芋小8個
- たけのこ1/2個
- こんにゃく1/2枚
- レンコン1節
- ニンジン1/2本
- きぬさや12枚
- 干しシイタケ4枚
- めんつゆ(4倍濃縮)大5
- 顆粒だしの素小1
- 水400㏄
- タケノコを一口大に切り、白いアクを水で洗い流します。里芋は皮を集めに剥いて六角形に切っておきます。
- ゴボウの泥を落として皮をこそげとったら乱切りにし、レンコンは輪切りにして花の形に飾り切りしてどちらも水につけておきます。
- 干しシイタケをぬるま湯でもどします。(戻し汁は使うのでとっておきます)戻ったら六角に切ります。こんにゃくは5mm程の厚さに切って手綱こんにゃくにし、ニンジンは皮を剥いて輪切りにしてから梅の花の形に切ります。
- こんにゃく、里芋、タケノコを下茹でし、1度ざるに上げておきます。
- 鍋に水と調味料、干しシイタケの戻し汁、下準備が完了した具材を入れて強火で沸騰させたら蓋をし、弱火にして20~30分煮込みます。
- 具材を煮込んでいる間にきぬさやの筋を取って下茹でします。
- 具材に火が通ったらそのまま鍋を冷まし、味を染み込ませます。彩が良くなるよう器に盛り、きぬさやを飾り付けて完成です。
じょうずに作れると料理上級者「黒豆」
おせち料理に欠かせない黒豆は、一見簡単そうで下処理が大切です。黒豆は祝い肴三種と呼ばれているうちの一つで、重箱の一番上の1の段と呼ばれる場所に詰めるのが一般的です。健康長寿や厄除けの意味がある黒豆は、家族の健康を願うおせち料理には欠かせないものです。関西ではしわが寄らないように丸くふっくらと、関東ではしわが寄るまで長生きできるようわざとしわができるように作ります。材料とレシピは下記のとおりです。
- 黒豆300g
- 砂糖250g
- 醤油大1
- 塩小1/2
- 重曹小1/2
- 水1600㏄
- 黒豆を多めの水で洗い、ざるに上げます。
- 大きい鍋に砂糖と水、塩、しょうゆを入れて煮立たせます。沸騰したら火を止めて洗った黒豆と重曹に入れ、軽くかき混ぜて3時間~時間があれば1日置いておきます。
- 時間がたったら鍋を中火にかけ、出てきたアクを丁寧に取り除きます。アクが出なくなってきたら落し蓋をし、弱火で5~8時間煮ます。
- 黒豆に火が通って手で簡単に潰せるようになったら火を止め、そのまま一晩おいて完成です。
これがないとおせちが始まらない?「伊達巻」
おせち料理の定番である伊達巻は、子供にも人気が高いおせち料理の一つです。最近では1本丸ごと出来合いのものがスーパーなどでも売られるようになり、手軽に購入できる機会も増えました。しかし、玉子焼きの一種である伊達巻はおせち料理初心者の人でも挑戦しやすい人気のレシピです。知識や華やかさ、子孫繁栄などの願いが込められた伊達巻もぜひ挑戦してみましょう。材料とレシピは下記のとおりです。
- 玉子5個
- はんぺん100g(1枚)
- 砂糖大2
- 塩少々
- はんぺんはちぎってフードプロセッサー、もしくはミキサーで滑らかになるまで混ぜます。すり鉢でもOKです。
- 滑らかになったはんぺんと他の材料をすべて混ぜ、ザルで一度こします。
- フライパンに油を入れ、しっかりと熱したら油を軽くふき取り2を一気に流します。
- フライパンを左右にゆすって均一にし、柄の部分をトントンと叩いて空気を抜いたらふたをして弱火で15分ほど蒸し焼きにします。
- 時々焼き目を確認しながら、全体が固まるまで弱火で加熱します。真ん中のあたりに竹串を刺して生地がつかなくなったら焼き目が下になるように皿に滑らせて移します。
