お茶のカフェイン量はどのくらい?妊婦さん向けカフェインレスのお茶も
お茶のカフェインの量とはどれぐらいになるのでしょうか?お茶やコーヒーに含まれるカフェインについて1日当たりの摂取量や良い効果、注意点、お茶の種類によっての違いなど含めて詳しく紹介します。また、妊婦さんにはあまりカフェインは良くないとされているので、妊婦さんが安心にして飲めるカフェインレスのお茶についても詳しく紹介します。カフェインのことを知ることで、上手く摂り、良い効果に役立てたり、気を付けたりすることができます。
目次
お茶のカフェインについて知りたい!
お茶に含まれるカフェインとはどのような成分になるのでしょうか?お茶に含まれるカフェインは、お茶の種類によって異なってきます。お茶の種類別に詳しく紹介します。
また、お茶などの成分に含まれるカフェインは摂取量も摂る人によっても変わってきます。健康な成人の方、妊婦さん、子供のカフェイン摂取量などについても詳しく紹介します。
お茶のカフェインについて
お茶の成分の1つでもあるカフェインとはどのような成分になるのでしょうか?お茶に含まれるカフェインについて、良い効果とカフェインの注意点などを交えながら詳しく紹介します。
カフェインとは?
カフェインとはどんなもなのでしょうか?カフェインとはお茶の茶葉やコーヒー豆などに含まれている成分になります。カフェインは他にも、医薬品や食品添加物にも使用されていています。カフェインにはいろいろな良い効果もあればデメリットの効果もあります。
カフェインの良い効果
お茶などの成分に含まれるカフェインには、良い効果もたくさんあります。カフェインには集中力を高める効果や体内の老廃物を排出する効果、自律神経を高める効果などがあったり、血流促進効果もあるのでダイエット効果にもつながります。
また、カフェインを摂ることで筋肉の働きが活発になり、運動能力も上がると言われています。運動前にはコーヒーやお茶を飲むと良いです。ただ利尿作用もあるので飲みすぎないようにしましょう。
その他にも、カフェインには二日酔いの解消やリラックス効果などもあります。カフェインを上手に摂って効果を役立てましょう。
カフェインの注意点
カフェインを摂取するときの注意点として、利尿作用や睡眠障害などを起こすことがあるので、摂取量を気を付けたり、お茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物の飲むタイミングなどにも気を付けましょう。
その他にも手が震えたり、胃酸の分泌を過剰にしてしまう働きもあり、胃への負担も出てきます。摂取量には配慮するようにしましょう。また、妊婦はなるべくカフェインを摂取しない方が良いとされています。胎児などへの影響もあるので気を付けましょう。
お茶の種類別カフェイン量
お茶の種類別のカフェイン量はどれぐらいになるのでしょうか?代表的なお茶の種類として、緑茶、桑茶、ハトムギ茶のなどのお茶のカフェイン量について詳しく紹介します。
緑茶
お茶の種類別のカフェイン量として、お茶の中で1番代表的な緑茶のカフェイン量はだいたい1杯当たり約7.5mgから34.5mgと言われています。
緑茶は抽出方法によってカフェイン量が異なってきますが、緑茶の中で、最もカフェイン量が多いお茶が玉露になります。1杯当たり240mgほどのカフェインを含んでいます。お茶を飲む場合、玉露に関してはコーヒーよりも多いカフェイン量になるので、量を気を付けましょう。
桑茶
お茶の種類別のカフェイン量として、お茶の種類の1つ桑茶のカフェインはどれぐらいになるのでしょうか?実は、桑茶にはカフェインは含まれていません。ノンカフェインのため安心して飲むことができます。
ただ中には、桑茶と日本茶などをフレンドして販売している場合もあるので、購入前には成分表示を確認してから購入するようにしましょう。
ハトムギ茶
お茶の種類別のカフェイン量として、お茶の種類の1つハトムギ茶のカフェインの量はどれぐらいになるのでしょうか?実はハトムギ茶にもカフェインは含まれていません。
ノンカフェインになっていますが、麦茶とハトムギ茶は体を冷やす作用があるので、特に妊婦さんは飲みすぎないように気を付けましょう。また、イネ科にあたるため、イネのアレルギーがある方は飲むのを控えるようにしましょう。
