2018年12月23日公開
2024年08月25日更新
シャンディガフの作り方!おすすめビールや割合・順番・カロリーは?
ビールとジンジャーエールさえあれば家庭でも簡単に作ることができるカクテルがシャンディガフです。作り方はとても簡単なのですが、材料の割合や注ぐ順番で味わいもガラリと変わってしまいます。ビールが苦手な人でも飲みやすいカクテルシャンディガフの作り方や材料・割合・度数などを調べてみました。また、大人味になるシャンディガフや、ビールを使った様々なカクテルのレシピも紹介します。
目次
シャンディガフの作り方を覚えておしゃれ飲み!
ビールの苦さがダメ!という人でもシャンディガフなら、ジンジャーエールの甘さがあるのでおいしく飲むことができるという人がいます。しかも作り方もとっても簡単で材料もそろえやすいので、家庭で家族や友人、恋人を楽しんで飲むのにピッタリなカクテルです。ビールの苦さをジンジャーエールがマッチした女性に人気が高いシャンディガフの作り方などについて紹介します。
シャンディガフの順番をおさえた作り方
シャンディガフに使う材料はビールとジンジャーエールだけ。とってもシンプルです。しかし、シンプルが故に作る順番やビールとジンジャーエールの割合が味を大きく左右します。シャンディガフを作るときにどういう順番で作るのか、その理由などを説明します。
材料を用意しよう
シャンディガフを作るためにまずは材料を用意しましょう。材料はたった2つ、ビールとジンジャーエールです。シャンディガフをおいしく飲むため、ビールもジンジャーエールも冷蔵庫でしっかりと冷やしておいてください。ビールとジンジャーエールの種類は好みのものや手に入りやすいもので大丈夫です。
グラスは冷やしておくと美味しくなる
シャンディガフをおいしく飲むためのもうひとつのポイントがグラスもしっかり冷やしておくことです。ビールベースのカクテルなので、キンキンに冷えていたほうがおいしく飲むことができます。また、シャンディガフには氷を入れないのでグラスを冷やしておいたほうが良いのです。冷やしたグラスがない場合、氷を入れてステア、水分をきれいにふき取って使いましょう。
まずはビールをグラス半分まで注ごう
それではシャンディガフを作る順番について説明していきます。まずはグラスを「傾けず」ビールを注いでください。泡はあまり多すぎると見た目が良くありませんが、ある程度必要です。これはビールの泡が蓋となって、炭酸をきめ細かく残すためです。できればクリーミーな泡が理想的です。
グラスを傾けてジンジャーエールを注ぐ
ビールを注いだら続いてジンジャーエールを注ぎます。このときのポイントは、グラスを斜めに傾け、縁にそって注ぐことです。やさしく注ぐことで炭酸が逃げず、出来上がったときに炭酸のさわやかさを存分に楽しむことができます。
軽く混ぜて完成!
ビールとジンジャーエールを順番どおりに注いだら、軽くステアしましょう。あくまでも「軽く」です。ステアの回数は1~2回ほど。グラスの底から軽くステアするのがポイントです。強く何度も混ぜてしまうと、炭酸が抜けてせっかくのおいしさが半減してしまいます。
泡はお好みで!
ビールカクテルなので、どうしても泡がたってしまいます。泡は好みで捨ててもいいですし、残していても大丈夫です。ただし、見た目を重視するなら泡を少し残し、盛り上がった泡は切ってしまいましょう。これは泡の上部はキメが粗いので、のど越しが良くなくなってしまうためです。
おすすめの割合は1:1
シャンディガフの材料や作る順番はわかりました。では、割合はどうでしょう。一般的な割合はビールとジンジャーエールが1:1といわれています。割合を1:1にすることでビール独特の苦味とジンジャーエールの甘さをバランスよく味わうことができます。
お酒が苦手な人はジンジャーエールを多くしても美味しい
お酒が苦手な人やお酒に弱くてすぐ酔ってしまうという人は、アルコール度数を下げるためにジンジャーエールの割合を増やしてみましょう。その場合は7:3くらいの割合であれば、ビールの苦味を感じ、おいしく飲むことができます。ジンジャーエールの割合が増えるほど、アルコール度数は下がっていくので、お酒が苦手な人におすすめです。
シャンディガフはどんなお酒?
シャンディガフの基本的な作り方や材料・割合・作る順番がわかりました。では、そもそもシャンディガフとはどういうお酒なのでしょうか。シャンディガフの基本的な知識や由来などについて説明していきます。
シャンディガフは甘いビールベースのカクテル
シャンディガフとは材料からもわかるように、ビールをベースとしたカクテルです。ジンジャーエールを使うため、甘いのですが、しょうがの風味を感じることができます。ジンジャーエールがビールの苦味を和らげるため、ビールが苦手な人でも飲みやすいカクテルです。
シャンディガフはイギリス生まれ?