- 玉子が熱いうちにゆるく巻いて形を作り、形が決まったら崩れないようにしっかりと巻いて輪ゴムで数か所止め、冷まします。
- しっかりと卵が冷めて形ができたら1~2cmの幅になるように切って完成です。
ポリポリ美味しい保存のきくおせち料理「田作り」
定番のおせち料理の一つ、田作り(ごまめ)も祝い肴三種の一つです。カタクチイワシの稚魚である田作りを乾燥させて炒ったものを煮詰めて味付けするちょっと手間のかかる料理ですが、簡単に作れるレシピも数多く存在します。田作りには健康や豊作、子孫繁栄などの意味が含まれています。小さくても頭がついている、いわゆる尾頭(おかしら)付きということでさらに縁起がいいとされています。材料とレシピは以下の通りです。
- 田作り(ごまめ)60~70g
- 砂糖大4
- 醤油大3
- みりん大3
- 酒大1
- フライパンに田作りを入れたら、弱火で10~15分ほど炒ります。水分が抜けてカラッとしたら火を止め、皿やバットに移して冷まします。
- フライパンに田作り以外の調味料をすべて入れて沸騰させ、弱火でとろみがつくまで煮詰めていきます。
- 調味料にとろみがついたら冷ました田作りを加えて手早くまぜ、田作り1本1本にしっかり調味料が絡んだら火を止めます。
- クッキングシートに田作りがくっつかないように広げ、しっかりとたれが固まったら完成です。お好みで一味唐辛子を加えてもOKです。
手先が器用になるおせち料理といえば「昆布巻き」
普段は口にすることが少ない昆布巻きですが、おせち料理の定番として親しまれているのが昆布巻きです。地方や家庭によって昆布巻きの中身は鮭や鯖、シシャモやたらこなど色々な具材を巻きますが昆布巻きの多くはニシンなどの魚を巻くのが主です。しかし、昆布巻きは中に入れるものが大きいと成型が大変です。今回紹介するレシピは昆布のみで作る昆布巻きなので、簡単に作ることができます。材料とレシピは下記のとおりです。
- 昆布50cm
- かんぴょう10本
- 昆布の戻し汁120㏄
- 水適量
- 酒大2
- 砂糖小1
- みりん大1と1/2
- 醤油大2と1/2
- 昆布の表面の汚れをを付近などで拭き取り、水につけて戻します。かんぴょうも水につけ置き弾力が戻ったところで取り出して塩もみし、水で洗い流したら絞って水気をしっかりとります。
- 昆布を5cm幅に切り、一つづつしっかりと巻いたらかんぴょうで固く結びます。かんぴょうが長い場合は余った部分をキッチンバサミで切ってしまいます。
- 鍋に昆布の戻し汁と調味料、2を入れます。煮汁が足りない場合は昆布巻きがひたひたになるくらい水を足します。
- 沸騰するまで強火にかけたらアクをとり、弱火にして煮汁が少なくなるまで煮詰めていきます。
- 煮汁の味見をし、味が足りないと感じた場合は砂糖か醤油を加えて5分ほど煮て完成です。基本の昆布巻きのレシピをマスターしたら、ぜひニシンや酒などを巻いた昆布巻きに挑戦してみてください。
プチプチとした食感がたまらない「数の子」
プチプチとした食感がたまらないおせち料理に欠かせない大人人気の数の子も、祝い肴三種の1つです。スーパーなどでも購入することができますが、実は数の子も自宅で簡単に作ることができるレシピが数多くあります。子宝や子孫繁栄の願いを込めた数の子は漂白されて白くなっている物や薄皮がついている物ではなく、数の子の本来の色である黄色いものの方が縁起が良いとされています。材料とレシピは下記のとおりです。
- 数の子(塩蔵)200g
- かつお節適量
- 唐辛子少々
- みりん大1/2
- 酒大2
- 薄口醤油大2
- だし汁150㏄
