離乳食向け切り干し大根レシピ！おすすめのアレンジ料理も紹介！

離乳食が進んでくると、栄養豊富な切り干し大根を使いたいと考える方も多いのではないでしょうか？本記事では、離乳食に使える切り干し大根の人気レシピを集めました。定番の煮物はもちろん、手づかみにぴったりなつくねやおやきも紹介しています。切り干し大根を使う際のポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてください。

大根を千切りにして乾燥させた切り干し大根は、カルシウムや鉄、食物繊維などを豊富に含む食材です。生の大根と比較すると、カルシウム量はなんと20倍にものぼります。積極的に離乳食に取り入れたいところですが、食感の硬さから「赤ちゃんに与えられないのでは？」と不安になる方もいるでしょう。

ここでは、切り干し大根を与える際のポイントをまとめました。「いつから与えられるの？」「気をつけるポイントは？」などの疑問を持つ方は必見です。

切り干し大根が赤ちゃんに与えられるのは、1歳ごろの離乳食完了期からです。離乳食後期から使えるというレシピも見かけますが、しっかり噛んで飲み込めるようになってから与えた方が無難でしょう。目安は、奥の歯茎で食べ物が噛めるようになってからです。

切り干し大根は繊維があるので、赤ちゃんに与える際は細かく切ることがポイントです。大人が食べるよりも長時間煮込み、柔らかくしてから与えましょう。赤ちゃんが食べる様子を確認し、上手に食べられているようなら徐々に大きさを大きくしていきます。

切り干し大根を赤ちゃんに与える時に気をつけたいのが、食物アレルギーです。本来、大根はアレルギーが出にくい野菜といわれています。しかし、全く症状が出ないというわけではありません。他の食材を与える時と同様、切り干し大根もはじめは少量からスタートします。

万が一いつもと違う症状があらわれた時は、すぐに医師に相談してください。切り干し大根を赤ちゃんの便秘解消に使いたいと考える方もいるでしょう。切り干し大根に含まれる食物繊維は、その多くが不溶性食物繊維です。不溶性食物繊維は胃や腸で水分を吸って膨らみ、腸の働きを活発化することで排便を促します。

もちろん便秘にも効果的ですが、摂り過ぎると逆に便秘が悪化する可能性もあります。最初は5gからスタートし、様子を見ながら量を増やしていくことをおすすめします。

切り干し大根を常温に長期間置いておくと、変色して臭いが強くなります。劣化を防ぐため、密閉容器などに入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。一度封をあけた切り干し大根は、できるだけ早めに使い切りましょう。しばらく使えない場合は、冷凍すると変色がおさえられます。

【材料】

• 切り干し大根（乾燥）：15g
• 人参：20g
• 油揚げ：1枚
• だし汁：150cc
• 戻し汁：100cc
• 砂糖：小さじ1
• みりん：大さじ1/2
• 醤油：大さじ1
• 酒：小さじ1

1. 切り干し大根は軽く揉み洗いし、水で戻して水気を切っておきます。
2. 油揚げは湯通しし、油抜きをします。
3. 切り干し大根、人参は千切りにします。
4. 油揚げは小さめの角切りにします。
5. 鍋にだし汁、戻し汁、3、4を入れ、柔らかくなるまで煮ます。
6. 砂糖、酒、みりん、醤油を加え、汁気が少なくなるまで煮詰めたら完成です。

切り干し大根の煮物の人気レシピです。戻し汁を使うことで、旨みたっぷりに仕上げました。コトコト煮込んだ切り干し大根は、柔らかくて優しい甘みが楽しめます。野菜の大きさは、赤ちゃんの成長に合わせて調整しましょう。離乳食にはもちろん、大人にも人気があります。

【材料】

• 切り干し大根：70g
• 人参：1本
• 鶏もも肉：120g
• 醤油：大さじ2
• 砂糖：大さじ2
• みりん：大さじ1
• だし汁：1000cc
• グリンピース：100g
• 油：大さじ1

1. 人参は皮をむき、千切りにします。
2. 水で戻した切り干し大根は、食べやすい大きさに切ります。
3. 鶏もも肉は薄いそぎ切りにします。
4. フライパンに油を熱し、鶏もも肉を入れて炒めます。
5. 人参、切り干し大根を入れてなじむまで炒め、砂糖、みりん、だし汁を加えます。
6. 30分ほど煮込み、醤油を入れてさらに5分煮ます。
7. 湯通ししたグリンピースを加え、なじませたら完成です。

