タルトストーンがない時の代用品一覧!タルトストーンなしで焼く方法も!

タルトストーンの代用品として使えるものをピックアップしました。米や塩、100均のビー玉など身近なものばかり取り上げているので、代わりに使用しやすいはずです。代用品を使った後の活用術やタルトストーンなしでも上手に焼ける方法も紹介しています。

 タルトストーンがない時の代用品一覧!タルトストーンなしで焼く方法も!のイメージ

目次

  1. 1タルトストーンがなくても代用品でタルトが作れる!
  2. 2タルトストーンとは何?
  3. 3タルトストーンの代用で使える100均アイテム
  4. 4タルトストーンの代用で使える食料品
  5. 5タルトストーンの代用品その他
  6. 6タルトストーンや重石を使わないタルトの焼き方
  7. 7タルトストーンは代用品がなくてもきれいに焼ける!

タルトストーンがなくても代用品でタルトが作れる!

パイやタルトを作る時に使うタルトストーンですが、わざわざ購入するとお金がかかりますし、お手入れや保管にも手間がかかります。そんな時知っておきたいのが代用品です。もし家に用意がなくても代用品で十分間に合うのです。

本記事ではビー玉や米など身近にあるものでタルトストーンの代わりになるものを紹介していきます。これからはわざわざタルトストーンを用意する必要はありません。パイやタルトを作りたいと思った時に、覚えておくと役に立つことでしょう。

タルトストーンとは何?

タルトストーンの代用品を紹介する前に、タルト作りにおける役割を知っておくことが大切です。まずどんなものなのかをおさらいしておきましょう。

タルトストーンとは何?

タルトストーンは、タルト生地などを焼く時に中に詰める重しのことを指します。一般的には直径1cmほどの金属製の重石で、製菓材料店やホームセンターなどで1セット1000円程度で販売されています。1個当たりの大きさが小さいので、洗うのに非常に手間がかかり、小さな子供のいる家庭では誤飲も心配です。

タルトを焼く目的で販売されていますが、タルトを焼く以外にも漬物石の代わりに使うこともできます。短時間で漬物を作りたい時に、漬物石の代わりに使うと程よい重みで漬物がよく漬かります。

タルトストーンの基本の使い方

基本的にタルトを空焼きする際に、生地が膨れ上がるのを防ぎ、形をきれいに保つために使います使い方はまずタルト生地の上にタルト台に合わせて適度な大きさにカットしたクッキングシートを敷きます。クッキングシートを生地にしっかり沿わせたら生地の高さまでストーンを詰め、焼成します。

タルト生地の周囲がうっすらと色づいたら、紙の端をつまんでストーンを外します。この時オーブンの熱でストーンが熱くなっているので、くれぐれも火傷には注意してください。その後タルト生地を再びオーブンに入れ、全体がきつね色に色づくまで焼成したら完成です。

タルトストーンは粗熱が取れるまで冷まし、汚れている場合は軽く水洗いします。その後しっかりと乾燥させてから、ケースなどに入れて収納しておきましょう。

熱したタルトストーンをクッキングシートを敷いたタルト型の中に敷き詰めて焼きます。

タルトストーンの代用で使える100均アイテム

タルト生地をきれいに焼くために活躍する道具ですが、重しの役割を果たせば代わりのものでも問題ありません。家にない場合は100均や身近な道具を使って代用してみましょう。

タルトストーンの代用品①ビー玉・おはじき

代用品としてよく使われているのが、ビー玉やおやじきです。ビー玉は形やサイズ、重さがちょうどよく、重石の代わりとして使いやすいです。子供のいる家庭ならビー玉やおはじきを持っている方も多いので、非常に身近なアイテムと言えます。

またタルトストーンは100均で手に入れることはできませんが、ビー玉やおはじきは100均で販売されているため、お金をかけずに代用品を購入したいという方にもおすすめです。

ただ100均のビー玉やおはじきはガラス製のものがほとんどです。オーブンで焼いたからと言ってビー玉やおはじきが溶けるということはありませんが、熱でビー玉やおはじきが割れる可能性もあります。割れたビー玉やおはじきの破片が入ってしまったら危険です。そのため心配な方は、他の代用品を使ってください。

100均の商品で、タルトストーンの代用品としてよく使われるのが「ビー玉」です。

タルトストーンの代用品②アルミホイル

代用品でも手作りして費用を抑えたい方におすすめなのが、アルミホイルです。作り方は簡単で、100均などで販売しているアルミホイルを適度な大きさにカットして丸めるだけでOKです。何個も作る必要があるため作成するのに手間こそかかりますが、割れる心配もないので安心して使うことができます。

