液晶テレビの寿命の平均を解説!縦線・横線の症状が出たら買い替え?

テレビの主流は液晶テレビです。地上デジタルに移行したタイミングで液晶テレビを新規購入した人も多いのではないでしょうか?液晶テレビの平均寿命は8年程度と言われています。そろそろ液晶テレビに異常が発生してくるケースもあります。液晶テレビの寿命は何をもって判断すべきなのでしょうか?液晶テレビの不具合は様々な場所で生じます。液晶テレビの寿命について紹介します。また寿命と判断する基準についても紹介します。修理すべきか買い替えるべきかを判断する参考にしてみてください。

液晶テレビの寿命の平均を解説!縦線・横線の症状が出たら買い替え?のイメージ

目次

  1. 1液晶テレビ何年が寿命?液晶テレビの寿命について紹介
  2. 2液晶テレビの仕組み
  3. 3液晶テレビの一般的な寿命は10年
  4. 4液晶テレビの寿命:バックライトの寿命
  5. 5液晶テレビの寿命:基盤・端子関連の寿命
  6. 6メーカー部品保有年数で寿命がくる場合もある
  7. 7液晶テレビの寿命の症状:電源トラブル
  8. 8液晶テレビの寿命の症状:熱や臭いのサイン
  9. 9液晶テレビの寿命の症状:音声の異変
  10. 10液晶テレビの寿命の症状:画面の異常
  11. 11液晶テレビに縦線や横線が入る要因
  12. 12液晶テレビの寿命はメーカーによって異なる?
  13. 13液晶テレビの寿命を伸ばす方法:ほこり対策
  14. 14液晶テレビの寿命を伸ばす方法:長時間使用を控える
  15. 15液晶テレビに異変を感じたら寿命のサイン!買い替えを検討

液晶テレビ何年が寿命?液晶テレビの寿命について紹介

家電製品は便利なものですが、機械ですので当然寿命があります。液晶テレビにも寿命があります。一般的に液晶テレビの寿命はブラウン管テレビやプラズマテレビと比較すると長いと言われています。諸説では20年の寿命ともいわれています。しかしこの寿命は液晶パネルに限ったことで液晶テレビ本体の寿命とは異なることに注意しなければなりません。液晶パネルが使えても他の機能が使えなくなればやはり寿命です。

日本メーカーの家電製品は寿命が比較的長いと言われています。不具合が生じることもありますが、早期に修理することで寿命を延ばすことができます。しかし次々と新しい商品が登場する家電業界ではメーカーの製造打ち切りから一定期間経過すると部品の製造も打ち切りとなります。そうなると修理したくてもメーカー純正部品が手に入らずに修理できずに寿命を迎えてしまうこともあります。

もちろん寿命は使い方や使われる製品の環境などによって大きく異なります。想像以上に早くに寿命を迎えてしまったり、20年以上故障なく問題なく使えるケースもあります。液晶テレビの寿命はどのくらいでしょうか?液晶テレビの寿命について紹介します。寿命を迎える際に現れる症状などについて解説します。また、寿命を長くする方法についても紹介します。液晶テレビの買い替え時期の目安の参考にしてみてください。

液晶テレビの仕組み

液晶はテレビだけでなく、パソコンなどのモニター、電気製品などの操作パネルなど日常生活の様々な場所に利用されています。最近ではタッチパネルとも連動したものも登場しています。そもそも液晶テレビとはどのような仕組みで映像を映しているのでしょうか?液晶テレビの液晶パネルを構成しているのは液晶分子です。この液晶分子とこれを覆う偏光フィルタによって光を調整しています。調整するもとになるのが電圧です。

液晶分子に電圧をかけると液晶分子の向きが変わります。向きがまっすぐな場合には偏光パネルを通過して光を表現しますが、電圧がかけられてねじれた状態になると光が偏光パネルを通過できずに暗くなります。これを解像度の数だけ表現して全体的に映像として見れるようになります。カラーの表現は光の三原色である赤、緑、青のフィルタを通して表現できます。これらの点の集合体が液晶テレビの仕組みです。

液晶テレビの表現には光が必要になります。これを司っているのがバックライトと呼ばれるライトです。まんべんなくバックライトを照射する直下型とコストパフォーマンスにすぐれたエッジ型の二種類があります。いずれにしてもパネル背面から常に光を照射し続ける必要があるのが液晶テレビです。プラズマテレビや有機ELテレビは自発光システムなので、バックライトを必要とせず、自ら光を発光して表現しています。

液晶テレビの一般的な寿命は10年

液晶テレビの寿命は平均10年と言われています。液晶パネル自体の寿命は20年と言われていますが、液晶テレビは液晶パネルだけで構成されているわけではありません。寿命を左右するのは大きく液晶テレビの命ともいわれるバックライトの部分と、テレビの心臓部である基盤関連です。液晶テレビは安くなってきたとは言え高額な商品です。平均的な予算も10万円から20万円です。買い替えの想定をしておくことも大事です。

