2020年11月19日公開
2024年11月04日更新
離乳食の献立の立て方と人気レシピ!初期~後期と時期別に紹介!
離乳食の献立の立て方と人気レシピを時期別に分けてまとめました。初期、中期、後期ごとに違う、離乳食の献立の立て方のコツを紹介します。簡単に作れる離乳食レシピも紹介しますので、毎日の献立の参考にしてください。
目次
離乳食の献立の立て方と人気レシピを紹介!
離乳食11日目🎃
— とこなつ®︎☺︎◎5m🌷 (@guutara_yome) November 12, 2020
☑︎10倍粥 小さじ4
☑︎かぼちゃ 小さじ2
今日は初めて食べて笑顔になってくれた〜😭💕だんだんと慣れてきたみたい◎#むっちゃん離乳食記録 pic.twitter.com/4Ct992PpCG
生後5~6ヶ月ごろになると、そろそろ離乳食を始める時期です。ミルクや母乳以外の食べ物を口にする離乳食は、赤ちゃんにとってもママにとっても大きな変化のひとつです。そこで本記事では、離乳食の献立の立て方のコツを初期、中期、後期に分けてまとめました。
それぞれの時期ごとに違う献立の立て方のコツを知って、工夫しながら離乳食作りを楽しみましょう。さらに、簡単に作れる離乳食の人気レシピも紹介しますので、毎日の献立の参考にしてください。
離乳食の献立の立て方
献立の立て方のコツ【初期】
離乳食18日目
— さかな®5m (@i16zQGGzXClDBNm) November 14, 2020
10倍がゆ 5さじ
全卵 耳かき2さじ
キャベツ🆕
白菜🆕 2つで1さじ
さつまいも 1さじ
泣きながら食べる#いくらくん離乳食日記 pic.twitter.com/csS9qWQyjk
離乳食初期は赤ちゃんもママもまだ離乳食に慣れていない時期で、毎日の献立に戸惑う事も多いのではないでしょうか?大人なら当たり前にできる食べるという行為ですが、赤ちゃんにとっては当たり前ではありません。離乳食初期は食材に慣れ、ペースト状の食べ物を飲み込むための練習期間と捉えましょう。
栄養のほとんどは母乳やミルクからまかなっているため、離乳食初期の献立を考えるときは栄養面を心配する必要はありません。まず初めての離乳食は、アレルギーの心配の少ない10倍がゆのペーストから始めましょう。ひとさじから食べさせ、アレルギーがなければ徐々に量を増やします。
1週間ほどおかゆを食べ、上手に食べられるようなったら、おかゆにプラスしてアレルギーの少ない野菜の裏ごしを献立に加えてみましょう。このように、おかゆを基本に人参やほうれん草、大根、かぼちゃなどさまざまな野菜を組み合わせて献立を立ててみてください。
初めて食べさせる食材はアレルギーが出る可能性があるので、必ずひとさじから始めます。さまざまな野菜に慣れてきたら、おかゆと野菜にプラスして白身魚や豆腐にも挑戦してみましょう。離乳食を始めて3〜4週間目くらいの献立は、おかゆ、野菜、タンパク質を組み合わせてみてください。
ですが、その日の体調や機嫌によって食べる量にムラがありますので、無理せず赤ちゃんのペースで進めましょう。
口に食べ物を入れて飲み込むことに慣れるための期間ですので、主な栄養はミルクや母乳から与えます。
献立の立て方のコツ【中期】
離乳食中期にんじん。
— さく(DK:朔) (@saku_930) November 11, 2020
初期はブレンダーか網で濾してたけど中期になったのでスティック状で茹でておろした!うん、この方が早くて洗い物も楽。にんじん中サイズ半分使って10g×6個できたよ。#さくの離乳食レポ pic.twitter.com/d5AebFHFgq
離乳食中期は二回食になるため、献立を考えることがますます大変になってくる時期です。離乳食中期はモグモグと口を動かせるようになってくるので、舌で潰せる豆腐くらいの固さの食材を献立にプラスしましょう。まだまだ母乳やミルクから栄養を摂っていますが、少しずつ栄養バランスも考えながら献立を組み立てましょう。