シャンディガフが生まれたのはイギリスのパブといわれています。手軽に飲めるため、イギリスのパブでは人気のカクテルです。もともとはジンジャービアとエールといわれるビールの一種を割って作られていました。ドイツなどでも同じカクテルがあり、ラドラーやアルスター・ヴァッサーと呼ばれています。
シャンディガフのカロリー
甘さのあるジンジャーエールを使っているので、カロリーが高そうに見えるシャンディガフですが、意外なことにローカロリー。1杯当たりのカロリーは約75kcalといわれています。今人気のモヒートのカロリーは110kcalといわれているので、比べてみるとずいぶん低いのがわかります。これは、ジンジャーエールのカロリーが低いことが関係しています。ローカロリーなので、ダイエット中に飲んでも気にならないカクテルです。
シャンディガフの度数
お酒に弱い人でも飲みやすいシャンディガフはアルコール度数も低いのが特徴です。一般的なビールを使ったシャンディガフのアルコール度数は2.5%。これは一般的なビールのアルコール度数は4.5%~5%程度で、それを1:1でジンジャーエールと割っているためです。発泡酒でも3%はあるので、それよりも低いのです。
シャンディガフの意味
シャンディガフの名前の由来などは不明です。ただ、イギリスのパブでは「シャンディ」という名前で呼ばれていたり、フランスでは、レモネードを割って「パナシェ」と呼ばれたりしています。バーテンダーはお客のオーダーでその場でカクテルと作って名前をつけることも多いため、シャンディガフの意味が不明なのもそういった理由からかもしれません。
シャンディガフにおすすめのビールは?
ビールとジンジャーエールという材料で作るシンプルなカクテルなので、ビールとジンジャーエールという材料で味がかなり変わるのが特徴でもあるシャンディガフ。シャンディガフを作るのにおすすめなビールを紹介していきます。
イギリスビールの代表「バスペールエール」で伝統の味
せっかくシャンディガフを作るのなら、イギリスのビールを使って現地の味わいを試してみたいものですよね。およそ400年前から作られているというイギリスの伝統的なペールエールは、ホップの香りと軽めの苦味が強めで深い味わいが特徴です。ペールエールとは「pale(淡い)ale(上面発酵ビール)」という意味です。
黒ビールのスタウトで濃厚深い味わい
イギリスのパブで昔は黒ビールをジンジャーエールで割って飲まれることもあったといいます。その黒ビールの中でもスタウトと呼ばれるアイルランド式のものは、今や代表的な黒ビールでもある「ギネス」がスタウトです。これはイギリスのポーターと呼ばれるブラウン麦芽に対して作られたもので、黒ビールなのにドライで、しっかりとした香ばしさを感じることができます。
イギリスの製法ポーターの「TOKYO BLACK」
イギリスの黒ビールの伝統的な製法、ポーターで作られたのが「TOKYO BLACK」です。TOKYO BLACKは世界三大ビール品評会で金賞を受賞した国産の本格的な黒ビールで、味わい深く、シャープな苦味とホップの香りが特徴的な黒ビールです。ギネスとは違った黒ビールの風味を楽しめます。TOKYO BLACKは通販などで購入可能です。
ベルギー式ビールの水曜日のネコですっきりした飲み口に
ベルギーで14世紀から作られていたベルジャン・ホライトエールスタイルのクラフトビール水曜日のネコはホワイトエールという名前のとおり、色が薄いのが特徴です。オレンジシードやコリアンダーなどがスパイスとして使われていて、苦味が少ないので、ビールの苦味が苦手な人はベルジャン・ホワイトエールで作られたビールでシャンディガフを作るとさらに飲みやすくなります。
シャンディガフにおすすめのジンジャーエールもチェック!
ビールとともにもう1つの材料ジンジャーエールもチェックしていきましょう。スーパーやコンビニなど、どこでも手に入るジンジャーエールの代表がカナダドライのジンジャーエールです。シャンパンのような見た目から「シャンパン・オブ・ジンジャーエール」とも呼ばれるジンジャーエールで、しょうが風味と甘さが程よいので、誰でも飲みやすいものです。
ウィルキンソンのジンジャーエールも手に入りやすい
カナダドライとともに比較的にスーパーや酒屋などで手に入りやすいのがウィルキンソンのジンジャーエールです。カナダドライと比べるとしょうがの風味が強く、ピリッとしているので、しょうがの風味を楽しみたい人にはおすすめです。
濃厚なしょうが風味のN.E.Oは大人の味わい
まるでしょうがそのものを飲んでいるかのような味わいを楽しめるのがN.E.O(ネオ)プレミアムジンジャーエールです。福岡のバーで使われていたジンジャーエールで今は通販などで購入することが可能です。ビンの底にはしょうがエキスが沈殿するほどの濃厚さなのに、後味はすっきり。カナダドライやウィルキンソンと比べると甘さ控えめなので、まさに大人のジンジャーエールです。
千葉県で作られた八街生姜ジンジャーエールもクセになる
千葉県八街市は日本有数のしょうがの産地です。そこで作られたのが八街生姜ジンジャーエールです。N.E.Oプレミアムジンジャーエールと同じく、しょうがの風味がしっかりしていて、ほどよい甘さがありフレッシュなしょうがの風味を感じることができるジンジャーエールです。
使うビールやジンジャーエールで味わいが変わる!
