缶コーヒーの砂糖の量は?微糖・低糖の含有量の違いも徹底解説!

コンビニや自動販売機など、いつでもどこでも気軽に買える缶コーヒー。ブラック、微糖、カフェオレなど種類も豊富で、デスクワークのお伴、またカフェインを注入して目覚めたいときなど、様々なシチュエーションで重宝されています。しかし、缶コーヒーで気になるのが砂糖の含有量です。缶コーヒーは意外と甘めの口当たりである事も多く、砂糖の量が多いのでは、と疑問に思う方も居るでしょう。今回は、缶コーヒーの砂糖含有量について説明します。

缶コーヒーの砂糖の量は?微糖・低糖の含有量の違いも徹底解説!のイメージ

目次

  1. 1缶コーヒーの砂糖の量が気になる!
  2. 2缶コーヒーの砂糖の量はどのくらい?
  3. 3缶コーヒーの微糖や低糖の違いとは?
  4. 4砂糖の量が少ないのはどの缶コーヒー?
  5. 5缶コーヒーの砂糖の量に気をつけよう!

缶コーヒーの砂糖の量が気になる!

オフィスワークや勉強でのお伴など、あらゆるシチュエーションで重宝する缶コーヒー。コンビニエンスストア、自動販売機などあらゆるところで手軽に購入でき、1日に1本以上飲まれる方も多いのではないでしょうか?

しかし、そこで気になってくるのが砂糖の含有量です。コーヒーがお好きな方であれば分かると思いますが、ブラック缶コーヒー以外のブレンド、カフェオレなどはコーヒーとしては比較的甘めの口当たりとなっている場合が多々あります。「微糖」と書かれている商品でも思ったより甘く、「本当に微糖?」と疑いたくなってしまう事も。

そこで今回は、普段何気なく口にする缶コーヒーにどれだけの砂糖が含まれているか、ダイエット中に飲んでも良いのか、飲み過ぎによる健康被害はあるか、また「微糖」「低糖」の缶コーヒーは本当に砂糖が少ないのかについて説明します!

缶コーヒーの砂糖の量はどのくらい?

缶コーヒーの砂糖の含有量とは?

ここでは、缶コーヒーに含まれる砂糖含有量を角砂糖の個数に例えて説明します。まずは角砂糖の定義について明記すると、「カロリーはグラニュー糖と同じ100gあたり約387kcal。角砂糖1個の重量は3~4gであり、一個当たり11.61kcalから15.48Kcal」となります。角砂糖は、いわゆる白砂糖とは異なりグラニュー糖を固めたものです。上記の定義を基準に説明を進めます。

以下は、「DIAMOND Online」が推計した各メーカーの缶コーヒー砂糖含有量となります。缶コーヒーの中でも比較的定番と思われる商品をピックアップし、角砂糖何個分が含まれているか記載していきます。

GEORGIAエメラルド・マウンテンブレンドは3.6個、GEORGIA MAX COFFEEは6.1個、BOSSレインボーマウンテンブレンドは3.1個、DyDoブレンドコーヒーは3.4個、BOSSとろけるカフェオレは11.1個となっています。

自宅や喫茶店でコーヒーを飲む場合、ミルクと砂糖を一つずつ入れる方が多いと思いますが、エメラルドマウンテンブレンドやモーニングショット、レインボーマウンテンブレンドなど、比較的定番ものの缶コーヒーは軒並み角砂糖3個台を叩き出しています。更に、カフェオレ等の甘い口当たりの缶コーヒーに至っては、あくまで試算上の結果ではありますが10個以上の商品もあり、衝撃的なデータとなってしまっています。

缶コーヒーは1日何本まで大丈夫?

成人の一日の平均砂糖摂取量は25gと言われています。前項記載の定義から考えると砂糖一個あたり3~4gですから、砂糖3個の缶コーヒーなら一本飲んだだけでも10g前後の砂糖を摂取した事になります。また、カフェオレ系であれば1本飲んだだけで平均摂取量をオーバーするものもあります。

缶コーヒー以外の朝昼晩の3食、また間食で砂糖を摂取する場合も考慮すると、角砂糖3個分の缶コーヒーであれば1日に1本にとどめておいた方が無難でしょう。更に、カフェオレは平均摂取量を大幅に上回るため、1日1本ペースで飲んでいると糖分過剰摂取により体重増加、ひいては糖尿病を引き起こす危険性があります。

缶コーヒーの飲み過ぎは、砂糖の過剰摂取に繋がり、毎日飲んでいると積もりに積もって血糖値の上昇・糖尿病に繋がります。また、ダイエット中の方はもちろん、健康を気にする方は毎日の摂取は控えた方が良いでしょう。また、缶コーヒーには砂糖以外に人工甘味料が含まれている場合もあるので、毎日コーヒーが欠かせない方や眠気防止にコーヒーを飲む方は、コンビニコーヒーか無糖タイプの缶コーヒーを選んだ方が無難です。

Thumb砂糖のカロリーは大さじでどれくらい?太る調味料なのか調査! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

缶コーヒーの微糖や低糖の違いとは?

微糖と低糖の表示ルールとは?