初めての食材は必ず、午前中の献立に組み込みます。午後は病院が開いていない場合を考え、食べ慣れた食材で献立を立てると安心でしょう。お米だけでなく、うどんやパンなど、小麦製品も献立に組み込むとマンネリを防ぐことができます。
献立の立て方のコツ【後期】
ずっと週3回くらい素材ストックで朝に組み合わせて作るスタイルだったのですが、初めて料理らしい料理した😂めちゃくちゃ時間かかって疲れたから素材ストックスタイルか、もっと全部なくなる前に作ろう~🐎💦
— うる🌸7m (@uru0310) November 17, 2020
2枚目は今日の午後の離乳食🍽️#うる家の離乳食 pic.twitter.com/kMjQEYwST2
離乳食後期になるといよいよ三回食になります。栄養面も考えて献立を立てなければいけないので大変ですが、冷凍ストックや大人メニューからの取り分け食材を使ってレシピを工夫してみましょう。さらに、1歳前後のこの時期は手づかみ食べも盛んになります。
おやきやハンバーグなど、手づかみしやすいメニューを取り入れてあげると、赤ちゃんの食べたいという欲求を満たしてあげることができるでしょう。離乳食後期になると、歯茎を使って食材を噛み潰すことができるようになります。歯茎で潰せる固さの食材を取り入れられるよう、レシピを工夫しながら献立を立ててください。
1回で食べられる量はまだまだ多くはありませんが、歯茎でつぶして食べるのでたくさん口を動かします。
離乳食の簡単人気レシピ【初期】
麩入り粥
【材料】
- 麩…1個
- 10倍粥…大さじ2
- だし汁…大さじ1
【作り方】
- 10倍がゆはすりつぶし、麩は細かくすりおろします。
- すりおろした麩にだし汁を加え混ぜます。
- レンジで軽く沸騰するまで加熱します。
- (3)をおかゆに加えて混ぜ合わせたら完成です。
いつもの10倍がゆが麩のおかげでふわふわトロトロになる、赤ちゃんにも食べやすい人気メニューです。食感がふわふわになるだけでなく、麩の鉄分やカルシウムなど、ミネラルも簡単に摂取できます。小麦アレルギーがないことを確認の上、離乳食に取り入れてみてください。
野菜スープ
【材料】
- 人参、大根、キャベツなど…合わせて80g
- 水…2カップ
【作り方】
- 野菜をざく切りにします。
- 人参、大根と水を鍋に入れて火にかけます。
- 煮立ったらキャベツを加え、柔らかく煮ます。
- アクが出たら取り、冷めたらざるでこして完成です。
大根や人参、キャベツといったアクの少ない野菜を茹でて、美味しいスープを作りましょう。野菜スープをストックしておくと、離乳食作りが簡単になりますので作り置きしておくことをおすすめします。スープはそのまま飲んだり、おかゆと混ぜたりさまざまなレシピに活用できます。
ミルクパン粥
【材料】
- 食パン(6枚切り)…半分
- 水…100cc
- 粉ミルク…付属のスプーン約5杯
【作り方】
- パンの耳を切り落とし、半分に切って、さらに3等分します。
- (1)を冷凍し、固まったらすりおろします。
- ボウルに粉ミルク、水を入れかき混ぜます。
- (3)にパンを入れて混ぜ、ラップをして700wのレンジで1分加熱します。
- かき混ぜて器に盛ったら完成です。
粉ミルクはそのまま飲むだけでなく、離乳食にも活用できます。飲み慣れた粉ミルクの味で赤ちゃんも食べやすいでしょう。パンは凍らせるとすりおろしやすく、簡単に調理できます。パンの耳は固いので使わずに、柔らかい部分だけを使って調理しましょう。
いんげん豆腐
【材料】
- いんげん…5本くらい
- 豆腐…20g
- だし…40ml
- 水溶き片栗粉…少量
【作り方】
- いんげんのヘタ、筋、硬い部分を取り、5〜6分熱湯で茹でます。
- 柔らかくなったら、細かく刻んですりづぶします。
- (2)を裏ごしして滑らかにします。
- (3)と豆腐を潰しながら混ぜます。
- だし汁を加えてのばし、加熱してふつふつしてきたら一旦火を止めます。
- 水溶き片栗粉を加え混ぜ合わせ、再加熱してとろみがついたら完成です。
