コーヒーの実(コーヒーチェリー)とは?味や焙煎されるまでの流れも!

コーヒーの実の特徴を紹介します。コーヒーの実の味や焙煎方法など、美味しいコーヒーを飲むための知識をまとめています。コーヒーの実は食べることができるかという疑問も解決できるので、ぜひ記事に目を通してみてください。

コーヒーの実(コーヒーチェリー)とは?味や焙煎されるまでの流れも!のイメージ

目次

  1. 1コーヒーの実(コーヒーチェリー)の特徴を紹介!
  2. 2コーヒーの実の特徴
  3. 3コーヒーの実が焙煎されるまでの流れ
  4. 4コーヒーの実(コーヒーチェリー)への理解を深めよう!

コーヒーの実(コーヒーチェリー)の特徴を紹介!

コーヒーといえば黒い飲み物ですが、コーヒーの木には赤い実がつきます。コーヒーチェリーとも呼ばれ、さくらんぼのようなかわいらしい実になります。コーヒー豆というのは、コーヒーの実の中にある種子なのです。

この記事では、コーヒーの実の特徴を紹介します。美味しいコーヒーになるまでの過程を解説します。焙煎の話についても触れているので、コーヒーをより詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

コーヒーの実の特徴

赤道付近の地域で栽培されている果実のこと

コーヒーは、コーヒーベルトと呼ばれる赤道付近の温かい地域で生産されます。コーヒーの木に実がつくには、3年から5年ほどかかります。一本の枝にいくつもの実がついていても熟度が異なるので、丁寧に手摘みをする必要があり、とても大変な作業です。

国や地域によってコーヒーの味が変わりますが、標高によっても変わります。標高が高くなるにつれて、酸味がすっきりして、良質な風味になる傾向があるのです。また、収穫は国ごとに時期が違うため、赤道付近という共通点があっても、国ごとに全く異なります。

完熟すると美味しいが可食部は少ない

赤い実の中には、コーヒー豆が入っており、果肉と言える部分はとても少ないです。完熟させるととても甘いので食べることはできますが、少量のみです。エチオピアでは、昔からコーヒーの実を煮て食べる習慣があり、現在でもコーヒーの葉を使ったお茶が飲まれています。

さまざまな方法で再利用されている

コーヒー豆を取り出す際に、不要になった果皮を乾燥させたものをカスカラといいます。カスカラは肥料として使用するほか、シロップやお茶、コーヒーフラワーとして販売されることがあります。コーヒーフラワーはお菓子作りに使用でき、鉄分やカリウムなどの栄養や食物繊維の含有量が高いのが特徴です。

時間をかけて育てたコーヒーの実は、再利用することで余すことなく使うことができます。食べることでコーヒーを無駄なく味わい、ゴミを減らせるという環境面へのメリットもあります。

コーヒーの実が焙煎されるまでの流れ

流れ①収穫

コーヒーの実の収穫は、基本的に手摘みで行われます。完熟している実のみを、一粒ずつ選別しながら摘み取ります。機械で揺すって実を落とすというやり方もありますが、コーヒーの品種や立地条件なども関係してくるので、全てのコーヒーの木でできることではありません。

流れ②選別

収穫したコーヒーの実から、コーヒー豆(種子)を取り出します。豆の大きさを分けて、比重の大きい豆だけが選ばれます。手間のかかる作業を経て、美味しいコーヒーが出来上がるのです。

機械だけでもできる作業ですが、高級なコーヒーではハンドピッキングが行われます。機械では選別できなかった豆を人の目で選別し、より美味しいコーヒーになるようにします。

流れ③焙煎

コーヒーの生豆は白っぽい色をしており、焙煎をすることで茶色の豆に変わります。焙煎は豆の色や時間で測るのは難しく、豆からパチパチ音がするようになる1ハゼや2ハゼを目安にします。浅煎り、中煎り、深煎りという3種類はコーヒーを飲む方はよく耳にすると思いますが、焙煎の度合いを表す言葉です。

浅煎りは1ハゼの途中で焙煎をやめ、酸味が強く感じられるコーヒーになります。中煎りは1ハゼから2ハゼの間で焙煎をやめ、酸味と苦味のバランスの良いコーヒーになります。深入りは2ハゼ以降に焙煎をやめ、苦味をより強く感じられるコーヒーになる焙煎方法です。

コーヒーの実(コーヒーチェリー)への理解を深めよう!

コーヒーは、長い時間とたくさんの手間をかけてできている飲み物です。美味しいコーヒーを作る過程では、多くの果皮が余ってしまいます。コーヒー豆以外の部分を味わうことで、さらにコーヒーの奥深さに気付けるかもしれません。

コーヒーは焙煎や産地の違いで、味も大きく変わってきます。コーヒーをより深く知って、リラックスタイムに豊かな時間を過ごしましょう。

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