2020年05月04日公開
2024年10月19日更新
タルト台の手作りレシピ!アレンジタルト台の作り方もあわせて紹介!
タルト台の手作りレシピについて紹介します。生地作りのコツや型に敷く際のポイントなど、タルト台を作る際に役立つ情報が盛り沢山!更には、初心者でも作りやすい簡単な人気アレンジレシピについてもまとめてみました。
タルト台の失敗しない作り方を紹介!
り ん ご の フ ラ ン 🍎
— すばるのお菓子垢 (@dream_patissier) July 27, 2016
タルト台から作ってみたよ 🍴
ハプニングはありましたが
どうにかデキタ 👌❤️ pic.twitter.com/wUjyIeRE13
洋菓子で定番のタルトは、クッキーやパイ生地で作られた器に果物やクリームをのせた人気のお菓子です。この器となっている部分のことを「タルト台」と言うのですが、このタルト台はタルトに限らずキッシュ等の料理にも使用することが可能で、幅広くアレンジを楽しむことができます。
一見すると作るのが難しそうなタルト台ですが、実はポイントを押さえれば誰でも簡単に手作りすることが可能です。そこで、本記事では自宅で簡単にできる基本のタルト台レシピについてまとめてみました。 また、さまざまな食材を使った人気アレンジも併せて紹介するので、タルト台を手作りする際の参考にしてみてください。
タルト台の基本レシピ
用意する材料
【材料5号サイズ】
- 薄力粉…150g
- 無塩バター…100g
- グラニュー糖
- 卵…30g
- 塩…ひとつまみ
薄力粉は調理の前にふるいます。バターは常温に戻して、柔らかくしておきましょう。バターが硬い状態では、上手く他の材料と混ざりません。
タルト台の作り方
【手順】
- バターをハンドミキサーで混ぜます。
- グラニュー糖と塩を入れ、さらに混ぜ合わせる。
- 卵を2回に分けて加え、その都度混ぜ合わせる。
- 薄力粉をふるい入れ、さっくりとゴムベラで切るように混ぜ合わせる。
- ラップに生地を包み、冷蔵庫で1時間寝かせる。
- 生地を綿棒で薄く伸ばして、型に敷きつめる。
- 底の部分にフォークで穴を開けるピケをします。
- 180℃のオーブンで15分焼きます。
生地を寝かせる際は、乾燥しないようラップで隙間なく丁寧に包みましょう。タルト台は、焼きあがった後外しやすい底取れタイプの型がおすすめです。共底タイプを使う場合はあらかじめ型にバターを塗って小麦粉をふっておけば、型に生地がくっつくのを防ぐことができます。
タルト台を焼く時、生地の上に重石としてタルトストーンを入れた方がきれいに仕上がります。重石がない状態で焼くと、生地が含んだ空気のためタルト台が膨らみやすいのです。
また、タルトストーンがない場合は、小豆や生米などで代用可能です。生地の空気を抜くためピケを開けてから重石をのせて焼くと、タルト台がきれいに仕上がります。
重石を入れる場合は、オーブンに入れる前に生地の上にクッキングシートを敷いた上でのせましょう。焼いて生地の淵がきつね色になったら、オーブンから出して重石を取り除きます。
再びオーブンに生地を入れ表面をから焼きすれば、焼き目の美しいタルト台が完成します。重石として小豆などを代用した場合は、捨てずにそのまま別の料理に使うことができます。
タルト台を簡単に美味しく作るポイント
冷やすと寝かすでサクサク感を高める
タルト生地〜!
— 水樹/大人時間 (@otona_mizuki) April 23, 2020
寝かせるので掃除してアニメ見て待つ〜(ง ˘ω˘ )ว pic.twitter.com/ppayDnPHev
タルト台の作り方のポイントは、バター以外の材料を冷蔵庫で冷やしてから作ることです。常温だと途中でバターが溶けてしまいますが、材料が冷えていれば溶化速度を遅せることができます。これにより、あのサクサクとした焼き加減に仕上げることができるのです。
また、まとめた生地はなるべく一晩寝かせるのがおすすめです。長時間おくことで水分が生地全体に馴染む上に、冷やすことによって調理の際にもバターが溶けにくくなります。
打ち粉の代用としてラップを使う
タルト台を作る時は打ち粉を使って調理するよりも、ラップを使って生地を整えるのがおすすめです。打ち粉の代わりに生地をラップに挟むことで調理も簡単になり、生地にも指のあとが付きにくくなります。
小麦粉を使ったタルト台は練りすぎると食感が固くなってしまうため、生地に触りすぎないことも大きなポイントです。バターが溶けないよう、手早く生地を伸ばしましょう。
型からはみ出た生地は綿棒で切り落とす
こんな感じで材料をはかって、まじかよーまとまるのかよこんな粉っぽいのーと思っても最後にはちゃんとまとまるので気にせず捏ねていき、30分休ませてから綿棒でのばしてタルト型に敷いて空焼きするよ〜 pic.twitter.com/9K2wv7AIw1
— みぇちぇーり (@snowcrystal77) February 2, 2019
型より少し大きめに生地を伸ばしたら、型の側面に折りたたんだ生地を入れ込むようにして敷き詰めます。はみ出た生地は、綿棒を型の上に転がすことで簡単に切り落とせます。また、型の側面部分にも生地を押し込むと、型と生地の隙間が無くなって綺麗な仕上がりとなります。
タルト台を整える際に穴が空いてしまった時は、余った生地で補修します。オーブンで焼いたタルト台は生地の状態より縮むため、生地を側面に押し込む際には型より2mmほど生地を高くするのがおすすめです。
