マグロの血合いで節約レシピ！下処理すれば臭みもなく美味しく食べられる！

マグロの血合いとは、魚の腹と背の間にある赤黒い部位を指します。あまり食用としての馴染みは無く、調理方法や下処理のやり方も分からない、という人も少なくないでしょう。

独特な生臭さと赤黒い見た目から食材としては敬遠されがちな血合いですが、しっかりと下処理を行えば、揚げ物や刺身、汁物など、様々なレシピで幅広く活用することができます。そこで本記事では、プロも実践している正しい下処理の方法や、血合いを使って美味しくできる人気おすすめレシピを紹介していきます。

また、血合いに含まれる栄養分や保存方法なども詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

マグロの血合いには、鉄分、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB6、グリコーゲン、アンセリンなどの様々な栄養素が豊富に含まれています。鉄分が多く含まれているので女性や貧血気味の人などは、より積極的に摂取すると良いでしょう。

また、筋肉をよく使う人などに効果的なミオグロビンというタンパク質も多く含まれており、マグロの部位の中でも低カロリーでありながら高タンパクなプロのスポーツ選手も進んで摂取すると良い栄養満点の部位です。

マグロの血合いの魅力の一つに価格の安さがあります。見た目が黒ずんでいて一見するとあまり美味しそうに見えない部位のため敬遠されてしまいがちですが、他のマグロの部位に比べると圧倒的に値段が安く、格安で購入することができますので、節約レシピにはぴったりの食材です。

マグロの血合いは独特な血生臭さが特徴です。名前の通り血管などが多く集まる部位ですので、鮮度が悪くなってくると、より血生臭さが強くなり臭みが取りづらくなってしまいます。新鮮なうちに調理することが、美味しく味わうための大事なポイントです。

マグロの血合いの臭みを抜くには、水洗いが有効的です。手順は清潔な水で3～5回ほど水洗いします。ボールなどに浸しながら血の色が出なくなるまで洗いましょう。水洗いが済んだらキッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。水気が残ると臭みの原因となってしまいますので、しっかり拭き取りましょう。

より確実に臭みを取りたい場合は、水洗いをした後に更に血合いを茹でていきます。たっぷりの沸騰したお湯にお酒を入れて血合いを5分ほど茹でます。生姜を一緒に入れるとより臭いが取れやすくなります。茹で上がったら酒と塩をふって数分間おいてから、キッチンペーパーで水気を拭き取って完成です。

冷蔵庫で保存する時は、乾燥と変色を防ぐために塩水で濡らしたキッチンペーパーやフキンでマグロを包み、他の食品に触れないように保存しましょう。保存期間は2～3日ほどです。

ジップロックやラップに包んでから冷凍しましょう。マグロの血合いは冷凍保存した場合でも美味しく食べることができる期間は1週間程度です。また、解凍した血合いを再冷凍すると味や色合いがますます悪くなってしまいますので、一度解凍したマグロの血合いは食べ切るようにしましょう。

【材料】

• マグロの血合い…1パック
• 醤油…適量
• おろし生姜…適量
• おろしにんにく…適量
• ごま油…少々
• 揚げ油…適量
• レモン…1カット

1. マグロの血合いに付いている皮と骨を取り除きます。
2. 適当な大きさに切ります。
3. 切った血合いをボールに入れて醤油で味付けします。
4. 材料Aを加えて混ぜ合わせたら、ラップをして1時間ほど冷蔵庫でねかせます。
5. 1時間ほどねかせたら、片栗粉をまぶして180℃に熱した油で揚げます。
6. ぷかぷかと上に浮いてきたら油をきって器に盛り付けて完成です。

マグロの血合いで作る竜田揚げのレシピです。骨の取り残しが無いように気を付けましょう。熱を加えることによって筋の部分がプルプルとしたコラーゲン状の食感となり美味しく味わうことができます。ご飯と良く合う簡単にできるおすすめレシピです。