液晶テレビの寿命:バックライトの寿命

液晶テレビで映像を表現するのにとても重要な役割を持っているのがバックライトです。かつては蛍光灯などを使用しているのが多かったのですが、省電力と長寿命がポイントであるLEDライトに置き換えられています。長寿命といっても限りはあります。いつかは使えなくなってしまいます。バックライトが寿命を迎えると光を液晶テレビのパネルに伝えることができなくなるため、何も映らなくなります。

バックライトの平均寿命は5万時間から6万時間です。一日10時間程度使用すると仮定するとバックライトの平均寿命は15年程度持つ計算になります。しかし輝度の状況などによって寿命は短くなります。光は年々発光力が低下していきます。完全につかなくなるまで15年ですので、テレビとして使える年数はさらに短くなります。10年という平均寿命はバックライトでは間違いではないのです。

バックライトの交換をすることも可能です。しかし液晶テレビのバックライトの交換は部品代も工賃も高額です。10万円近く修理代金がかかるケースもあります。そのため、バックライトが故障したり寿命を迎えた場合には、テレビを買い替えるのが得策です。もう少し予算はかかりますが、最新の液晶テレビに買い替えたほうがお得です。部品を交換してもまたいつ他の箇所で異常が出るかもしれないからです。

Thumb薄型テレビのおすすめランキング!壁掛けタイプなどの価格も紹介! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

液晶テレビの寿命:基盤・端子関連の寿命

液晶テレビの寿命はバックライトが要因になるだけではありません。心臓部ともいわれる基盤に問題が生じたときも液晶テレビの寿命を迎えることになります。症状としては、電源が入らない、電源を入れても勝手に落ちる、頻繁に再起動がかかる、チャンネルが操作できないなどです。またテレビは多くの端子があります。電源端子以外にもHDMI端子、アンテナ端子などです。これらが稼働しなくなることもあります。

端子の異常だけでは寿命とは言えませんが、電源関連、チャンネル関連の操作に関することは寿命に値します。メーカーの保証期間内であれば、修理をすることをおすすめしますが、保証期間を過ぎている場合には高額な修理費用になる可能性もあるため、場合によっては買い替えも検討する余地があります。バックライトと異なりこれらの症状は運が左右することが多いのが特徴です。

何時間使用したら電源が入らなくなるなど明確な規定などが存在しない為、使用環境や使用状況、または製造過程における個々の製品の違いなどによって異なります。数ヶ月しないうちに症状が発生するケースもあれば、10年使っても症状が一切出ないケースもあります。基盤や端子関連は使い方によって異なるため、正しい使い方を継続するように心がけることが、症状を出さないようにするポイントです。

メーカー部品保有年数で寿命がくる場合もある

軽度の症状などであれば、修理すればもとのように使えるようになります。しかし修理するには部品が必要です。部品は新品の製品を作る過程で使用したものと同じ部品に交換するためのものですが、メーカーの製品が製造中止になれば、一定期間を経て部品製造も中止になります。最近の液晶テレビはイヤーモデルである場合が多く、翌年になれば、製造中止になるケースも少なくありません。

後発モデルに同じ部品を使用しているのであれば、メーカーの部品として製造され続けることになるため、一定期間は長くなりますが、メーカーの部品保有年数を経過すると部品が新規製造されておらず、在庫もない状態になるため事実上修理が不可能になります。おおよそメーカーでの部品は製造終了後8年をもって保有しなくなるケースが多く、この期間を経過している場合には、修理不可能で軽度な症状でも寿命となるケースもあります。

液晶テレビの寿命の症状:電源トラブル

液晶テレビの寿命と考えられるサインは液晶テレビを使っている中の症状で判断することができます。明らかに修理や買い替えが必要と判断される症状もあれば、一過性にすぎないものもあります。電波などの要因が症状になっているもので液晶テレビには何ら異常がないケースもあります。いきなりテレビが壊れたからと言ってすぐに買い替えられるほど安価な製品ではないのが液晶テレビです。寿命のサインを見極めることが大事です。

まず電源トラブルです。電源が急に入らなくなるのは確実にトラブルです。何回かチャレンジしているうちに再度電源が入るようになった場合などは回路や基盤の不調や接触不良である場合も考えられます。今は騙しだまし使えていてもいずれ、本格的に利用できなくなる可能性が高くなります。そのため修理を早めに依頼するのがおすすめです。電源が入った後の挙動が正常であれば、液晶テレビの寿命とは考えにくいためです。

