2020年05月20日公開
2024年10月21日更新
もろみ味噌の人気レシピ!簡単な作り方からおすすめのアレンジ・使い方も
もろみ味噌を使った人気レシピを紹介します。もろみ味噌で作るあえ物や炒め物、野菜を美味しく食べられるディップソースなど、人気の活用レシピを集めました。さらに、家庭で簡単に作れるもろみ味噌の作り方を紹介します。
もろみ味噌の簡単な作り方と人気アレンジレシピを紹介!
これもイモ焼酎には合いますよ👍
— 土川イトム (@kechiasu) May 15, 2020
生のピーマンに…もろみ味噌、シラス、のり、ゴマをのせて…
バリバリ食べるんです🤤
これお勧めです😆❗️ pic.twitter.com/K28DfoZRAk
もろみ味噌は普通の味噌とは違い、つぶつぶ感とほんのりした甘みを感じる味噌です。きゅうりにつけて食べられるもろきゅうという料理を、居酒屋などでもよく見かけることがあるでしょう。ご飯にかけて食べるという食べ方も有名です。
それだけではなく、様々な料理に合います。野菜をつけて食べるディップとしてももちろん、和え物や焼き物などにもおすすめです。この記事では、もろみ味噌を使って簡単に作れるおかずレシピや、アレンジレシピ、家庭で簡単にもろみ味噌を作れる材料や作り方を紹介します。
もろみ味噌の基礎知識
もろみ味噌のつぶつぶの正体は?
クリームチーズの漬けない味噌漬け
— 大刀🔞・ザ・ヒュージザンバー (@DAIGATANA) November 28, 2017
クリームチーズを1cm角に切ってもろみ味噌(おかず味噌)と和えるだけ。もろみ味噌は普通の味噌に比べ甘味旨味が多く日本酒はもとより赤ワインにも合う!生姜が入ってるのもアクセントに。 pic.twitter.com/GBbmSOHDRG
もろみ味噌の特徴は、味噌に含まれるつぶつぶです。この正体は何でしょうか?この味噌に含まれるもろみというものは、醤油や酒を作るために醸造した液体の中に入っている、原料が発酵した柔らかい固形物のことを指します。
醤油などを作る際は大豆や麦、米などの原料に麹や塩などを加え発酵させて搾りますが、その後に出てきた搾りかすがもろみとなるのです。つまり、もろみの原材料は醤油などと同じ大豆や麦ということになります。
市場で流通しているもろみ味噌は、ただの搾りかすではなく食用として活用しています。そのため、出てきたもろみを、醤油や砂糖などの調味料につけて熟成させています。すでに味がついているので、食べた時にほんのり甘じょっぱい味がするのです。
もろみ味噌の栄養と効果効能
長芋は焼かなかったけど、きゅうりは詰めた。
— 山田かつら(仮) [生命力のない手相] (@chikitokaP) May 9, 2020
もろみ味噌をつけて。旨し! pic.twitter.com/JydQ2k9RfY
もろみ味噌は、原材料が小麦や大豆などであることから、栄養がとても豊富です。五大要素である炭水化物、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどはもちろん、イソフラボンも豊富に含まれています。カロリーは大さじ1杯で約36kcalですので、普通の味噌と大きくは変わりません。
もろみ味噌の栄養の中でも豊富に含まれているイソフラボンは、美容効果が高い成分といわれます。美肌のサポートやアンチエイジング効果が期待されています。他にも、シミやそばかすの原因となるメラニンの抑制や抗酸化作用による老化防止にも効果があるといわれてるようです。
もろみ味噌の主な使い方
セブンイレブンの #味噌マヨネーズ をパクり、もといインスパイアを受けて、しんえいのお気に入りもろみ味噌で作ってみたら・・・#悪魔的な旨さ😈
— 博多ブルーシャトー (@nakasu_blue) April 27, 2020
このもろみ味噌マヨネーズがあれば大根一本丸ごと食べられる(はず)🤤
もろみ味噌2:マヨネーズ1
混ぜたら完成🙌
是非お試しあれ☝️
しんえい pic.twitter.com/SNAdd4GisN
もろみ味噌を使った料理としてもっとも人気であるのは、きゅうりにつけて食べるもろきゅうです。きゅうり以外にも、大根やにんじんなど、野菜スティックのディップソースとして使われます。普通の味噌よりも甘めでコクのある味付けであるため、そのままご飯にかけて食べるのも美味しいです。
また、魚や肉に乗せて焼いたり、魚や肉を漬けるみそだれとしても活躍します。漬けた魚や肉は、味噌の効果で水分が保湿され、柔らかく食べやすくなります。
もろみ味噌の基本レシピ
材料と用意するもの
自家製もろみ味噌、出来上がりましたっ!
