2019年02月05日公開
2024年09月02日更新
プーアル茶のカフェイン量は少ない?飲み方や効能から妊娠中の影響も!
プーアル茶には、どれぐらいのカフェインが含まれているのでしょうか?プーアル茶に含まれているカフェインは少ないと言われていますが、気になるカフェインの量とプーアル茶の種類や、効果のある飲み方や飲む量、プーアル茶に含まれる色々な効能など詳しく紹介します。また、妊娠中にプーアル茶を飲む場合に気をつけた方が良いことやカフェイン量を少なくする方法なども含めて紹介します。
目次
プーアル茶のカフェイン量は少ない?
プーアル茶のカフェインの量は少ないと言われていますが、どれぐらいの量になるのでしょうか?プーアル茶には2種類の製造方法があり、製造方法によってもカフェインの量が異なってくるので、製造方法の違う2種を含めて詳しく紹介します。
プーアル茶とは?
プーアル茶とは、中国雲南省にある雲南大葉種と呼ばれている茶葉から作られた中国茶になります。中国茶の中にはいろいろな種類がありますが、プーアル茶はその中でも体への刺激が少ない黒茶になります。黒茶は、後熟発酵という2回発酵される方法で作られているので、プーアル茶は茶葉で発酵食品でもあります。
プーアル茶の生茶のカフェイン量
プーアル茶は、製造方法によってカフェインの含有量が異なります。一つは生茶、もう一つは熟茶になります。では、プーアル茶の生茶のカフェイン量はどれぐらいなのでしょうか?生茶のカフェイン量は緑茶と同じぐらいのカフェイン量になり、だいたい100mlで20mgのカフェイン量を含んでいます。
プーアル茶の熟茶のカフェイン量
プーアル茶の熟茶のカフェインの量はどのぐらいでしょうか?熟茶と生茶の発酵方法は異なり、熟茶はカビによって発酵させたお茶になります。生茶よりも発酵を進めているため、熟茶のカフェイン量は100mlあたり15mgになり、生茶よりは少なくなります。
ウーロン茶のカフェイン量との比較
ウーロン茶とプーアル茶のカフェインの量には違いがあるのでしょうか?ウーロン茶の製造方法は茶葉の発酵している途中で加熱して、発酵を止めたものになります。半発酵茶葉になります。プーアル茶の生茶のカフェイン量とウーロン茶のカフェイン量は同じ量になります。
プーアル茶はカフェイン入りのため飲み方が大事!
プーアル茶には、カフェインが含まれています。では、1日あたりどれぐらいプーアル茶を飲んでも良いのでしょうか?プーアル茶を飲むタイミングや飲み過ぎてしまうとどうなってしまうかなども含めて紹介します。
1日の摂取量
カフェイン摂取量は成人の人の場合、1日当たり約400mgが限度とされています。プーアル茶のカフェインが100mlあたり15~20mgになりますが、プーアル茶以外にも1日の食事の中でもカフェインが含まれている物もあるので、目安として1日6~7杯程度までにした方が良いでしょう。飲む量には気を付けながら、飲むようにしましょう。
飲むタイミング
プーアル茶の飲むタイミングとは、どのようなタイミングなのでしょうか?脂肪吸収を抑える効果や脂肪を分解する効果がありので、効果を発揮できるタイミングとしておすすめの飲み方は食前、食中、食後で飲むことをおすすめします。また、脂肪燃焼効果を発揮させる飲み方は、運動の前後に飲むことで脂肪燃焼効果を期待できます。飲み方の注意点として、カフェインが入っているので、寝る前には飲まないようにしましょう。
飲み過ぎるとどうなる?
プーアル茶を飲みすぎてしまうと、カフェインの過剰摂取にもつながります。お腹が緩くなってしまったり、胃もたれ、貧血、めまいなどの症状も出ることがあるので、飲みすぎには注意しましょう。飲みすぎてしまうことで、プーアル茶に含まれている良い効能を得ることができずに、逆効果になってしまいますので気を付けましょう。
プーアル茶はカフェイン入りだが妊娠中は大丈夫?
プーアル茶は妊娠中でも飲んでも大丈夫なのでしょうか?妊娠中にプーアル茶を飲める量や飲む時の注意点、授乳中も飲んでも大丈夫なのか?妊娠中にも飲んで大丈夫なプーアル茶の作り方などを詳しく紹介します。
妊娠中に飲める量は?
