2020年04月30日公開
2024年10月18日更新
しんじょの簡単にできる手作りレシピ!かまぼこやはんぺんとの違いは?
「しんじょ」の手作りレシピを紹介します。魚のすり身と山芋や長芋を使った、しんじょの基本レシピや、人気のアレンジレシピが満載です。また、「かまぼこやはんぺんとはどう違う?」という疑問についても解説します。
しんじょのレシピを紹介!
お椀
— るーたんママ (@satsukippe) April 19, 2020
海老しんじょ#おうちで春一 pic.twitter.com/2H64Sarwcf
しんじょは魚のすり身を使った料理の一つで、吸い物や天ぷらの具材として使用されます。懐石料理や京料理などで使われることから、上品な和食のイメージがありますが、実は家庭でも作ることができます。
身近な食材でアレンジ可能ですので、料理のレパートリーを広げたい人にもおすすめです。また、しんじょを具材として使うレシピも幅が広いので、一年中楽しむことができます。この記事のレシピを参考に、しんじょ作りにぜひ挑戦してみてください。
しんじょの特徴
しんじょの名前の由来
「真薯(しんじょ)」の名前は「しんじょう」に由来しています。しんじょうとは、白身魚の正肉をすりつぶしたものです。このしんじょうに、山芋や長芋・卵白・だしを加えて団子状にし、蒸したり揚げたりして調理したものが、「真薯(しんじょ)」です。
「真薯(しんじょ)」の「薯」は山芋のことで、「魚のすり身と山芋を練り合わせたもの」という意味になります。地域によっては「しんじょ」ではなく「しんじょう」と呼ぶ場合もあります。色々な地域で作られてきた料理のため、呼び方にも違いがあるのです。
真薯(しんじょ)とは日本料理の一つ。「糝薯」「真蒸」「真丈」といった表記もされ、「しんじょう」と呼ばれる場合もある
かまぼこやはんぺんとの違い
よく似た食べ物に、かまぼこやはんぺんがありますが、しんじょとはどう違うのでしょうか?かまぼこは魚のすり身に卵白を加えたもので、はんぺんは魚のすり身に山芋を加えたものです。しんじょうのレシピは幅広いですが、卵白と山芋を両方加えることが多いので、多少食感が異なります。
また、かまぼこやはんぺんに比べ、季節の具材などを混ぜ込む場合が多いです。形についても、しんじょは団子状に丸く成型するため、様々な料理にアレンジしやすいのが特徴です。
しんじょの基本レシピ
材料
【材料】
だし汁:少々
山芋のとろろ:大さじ2
ボイルエビ:5〜6尾
白身魚のすり身:100g
片栗粉:大さじ1
スーパーなどで加工済みのすり身を購入すると、手軽に作れます。自分で作る場合は、エビ、タラ、タイ、など白身魚の切り身を用意してください。フードプロセッサーを使えば、簡単にすり身を作ることができます。長芋を使用する場合は、山芋に比べて水っぽく粘りも弱いため、だし汁や片栗粉の量を調整してください。
作り方
【作り方】
- すり鉢で、山芋をすりおろします。
- 白身魚のすり身を加え、めん棒などですり合わせます。
- 途中、だし汁を加えながら、ペースト状になるまで混ぜます。
- ペースト状になったら水溶き片栗粉を加え、さらに混ぜます。
- ボイルしたエビの背わたを取り除き、荒く刻みます。
- 4のすり身にエビを加えて、ざっくりと混ぜます。
混ぜたあとは、蒸し器で蒸したり、丸めて揚げる、焼く、茹でるなど、使い方に応じて仕上げてください。蒸し器の場合は、耐熱皿に流し込んでラップをかけるか、丸めて濡れたふきんの上に置きましょう。揚げる場合は、大きいスプーンを使って丸めると、きれいに成型できます。
しんじょの人気レシピ
エビのしんじょ
材料を混ぜるために、フードプロセッサーを使用します。すり鉢が家庭にない場合でも、手軽にしんじょを作ることができます。長芋は角切りにするだけで、すりおろさなくて良いのも利点です。隠し味にマヨネーズを使いますが、しょうゆに換えてもよいでしょう。
カニのしんじょ
カニ、ゆり根、ぎんなんを使った本格的なレシピです。使用するカニは、ズワイガニか、毛ガニが適しています。ゆり根は甘くホクホクした食感です。祝い事や正月など、華やかな席でも喜ばれるレシピです。雑煮に入れても美味しく食べられます。
