離乳食の取り分けレシピまとめ！メリットやメニュー決めのポイントも！

作るのが難しいと思われがちな離乳食ですが、大人用のメニューから取り分けることで手間なく簡単に作ることができます。本記事では、取り分けて作る離乳食の簡単人気レシピを紹介します。離乳食用に取り分けるためのポイントやコツも紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

取り分け離乳食の一番のメリットは、なんといっても食事を作る手間がぐんと減ることです。大人用のご飯と子供用のご飯を別々に作ると時間がかかってしまい、毎回の食事作りがとても負担になってしまいます。しかし、大人用のご飯から取り分けてしまえば手間が減り、毎日の離乳食作りも楽になります。

ふたつ目のメリットは、大人用のご飯と一緒に作ることで食材の無駄がなくなり食費も安くなることです。煮物などはいろいろな食材と一緒に煮込んだほうがだしが出て美味しくなるので、一緒に作るとコストが抑えられる上に味まで良くなります。

また、子供はよく大人用のご飯を食べたがることがありますが、大人と同じメニューにすることで大人のご飯を欲しがって困るということもなくなります。

取り分け離乳食は初期の頃から使うことができます。初期の頃はお味噌汁を作る際に茹でた野菜を使ったり、調味料を入れる前の野菜スープを利用したりすると便利です。子供が成長するに従ってだんだん大人と同じメニューが食べられるようになり、取り分けもさらに楽になっていきます。

大人用のおかずから取り分けをする場合は、必ず調味料を入れる前に取り出すようにしましょう。すでに味付けをしてしまったものは与えない方が良いですが、汁物などはお湯で薄めて味を調整することで食べさせることができます。

取り分けた離乳食は味見をして、味が濃すぎないか確認すると安心です。まだ赤ちゃんが食べられない食材も入れないように気を付け、取り分けた後に入れて仕上げるようにしましょう。

大人用のメニューの具材が固めな場合は、取り分けた後に柔らかくなるまで再加熱する必要もあります。また、取り分けた後に包丁などで具材を切ったりした場合も、殺菌のために再加熱するようにしましょう。

大人用のものと一緒に離乳食も作る場合は、大人も赤ちゃんも一緒に食べられる食材を選ぶのが楽に作るコツです。また、油を多く使うような料理は避け、煮物や汁物などをメインに作ると取り分けるのが簡単になります。特に、ヘルシーな和食は離乳食に利用しやすくておすすめです。

【材料】

• にんじん 1本
• キャベツ 半玉
• 玉ねぎ 1個
• じゃがいも 2個
• ベーコン 適量
• コンソメ 適量
• 塩コショウ 少々

1. 野菜はすべて一口大に切り、離乳食用に取り分けた野菜を細かく刻みます。
2. だしパックに離乳食用の野菜を入れます。
3. 鍋に水を入れて、大人用の野菜と2を入れて柔らかくなるまで茹でます。
4. だしパックとスープを適量取ります。
5. 鍋にベーコンとコンソメ、塩コショウを入れて混ぜたら大人用は完成です。
6. だしパックから離乳食用の野菜を取り出します。
7. 月齢に合わせてすり潰し、スープでのばしたら子供用の完成です。

大人用のコンソメスープから野菜を取り分けて作る簡単メニューです。離乳食初期から使えるレシピですので、子供の成長具合によって潰し加減や野菜の切り方は変えてください。茹でた後だと野菜が熱くて切りづらいので、茹でる前に野菜を刻んでしまうことが簡単に作るコツです。

【材料】

• サラダパスタ 適量
• トマト 適量
• 水菜 適量
• 野菜スープ 適量
• きゅうり 適量
• コーン 適量
• マヨネーズ 適量

1. サラダパスタを茹で、子供の分だけ取り分けてさらに柔らかく茹でます。
2. トマトは角切りにします、きゅうりは細切りにします。
3. 水菜は食べやすい大きさにカットします。
4. トマトを離乳食用に少量取り分けて、皮と種を取り除いて細かく刻みます。
5. 水菜も少量取り分け、細かく刻みます。
6. 柔らかく茹でたパスタを細かく刻みます。
7. 5、6と野菜スープを耐熱容器に入れてラップをし、レンジで加熱します。
8. 7に4を乗せたら子供用は完成です。
9. 残りのパスタと野菜、コーンを合わせてマヨネーズで和えたら大人用も完成です。

大人と一緒に楽しめるスパゲッティサラダのレシピです。トマトが生のままだと心配な場合は、パスタと水菜と一緒にレンジで加熱しましょう。野菜だしはストックしておいたものでも良いですが、離乳食用の顆粒だしなどを利用してもOKです。