— 割烹魚千 (@kappouuosen1993) October 5, 2018
市販品では物足りず、自分で作りました。
整腸効果、美肌効果、老化防止になるそうで✨
上質な物を使いましたので
価格もそれなりとなりますが😅
美しい純米酒には
美しい酒あてで。
発酵させながらレシピも考え中。
お越し予定の方、御連絡お待ちしております pic.twitter.com/eDls2Q0ZLS
【材料】
- さいみそ麹…1パック
- みりん…100ml
- 醤油…400ml
家庭で最も簡単に作れるもろみ味噌の材料は、さいみそ麹、醤油、みりんです。さいみそ麹はあまり聞きなれない材料かもしれませんが、通販でも販売されています。和歌山などで有名な特産品である金山寺味噌にも使われる原料です。さいみそ麹を、醤油とみりんに漬けるだけでできます。コクのある醤油に、みりんでほんのり甘味をつけています。
他には、豆麹という材料が使われることもあります。豆麹に塩を加えて塩切り豆麹というものを作り、麹に砂糖や甘酒で漬けるという方法もあります。こちらではあまりしょっぱくならず、ほんのり優しい甘味でまろやかなもろみ味噌ができます。砂糖を入れるかどうか、材料などは好みに合わせて作ると良いでしょう。
作り方
【手順】
- みりんを鍋に入れ、中火にかけて沸騰させます。
- 沸騰したらすぐに火を止め、醤油を入れて混ぜます。
- さいみそ麹を容器に入れ、2の調味液を加えます。
- 蓋をして温かい場所で保管します。
- 一週間の間は1日に1回混ぜます。
- さいみそ麹がしっとりしたら完成です。
さいみそ麹を使ったもっとも簡単なもろみ味噌の作り方です。さいみそ麹を温めたみりんと醤油の調味料に浸けて熟成させるだけでできます。ポイントはカビが発生するのを防ぐため、熟成し終わるまでは1日に1回かき混ぜることです。
完全な密閉容器を使うと容器が破損したり蓋が開かなくなってしまうので、密閉容器は使わないようにしましょう。通常のタッパーなどがおすすめです。ただし、空気が触れないように蓋はしっかり締めましょう。また、熟成期間は季節によって異なります。夏などの温かい時期は一週間程度、冬では一ヶ月ほどかかることもあります。
保存方法と賞味期限
【地下1階 #味噌蔵や】『昔なつかしいもろみ(150g/389円)』は国産六条大麦を使用した #もろみ味噌。ごはんや野菜につけたりはもちろん、これからの時期は冷奴に合わせてもおいしくお召し上がりいただけます。保存しやすいパック売りで販売中!#京王百貨店 #新宿 pic.twitter.com/7T0JeOLuKT
— 京王百貨店新宿店 グルメプラス (@keio_dept_gplus) May 14, 2019
もろみ味噌を保存する時は、開封していない市販のものであれば、直射日光の当たらない冷暗所で保存します。開封済みのものや自家製のものの場合は、空気が入って劣化する可能性があるので、冷蔵庫で保存します。
味噌は元々発酵した食品ですので、腐ることはなく賞味期限は非常に長いです。冷蔵庫へ保存することで、約3ヶ月から1年間もつといわれます。しかし古くなると、風味や香り、味が落ちてしまい廃棄することになりかねません。目安として、1年以内に使い切るようにしましょう。
もろみ味噌の簡単人気アレンジレシピ
きゅうりのもろみ味噌漬け
【材料】
- きゅうり…3本
- 粗塩…3g
- もろ味噌…63g
【手順】