電源が入らないケースは寿命か?と考えてしまいがちですが、リモコンの電池切れや主電源が落ちていたなど、トラブルでも何でもないのにトラブルと判断してしまうことが多くあります。電源が入らないだけの症状なので寿命かどうかの判断が難しい部分もありますが、症状が続くようなのであれば、修理や買い替えのサインかもしれません。

Thumb無印良品のテレビ台の収納力がスゴイ!ニトリ・イケアのTVボードと比較! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

液晶テレビの寿命の症状:熱や臭いのサイン

次に熱や臭いによる寿命のサインです。液晶テレビは機械です。そのため電源を入れるとある程度の熱を持ちます。その熱を放射するための仕組みも搭載されています。触れてみて温かいと感じる程度は正常ですが、熱いと感じるのは異常である場合が多くなります。液晶テレビの置き場所によって熱放射が悪く熱くなることもありますが、熱を異常なほどに持つのは故障である可能性があります。液晶テレビ内部の異常です。

電源を付けると焦げるようなにおいがする場合には明らかに異常です。この場合、液晶テレビの内部で熱をもって発火に至る可能性が高くなります。そのため焦げるようなにおいがする場合には火災になるケースも否定できず、安全性にも影響するためすぐに使用を中止して修理もしくは買い替えを検討するのがおすすめです。熱を伴う異常は危険性を伴うことが多いため、すぐに判断することが大事なポイントです。

液晶テレビの寿命の症状:音声の異変

液晶テレビの異常の症状の一つに音声の異変があります。音声が出力されない、もしくは音声が途切れたりわれてしまうなどの症状です。これらの症状は液晶テレビ本体の異常でなく、スピーカーなどの音響システムの異常によるものです。寿命が来ているのはスピーカーなどかもしれません。修理することで大抵の場合には直ります。しかし修理費用がかさむのであれば買い替えを検討するのも方法の一つです。

液晶テレビの寿命の症状:画面の異常

最後に画面の異常です。液晶テレビの液晶パネルに異常をきたした場合に発生することが多い症状です。液晶パネルの寿命は他のパーツと比較して長いのが特徴ですが、使用状況や環境によっては寿命を迎えてしまうケースがあります。テレビ本体の中で交換できないパーツの一つでもあるため、液晶テレビの寿命と判断することができます。ただし、症状は出たりでなかったりするケースも多く、電波の異常であるケースもあります。

台風シーズンや異常気象などによってテレビの移りが悪くなるケースがあります。これは決して液晶テレビの寿命ではありません。テレビ放送は電波によって受信しているケースが多いため、電波状況によってきれいに受信できないケースもあります。これらは一過性であり、全く映らないケースもあります。電波状況と液晶パネルの異常を混同してしまいやすいのが特徴です。ノイズの出方によってある程度判断することができます。

液晶テレビに縦線や横線が入る要因

液晶テレビの寿命?ブロックノイズと縦線・横線との違い

液晶テレビの画面に一本もしくは複数の縦線や横線のノイズが入ることがあります。液晶テレビの寿命であると感じる一番の要因です。縦線や横線のノイズが発生する要因は様々ですが、液晶テレビの寿命が近づいていることには間違いありません。しかし縦線、横線に似たノイズもあります。これと勘違いしないようにすることも大事です。寿命が近づいている縦線、横線は場所が異なっても毎回のように生じるのが特徴です。

似たような症状にブロックノイズがあります。ブロックノイズは画面全体が映像の乱れによって生じます。電波を受信している映像の場合、正しく電波が受信されない場合に起こりがちです。DVDなどの記録媒体を使用している場合には、読み取り不良によるケースが多くなります。電波受信の影響で縦線や横線など直線のノイズが出ることはほとんどありません。ブロックノイズと見分けるようにするのが大事です。

フレキシブルケーブルの要因

縦線や横線のノイズが出る原因は複数あります。まずフレキシブルケーブルが要因となるものです。基盤と基盤をつなぐ柔軟性に優れた配線がフレキシブルケーブルです。液晶テレビを分解するなど背面を開けない限り直接触ることはありませんが、埃が貯まるなどが要因で接触不良になるケースがあります。液晶テレビの背面は精密機械が詰まっています。埃をこまめに取り除くことが寿命を延ばす方法の一つです。

背面に埃がたまっている場合には、きれいに掃除してみるのも方法です。掃除機で埃を吸い取ってあげる必要があります。水ぶきは精密機械に影響を与える恐れがありますので拭く場合には乾いた布で行います。これで縦線や横線が解消される場合、フレキシブルケーブルの接触不良が要因である可能性があります。もし、縦線や横線がこれで解消されない場合には他の要因を疑ってみる必要があります。