お茶のカフェインの摂取量目安
お茶のカフェインの摂取量の目安とはどれぐらいになるのでしょうか?健康な成人の場合、妊婦さん、子供の場合と分けて詳しく摂取量の目安を紹介します。
健康な成人の場合
お茶のカフェインの摂取量の目安として、健康な成人の場合はどれぐらいになるのでしょうか?カフェインの摂取量は国によって異なってきますが、日本では1日当たりカフェインの摂取量の上限は400mgまでに抑えると良いでしょう。
お茶でいうと、1杯150mlあたりのカフェイン量が30mgと考えると、10杯ぐらいまでにするとよいかもしれません。カフェインは、お茶以外の食品にも含まれています。カフェイン摂取量ギリギリまでの量をお茶などで摂取してしまうと、過剰摂取になってしまうことがあるので気を付けましょう。
妊婦の場合
お茶のカフェイン摂取量の目安として妊婦の場合はどれぐらいになるのでしょうか?カフェインを摂取することで、流産へのリスクが高くなると言われていたり、胎児が低体重になってしまったりとカフェインには妊婦さんや胎児へのリスクがあります。
できればカフェインを摂らないことをおすすめしますが、妊婦さんが1日当たり、カフェインを摂取する量をして、100mg以下にすることをおすすめします。また、カフェインレスのお茶もたくさんあるので、上手く摂ることをおすすめします。
子供は?
お茶のカフェインの摂取量の目安として、子供の場合はどれぐらいになるのでしょうか?子供と言っても年齢によって体格が変わってきます。
1日当たりの悪影響のない最大のカフェイン摂取量として、4歳から6歳で45mg、7歳から9歳で62.5mg、10歳から12歳で85mgになります。カフェインは、お茶やコーヒーだけでなく、子供が好む飲料やチョコレートなどのお菓子にも含まれているので、食べすぎたり飲みすぎたりしないように気を付けましょう。
お茶のカフェインが妊婦や授乳中に良くない理由
お茶に含まれるカフェインには妊婦や授乳中には良くないとされていることがあります。その理由について詳しく紹介します。
胎児の発育への影響
お茶のカフェインが妊婦や授乳中に良くない理由の1つとして、胎児への発育への影響があげられます。お茶の成分の中の1つにカフェイン以外にもタンニンも含んでいるため、タンニンが鉄分の吸収を阻害してしまう成分であるため、貧血を起こしやすくなります。
そして、タンニンの主成分のカテキンが葉酸の働きを邪魔してしまうため、胎児の発育に必要な成分が摂取できなくなってしまいます。また、カフェインを過剰摂取してしまうと、流産へつながったり、低体重になってしまう場合もあると言われています。妊娠中はお茶の摂取を控えることをおすすめします。
授乳中の乳児への影響
お茶のカフェインが妊婦や授乳中に良くない理由の1つとして、乳児への影響があげられます。授乳中にカフェインを摂取してしまうと、母乳を通して赤ちゃんへもカフェインを届けてしまうことになります。乳児は大人よりもカフェインの影響が受けやすくなっています。
乳児は腎機能や肝臓の代謝機能が未完成です。乳児がカフェインを摂取してしまうと、カフェインの代謝はほどんどしない状態で、そのまま尿として排出させます。乳児への影響として、不眠になってしまったり、神経が過敏になってしまったりします。
授乳中のカフェインの摂取量の目安としては、1日200mg以下にカフェインを抑えると良いとされています。カフェインの摂取量に気を付けながら、お茶を飲むようにしましょう。
お茶以外のカフェインを含む飲み物
お茶以外にはどんな飲み物にカフェインを含んでいるのでしょうか?お茶以外にカフェインを含む飲み物について詳しく紹介します。
コーヒーや紅茶
お茶以外にカフェインを含む飲み物の代表的な物として、コーヒーや紅茶があげられます。コーヒーはコーヒー豆に、紅茶は茶葉にカフェインが含まれています。
コーヒーは種類によってカフェイン量が異なり、ドリップコーヒーのカフェイン量は150mlあたり135mgになり、インスタントコーヒーの場合は150mlあたり68mgになります。また、最近ではカフェインを除去したディカフェと言ってカフェインレスのコーヒーもあります。