- きゅうりの両端を切り落とし、重さを量って塩の分量を決めます。
- きゅうりをスライスし、粗塩を加えてよく混ぜ合わせ、1時間ほど置きます。
- 1時間後、キュウリから出た水分を絞って重さを量り、もろ味噌の分量を決めます。
- 必要なもろ味噌を加え、よく混ぜ合わせ、30分程置きます。
- 30分後、余分な水分を切って器に盛って完成です。
もろみ味噌との組み合わせで定番であるもろきゅうを、少し違った漬物にアレンジしたレシピです。漬物にすることで余分な水分が取り除かれ、きゅうりがよりパリパリした食感です。味噌のほんのりした甘さとしょっぱさで食が進みます。漬けて置くだけで簡単にできますので、副菜にもう一品足したい時や、おつまみなどにもおすすめです。
チキンのもろみ味噌づけ
【材料】
- 鶏もも肉…1枚
- もろみ味噌…大さじ1
- 砂糖…大さじ1
- 料理酒…大さじ1
- 醤油…大さじ1
【手順】
- 鶏もも肉を一口サイズに切り、ジップロックに入れます。
- ジップロックに料理酒、砂糖、もろみ味噌を加えます。
- よく揉みこみ、冷蔵庫で30分~1時間寝かせます。
- 周りの味噌は取らず、そのままフライパンに入れ、蓋をして弱火~中火で焼きます。
- 裏返して焼き目がつくまで焼きます。
- 醤油を加えてさらに焼き、皿に盛ります。
鶏肉をもろみ味噌に漬け込んで焼く人気のレシピです。調味料に肉を漬けおき焼くだけですので、簡単にできます。味噌と酒の効果でお肉が柔らかくなっており、絶妙な甘じょっぱさです。動画のレシピでは鶏もも肉で作っていますが、豚肉にも合います。ご飯が進み、冷めても美味しく食べられるので、お弁当のおかずにもおすすめです。
きゅうりとチーズのもろみ味噌
【材料】
- きゅうり…1本
- クリームチーズ…1個
- もろみ味噌…適量
【手順】
- きゅうりを1cmの厚さのいちょう切りにします。
- クリームチーズを1cm角に切ります。
- ボウルにきゅうり、クリームチーズ、もろみ味噌を入れます。
- さっと全体を混ぜて完成です。
きゅうりとチーズともろみ味噌を和えるだけで作れるレシピです。チーズと味噌を一緒に食べるということはあまりないかもしれませんが、もろみ味噌の甘じょっぱさとチーズの濃厚な味と舌触りの相性は抜群です。副菜として簡単に一品追加することができます。ワインによく合うので、おつまみとしてもおすすめです。
豆腐のもろ味噌漬け
【材料】
- 豆腐…1丁
- もろみ味噌…適量
【手順】
- キッチンペーパーで豆腐を包み、水気を切ります。
- 重石をして冷蔵庫で半日置きます。2、3回キッチンペーパーを取り替えます。
- 豆腐を大きめの正方形に切ります。
- タッパーにもろみ味噌を敷き詰めます。
- 味噌の上に豆腐を並べ、豆腐の上にも味噌を乗せます。
- ラップをして冷蔵庫で2~3日寝かせて完成です。
もろみ味噌に豆腐を漬けるだけの簡単なレシピです。漬けて数日置くだけですので、それほど手間もかかりません。味噌に漬けた豆腐の食感は滑らかになり、コクが増して濃厚なチーズのようになります。濃厚なチーズを食べているような感覚になりますが、カロリーや糖質が低いので、ダイエット中のおやつにもおすすめできます。
またコクと程よいしょっぱさは、ワインをはじめとするお酒にもよく合い、おつまみにもなります。5日くらいは日持ちもしますので、作り置きをしておくのも良いでしょう。濃厚なおいしさに仕上げるコツは、豆腐の水気をしっかり切ることです。