妊娠中は特に飲む量は気を付けましょう。プーアル茶は他のお茶に比べるとカフェイン量は少ないかもしれませんが、ゼロではありません。カフェインは胎盤を通りやすく、お腹の中の赤ちゃんへの影響します。また、妊婦の身体に入ることで毛細血管が収縮して血中が悪くなる原因にもなります。飲む量は1日1~3杯程度にすることをお勧めします。
妊娠中に飲むときの注意点
プーアル茶を飲む時には、1度に大量に飲むのではなく、数回に分けて少量ずつ飲むようにしましょう。1度に大量に飲んでしまうと一度にカフェインを多く摂取してしまうことになるので気を付けましょう。飲みすぎないことも注意点の1つです。
授乳中も注意
プーアル茶は、妊娠中同様、授乳中もなるべく飲む量には気を付けるようにしましょう。母乳を通して、カフェインが赤ちゃんの身体の中へ入ってしまいます。赤ちゃんの身体の負担になってしまったりするので、飲みすぎないように心がけるようにしましょう。
妊娠中にもOKなプーアル茶の作り方
妊娠中におすすめなプーアル茶の作り方は、プーアル茶を低温で入れることでカフェインの量を抑えることができるので低温でいれるようにしましょう。カフェインは80度以上で最も多く抽出されるので、80度以下にしてから入れるのがおすすめです。また、水出しのプーアル茶もカフェイン量が少なくおすすめです。
カフェインの量を抑えたいけれど、温かい物を飲みたい方にはプーアル茶を少ない水の量で水出しをして3~4時間置き、すごく濃いプーアル茶が出来上がったところへお湯を注ぐことで温かくて、カフェイン量の少ないプーアル茶を作ることができます。
プーアル茶の効能とカフェインとの関係
プーアル茶の効能にはどのような効能があるのでしょうか?また、効能とカフェインはどのような関係があるのでしょうか?プーアル茶のたくさんの効能をより詳しく紹介します。
脂肪を燃焼させる
プーアル茶には脂肪を燃料する効能があります。プーアル茶に含まれるリパーゼという酵素が中性脂肪を遊離脂肪酸に変え、脂肪を燃えやすい体にしてくれます。プーアル茶を飲んだだけでは、脂肪は燃焼しませんが、プーアル茶に含まれているカフェインやビタミンBなどの成分との相乗効果と、プーアル茶を飲んで適度な運動をすることで脂肪を燃焼させ、ダイエットにも効果的な体になります。
脂肪の吸収を抑える
プーアル茶には脂肪の吸収を抑える効能があります。プーアル茶の成分でもある重合カテキンと没食子酸が脂肪の分解をして、吸収を抑えそのまま体外へ排出してくれる働きがあります。カテキンと聞くと緑茶に多く含まれているイメージですが、実は緑茶よりもカテキンと没食子酸の量がプーアル茶の方が多く含まれています。ダイエット効果にも期待ができます。
腸内環境を整える
プーアル茶には腸内環境を整えてくれる効能があります。プーアル茶は発酵させて作られているお茶になっているので、酵素をたくさん含んでいます。その酵素が、腸の中にある善玉菌の働きを手助けして腸内環境を整えてくれます。その他にも、プーアル茶にはビタミンやミネラルも豊富に含んでいるので、腸の中の老廃物を排出し便秘の解消にも良いと言われています。
冷え性の改善
プーアル茶には冷えを改善してくれる効能があります。プーアル茶の成分の1つでもあるポリフェノールをたくさん含んでいて、その中にあるタンニンに血行促進作用があります。プーアル茶は陽性の食べ物でもあり、身体を温める性質があると言われています。冷えが気になる人へのおすすめの飲み方はホットで飲みことです。プーアル茶を飲んで体を温めましょう。
プーアル茶の効能とカフェインの関係
プーアル茶には、脂肪の吸収を抑えてくれる働きや脂肪燃焼効果、腸内環境を整える働き、冷えの改善、デトックス効果、むくみの解消、免疫力アップ、アレルギー緩和などいろいろな効能があります。その中でも、脂肪燃焼効果には、カフェインも重要な役割があり、プーアル茶に含まれるリパーゼの働きと、カフェイン、ビタミンBなどの成分の相乗効果により効能が発揮できるのです。
プーアル茶はカフェイン量を知って上手に飲もう!
プーアル茶はカフェイン量が少ないと言われていますが、カフェインの量がゼロというわけではありません。カフェインの過剰摂取にならないよう適量を飲むことで、良い効能がたくさんあるので、飲み過ぎに気をつけながらプーアル茶を飲むようにしましょう。また、妊娠中の方でも量を守ることで、美味しく効果的に飲むことができるので、体を温めたい時などにはおすすめの飲み物になります。