レッドブルを飲み過ぎるとどうなる?体に起こる本当の効果とは?

レッドブルの飲み過ぎによる副作用について紹介します。疲れの軽減や徹夜に利用されるレッドブルですが、飲み過ぎることで心臓や肝臓への負担が問題となっています。レッドブルの適切な摂取量や、なぜ身体に副作用が出るのかについて注目しましょう。

レッドブルを飲み過ぎるとどうなる?体に起こる本当の効果とは?のイメージ

目次

  1. 1レッドブルの飲み過ぎは良くない?
  2. 2レッドブルは栄養ドリンクではない
  3. 3レッドブルは飲み過ぎるとどうなるのか?
  4. 4レッドブルのおすすめの飲み方
  5. 5レッドブルは飲み過ぎなければこんな効果が期待できる
  6. 6レッドブルは飲み過ぎたら健康を害することも

レッドブルの飲み過ぎは良くない?

青空とレッドブル

近年、レッドブルタイプの飲み物が一般的になりました。疲れているときや徹夜したいときに、レッドブルを飲む人も多いでしょう。しかし、レッドブルを大量に飲むと命に関わるという噂もあります。レッドブルを飲み過ぎることは命に関わるのでしょうか?レッドブルを飲み過ぎると起きる副作用や適切な量について紹介します。

また、レッドブルに含まれている栄養成分に注目しましょう。レッドブルの肝臓や心臓への負担や、命に関わるという噂の理由についても解説します。自分がレッドブルを飲み過ぎていると感じている人は、メリットとデメリットをしっかりとチェックしましょう。

レッドブルは栄養ドリンクではない

レッドブルは清涼飲料水

「医薬品」ではなく、オレンジジュースやコーラなどと同じ「清涼飲料水」なんですよ。医薬品でない以上「効能」を謳うことはできないので、レッドブルも「翼をさずける」というキャッチコピー以上のことは言っていません。

レッドブルが心臓や肝臓に副作用があるかどうか、という点において大切なことを確認しましょう。まず、レッドブルは栄養ドリンクではなく「清涼飲料水」という点です。清涼飲料水は簡単に言えば「ジュース」といえます。炭酸飲料やオレンジジュースと同じ分類といえるでしょう。

清涼飲料水を飲み過ぎて身体に悪いと思う人はいても、命に関わるとは考えないかもしれません。その点を踏まえると、レッドブルも飲み過ぎて肝臓や心臓に大きな負担がかかるのでしょうか?レッドブルが栄養ドリンクではなく、清涼飲料水というのが大きなポイントになってきます。

レッドブルの成分①カフェイン

レッドブルに含まれる成分量をチェックしましょう。レッドブルが眠気覚ましに効果があるのは「カフェイン」を含んでいるからです。カフェインには脳神経を興奮させる効果があり、眠気や疲労感を解消してくれます。徹夜をするときにコーヒーなどを飲むのと同じ理由です。

このようにカフェインは多くの飲料に含まれているため、飲み過ぎると過剰摂取につながります。朝にコーヒーを飲まないと落ち着かないというのと同様に、レッドブルを飲まないと元気が出ないというのは、飲み過ぎによるカフェイン中毒を疑いましょう。

レッドブルの成分②アルギニン

カフェインと同じく「アルギニン」も疲労回復や免疫力アップに効果があります。アルギニンは母乳にも含まれており、筋肉増強や免疫力を向上させるため、子供の成長に必須と考えられています。他にも血流改善や生殖機能の改善にも効果があるのです。モンスターエナジーなどにも含まれています。

例えば、栄養ドリンクで眠気覚まし効果が期待できる「眠眠打破」にもアルギニンが含まれています。エナジードリンクも栄養ドリンクも、カフェインやアルギニンが主要成分といえるでしょう。タウリンの有無を除けば、自分の好きな味を選択するのがおすすめです。

レッドブルの成分③ビタミンB群

サプリでビタミンを補う人も多いでしょうが、レッドブルにもビタミン類が含まれています。レッドブルの場合ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンが含まれているのです。これらを総称して「ビタミンB群」と呼ばれています。

これらのビタミンB群は身体の機能を正常に保ち、炭水化物や脂肪の代謝にも関係しています。運動するときに効率よくエネルギーを消費したい場合、ビタミンB群を摂取すると良いでしょう。

レッドブルの成分④砂糖類

レッドブルには「砂糖」が含まれています。多くの清涼飲料水には砂糖が含まれており、甘みを生み出しています。レッドブルも独特な酸味と甘味が調合されており、飲みやすい口当たりになっているでしょう。あまり甘すぎる味は苦手、という人のために「レッドブル・シュガーフリー」も販売されています。

しかし、砂糖の甘味の代わりに人工甘味料のスクラロースやアセスルファムが使用されています。人工甘味料に関しても様々な噂があり、健康に悪影響が無いとは言い切れません。人工甘味料は体質的にお腹が緩くなる場合があります。シュガーフリーが体質に合わない場合は飲むのはやめましょう。