切り干し大根の煮物に鶏肉とグリンピースを加えました。具だくさんで食べ応えのある人気メニューです。砂糖とみりんを加えたあとは、調味料が染み込むまでよく煮込みましょう。醤油は仕上げる直前に加えるのがポイントです。

鶏肉の旨みがグリンピースのクセを和らげ、食べやすくしてくれます。野菜が苦手な赤ちゃんにも、ぜひ与えてみてください。

離乳食完了期から使える簡単煮物の作り方です。お好みで大根としいたけの戻し汁を加えてもよいでしょう。取り分けて砂糖や醤油を少し足せば、大人用にもなります。余った煮物は冷凍しておくのもおすすめです。解凍にはレンジか鍋を使い、しっかり加熱してから与えてください。

【材料】

• 鶏ひき肉：150g
• 切り干し大根（乾燥）：10g
• 人参：10g
• 卵（S）：1/2個
• パン粉：10g
• 牛乳：大さじ1と1/2
• 油：小さじ1と1/2
• 醤油：大さじ1
• みりん：大さじ1

1. 切り干し大根はたっぷりの水に浸けて戻します。
2. 1の水気を絞り、1cmほどの長さに切ります。
3. 人参は、2cm長さの千切りにします。
4. ボウルに鶏ひき肉、2、3、卵、パン粉、牛乳を入れます。
5. 粘りが出るまでよく混ぜ、10等分にして丸く丸めます。
6. フライパンに油を熱し、5を並べ入れて焼きます。
7. 焼き色がついたら裏返し、蓋をして蒸し焼きにします。
8. 火が通ったら醤油、みりんを加え、たれを全体に絡めます。
9. 皿に盛り付けたら完成です。

噛むことを意識したつくねのアレンジレシピです。ポリポリとした食感がアクセントになり、赤ちゃんも喜んで食べてくれるでしょう。歯ごたえが加わることで、マンネリの解消にもなります。

調味料は、肉に火が通ったことを確認してから加えましょう。火が通っていない、焦げ付きそうという時は、水を少量加えて蒸し焼きにしてください。赤ちゃんの手に合わせたサイズに成形しているので、手づかみ食べの練習にももってこいです。

栄養満点の炊き込みご飯はいかがでしょうか？水戻ししたひじきやツナ、きのこなどを米とともに釜へ入れ、通常通り炊飯したらできあがりです。戻し汁やツナの煮汁を余すところなく使っているので、薄味でも食べ応えがあります。

舞茸の代わりにしめじやエノキ、まいたけなどを加えてもよいでしょう。複数のきのこを使うと、旨みがアップして一段と美味しくなります。そのまま与えるほか、おにぎりにして手づかみで食べさせるのもおすすめです。

切り干し大根は味噌汁に入れても絶品です。材料をくたくたに柔らかくなるまで煮込んだら、納豆を加え、最後に味噌を溶き入れましょう。戻し汁に旨みがあるので、だし汁を使わなくても十分美味しいだしがとれます。

大粒の納豆を使う際は、赤ちゃんが食べやすいようにつぶしてから加えてください。オクラと納豆を入れることで自然ととろみがつくため、少量の味噌を入れるだけでも満足感はばっちりです。取り分けで大人用も作って、ぜひ一緒に同じ味噌汁を味わってみてください。

手づかみ食べに使えるおやきの作り方を紹介します。材料を混ぜ合わせて丸く成形し、フライパンで焼き上げたらできあがりです。切り干し大根は水戻し、しらすは塩抜きしてから生地に混ぜ込みましょう。材料の水分が少ない時は、だし汁を加えて固さを調整してください。モチモチとした食感に、赤ちゃんも夢中になって食べてくれるでしょう。

切り干し大根で作る離乳食の人気レシピを紹介しました。栄養豊富な切り干し大根は、離乳食にうってつけの食材です。赤ちゃんがカミカミ&ごっくんができるようになったら、柔らかく煮たものを少しずつ与えてみましょう。慣れてきたら、量を増やしていろいろな料理に取り入れてみてください。

つくねやおやきに入れれば、いつもと違う食感に赤ちゃんもハマること間違いなしです。切り干し大根を上手く離乳食に使い、赤ちゃんの健やかな成長をサポートしましょう。