- まず数の子の塩抜きをします。約半日から1日、たっぷりの水に数の子をつけます。朝漬けくらいの塩気が残る程度に味を見て塩抜きをします。
- 次に白っぽく張っている数の子の表面の薄皮を指の腹で優しくこすり、取り除きます。
- 鍋に調味料とかつお節一つまみ、だし汁を合わせて一煮立ちさせたら弱火にして2~3分煮だし、ザルでこします。
- 合わせだしが冷めたら数の子を入れ、頭が出るならキッチンペーパーをかぶせて1日置き、味をなじませて完成です。お好みで盛り付けの時にかつお節と唐辛子を加えてください。
おせち料理の初心者でも作れる簡単レシピ
定番のおせち料理ももちろん作りたいけれど、おせち料理初心者だからどれを作ったら良いのかわからないという人でも安心してください。おせち料理の簡単に作れるレシピもたくさんあります。まずは簡単なおせち料理から作ってみて、難しいものは購入するというのもおすすめです。まずは簡単なものから挑戦して、慣れてきたらアレンジしたり難しいものに挑戦していきましょう。料理が苦手な人にも作れるレシピも紹介していきます。
甘くて子供にも人気「栗きんとん」
おせち料理には甘い料理が多くありますが、その中でも子供に人気なのが栗きんとんです。黄金色に輝く栗きんとんは財宝に例えられ、豊かさや勝負運を願うおせち料理です。栗は山の幸の代表格とされており、勝ち栗と言って縁起が良いとされています。甘くてほっこりとする味わいは子供だけではなく老若男女に愛される人気のおせち料理なので、ぜひマスターしておきたいものです。レシピと材料は下記のとおりです。
- 甘栗の甘露煮450g
- さつまいも700g
- 塩ひとつまみ
- さつまいもの皮むき、3cm程度の輪切りにします。鍋に湯を沸かしてさつまいもを柔らかくなるまで茹でます。
- 柔らかくなったさつまいもをざるに上げて湯を切り、ボウルに移してヘラなどでしっかりと潰します。さつまいもが冷める前にざるなどで裏ごしし、滑らかにします。
- 裏ごししたさつまいもに栗の甘露煮の汁と塩を入れてよく混ぜ、 電子レンジで1分加熱します。つやが出るまでヘラでよく混ぜ、最後に栗を入れてざっくり混ぜたら完成です。
常備菜としても活躍「たたきごぼう」
おせち料理としてだけでなく日持ちする常備菜としてマスターしておきたいたたきゴボウは、おしゃれではないですが素朴は家庭の味として親しまれている料理です。後一品欲しいときにもちょうどいいたたきゴボウは、細く長く幸せにという願いも込められています。たたいてゴボウを開くことで開運するという縁起担ぎでもあり、おせち料理に欠かせない人気の定番料理です。材料とレシピは下記のとおりです。
- ゴボウ1本
- 酢大1
- 醤油大2
- みりん大1と大1/2
- いりごま大4
- ゴボウを洗い、土を落としたらアルミホイルなどを使って表面をこそげとります。
- ゴボウを一旦鍋に入る長さに切り、太いところは縦に2~4等分に切り、包丁の背でたたき柔らかくします。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かして、分量外の酢と塩を小さじ1づつ加えてゴボウを柔らかくなるまで茹でます。
- ゴボウを茹でている間にすべての調味料をボウルに合わせておきます。
- ゴボウが柔らかくなったらざるに上げて湯を切り、5cm幅に切り長さを揃えます。ゴボウが熱いうちに4の調味料と混ぜ合わせ、完成です。
色どりも良く箸休めにも最適「紅白なます」
