水耕栽培の肥料のおすすめと使い方や注意点もチェック!自作方法も紹介!
水耕栽培は水だけで野菜などが育てられる栽培方法です。土がない分、肥料を与えることが重要です。肥料にも種類があるので迷ってしまいます。そこで今回はおすすめの肥料、使い方や注意点を紹介します。肥料の使い方を知れば自作の水耕栽培でも簡単に野菜を作ることが出来ます。
目次
水耕栽培は、人気の栽培方法
水耕栽培とは、土を使わずに水だけで植物や野菜を育てる栽培方法です。土に植えられて育てられている方法を土壌栽培といいます。水耕栽培は、とても簡単に始められるので食生活でオーガニック思考の強い海外でも人気があります。水耕栽培では、水の他に肥料を与える必要があります。どのような肥料を与えたらいいかわからない方におすすめの肥料や使い方などを紹介していきます。
水耕栽培の始め方
水耕栽培では、無農薬で健康的な野菜を育てることが出来ます。毎日の食生活で新鮮で美味しい野菜を食べたいという方には、まず野菜の再生栽培方法があります。葉物野菜や根野菜は比較的簡単に育てられるので水耕栽培初心者の方にもおすすめです。まずは、日常の食生活で残った野菜の根の部分を捨てずにとっておきましょう。
普段の食生活の中で使い終わった野菜も使い方次第では再生すことが出来ます。野菜の再生栽培方法は、とても簡単です。家庭の食生活で残った野菜の根を水に浸しておくだけでもう一度収穫することが出来ます。水耕栽培で育てやすい野菜を紹介します。身近な葉野菜では、せり、小松菜やみつばなどがあります。根野菜では、大根や人参がおすすめです。他にもネギや豆苗も育てやすいです。
初めてでもできる水耕栽培キット
最近では、誰でも気軽に水耕栽培が始められるキットも売られているので自作だと面倒だなんて方におすすめです。様々なキットが売られていますが、照明、ケース、肥料など水耕栽培に必要なもの全てが揃っているものが人気だそうです。他にも植物の種と肥料がセットになっていて、それをペットポトルに入れるだけで育てられるキットも売られています。水耕栽培をまずは成功させたい方におすすめです。
水耕栽培は簡単に始められるので植物だけではなく、野菜も簡単に作ることが出来ます。自作野菜のメリットは、室内やベランダで育てることが多いので害虫がつきにくく、気候に左右もされないので管理が簡単です。また土壌栽培よりも野菜の成長スピードが早く、収穫量も増やすことが出来ます。毎日の食生活で欠かせない野菜を低コストで抑えることが出来ます。水耕栽培は初期費用以外は、あまりコストがかかりません。
水耕栽培の肥料は液体肥料がおすすめ
水耕栽培に必要な肥料は培養液と呼び、液体の肥料を使います。液体肥料は水耕栽培で野菜を育てる時に使い、野菜の成長を促進します。水耕栽培では、常に植物が水に浸かっているため水を与える頻度、液体肥料の使い方が間違っていると野菜はうまく成長しません。液体肥料は自作でも作れるので低コストです。
水耕栽培に使う肥料の種類
液体肥料とは、固形の肥料を水に溶かしたりして液体にしたものです。特に観葉植物、野菜の成長を促進する栄養素であり主に水耕栽培やガーデニングで使用します。液体肥料は、植物や動物の骨を原料とした有機肥料であることが多いです。液体肥料は、吸収率が高いのが特徴です。また、効き目が短いため他の種類の肥料に切り替えることも簡単です。育てる野菜によって必要な栄養素が違うので注意が必要です。
水耕栽培で成功する肥料の使い方
再生栽培で作った野菜は水だけで育てると味、栄養素が落ちてしまうそうです。そこで液体肥料を使うことにより、味と栄養素が落ちるのを防ぎます。液体肥料を与えるタイミングは、約1週間に1回を目安に与えるのがポイントです。液体肥料の効果は、1週間程度でなくなってしまうので注意が必要です。
液体肥料を使用するときのポイントは、肥料の濃さです。通常の水やりのように与える液体肥料ですが、肥料の分量が多いと濃度が濃くなり、植物が枯れてしまいます。最初は、規定量よりも薄めて使い、慣れてきたら植物の状態によって分量を変えていくといいでしょう。また植物、野菜の種類によって窒素、リン酸、カリウムなど必要な栄養素が違うので事前に調べておくことをおすすめします。
自作肥料の作り方
とぎ汁と牛乳を使った液体肥料