紅茶に含まれるカフェイン量は150mlあたり45mgになります。紅茶の代わりでよく飲まれているカフェインレスのお茶としてルイボスティーやハーブティーがあります。
コーラや栄養ドリンクなど
お茶以外にもカフェインを含む飲み物の1つとして、コーラや栄養ドリンクなどがあげられます。コーラや栄養ドリンクには食品添加物として含まれていることが多いです。
コーラには350mlあたり35mgから40mgのカフェインが含まれているため、知らずにカフェインを多く摂取してしまうことがあります。飲みすぎには注意しましょう。
また、最近ではエナジードリンクとって栄養ドリンクが販売されています。250mlあたり80mgのカフェインを含んでいる飲み物になり、カフェインの摂取量が気になる方は摂取するときには気を付けましょう。
風邪薬や頭痛薬
お茶以外にもカフェインを含むものとして、風邪薬や頭痛薬があります。カフェインには鎮痛作用があり、血管を収縮させる作用から、血管の拡張によっておこる頭痛に効果があるとされています。
風邪薬や頭痛薬にはカフェインが含まれている物もあるため、薬を服用する際にはコーヒーやお茶と一緒に飲むことはやめましょう。カフェインの過剰摂取にもつながります。
チョコレートやココア
お茶以外にもカフェインを含む飲み物の1つとして、チョコレートやココアがあげられます。ココアにはだいたい1杯当たり約12mgから15mgのカフェインを含んでいます。
チョコレートもココアもカカオが原料となり、カカオにはカフェインが含まれています。チョコレートのカフェイン量はだいたい100gあたり180mgのカフェインを含んでいるので、摂取量にも注意したいものの1つです。特に子供が摂取する場合には、チョコレートやココアは食べすぎたり飲みすぎたりしないように気を付けましょう。
妊婦さん向けのカフェインレスのお茶
妊婦さん向けのカフェインレスのお茶にはどのようなお茶があるのでしょうか?カフェインレスのお茶について詳しく紹介します。
ほうじ茶
妊婦さん向けのカフェインレスのお茶として、ほうじ茶はカフェインが全く含まれていないわけではありませんが、他のお茶に比べるとカフェイン量が少なくなっています。
ほうじ茶のカフェイン量は100mlあたり約3.1mgになります。クセがなくて飲みやすいほうじ茶は、つわりや体調が悪い時にも飲みやすいお茶になります。ただ、全くカフェインを含んでいないわけではないので、摂取量に気を付けながら飲むようにしましょう。
麦茶
妊婦さん向けのカフェインレスのお茶のおすすめの1つは麦茶になります。麦茶はカフェインが含まれていないお茶になり、昔からよく飲まれている親しみやすいお茶になります。
価格も安く、妊娠期間中だけでなく授乳中にもおすすめのお茶になります。ただ1つ注意しなくてはいけないのは、麦茶は体を冷やしやすいお茶なので、飲みすぎには気を付けましょう。
玄米茶
妊婦さん向けのカフェインレスのお茶として、玄米茶はカフェインの含有量が0.01%になります。カフェイン量が0ではありませんが、含む量がかなり低いお茶になります。
ただ玄米茶の中には抹茶入りなども販売しているので、カフェインを多く含むお茶もあります。購入する前には成分量を確認してから購入することをおすすめします。
その他
妊婦さん向けのカフェインレスのお茶として、他にもルイボスティーやごぼう茶、そば茶、杜仲茶などのお茶の種類があります。
お茶以外にも、コーヒーではノンカフェインのディカフェ以外にも、タンポポ茶や穀物コーヒーがコーヒーの代わりにノンカフェインとして飲むことができる飲み物になっています。
お茶のカフェインは人によって注意が必要!
お茶に含まれるカフェインについて紹介しましたが役に立てたでしょうか?お茶には種類によってカフェイン量が異なってきます。
お茶などに含まれるカフェインには良い効果もありますが、摂取する人によっては注意が必要となってきます。良い効果を得られるよう、摂取量に気を付けましょう。特に、摂取する際には妊婦さんや授乳中の方、子供は摂取量に配慮し、カフェインレスのお茶などで代用するのもおすすめです。