さっぱりとしたおせち料理の箸休めに欠かせない紅白なますも、簡単に作ることができます。彩が紅白でめでたいとされており、お正月にぴったりです。生の魚介を使ったり昆布や干し柿、柚子の千切りなどを用いることもありますがスタンダードな紅白なますは大根とニンジンだけで作ることができます。基本の紅白なますをマスターしたら魚介や昆布などを使用した紅白なますにも挑戦してみましょう。材料とレシピは下記のとおりです。
- ニンジン50g
- 大根250g
- 酢大3と大1/2
- 砂糖大1と大1/2
- 塩少々
- ニンジンと大根を5cm幅に切り、皮を剥いたら千切りにしてボウルに入れます。
- 1に塩を振ったら混ぜ合わせ、10分ほど置きます。水分が出ていたら捨て、大根とニンジンを手でぎゅっと絞り水分を抜いて揉みます。
- 別の容器に酢と砂糖を入れてよく混ぜ、大根とニンジンを加えてしっかりと混ぜます。冷蔵庫で数時間休ませて味を染み込ませて完成です。好みに合わせて白ゴマや柚子を飾るとより華やかになります。
おせち料理を洋風でおしゃれなおすすめレシピ
おせち料理に挑戦したいけれど、どうせ作るならおしゃれなおせち料理が作りたいという人も多いはずです。和風のおせち料理だけでなく、洋風のおせち料理でも簡単に作ることができるレシピはたくさんあります。お正月に欠かせないお酒の肴になる洋風で人気のおしゃれなおせち料理もありますので、ぜひ挑戦してみたください。おせち料理初心者でも簡単に作れるので、マスターして損はない人気のレシピばかりです。
洋風でも和風でも会うごちそうメニュー「鴨ロース」
洋風のおしゃれな料理は数多くありますが、お正月のおせち料理にふさわしいものならやはり普段口にすることがない珍しい食材を使うのもおすすめです。日本ではあまり親しみのない鴨肉ですが、洋風のおしゃれな料理といえばよく目にする料理の一つが鴨ロースです。一見難しそうですが他の肉同様、下処理をしてしまえばあとは簡単に作ることができます。見た目も聞こえもおしゃれな鴨ロースの材料とレシピは下記のとおりです。
- 鴨のロース肉300g
- 塩コショウ少々
- 醤油大4
- みりん大3
- 砂糖大1
- 酒1/2カップ
- 水1カップ
- 鴨肉の脂のある面に格子状に前面に切れ目を入れ、塩コショウを振ってキッチンペーパーに包み、30分以上置きます。
- 油をひいていないフライパンを熱し、格子状に切った脂の面を下にして焼いていきます。中火で3分、裏面を1分焼き、出てきた油はその都度キッチンペーパーで拭き取ります。
- 2をお湯にくぐらせ、余分な脂を取り除きます。
- 鍋に鴨肉以外のすべての調味料と水を入れ、強火で沸騰させたら中火にし、鴨肉を入れて5分煮込み火を止めます。
- キッチンペーパーで落し蓋をしたら鍋にふたをし、そのまま冷まします。冷めたら保存容器にたれごと入れて冷蔵庫に保存します。
- 食べるときに薄切りにし、盛り付けたら完成です。
炊飯器でも簡単に作れる「ローストビーフ」
洋風のおしゃれなおせち料理としても、おしゃれなパーティーの主役としても活躍するローストビーフも、実は簡単に作ることができる料理です。手間がかかったり難しそうというイメージも強いかもしれませんが、最近では炊飯器を使用した簡単なレシピもあります。おしゃれなローストビーフのレシピは、作り方をマスターすればおせち料理だけでなく年中活躍します。材料とレシピは下記のとおりです。
- 牛ももブロック250g
- すりおろしにんにく1片分
- 醤油25㏄
- 酒20㏄
- みりん20㏄
- 蜂蜜小1
- 塩コショウ少々
- 牛もも肉の筋を切るようにフォークで穴をあけ、塩コショウを振り尻おろしにんにくを全面に塗りつけて3時間~1晩冷蔵庫で寝かせます。
- ジップロックに肉以外の調味料を入れ、混ぜておきます。