バックライトの劣化

次にバックライトの劣化による現象です。バックライトは直下型とエッジ型の二種類があります。バックライトそのものの劣化は直下型の場合、縦線や横線が入りやすくなります。バックライトの異常の場合、赤や緑、青などのカラフルな縦線や横線が入るのが特徴です。カラフルな縦線や横線が生じる場合には寿命と考えて問題ありません。部品交換修理もできますが、高額であるため、買い替えを検討するのがおすすめです。

ノイズ

他にも縦線、横線が入る要因があります。アンテナ線などの端子異常です。液晶テレビの設置場所を変更したり、つなぎなおした際に縦線や横線が発生するような場合には、接触が良くない為生じているケースがあります。逆に何も液晶テレビに手を加えていないのに突然縦線や横線が生じる場合には、寿命を検討するのがポイントです。寿命の場合には、縦線や横線の発生頻度にムラがあるのも特徴です。

Thumbコストコで扱っているテレビの種類と価格は?配送と引き取りはある? | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

液晶テレビの寿命はメーカーによって異なる?

液晶テレビに限らず家電製品の寿命は日本製の製品は品質が高く長いと言われていますが、最近ではコストパフォーマンスを重視する為、安い海外の部品などを積極的に利用する傾向があります。純粋な日本製の製品は少ないのが現状です。メーカーによって海外の部品の使用状況が異なるため、同じ日本製の液晶テレビでも寿命の目安は異なります。メーカーごとの液晶テレビの寿命について特徴を紹介します。

まずアクオスでお馴染みのシャープですが、液晶パネルを海外製品を使用しています。その分低価格で液晶テレビを販売しています。液晶パネルの寿命は他の部品よりは長いため、海外製品を使用して液晶パネル自体の寿命が縮まっても液晶テレビの寿命には影響を及ぼしません。7年から8年程度は問題なく使えるのが口コミの評価です。それ以上になると部品交換などを視野に入れておく必要もあります。

レグザでお馴染みの東芝は影響テレビの中でも故障が少ないと評価を受けているメーカーです。液晶パネルやバックライトなどが要因で寿命がきたケースよりも半導体の異常などによって突然映らなくなるケースが多いのが特徴です。8年程度が平均寿命とみておくのがベストです。信頼できるメーカーとしてブラビアでお馴染みのソニーは省エネに工夫を凝らしており、それが功を奏して寿命が長くなっています。

使用してればその分寿命が短くなりますが、省エネの効果は電気料金だけでなく寿命を延ばす副次的効果ももたらしています。10年以上使い続けることができているのもソニーの特徴です。最新技術で有名なビエラで有名なパナソニックですが、故障が少ないのがユーザーの定評です。ただし他メーカーに対抗するための最新技術を取り入れており、それが引き金になって故障して寿命を迎えるケースが散見されています。

最新技術を取り入れたプレミアムモデルよりも、全モデルの良さを受け継いだハイグレードモデルを選択するのがビエラの賢い買い方なのかもしれません。メーカーによって特徴が異なりますが、液晶テレビは最新機能のプレミアム、次のハイグレード、そしてエントリーとありますが、実用状態を確認できていることと、格安な部品を避けているハイグレードモデルの選択が一番おすすめです。

液晶テレビの寿命を伸ばす方法:ほこり対策

液晶テレビは精密機械です。経年劣化による寿命は仕方ありませんが、平均寿命より長く持たせるための工夫もできます。まずは埃対策です。精密機械に埃は大敵です。こまめな清掃こそ長持ちさせる秘訣です。液晶を大事に扱うことも必要です。水ぶきや薬品は液晶を傷めます。柔らかい布で丁寧に清掃することが大事なポイントです。液晶を直射日光にさらさないなどの小さな工夫も寿命を延ばす方法です。

液晶テレビの寿命を伸ばす方法:長時間使用を控える

液晶テレビの経年劣化は使用頻度によって異なります。使用すればするほど寿命は短くなります。そのためでいる限り使用しないのが一番ベストです。見ていないのにつけっぱなしにしないことは、省エネの観点からも有効です。自信がないのであれば、省エネモデルを選ぶのも選択肢です。バックライトの輝度を抑えるのも方法です。明るすぎる液晶画面は寿命時期を加速させます。

液晶テレビに異変を感じたら寿命のサイン!買い替えを検討

地上デジタルに移行した際に液晶テレビを買い替えた人も多いのではないでしょうか?あれから数年経過し、液晶テレビの寿命を迎えつつあります。テレビに異変を感じたらそろそろ買い替え時期かもしれません。特に画面へ縦線や横線などの異常が出ている場合、今後放置していても改善することはありません。時期を見計らって寿命と判断して買い替えるのも一つの方法です。異変を感じたときが買い替えを検討する時期なのです。

関連するまとめ

新着一覧

最近公開されたまとめ