片栗粉のとろみで食べやすい、いんげんと豆腐のトロトロの作り方です。いんげんは硬いので裏ごしして、滑らかなペーストにしましょう。豆腐は離乳食初期から使えるタンパク質をたっぷり含んだ人気の食材です。いろいろな野菜と組み合わせ可能ですので、レシピをアレンジしてみてください。
離乳食の簡単人気レシピ【中期】
鶏ささみと野菜のあんかけ
【材料】
- 鶏ささみ…100g
- 人参…小1本
- 玉ねぎ…小1個
- ブロッコリー…1/2房
- 水溶き片栗粉…適量
【作り方】
- ささみの筋を取り、沸騰したお湯に入れ余熱で火を通します。
- 野菜をみじん切りにし、軽く水をかけてラップをし5分レンジ加熱します。
- (1)のささみもみじん切りにします。
- 茹で汁を加熱し、野菜を加えて茹でます。
- 野菜が下で潰せる柔らかさになったらささみを加え煮込みます。
- 火を止め水溶き片栗粉を入れ、再加熱してとろみがついたら完成です。
ささみは脂質が少なく、離乳食中期から使える食材です。そのままだと食べにくいので、このレシピのようにとろみをつけてあげると食べやすくなるでしょう。そのまま食べたりおかゆやうどんと混ぜたり、いろいろなアレンジが可能なレシピです。
納豆じゃがトロ煮
【材料】
- じゃがいも…1個(100g)
- 和風だし…150cc
- ほうれん草(茹でてみじん切り)…20g
- 人参(茹でてみじん切り)…20g
- ひきわり納豆…1/2パック(20g)
【作り方】
- じゃがいもをすりおろし、鍋に入れます。
- Aの食材を加え混ぜながら加熱します。
- トロトロになったら完成です。
すりおろしたじゃがいもと納豆のとろみで、赤ちゃんにも食べやすいレシピです。消化も良く食べやすいので、食欲がない時や風邪を引いた時にもおすすめです。栄養バランスが良い一皿ですので、献立に迷った時に作ってみてください。
かぼちゃと豆乳のポタージュ
【材料】
- かぼちゃ…1かけ
- 豆乳…50ml
【作り方】
- かぼちゃの種と皮を除き、柔らかくなるまで加熱します。
- (1)のかぼちゃをボウルに入れ、フォークで潰します。
- 豆乳を加え混ぜ合わせたら、700wのレンジで30秒加熱します。
材料2つで出来上がる、簡単ポタージュのレシピです。豆乳とかぼちゃの優しい甘みで、調味料なしでも飲みやすいポタージュです。レンジで簡単にできますので、もう一品欲しい時に作ってみてください。
バナナきな粉
【材料】
- バナナ…輪切りで3〜4つ
- きな粉…小さじ1
- 粉ミルクかお湯…お好みで
【作り方】
- バナナを耐熱容器に入れて滑らかに潰します。
- (1)を500wのレンジで30秒加熱します。
- きな粉を加えて混ぜ合わせます。
- 固い場合はミルクかお湯でのばし、食べやすい固さに調節してください。
バナナは調理が簡単な離乳食には欠かせない人気食材です。甘みもあるため食べやすく、バナナが大好きな赤ちゃんも多いでしょう。レンジ加熱してきな粉を混ぜ合わせれば、簡単デザートの完成です。そのままだと固い場合は、粉ミルクやお湯で食べやすいよう調節してあげてください。
離乳食の簡単人気レシピ【後期】
さつまいもとりんごのおやき
【材料】
- さつまいも…150g
- りんご…150g
- 片栗粉…大さじ1
【材料】
- さつまいもは皮をむき、適当な大きさに切って水にさらします。
- 耐熱容器に(1)を並べ、大さじ1の水を加えふんわりラップして500wのレンジで4分加熱します。
- ボウルに(2)を入れて温かいうちに潰します。
- りんご1/2をすりおろし(3)に加えます。
- 片栗粉も加え、よく混ぜます。
- 生地がまとまったら食べやすい形に成形します。
- フライパンに薄く油をひき、弱火で両面焼いたら完成です。
手づかみ食べが始まったら、つかみやすいメニューを献立に加えてあげましょう。手でつかんで料理を口に運び、食べやすい大きさに噛み切る練習になります。慣れないうちは丸ごと口に入れたり、上手に噛みきれないことがあるので、様子を見ながら食べさせてあげましょう。
コーンスープパスタ
【材料】
- スパゲティ…15g
- 牛乳…70cc
- とうもろこしペースト…大さじ1.5