ただ重石ほどの重さはないので、大きなタルトを焼く時には適していません。小さ目のタルトやキッシュなどを作る際の代用品として覚えておくとよいでしょう。

ないときには、生米・小豆・またはアルミホイルで代用ができます。

タルトストーンの代用品③水槽用の石や鉢底石

100均で販売している水槽用の石や鉢底石も、代用品として使えます。最近ではさまざまな種類やサイズの石が揃っています。水槽用の石や鉢底石は100均の金魚鉢や水槽コーナーに置かれていることが多いので、チェックしてみてください。

タルトストーンの代用品④食器

100均の食器をタルトストーンの代わりに使うこともできます。タルト台の大きさに合わせたお皿やココットなどで代用すると、取り出す際も楽です。衛生的に気になる方は、タルト生地の上にクッキングシートを敷くと問題ありません。代用品として使わない時は、食器としても使えるので便利です。

タルトストーンの代用品⑤一回り小さいタルト型

タルト型よりも一回り小さなタルト型を代わりに使うという手もあります。100均でさまざまなサイズのタルト型を販売しているので、タルト生地を購入する際にあらかじめ一回り小さなタルト型を買っておくと良いでしょう。

タルトストーンの代用品⑥ネジ

100均で販売しているネジを代わりに使うのもおすすめです。重さやサイズがタルトストーンと近く、金属製で熱にも強いので安心して使えます。100均には複数のネジがセットになった商品も販売しているので、代用できそうなものをチェックしてください。

タルトストーンの代用で使える食料品

タルトストーンは食料品でも代用することができます。食料品で代用すると万が一口に入っても安心ですし、再利用することもできます。米や塩など家庭によくある食料品で代用する技を紹介します。

使用後の食料品①大豆と小豆

タルトストーンの代用品として大豆や小豆といった乾燥豆類が使えます。サイズも重さもちょうどよいので、代用品として最もポピュラーな食材と言えます。使用後もしっかりと乾燥させて保存しておくと、何度でも利用できます。使用する時は大豆や小豆が汚れないようにタルト生地の上にクッキングシートを敷いてから乗せるようにしてください。

使用後の使い道

大豆や小豆を代用品として使った後は、そのまま他の料理に調理して使うことができます。小豆ならあんこやぜんざい、赤飯に使うと良いでしょう。大豆は煮物や炒め物のほか、フードプロセッサーで粉末にしてきな粉を作るのも手です。ただし、熱が加わることで乾燥が進むため、柔らかくするには時間がかかります。

柔らかくするのに時間がかかることを考えると、タルトストーンとして再利用する方が良いかもしれません。小豆は温熱効果があるため、手作りカイロに活用するのもおすすめです。小さな小袋に小豆を詰め、こぼれないように端を縫い付けるだけでOKです。使用する時はレンジで温めてから使いましょう。

使用後の食料品②米

代用品としておすすめなのが、生米です。生米は比較的どの家庭にもある食材です。わざわざ購入する必要もないので、安い値段で代用品を探している方にはうってつけです。生米を使う量はタルトのサイズによって異なりますが、0.5合~1号程度が目安です。タルト生地の上にクッキングシートを敷き、タルトのふちまで生米を敷き詰めてください。

使用後の使い道

生米をタルトストーンの代わりに使った後は、オーブンの熱によって相当乾燥しています。そのため普通にご飯を炊くよりは、ピラフやリゾットなどにアレンジして使う方が良いでしょう。

バターやオリーブオイルで代用品として使った生米を炒め、好きな具材とブイヨンを注いで柔らかくなるまで火を通してください。じっくり煮込むお粥に使うのもおすすめです。

私はいつもピラフを作っています。

使用後の食料品③塩

どの家庭にもある塩を代用品として使う手もあります。ただ塩を使う場合は塩がこぼれないように細心の注意を払ってください。万が一取り出すときに塩がこぼれてしまうと、タルト生地がし台なしになってしまいます。クッキングシートを2~3重に重ねてから使うと安心です。

使用後の使い道

塩は熱を加えても品質が変わらないので、代用品として使った後は、普通に食塩として活用することができます。漬物やキムチなど塩を大量に使うレシピに使うのも良いでしょう。また好みのアロマオイルを垂らし、バスソルトとして使うこともできます。この方法なら大量に消費できるので、無駄にすることもありません。

使用後の食料品④小麦粉

小麦粉を代用品として使うのも人気です。タルト生地を作る時に用意しますし、万が一こぼれてしまっても味に影響することもありません。ただし小麦粉は生米や塩に比べて比重が軽いので、他の代用品を使う時より多く入れる必要があります。オーブンで焼いても品質が変わらないので、何度も利用できるのもメリットです。