焼きたてのタルト台は柔らかく、無理に外すと崩れてしまいますので、必ず冷ましてから外しましょう。型から離れにくい時は、ペティナイフなどをそっと差し込むことで上手に外すことができます。
タルト台のアレンジ人気レシピ
タルト台の人気アレンジレシピを紹介します。初心者にも作りやすい簡単なレシピを集めましたので、自宅でのお菓子作りの参考にしてみてください。
ココアパウダーを使ったタルト台
ココアパウダーを使った、チョコレート生地のタルト台です。ほろ苦い味わいのチョコレート生地は甘めのカスタードクリームや生クリームと合わせやすく、幅広いアレンジを楽しめます。キャラメルやチーズなど、さまざまなフレーバーと合わせてみても良いでしょう。卵は卵白と卵黄それぞれに分けて、丁寧に混ぜるのがレシピのポイントです。
紅茶を使ったタルト台
紅茶の茶葉を使った人気のタルト台のレシピです。紅茶のフレーバーがほんのりと香るタルト台は甘いフルーツとの相性が良く、梨やいちごなどお好みのフィリングでアレンジできます。
また、紅茶はそのまま生地に練り込むと口の中に茶葉が残って食感の悪いタルト台になるため、茶葉をミキサーやフードプロセッサーなどにかけ細かく粉砕してから生地に調理しましょう。
練りパイ生地のタルト台
【材料 直径23cmの型】
- 無塩バター…110g
- 塩…2g
- 小麦粉…190g
- 冷水…25~30cc
- ボウルに無塩バターと塩、小麦粉を入れ、ゴムベラで混ぜ合わせます。
- ポロポロと生地がまとまってきたら、冷水を少しずつ加えながら生地を手でまとめます。
- 生地をラップで包み、冷蔵庫で1~2時間寝かせます。
- 生地を型より少し大きく伸ばし、側面に生地を押し付けるようにして型に敷き詰めます。
- 冷蔵庫で20~30分冷やして、生地を締めます。
- 180℃のオーブンで20~30分焼きます。
練りパイ生地のパートブリゼ風タルト台のレシピです。材料を練り込むだけでOKと、作り方も極めて簡単!お菓子作りが初めての方にもおすすめです。生地に水を加えながら混ぜるとパイ生地に層が生まれ、サクサクとした軽い食感のタルト台に仕上がります。また、ラップで包めば冷蔵保存することも可能と、作り置きにも最適です。
ホットケーキミックスとココナッツオイルのタルト台
ホットケーキミックスで作る、めちゃ簡単タルト台 pic.twitter.com/SwPsMBkpeA
— 川崎 誠二 の制作&日常のほう (@uko3000) May 5, 2015
ホットケーキミックスとココナッツオイルで作る、タルト台の簡単レシピです。バター不要のため生地を寝かせる手間がなく、生地をまとめてからすぐに焼くことができます。ココナッツオイルを使ったタルト台は、強めの甘い香りが特徴です。ココナッツの香りが苦手な場合は、好みでオリーブオイルやサラダ油などに変えるのがおすすめです。
ビスケットで作るタルト台
市販のクッキー砕いて、とかしたバターと混ぜて型に敷き詰めて冷蔵庫で冷やす!
— fumi@新社会人(仮) (@3594fumi) August 2, 2014
今回は時短のため冷凍庫に直行w
タルト生地冷やしてる間にフィーリング作って行きます pic.twitter.com/FT6VvWZ4m2
ビスケットとバターで作る人気のタルト台のレシピです。材料を混ぜて型に押し付けるだけで、簡単に出来上がります。レアチーズなどの冷やすタルトの場合は、焼かずにしっとりとした食感にしあげましょう。タルト台にサクサクとした食感がほしい場合は、冷蔵庫で冷やした後オーブンで焼くのがおすすめです。
ビスケットは、クッキーやクラッカーでも代用できます。塩分が多めのビスケットを使う場合は、無塩バターで作るなど材料で調整しましょう。小麦粉のレシピに比べると、ビスケットのザクザクした食感が楽しめます。
低糖質のおからタルト台
薄力粉の代わりに、おからとアーモンドプードルを使ったタルト台のレシピです。おからは糖質が低く、ダイエットに人気の食材です。生おからを加えるため、ふっくらとしたタルト台に仕上がります。
砂糖を加えずに作れば、野菜や肉をのせる料理系タルトまで幅広くアレンジできるおすすめレシピです。甘いフィリングをのせるなら、アーモンドプードルを多めでタルト台を作りましょう。
米粉を使ったグルテンフリーのタルト台
柔らかくホロホロと口の中で解ける食感が特徴の、米粉を使った人気のタルト台のレシピです。グルテンフリーの作り方なので、小麦粉アレルギーの方も楽しむことができます。米粉の生地は練り過ぎても食感が悪くならず、初心者にも簡単に手作りしやすいタルト台です。
また、混ぜ合わせた後に生地がまとまりやすいレシピのため、冷蔵庫で休ませる必要はありません。ただし、夏など気温が高い日に調理する場合は生地が柔らかくなりがちです。あまりにも生地が扱いにくい場合は、冷蔵庫で一度冷やしてから生地を伸ばすようにしましょう。
タルト台を手作りして美味しいスイーツを作ろう!
さまざまなタルト台のレシピについて解説してきました。基本の作り方では、バターが溶けないように手早く生地をまとめるのがコツです。タルト台はビスケットやホットケーキミックスを使うと、より簡単に作ることができます。
甘さや食感がそれぞれ異なるので、フィリングと相性の良いレシピで作りましょう。サクサクのタルト台を手作りして、お菓子作りを楽しんでください。