- アスパラガスの穂先…4cm
- 茹でたとうもろこし…4つぶ
- 鶏ささみ…10g
【作り方】
- 半分に折ったスパゲッティ、ささみ、アスパラを柔らかく茹でます。
- (1)ととうもろこしをみじん切りにします。
- 牛乳ととうもろこしペーストを混ぜ、加熱します。
- スパゲッティを加え1分煮ます。
- 器に(4)を入れ、ささみ、アスパラ、とうもろこしをトッピングしたら完成です。
コーンの優しい甘みで食べやすい、スープパスタのレシピです。パスタは表示時間の2倍くらい長めに茹でると赤ちゃんでも食べやすくなります。アスパラガスは固く食べにくいので、離乳食には柔らかい穂先を使いましょう。
レンジで茶碗蒸し
【材料】
- 卵…1/2個
- 下ごしらえしたお好みの具…適量
- だし…大さじ3
【作り方】
- 耐熱容器に食べやすく下ごしらえした具材、溶き卵、だしを入れて混ぜます。
- 600wのレンジで30秒加熱します。
- 中まで火が通ったら完成です。
全卵が食べられるようになったら、栄養満点でアレンジしやすい茶碗蒸しを作ってみましょう。具材は野菜や魚、豆腐、ささみなど、お好みの食材を月齢に合わせて下ごしらえします。卵は生だとアレルギーの原因になりますので、必ず中までしっかり加熱してください。加熱が足りない場合は10秒ずつ、様子を見ながら追加で加熱をしましょう。
一口焼うどん
【材料】
- キャベツ…20g
- 人参…20g
- うどん…100g
- ツナ水煮缶…15g
- 醤油…少々
- 薄力粉…大さじ1
- 片栗粉…大さじ1/2
- 水…20cc
【作り方】
- キャベツと人参は柔らかくなるまで茹で、みじん切りします。
- 1cmに切ったうどんと(1)、水気を切ったツナ、Aの材料を入れて混ぜます。
- フライパンにサラダ油を少々なじませ、(2)をスプーンですくって入れます。
- 中まで焼けたら完成です。
うどんをアレンジして作る、手づかみ食べしやすい焼うどんのレシピです。もちもちとして弾力があるので、赤ちゃんの様子を見ながら食べさせてあげましょう。冷凍保存もできますので、まとめて作ってストックしておくと便利です。
かぼちゃ蒸しパン
【材料】
- 小麦粉…50g
- かぼちゃ…30g
- ベーキングパウダー…小さじ1/2
- 砂糖…10g
- 牛乳…50ml
【作り方】
- 小麦粉とベーキングパウダーを混ぜ合わせます。
- 耐熱容器にかぼちゃがかぶるくらい水を入れます。
- ラップをして500wのレンジで5分ほど加熱し、潰します。
- ボウルに潰したかぼちゃと砂糖を入れて混ぜます。
- 小麦粉と牛乳を加えダマがなくなるまでよく混ぜます。
- カップに生地を少なめに入れて、10〜15分蒸します。
- 竹串をさして生地がつかなければ完成です。
ふんわり柔らかい蒸しパンは、離乳食後期の主食やおやつにぴったりです。生地はふんわり膨らむので、カップに入れすぎないようにしてください。蒸し器がなくてもフライパンで作れますので、ぜひ挑戦してみてください。
離乳食の献立の立て方と人気レシピまとめ
離乳食15日目🧑🏻🌾
— とこなつ®︎☺︎◎5m🌷 (@guutara_yome) November 16, 2020
☑︎ 10倍粥トマト入り 小さじ5
☑︎ にんじん🥕 🆕
準備してる段階からお口ぱくぱくで意欲的だった今日。初めてのにんじんも美味しそう😋本当は今日からタンパク質を取り入れる予定だったけど時間なくて出来なかった💧
品数増えると大変だね😂#むっちゃん離乳食記録 pic.twitter.com/D85bKzu0CK
離乳食初期は1回だった食事も、後期には3回食になり献立を考えるのが大変になってきます。小麦製品が食べられるようになったら、うどんやパンを取り入れるとマンネリを防げます。野菜にプラスしてタンパク質(大豆製品や魚、肉)もバランス良く摂れるようにしましょう。
月齢に合わせて食材の固さや調理方法を変えてあげる事もとても大切です。さまざまな人気レシピを紹介しましたので、本記事を毎日の離乳食作りの参考にしてみてください。