炊飯器で簡単に作れる人気のポトフを紹介します。炊飯器を使うことで野菜が芯まで柔らかくなるので、潰し方次第で初期から取り分けることができます。離乳食に使う場合は、ベーコンなど塩気の強い食材はあまり使わないようにするのがコツです。いろいろな食材の旨みが出るので、薄味でも十分美味しく食べられます。

【材料】

• 豚ロース肉 200g
• さつまいも 150g
• 大根 150g
• 玉ねぎ 中1個
• にんじん 1/2本
• ごぼう 70g
• 細ネギ 1本
• 昆布だし 1200cc
• 味噌 大さじ5

1. 大根は皮をむいて1cm厚さのいちょう切りにします。
2. にんじんは皮をむき、1cmの厚さの半月切りにします。
3. 玉ねぎは半分に切って皮をむき、2cmの厚さに切ります。
4. さつまいもは皮つきのまま2cmの厚さの半月切りにして水にさらします。
5. ごぼうはささがきにして酢水にさらします。
6. 細ネギは小口切りにします。
7. 豚肉は3cm幅に切ります。
8. 鍋に昆布だしと1、2、3、5を入れて、アクを取りながら中火で煮ます。
9. ごぼうと大根が柔らかくなったらサツマイモを加え、柔らかくなるまで煮ます。
10. 火を止めて味噌を溶き入れます。
11. 玉ねぎを3つ、それ以外の野菜と豚肉を1つずつ、汁を大さじ1杯取り分けます。
12. ごぼうと豚肉は細かいみじん切りにし、それ以外の野菜はみじん切りにします。
13. 11の汁とお湯大さじ1杯（分量外）を合わせて混ぜます。
14. 器に野菜を入れて、13を加えたら子供用は完成です。
15. 鍋にネギを入れて器に盛りつけたら大人用も完成です。

サツマイモの豚汁は、ほぼ大人と同じ工程で作れる便利なメニューです。子供用の分は野菜を刻んで汁をお湯で薄めるだけですので、とても簡単に作ることができます。根菜がたっぷりと入った豚汁で、便秘気味の子供にもおすすめです。

【材料】

• トマト 中2個
• 玉ねぎ 中1個
• なす 2本
• 赤パプリカ 1/2個
• 黄色パプリカ 1/2個
• ピーマン 2個
• にんにく ひとかけ
• ローリエ 1枚
• オリーブオイル 大さじ2
• 塩コショウ 適量

1. トマトは湯むきをし、2cmの厚さにスライスします。
2. 種を取り除き、ざく切りにします。
3. 玉ねぎは粗みじん切りにします。
4. なすは皮をしま目にむき、2cm角に切ります。
5. パプリカとピーマンは半分に切って種を取り除きます。
6. 5をラップで包み、500wのレンジで2分～2分30秒加熱します。
7. レンジから出したらすぐに冷水に取り、皮をむいて2cm角に切ります。
8. にんにくはみじん切りにします。
9. 鍋にオリーブオイル大さじ1杯を入れて熱し、玉ねぎをじっくり炒めます。
10. ナス、パプリカ、ピーマンを加えてさらに炒めます。
11. 野菜がくたっとしたらトマト、ローリエ、塩を加えて20～30分煮込みます。
12. 野菜を取り分け、キッチンばさみで1cm角に切ったら子供用は完成です。
13. 小鍋にオリーブオイル大さじ1と8を入れて弱火にかけます。
14. 器に盛りつけ、お好みで13をかけてコショウを振ったら大人用の完成です。

野菜がたっぷりと食べられる人気のラタトゥイユを紹介します。最初からにんにくを入れて煮込まずに、にんにくを別に炒めて後乗せするのが取り分けのコツです。そのまま食べても美味しいですし、お粥などにかけて食べるのもおすすめです。

家にある材料だけで簡単に作れる、人気の麻婆豆腐のレシピです。離乳食用に取り分けた後は、にんにくチューブと豆板醤を入れるだけで大人用も完成します。もう少し野菜が欲しい場合は、にんじんやピーマン、きのこなどを入れても美味しく食べられます。

取り分け離乳食の簡単人気レシピをまとめました。取り分け離乳食は慣れないうちはどうやって作って良いのか悩むこともありますが、コツさえつかんでしまえば簡単に作ることができます。これらのレシピを参考に、毎日の離乳食に取り分けメニューを利用してみてください。