味付けの醤油などはお好みで調整してみてください。簡単にプロの味が楽しめるお酒のおつまみにもぴったりの人気レシピですので、ぜひ作ってみてください。

【材料】

• マグロの血合い…1パック
• キャベツ…適量
• アメリカンハーブソルト…適量
• 塩胡椒…適量
• オリーブオイル…適量
• にんにく…1片
• 焼肉のたれ…適量
• ドライパセリ…少々

1. マグロの血合いを水洗いして流水にさらしておきます。
2. キャベツを千切りにします。
3. マグロの血合いを食べやすい大きさに切り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
4. アメリカンハーブソルトと塩胡椒をふりかけます。
5. 裏返しにして片面には塩だけふりかけて、両面に片栗粉をまぶします。
6. フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニクを入れて、弱火で香りを出します。
7. にんにくがカリッと揚がってきたら油から出します。
8. アメリカンハーブソルトをふった面から焼いていきます。
9. こんがり焼けてきたら裏返します。
10. 全体に火が通ってきたら焼肉のたれを回し入れて炒め合わせます。
11. 器にキャベツとマグロを盛り付けて、ニンニクとドライパセリをふったら完成です。

マグロの血合いを使ったステーキのレシピです。味付けの調味料はお好みで調節してみると良いでしょう。ボリューム満点のおすすめレシピです。安く手に入るマグロの血合いを使った人気節約レシピですので、ぜひ作ってみてください。

マグロの血合いで作る角煮のレシピです。煮付けにすると硬くなりがちなマグロですが、しっかりと下処理をしてひと手間をかけることによって、ふっくらと柔らかく仕上げることができます。生姜を強めに効かせるのがポイントです。

ふわふわとした食感が心地よい、おすすめの節約レシピです。自宅でもプロの味が楽しめる人気レシピですので、ぜひ作ってみてください。

マグロの血合いで作れるユッケのレシピです。鮮度が落ちてしまっていると臭みが出てしまいますので、必ず新鮮なマグロを使いましょう。お好みでネギやレタスと一緒に食べても美味しいです。お酒のおつまみにもぴったりのおすすめレシピです。自宅でできる簡単節約レシピですので、新鮮な血合いが手に入った際は、ぜひ作ってみてください。

マグロの血合いの刺身のレシピです。プロが行うマグロの解体ショーなどで購入できる新鮮な血合いだけを使いましょう。時間をかけてしっかりと血抜きをすることによって、臭みが取れて刺身でも美味しく味わうことができます。お好みでわさびなどの薬味を添えると良いでしょう。

独特な味わいが楽しめるおすすめレシピです。新鮮な食材でなければ味わうことのできない人気レシピですので、鮮度の良い血合いが手に入った際は、ぜひ作ってみてください。

マグロの血合いを使ったつみれの味噌汁のレシピです。たっぷりの生姜とすりおろしにんにくをフードプロセッサーで混ぜ合わせることによって、隠し味となり血合いの生臭さを和らげてくれます。煮ている間はしっかりと灰汁を取りましょう。

旨味が凝縮されたつみれに、絹さやの彩りも華やかなおすすめの節約レシピです。自宅でもプロの味が楽しめる人気レシピですので、ぜひ作ってみてください。

マグロの血合いといえば血生臭さが印象的で、下処理の方法やレシピがあまり知られていない敬遠されがちな食材です。しかし、適切に下処理を行い臭みを取り除けば、揚げ物や煮付けなどの幅広いレシピで美味しく調理することができます。また、新鮮な血合いであれば、ユッケや刺身などの生食でも素材の味を楽しむことができる万能な食材です。

価格の安さに加えて、低カロリーでありながらも様々な栄養分が豊富に含まれている素晴らしい食材ですので、新鮮なマグロの血合いが手に入った際は、ぜひ本記事を参考にして、色々な血合いレシピを楽しんでみてください。