砂糖を抑えたいと言えども、ブラックコーヒーは苦手という方も多いでしょう。そこで注目されるのは、「微糖」「低糖」と言われるタイプの缶コーヒーです。名称からして砂糖の量が抑えられていそうな印象を受けますが、実際の砂糖含有量はどれほどでしょうか?

例えば「無糖」であれば、100mlの中に糖分が0.5g以下のもの、と明確に定義づけられています。これに対し「微糖」「低糖」は、糖分2.5g以下であればこれらいずれかの表記が可能という事になっています。しかし現状としては、これら2つの言葉に明確な区分けがあるわけではなく、砂糖含有量もメーカーによって異なり、「低糖」「微糖」の定義は実は曖昧なものになってしまっています。

微糖と低糖ではどちらの方が砂糖が少ないのか?

「ブレンディ」を例に挙げると、100ml中の糖分量が、低糖は2.7g、微糖は1.7gとなっています。ブレンディの場合は微糖の方が砂糖の少ない事が分かります。しかし、前述の通りどれくらいの砂糖が含有されているかはメーカー次第です。

缶コーヒーの栄養成分表示を見てみると、砂糖含有量が表記されています。砂糖の量を気にする方はこの栄養成分表示をチェックしましょう。100gあたりの糖類分量が明記されているので、ここを見れば一目瞭然です。

砂糖の量が少ないのはどの缶コーヒー?

低糖の缶コーヒーで砂糖が少ない商品

では、低糖または微糖と言われる缶コーヒーの中でも、砂糖含有量が少ない商品は何か、例を挙げて紹介します。まずは低糖からです。

UCC 「職人の珈琲低糖」は糖分1.2g/100ml、ネスカフェ 「ClearTasteブラック低糖」は糖分3.75g/100mlです。

「低糖」と表記されている缶コーヒーは微糖に比べてそもそも圧倒的にラインナップが少ないのですが、メーカーによって差こそあれど、一般的な缶コーヒーと比してやはり砂糖がカットされている事が分かります。

微糖の缶コーヒーで砂糖が少ない商品

次は微糖です。微糖の缶コーヒーは実に種類が豊富ですが、今回は特に砂糖の少ないものを厳選して紹介します。

「W Coffee 劇的微糖」は糖分0.6g/100ml、FIRE「挽きたて微糖」は糖分1.6g/100ml、UCC「BLEND COFFEE 微糖」は糖分1.8g/100ml、BOSS「マスターズコーヒー 微糖」は糖分2.0g/100ml、ポッカコーヒー「厳選微糖」は糖分2.0g/100mlです。

いかがでしょうか?同じ「微糖」と謳う缶コーヒーでも、メーカーによってここまで砂糖含有量が異なっている事に驚かされるでしょう。基本的に低糖・微糖は概ね砂糖含有量は少ないですが、際立って少なかったのは「W Coffee 劇的微糖」でした。砂糖含有量0.6g/100mlという少なさは、多のメーカーを圧倒的に引き離して唯一の0グラム台です。

ブラックコーヒーは苦手だけど砂糖の量が気になるという方は、これらの微糖缶コーヒーがおすすめです。逆に「微糖」と表記されているのに砂糖含有量の多い缶コーヒーもありました。多いものだと100mlあたり4g台の砂糖が入っているケースもあります。微糖だと思って買ったのに、意外と甘い口当たりだった、といった事はありませんか?この場合、微糖という表記はあれど砂糖が多い可能性があります。

100mlあたり3~4gの場合、200mlの缶コーヒーなら角砂糖およそ2個分の砂糖が入っている計算になります。喫茶店でコーヒーを飲む時、角砂糖orシュガースティックを1つ入れる人が多いかと思いますが、2つ分入っているわけですから、微糖の缶コーヒーが実は微糖ではないケースも往々にしてあると考えておいた方が良いでしょう。

Thumb缶コーヒー人気ランキングTOP22!おすすめ微糖やブラックを厳選! | お食事ウェブマガジン「グルメノート」

缶コーヒーの砂糖の量に気をつけよう!

いかがでしたか?お手軽に飲める缶コーヒーではありますが、意外と砂糖の量は多い事がお分かり頂けたと思います。定番のエメマンやレインボーマウンテン等がおよそ角砂糖3個分、カフェオレは多いもので10個以上ですから、迂闊に1日に何本も飲んでしまうと糖分過多に陥る危険があります。缶コーヒーを日常的に飲む方は、是非とも砂糖の量に気を配って頂きたいものです。

また、微糖・低糖も砂糖が少なめになっている事は確かですが、メーカーによって差が大きいため、微糖だからといって安心して飲み続けた結果、実は糖分過多になっていた、という落とし穴にも嵌りかねません。ダイエット中の方は特に要注意です。商品毎にどの程度微糖になっているか、という事を念頭に置く必要があります。

缶コーヒーにはパッケージの裏に100gあたりの栄養成分が表示されています。どれだけ砂糖が入っているかはこの表示を見れば一目で分かります。一日の平均砂糖摂取量は25gですから、日頃の食生活に応じて、平均を大幅にオーバーする事のないよう、健康面も意識して缶コーヒーを選んでいきましょう。

関連するまとめ

関連するキーワード

新着一覧

最近公開されたまとめ