自作で簡単にアミノ酸液体肥料が作れます。材料はお米のとぎ汁と牛乳です。作り方は、とぎ汁8割牛乳2割を混ぜ合わせます。混ぜ合わせたら容器に入れて、常温で約2週間発酵させれば完成です。発酵させるととぎ汁の沈殿物が下に残り、液体と分離します。その液体部分を肥料として使います。沈殿物は使用しないので捨ててください。普段の食生活で手に入るものなのでとぎ汁を捨てずに肥料にすればコストも抑えられます。
米ぬかを使った液体肥料
材料は、米ぬかと水だけなのでこちらも簡単に自作出来る肥料です。作り方は米ぬかに米ぬかの5倍の水を入れて混ぜます。混ぜたものを約1ヶ月間発酵させます。発酵が終わったら上澄み部分を取り、更に約10倍水で薄めれば完成です。米ぬかは土壌栽培でも最初に土に栄養を与えるために使う定番の肥料です。米ぬかは発酵すると強い匂いがするので自宅で自作する場合は注意が必要です。
油粕(かす)を使った液体肥料
材料は、油粕と水です。作り方は、米ぬかを使った液体肥料の作り方と同じです。発酵させる期間ですが、夏は約1ヶ月、冬場は約3ヶ月程度と気候により出来上がり期間は変動します。また出来上がったものを約20倍に薄めれば水耕栽培の液体肥料だけでなく洗濯洗剤の代用品にもなります。油粕液体肥料は、窒素を多く含んでいるので過度に与えすぎると窒素過多になり、枯れてしまう恐れがあるので与え過ぎには注意しましょう。
水耕栽培での日照時間の注意点
水耕栽培は、室内やベランダで行っている方が多いです。室内やベランダで野菜を育てる時の注意点は、日照時間です。まずは育てる野菜に必要な日照時間を知っておく必要があります。室内の場合は、時間を決めて定期的にベランダに出すなど日光が当たる場所に移すなど植物に日光が当たるようにしましょう。常に日光が当たる場所の場合は、日光の当て過ぎも注意点の一つです。
特に夏場の暑い日に、放置しすぎると気付いたら枯れていたなんてこともあります。外で植物に日光を浴びせる時は、干からびないように小まめにチェックして適量の水を与えましょう。完全に室内で育てたいという方は、LED装置など日光の代用として光を当てることが出来る装置も市販で売られているのでそちらをおすすめします。
水耕栽培での水換えの注意点
水耕栽培は、水と液体肥料のみで育てる栽培方法なので水換えはとても重要です。水換えには技術は必要ないので注意点さえおさえておけば野菜をうまく育てることが出来ます。水耕栽培では常に植物が水に浸かっているため植物の老廃物が水に流れ水質が悪くなります。また液体肥料を加えることにより、カビや微生物の栄養源になり繁殖しやすくなります。
基本的には毎日水換えをすることをおすすめします。大きい容器を使う場合は、2〜3日に1回でも十分です。特に日光浴をした後の水は、水質が低下しやすいので水換えをした方がよいでしょう。水換えをする場合の注意点は植物の根の部分を傷つけないように行いましょう。根は呼吸もしているので水で根を全て浸してしまうと呼吸が出来なくなり、根腐りの原因にもつながるので植物の発育状態によって水の量も調整しましょう。
水耕栽培で液体肥料を使う際の注意点
水耕栽培で不可欠な液体肥料は水に入れるだけで植物に栄養が与えられるので簡単に使うことが出来ます。使い方によっては逆効果にもなるので注意点を知っておくことが重要です。自作の液体肥料は、有機肥料ですが初心者の方は濃度に注意が必要です。市販のものだと規定量があるのでわかりやすいですが自作だとガイドラインがないので始めは薄めに作った方がよいでしょう。
市販の液体肥料を使う場合は、ガイドラインに沿って規定量を守るのも注意点です。水耕栽培を行っていると水の色が変化し、緑色になることがあります。それは植物が光合成した時に細菌が繁殖するのが原因だそうです。水が入っている部分をアルミホイルなどで日光が当たらないようにすると効果的です。また水換えをした後は液体肥料も足す必要があります。液体肥料の濃度は常に一定を保つようにしましょう。
食生活も潤う水耕栽培
水耕栽培と言えば、観葉植物を思い浮かべますが野菜も育てることが出来ます。水耕栽培は土を使用しないので室内やベランダで簡単に栽培出来ます。これから始めたい方におすすめなのは栽培キットです。水耕栽培に不可欠な液体肥料には種類があるので野菜に合ったものを選ぶことが重要です。また自作肥料も簡単に作れます。肥料の使い方によって野菜の味も変わってしまうので注意が必要です。