枝豆しんじょ
【材料】
- 枝豆:60g
- むきエビ:100g
- 玉ねぎ(みじん切り):1/4個
- はんぺん(大判):1枚
- 干し桜エビ:2g
- ゴマ油:少々
- 塩:小さじ1/2
- 片栗粉:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 水:200cc
- 鶏がらスープの素:小さじ2
- 砂糖:小さじ1
- 醤油:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 片栗粉:大さじ1
- 水:大さじ2
【作り方】
- 加熱した枝豆をサヤから出しておきます
- 玉ねぎ、枝豆、片栗粉をビニール袋に入れ、袋をふってまぶします
- 干し桜エビを、ゴマ油少々で香りがたつまで炒って、塩をふり冷まします
- むきエビはワタをとり、塩、片栗粉、酒少々(分量外)を加えてもみ洗いします
- 水気を取ったあと、粗く刻みます
- 別のビニール袋に桜エビを入れ、指先で揉んでくだきます。
- はんぺんも加えて揉みつぶし、粗みじん切り程度の大きさにします
- エビ、酒を加えて、もみ込みます
- 1を加えて軽く混ぜ、4等分しておむすびを作る要領で握って丸めます
- 耐熱皿に並べラップをふんわりとかぶせ、600Wの電子レンジで4分加熱します
- 小鍋にAを煮立て、Bの水溶き片栗粉でとろみをつけます
- 器に入れたしんじょにかけて完成です
枝豆の色鮮やかさと桜エビの香ばしさが、食欲をそそる一品です。枝豆はお湯で茹でても良いです。フライパンで蒸し焼きにすると、手軽に加熱することができます。
すり身の代わりにはんぺんを使うことで、より手軽にしんじょを作ることができます。余ってしまったはんぺんの、アレンジレシピとしてもおすすめです。あんかけにすると、上品な雰囲気に仕上がるので、おもてなしにも人気のレシピです。
豆腐のしんじょ
豆腐は低カロリー高タンパクのため、ダイエット中にもおすすめです。木綿豆腐を使用し、重しをして30分水切りしてください。生地がゆるい場合は、片栗粉の量を調整します。財布にもやさしいレシピで、毎日の家庭料理やおつまみ、お弁当にも人気です。しんじょを揚げる際は焦げやすいので、揚げ温度を低温にして、じっくり揚げましょう。
長芋とカニカマのしんじょ
手軽に作れるので、初めての方にもおすすめのレシピです。長芋は変色を防ぐため、皮を向いたらしばらく酢水に浸けてください。冷やしても美味しいレシピです。
エビしんじょのホットサンド
エビと長芋で作ったしんじょを、食パンに挟んだホットサンドです。焼く前に電子レンジにかけ、しんじょに火を通してください。パンに挟むことで、主食になる一品です。栄養があって食べやすいので、子供のおやつにも人気のレシピです。
白菜としんじょの鍋仕立て
鶏ひき肉を使ったしんじょを、鍋料理のように仕上げたレシピです。野菜のだしがしんじょに染みて、体も心も温まります。たまねぎのすりおろしを加えると、ひき肉のくせがやわらぎ、ふっくらした食感になります。いろいろな野菜やきのこでアレンジして楽しめる、ヘルシーな人気レシピです。
しんじょのレシピまとめ
見てーーー!!!わたしが作ったふわふわ海老しんじょ見てーーー!
— あきぴ (@minc_unk) December 2, 2016
海老とはんぺんメタメタにして卵でつないで塩と醤油で味付けて片栗粉つけてこんがり焼いてとろみの出汁かけて出来上がりよー!!!
甘くておいちいいいいいい!かぼす胡椒でピリ辛ふんわり甘いのよ最高おおおお!!🍤🍤🍤🍤🍤🍤🍤 pic.twitter.com/VCScrbLQkK
しんじょの特徴と基本レシピ、人気レシピを紹介しました。少しハードルの高いイメージのあるしんじょですが、はんぺんやカニカマなどを使って、手軽に作ることもできます。慣れてきたら、本格的なしんじょに挑戦してみるのも楽しいです。
れんこん、枝豆など食感の違うものを加えて、いろいろとアレンジができます。しんじょは揚げたり、鍋に入れたり、いろんな料理に使い回しができるのも、魅力的です。ぜひ基本の作り方をマスターして、日々の献立に役立ててみてください。