レッドブルの成分⑤アルプスの水

意外と知られていないレッドブルのこだわりとしては、水に「アルプスの水」を使用していることです。料理を作るときもですが、美味しい水を使うと味がワンランクアップすると言われています。レッドブルの場合はオーストリアとスイスの間にある湧水を使用しているそうです。

飲み物に使われている水は、なかなか目が行かない部分です。レッドブルは公式サイトでスイスアルプスの製造工場で作られたものを使用していることを明記しています。アルプスは世界最大の淡水貯水池であり、豊富で美しい水の宝庫といえるでしょう。

レッドブルは飲み過ぎるとどうなるのか?

もうひと頑張りしたいときにおすすめなレッドブルですが、飲み過ぎると身体に良くないという噂があります。レッドブルに含まれるカフェインやアルギニンは、身体に副作用があるのでしょうか?レッドブルの死亡事故の噂と合わせて飲み過ぎの弊害を紹介します。

SNSなどでレッドブルを大量摂取しているのをネタにしたツイートが見受けられます。ちょっとしたおふざけのつもりが、身体に大きな負担になっている場合があるのです。栄養ドリンクをガブ飲みしないのと同じで、たとえ清涼飲料水のレッドブルも飲み過ぎは危険といえます。

レッドブルの飲み過ぎで死亡事故!?

アメリカ人の30代男性が、1缶710ccのレッドブルを18時間以内に24本飲んだ後に異変が。激しいめまいや胸の苦しみを訴え病院へ救急搬送。1時間後に亡くなったとのこと。

レッドブルの飲み過ぎで死亡事故が起きたのは嘘ではありません。事故は2015年に海外で起きていました。その死亡原因はレッドブルを「24缶(1缶710mlタイプ)」ガブ飲みしたというものです。以前からレッドブルの飲み過ぎで心臓発作を引き起こすという噂があったものの、この死亡事故は衝撃的なニュースだったといえます。

この死亡事故で大切なことは、海外のレッドブルはサイズが大きく1缶が710mlだったこと、日本と違って「タウリン」が含まれている点です。日本ではタウリンが含まれているものは「栄養ドリンク」に分類されており、1日の摂取量が定められています。

カフェインの過剰摂取による副作用

日本ではタウリンの代わりにアルギニンが含まれていますが、健康問題を考える上ではカフェインの過剰摂取がポイントです。カフェインの過剰摂取は吐き気をもよおしたり、眠れなくなる、胃痛や心臓の動悸などの症状につながります。先程の死亡事故のように710ml缶を24缶もガブ飲みすると、心臓に大きな負担となるのです。

これだけの量を摂取すると、たとえ水であっても悪影響が出ます。水を飲みすぎると「水中毒」という、体内の塩分が血液中に無くなって危険な状態になる場合があります。レッドブルの成分はもちろんですが、飲料の飲み過ぎはほどほどにしましょう。

1日のカフェイン摂取量目安

1日のカフェイン摂取量の目安は400mgほどと考えられています。レッドブルであれば1本から2本、コーヒーならマグカップ約3杯です。日本のレッドブルをこれ以上飲んだとしても死亡する可能性は低いでしょう。ただし、カフェインは妊婦や授乳中、妊娠予定前は量を減らしましょう。

カフェインを毎日摂取したからといって健康に悪影響が出るとは限らないため、日本でも世界でも摂取許容量は設定されていません。体格や体質などが大きく影響しますし、運動量などでも異なってきます。1日1本程度ならカフェイン自体の副作用はほど無いのでしょう。

レッドブルの飲み過ぎは太る?

レッドブルはカフェインやアルギニンよりも、砂糖に気をつけたほうが良いという考え方があります。レッドブル250ml缶あたり、砂糖の量は「39g」となっています。角砂糖に換算すれば約13個ほどの砂糖が含まれています。清涼飲料水の中ではコカコーラが、同様の砂糖の量を含んでいます。

この量を考えると、レッドブルの飲み過ぎは太る原因になるかもしれません。砂糖を摂取したからといって必ずしも太るわけではありませんが、糖尿病を含めて飲み過ぎるのは悪影響だといえるでしょう。

1日何本くらいまでなら大丈夫?