シンプルなカクテルのため、材料で味が大きく変わるシャンディガフ。ピリっと感を楽しみたいから、しょうがの風味豊かなジンジャーエールにする、ビールの苦味を楽しみたいからスタウトにしてみるなど、さまざまな組み合わせを楽しむことができます。
シャンディガフやその他ビールカクテルのレシピ
一般的なシャンディガフの作り方をはじめ、材料のビールやジンジャーエールを紹介してきましたが、シャンディガフも一手間加えるだけで、今までと違った新しい味わいのシャンディガフを作ることができます。そのほか、ビールを使った簡単なカクテルを紹介していきます。
新生姜シロップで新しい味「シャンディガフ」
市販のジンジャーエールを使ってシャンディガフを作るだけでなく、そこにしょうがシロップを加えることで、さらに大人な味わいのシャンディガフになります。しょうがは新しょうがのほうが香りが高くおいしくなります。新しょうが200gに対し砂糖100g、水250ml、はちみつ100mlを加えて10分ほど煮て新生姜シロップを作ります。
グラスに出来上がった新生姜シロップを大さじ3ほど入れましょう。そこに350mlのビールを全部注いでください。大人のシャンディガフはジンジャーエールを注がず、ビールと新生姜シロップだけで楽しむカクテルです。フレッシュなしょうがの味を存分に楽しめるカクテルができあがります。
真っ赤なトマトの色味が可愛い「爽やかカクテル レッド・アイ」
シャンディガフと並ぶビールカクテルが「赤い目」という意味をもつ「レッド・アイ」です。レッド・アイもシャンディガフを同じく、氷を使わず、簡単に作ることができるカクテルです。作り方を説明していきます。
レッド・アイに使うトマトジュースは無塩でも有塩でも好みでかまいません。作る順番もシャンディガフと同じで、最初にロンググラスにビールを注ぎ、その後からトマトジュースを注ぎます。割合は1:1です。その後、軽くステア。好みでタバスコやレモンなどを加えてもOKです。レッド・アイのビールとトマトジュースはあらかじめ冷やして置いてください。
ワイングラスでおしゃれにビアスプリッツァー
白ワインとビールを割ったカクテルがビアスプリッツアーです。ワインを使っているのでワイングラスでおしゃれに飲むことができますし、白ワインが苦手な人は赤ワインで作ってもOKです。
作り方です。白ワインはどれでもOKですが、すっきりとした味わいのシャルドネがおいしく飲めます。白ワインを使うビアスプリッツアーでは、白ワインとビールを入れる順番が逆になります。割合は1:1で一般的なワイングラスだとビールとワインは60mlずつくらいです。白ワインを注ぎそこにビールを注ぎ軽くステアすれば出来上がりです。レモンピールを飾るとおしゃれな出来上がりになります。
人気のモヒートをビールで!ビアモヒート
特に夏場のカクテルとして人気のモヒートですが、ビールでちょっと違う味わいのモヒートを作ることができ、意外なおいしさを発見できます。ビアモヒートの作り方もとても簡単で、最良は炭酸水をビールに変えるだけ。そしてシャンディガフと違い、こちらはビールより先にラムを入れます。
材料はライム半分とブラウンシュガー適量、ミントの葉を20枚ほどです。グラスにミントとブラウンシュガーを入れ軽くつぶして香りを出します。そこに氷、ラム、ビールの順番で注ぎ軽くステアしましょう。ラムとビールの割合は1:1です。ラムはホワイトラムのほうがフレッシュな味わいを楽しむことができます。
フランスで人気のカクテル「モナコ」
夏場のフランスでは、飲んでいる人が多いのがビールカクテルのモナコです。グレナデンシロップを使っていますが、さっぱりとした甘さで、ビールが苦手な人でも飲みやすいカクテルです。
モナコは見た目もかわいいピンクなので女性受け間違いなし。作る順番としては、まず冷やしたグラスにビールを150mlほど注ぎます。そこにレモネード50ml、グレナデンシロップを20ml注いで軽くステアするだけです。ビールを最初に注ぐという順番を守ってください。最初にレモネードやシロップを入れると沈殿してしまいます。
シャンディガフは簡単な作り方で誰でも家で飲めちゃう!
お酒が弱い人でも飲みやすいカクテル・シャンディガフはたった2つの材料で作れるので、家飲みにピッタリです。ただビールを飲むのに飽きた人や、家で簡単カクテルを飲みたいという方はぜひ試してみてください。材料を変えて試していけば自分にとって最良なシャンディガフができあがるかもしれません。