使用後の使い道

小麦粉も生米や塩と同様に料理などに再利用することができます。タルトやクッキーなどのお菓子作りに使っても良いですし、お好み焼きや天ぷらの衣などに活用するのも良いでしょう。

タルトストーンの代用品その他

ここまで100均で購入できるビー玉や米や塩などの食料品をタルトストーンの代わりに使う方法を紹介してきましたが、それ以外に代わりに使えるものもあります。ぜひ参考にしてください。

その他の代用品①10円玉

タルトストーンの代わりに10円玉を使うという方法です。意外かもしれませんが、重さもサイズもちょうどよいので、十分代わりに使うことができます。ただし10円玉は汚れが付着している可能性が高いので、食品用アルコールなどできれいに拭いた後、タルト生地の上にしっかりとクッキングシートを敷いてから使うことをおすすめします。

クッキングシートを敷いた後、タルト台のふちまで10円玉を入れてください。貯金箱などに10円玉が大量にある場合は、試してみても良いでしょう。

その他の代用品②王冠

コカ・コーラやビール瓶などについている王冠をタルトストーンの代わりに使うこともできます。瓶ビールを日常的に飲む家庭では、王冠も集まりやすいので、タルトを焼くために捨てずに置いておきましょう。

金属でできているため、オーブンで加熱しても問題なく使えます。ただし加熱後は非常に高温になるため、取り出す際は火傷に注意してください。

その他の代用品③庭石

家の庭にある庭石を代わりに使うこともできます。漬物石と同じ原理で、サイズや重さがちょうどよいので、使いやすいです。庭石を代わりに使う場合は、なるべく小粒のものを選ぶようにしてください。ただしそのまま使うと不衛生です。庭石をきれいに洗い、よく乾燥させてから使いましょう。

不安な方はクエン酸などに漬けて除菌してから使ってください。使用後は再びきれいに洗い、よく乾燥させてから保管してください。オーブンで焼いても品質が変わらないので、何度も使うことができます。

タルトストーンや重石を使わないタルトの焼き方

ここまで数々の代用品を紹介してきましたが、タルトストーンなしでも焼くことができます。ただしその場合は、生地が膨らんだり、形が悪くならないようにひと手間かける必要があります。ここから重石を使わずにタルトを上手に焼く方法を詳しく解説します。お菓子作りが趣味の方は、覚えておいて損はありません。

タルト生地にフォークで穴を開ける

タルト生地を焼く前に、生地全体に小さな穴を開けておくことで焼成時に穴から空気や水蒸気が抜けるため、生地が膨れ上がることを防ぐことができます。これを製菓用語でピケと言います。ピケを行う時は、フォークやピケローラーと呼ばれる専用器具を使用します。

この時タルト生地の裏側まで貫通するほどしっかりと穴を開けることと、生地全体に均一に穴を開けることを心がけましょう。これは重石がある時も行った方が良いです。タルト台と生地の間にある空気をうまく逃がすことで、きれいに焼き上げることができます。

生地を冷やしてから焼く

タルト台にきっちりと生地を敷きこんだ後、生地がだれるのを防ぐために冷蔵庫でよく冷やしてから焼くと、形が悪くなりにくいです。冷蔵庫で1時間~2時間程度冷やすと良いしょう。時間がない場合は、冷凍庫で冷やしても構いません。いずれもタルト生地が乾かないように、きっちりとラップをかけてから冷やすようにしてください。

焼き途中に生地が浮いていたら再度穴を開ける

オーブンでタルト生地を焼いている時も、時々チェックすることを忘れないでください。タルト生地の配合にもよりますが、事前にピケを行っていても焼いている途中に生地がふくらんでくる場合があります。こんな時は一度タルト生地をオーブンから取り出し、再度フォークなどで穴を開けてから焼くようにしましょう。

タルトストーンがないとタルト生地が焼けないわけではありませんが、きれいに焼き上げるためにはこれらの工夫が必要です。ひと手間かけることで見た目も美しく、美味しそうに焼くことができます。生地全体に均等に穴を開け、生地を冷やしてから焼くようにしましょう。

タルトストーンは代用品がなくてもきれいに焼ける!

本記事ではタルトストーンのさまざまな代用品を紹介してきました。ビー玉や生米、塩など家庭によくある材料で代用できるので、わざわざ買わなくて済みます。

タルト作りが初めての方や、たまにしか作らない方にとって、道具を全て揃えるのはハードルが高いです。今回紹介した代用品を使ってタルトを焼くことに慣れたら、改めてきちんとしたものを買うというのも手です。タルトを焼きたいのに、道具が揃っていなかったという場合にも役に立つので、ぜひ参考にしてください。

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