レッドブルを1日何本くらいまで飲んで大丈夫なのでしょうか?先程のカフェインや砂糖のことを考えると、1本から2本程度がおすすめです。また、毎日飲むのは避けておきましょう。疲れが取れないときや、どうしても徹夜したい場合におすすめです。一気に飲まずに少しずつ飲み進めましょう。

また、レッドブルを飲む場合はコーヒーや緑茶とのバランスを忘れてはいけません。コーヒーやお茶にカフェインが含まれているので、レッドブルも含めて1日の飲み過ぎを考えましょう。レッドブルを飲む場合、コーヒーや緑茶を控えて、水などで水分補給するのが大切です。

レッドブルと良くない飲み合わせ

近年、レッドブルなどのエナジードリンクが人気となり、お酒と合わせるメニューが増えました。レッドブルとアルコールを合わせた飲料は安全なのでしょうか?2つを合わせて飲むことが危険というよりも、カフェインの副作用で酔いを感じにくくなるのが問題です。

つまり、レッドブルとお酒を合わせることで、通常よりも酔いを感じにくく、お酒の量が増えてしまうといえるでしょう。ジュースのようにお酒を飲めてしまうので、普段よりも量が増えるのは危険といえます。レッドブルと薬を合わせると、薬の吸収や肝臓への負担が増すので避けましょう。

レッドブルのおすすめの飲み方

レッドブルの飲み方①一日の適正摂取量

改めてレッドブルのおすすめの飲み方を紹介します。レッドブルに含まれる成分を考えて、副作用の出ない量に留めておきましょう。日本では一般的に185ml缶と250ml缶が販売されています。どうしても大きいサイズを購入すると飲みきらないと勿体ない、という気持ちが生まれます。

レッドブルの飲み過ぎを防ぐために、1日2本飲むとしても185ml缶にしましょう。美味しく飲むためにも大きいサイズではなく、小さいサイズを堪能するほうが身体への負担も少ないといえます。

レッドブルの飲み方②飲むタイミング

カフェインやアルギニン、ビタミンB群の効果を考えると、レッドブルは朝から昼にかけて飲むのがおすすめです。レッドブルで目覚めの効果が期待できるでしょう。深夜の徹夜にNGというわけではありませんが、目覚めの効果の副作用で、その後は寝付けない可能性があります。

お酒や薬を飲むタイミングでは、肝臓や心臓への負担を考えて避けましょう。お酒の場合は飲み過ぎに気をつけて、薬は心臓などの負担になるのでNGと考えましょう。飲むタイミングを考えて飲み過ぎないことが大切です。

レッドブルの飲み方③毎日飲む際の注意点

12時間もたてばほとんどの人はカフェインは血中からは出て行ってしまっているでしょう。この時間・スピードにはもちろん個人差があるようです。

レッドブルの味が好きなので毎日飲みたい場合は量を減らしましょう。185ml缶を飲むようにして、1日の摂取量を減らすことが大切です。摂取したエネルギーを消費するための運動も心がけましょう。糖分は運動することでエネルギーとして消費することができます。

カフェインは飲み過ぎても半日ほどで体内から排出されます。この点を考慮し、飲み過ぎを防ぐために1日2本が上限といえるのです。レッドブルを飲んでも疲れが取れない場合、飲み過ぎている可能性があります。1週間ほど飲むのをやめて体調の変化を確認しましょう。飲み過ぎによるカフェイン中毒で気だるさを感じていたのかもしれません。

レッドブルは飲み過ぎなければこんな効果が期待できる

カフェインの効果

カフェインやアルギニンを大量摂取した場合の副作用は様々です。カフェインの副作用として、動悸、呼吸困難、睡眠障害などが挙げられます。これらは「カフェイン中毒」と呼ばれるものです。心臓への負担も考えられるため飲み過ぎないようにしましょう。

カフェイン中毒を避けるために、1日に何度かに分けて飲むことがおすすめです。また、他にカフェインが含まれるコーヒーや緑茶との兼ね合いも考えましょう。レッドブルが飲み過ぎな上に、コーヒーや緑茶を飲むと、カフェインの過剰摂取になります。

アルギニンの効果

アルギニンも心臓や肝臓、胃腸への影響が考えられています。アルギニンはもともと、人間の中で作られるアミノ酸の一種です。そのため、過剰摂取しない限りは危険とはいえません。ただし、飲み過ぎると心臓や肝臓に悪影響となります。レッドブルを飲むのが当たり前になっていると危険な状態です。

特に肝臓や腎臓の機能が低下している場合、飲み過ぎは命に関わります。病気による通院中は医師に相談して、レッドブルのようなエナジードリンクを飲んでもいいか相談しましょう。アルギニンもカフェインも飲み過ぎによる過剰摂取は、副作用を忘れないことが大切です。通常のジュースと同じではないと考えましょう。

レッドブルは飲み過ぎたら健康を害することも

レッドブルの飲み過ぎによる副作用について紹介しました。レッドブルに含まれるカフェインやアルギニンは、眠気覚ましや疲労解消効果が期待できます。しかし、飲み過ぎることによって心臓や肝臓への負担、太る原因になるといえるでしょう。

どのような飲み物も過剰摂取は身体に悪影響を及ぼします。適量を正しいタイミングで利用することで、1日の活動を支えてくれるのです。飲み過ぎて寝れないとならないように、睡眠時間を考えて飲み始めましょう。レッドブルの適切な量を守って飲むのがおすすめです。

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