もろみ味噌なす
【材料】
- 茄子…2本
- みょうが…3個
- きゅうり…2本
- もろみ味噌…大さじ2
- 酢…小さじ1
- ごま油…小さじ1
【手順】
- なすを半分に切り、薄切りにします。
- なすに塩をかけてもみ、5分ほど置きます。
- みょうがを半分に切り、細切りにします。
- きゅうりを半分に切り、細切りにします。
- なすの水分を揉み出し、搾ります。
- もろみ味噌、酢、ごま油をボウルに入れて混ぜます。
- ボウルになす、きゅうり、みょうがを加えて混ぜます。
- 全体が混ざったら器に盛り付けて完成です。
なすやきゅうり、みょうがをもろみ味噌で和えるだけの簡単レシピです。もろみ味噌のコクや甘さもありますが、酢の酸味も引き立ち、あまり味噌が強くなくさっぱりと食べられます。なす、きゅうり、みょうがのシャキシャキとした色々な食感も楽しめて美味しい一品です。
野菜が美味しい旬の夏にぴったりである上に、火も使わず簡単に作れるので、食欲があまりわかない時でもサッと作れて食べられます。副菜やおつまみとしてもおすすめです。
もろみ味噌とクリームチーズのディップ
もろみ味噌と酒、チーズを混ぜ合わせるだけで簡単にできる人気のディップソースです。味噌の塩気やほんのりした甘さ、チーズのコクが合わさって、クリーミーで絶品なディップソースとなっています。
簡単にできますが、野菜だけでなくクラッカーに乗せたりあえ物にしたりと、使い方も様々アレンジできます。保存もできるので、作り置きしておくと冷蔵庫で余った野菜の消費にもなり便利です。
もろみ味噌の焼きおにぎり
味噌で作る焼きおにぎりは、焼きおにぎりの中でも定番の人気メニューです。もろみ味噌にみりんを加えたみそだれを、おにぎりに塗って焼くだけでできます。香ばしい香りと甘しょっぱくてコクのあるみそだれの味が絶品です。火を使わずオーブントースターで簡単に作れるので、おやつや夜食としてもおすすめできます。
もろみ味噌納豆
もろみ味噌と納豆の、ご飯にピッタリな具材を混ぜ合わせた簡単人気レシピです。しっかり混ぜた納豆に、ピリ辛のもろみ味噌と刻んだネギを加えて混ぜるだけでできますので、ご飯を作る暇がないときにもサッと作れます。
普通のもろみ味噌しかなく辛さが欲しい場合は、一味唐辛子などで調節できます。また、辛い味が苦手な人は、普通のもろみ味噌でも充分美味しいです。好みに合わせて味を調節してみてください。
もろみ味噌入り玉子焼き
もろみ味噌を巻きながら焼く、人気の玉子焼きレシピです。しっかりと味噌の甘みやしょっぱさを感じる玉子焼きとなっており、ご飯と一緒に食べるのはもちろん、お酒にもよく合います。材料は卵ともろみ味噌のみですので、一品つけ足したい時に、簡単にすぐ作れます。みりんが入っており、ほんのり香ばしい焦げ目もアクセントです。
もろみ味噌の簡単人気レシピに挑戦しよう
つぶつぶの食感と醤油をベースにした甘じょっぱい味が人気のもろみ味噌は、きゅうりや大根などの野菜につけて食べるのをはじめ、和え物やお肉をやく下味として、また料理の味付けにと様々なレシピで活躍します。市販の味噌でももちろん美味しいですが、材料の麹と醤油、みりんなどがあれば自宅で作るのも可能です。
腐敗せず1年近くもちますので、常備の調味料としてもおすすめできます。日々の料理やおかず、おつまみの味付けに、もろみ味噌を取り入れてみるのはいかがでしょうか?