- フライパンに油をひかずに強火で熱し、牛もも肉に焼き目を付けていきます。この時中まで火が通らないようになるべく短時間で焼き目を付けます。
- 肉に焼き目がついたら2に肉を入れ、なるべく空気を抜いてジップロックを密閉します。
- 炊飯器に4を入れ、お湯を注いで保温状態にし、30分置きます。
- 時間になったらジップロックを取り出し、氷水で冷やします。熱が取れたら保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
- 食べる直前に薄くスライスし、袋に余った調味料は鍋で一煮立ちさせてソースにし、完成です。
おしゃれなおせちの前菜にも「根菜チキンパテ」
洋風のおしゃれな料理の前菜であるパテも、おせち料理にぴったりです。見た目も彩が良く、写真映えもするパテはおしゃれな料理を作ってみたい人にもおすすめです。一見難しそうに見えますが、こちらも簡単に作ることができて野菜もたくさん採れるヘルシーでおしゃれな料理なので、ぜひ料理のレパートリーに加えたいレシピです。材料とレシピは下記のとおりです。
- ゴボウ60g
- レンコン60g
- 玉ねぎ大さじ2
- 白ワイン大1
- 鶏ひき肉200g̟̟+ひと口大の鶏もも肉50g
- パン粉大3
- 塩小1
- ブラックペッパー適量
- インゲンマメ4~5本
- ニンジンインゲン豆と同量
- ローズマリー2~3本
- ゴボウと玉ねぎをみじん切りにし、レンコンは粗みじん切りにしてオリーブオイルをフライパンに熱し、よく炒めたらさらに移して冷ましておきます。いんげんくらいに細く切ったニンジンといんげんは茹でておきます。
- ボウルに鶏肉と1、調味料を入れて粘りが出るまでよく混ぜます。
- パウンドケーキの型にオーブンシートを敷き、2を半分入れて平らにし、茹でておいたいんげんとニンジンを並べます。
- いんげんとニンジンを並べたら更に上から余った2を入れ、平らにならしローズマリーとブラックペッパーをのせます。
- 4にアルミホイルで蓋をしたら180度のオーブンで35分湯煎焼きし、粗熱が取れるまで重しをし、完全に冷めたらきりわせて完成です。お好みでニンジンやインゲン以外の野菜を挟んでもおしゃれです。
おせち料理が華やぐ飾り切りの方法を解説
色鮮やかな食材を一工夫「かまぼこ」
紅白の色合いで縁起物とされるかまぼこは、飾り切りの種類も多くあります。おせち料理の見た目をおしゃれで華やかにしてくれる飾り切りは、お弁当のちょっとしたスペースをおしゃれに埋めることもできるので覚えておいて損はありません。動画で解説枯れているのはおせち料理にぴったりな縁起物とされる飾り切りなので、ぜひ挑戦してみてください。
一気に華やいで子供も喜ぶ「ねじり梅」
おせち料理に欠かせないお煮しめにも良く使われているニンジンで作るねじり梅は、見た目がぱっと華やかになるおしゃれな飾り切りの一種です。普段の料理でも見た目がぐっとおしゃれになるこの切り方は、野菜嫌いな子供に野菜を食べる一歩としても親しまれています。クッキー等の型を使用して梅の形に切りぬくやり方なら初心者でも簡単に作れるので、ぜひ基本をマスターしたら他のアレンジも楽しんでください。
いつもの食材がかわいくなる「花形れんこん」
こちらもおせち料理に欠かせない酢レンコンなどで使用できるレンコンの飾り切りの方法です。レンコンは一節を一気に切ってしまえるので、同じ形の花形レンコンを作ることができます。1節丸ごとが大きくて切りにくいという時は、持ちやすく切りやすい長さに切ってから飾り切りを始めると簡単に作ることができます。
めでたさが一気にアップ「菊花かぶ」
一見難しそうに見える菊華かぶは、みじん切りの容量で切込みを入れていけば簡単に作ることができる飾り切りです。ポイントは下まで包丁を入れないことです。簡単なのにとてもおしゃれで見た目が華やかなので、難しくとらえずまずはチャレンジしてみてください。おせち料理を一層華やかにしてくれる飾り切りは、目も舌も楽しませてくれるおせち料理の一つです。
おせち料理の重箱の詰め方アイディアを紹介
伝統のルールや基本の仕切りに従うときれいに詰められる
おせち料理が揃ったら、最後はおせち料理を重箱に詰めていきます。しかし、どう詰めたらいいのか悩んでしまう人も多いはずです。そんな時は伝統のルールや仕切りに従って詰めていけば失敗がありません。まずは自分の家にあるおせち料理を詰める重箱が何段なのか確認してください。本来4段重が正式でしたが、現在では3段重が主流となっており、段ごとに詰めるものが変わっていきます。
3段重の場合、1番上に祝い肴と口取り、2番目に酢のものと焼き物、3番目に煮物を詰めます。4段重の場合は1番上に祝い肴、2番目に酢のものと口取り、3番目に焼き物、4番目に煮物を詰めます。地域によって差はありますが、基本はこのように決まっています。作ったおせち料理が何番目の重箱に入るのか考えながら作業すると後で困りません。
色合いに強弱をつけて盛り付けるとより美しく
おせち料理の基本の位置が分かったら、次は配置にもこだわってみましょう。せっかく作ったおせち料理をただ並べるだけではやはりおしゃれとは言えません。おせち料理を配置するときは、色合いに強弱をつけて配置するとおしゃれでおいしそうに見せることができます。難しいと感じる人は、白の隣には赤や黄色を配置するなど、恋色と薄い色を交互に配置するだけでもおしゃれに見せることができます。
おもてなしにはデーブルコーディネイトで一層華やかに
お正月は新年のご挨拶などで親せきが集まる機会も多くなります。おもてなしをするならテーブルコーディネートにもこだわり、より一層おしゃれにお迎えするのもおすすめです。テーブルクロスや箸置きに、コップにお花など、テーマを決めてこだわって揃えればおしゃれな空間の出来上がりです。ただし、おせち料理を広げるので大きすぎる花や飾り、アロマなどは控えめにするのがおすすめです。
盛り付けるときは冷ましてからが基本
おせち料理が完成したら、早速重箱に詰めたい!と思う人も多いかもしれませんが、それはタブーです。せっかく作ったおせち料理は、しっかり冷まして汁気を切ってから重箱に盛り付けるのが基本だからです。これは、日持ちさせるためのに痛みにくくさせる昔ながらの知恵が活かされています。お弁当も湯気が冷めるまでふたをしないのは痛ませないようにという工夫から来ているのと同じです。
そしてもう一つ、しっかりおせち料理が冷めて重箱に詰める準備ができたときに注意したいのがおせち料理を室温に出しておく時間を注意知る必要があります。おせち料理を重箱に詰めるのに時間がかかる場合や、おせち料理を詰めた後の保存は必ず冷蔵庫などの涼しいところに徹底してください。冬は特に部屋を暖めるために暖房を焚いている家庭が多いため、長時間室温にしておくと食材の痛みを早くしてしまう場合があります。
おせち料理のレシピを参考にお正月料理を手作りしよう!
いかがでしたか?今回は人気のおせち料理のレシピやおせち料理の基本について紹介していきました。年始を祝う願いが詰まったおせちは、お取り寄せもいいですが自分の手で作ってたくさんの願いを込めるのもおすすめです。簡単なレシピも多くありますので、ぜひ難しく考えず挑戦してみてください!