2021年06月10日公開
2024年11月11日更新
冷蔵庫の野菜室の役割は?温度や正しい収納・保存方法もチェック!
冷蔵庫にある野菜室の正しい使い方を徹底解説!冷蔵庫内の温度違いや、野菜室に入れてもいい野菜・入れてはいけない野菜など、野菜の正しい保存方法も詳しく説明します。また、スペースを上手に活用できる収納方法も紹介します。
目次
冷蔵庫の野菜室の温度や収納・保存方法を紹介!
1つ目の冷凍室はほぼアイスクリームだったりしますが、2つ目の冷凍庫はほぼ珈琲豆だったりします。その下の野菜室はほぼお酒だったりしますね。なかなかの生活感です。 pic.twitter.com/2qBRjVhQlh
— ぞの。 (@i2mov) May 30, 2021
冷蔵庫に入れていたのに野菜が傷んでしまったり、乾燥して色が変色してしまったことはありませんか?その場合は、野菜の保存方法が間違っている可能性があります。まとめ買いなどをして、そのまま何も考えずに野菜室へ入れてしまう人も多いでしょう。正しく保存をしないと、野菜が傷んだり味が落ちる原因になります。
野菜の鮮度を長く保つには、冷蔵庫の温度や機能、そして野菜ごとに保存に適した温度を知っておくことが重要です。この記事では、野菜室の正しい使い方や野菜ごとの保存に適した温度、スペースを活用できる収納方法を紹介します。
冷蔵庫の野菜室の役割
野菜室の機能と温度
んもぅ!!
— コマ@ちゃん付けで仲良くして❤︎ (@KeOeMeA) May 8, 2021
野菜室って、すぐいっぱいになると思わなーい!?やになっちゃうぷんぷん!!#言いたいだけ症候群 pic.twitter.com/zDeLEC0Wx6
野菜室の温度は3~8℃となっており、メーカーによって若干の温度差はあるものの、どの冷蔵庫もほぼ同じ温度となっています。これは、野菜を最適な状態で保存できるように設定されているためです。
野菜は収穫された後も生きており、呼吸をしているといわれています。そのため、日当たりの良い場所に置いておくと呼吸が活発になり、野菜を老化させるエチレンが増加して鮮度が落ちてしまうのです。このエチレンをなるべく増やさず鮮度を保つには、乾燥させないことと涼しい場所で保存することがポイントです。
涼しく湿度も高い野菜室は、野菜の鮮度を保つのに丁度良い温度・湿度となっており、野菜を保存するのに適した場所といえます。多くの冷蔵庫では一番下に設けられることが多いですが、最近では取り出しやすいよう真ん中あたりに設置されているモデルもあります。
冷蔵室との違い
うちの野菜室 pic.twitter.com/xKy2BSVYM8
— ユリキエル🥐🌿💛 (@YbmOk96WrVXRIP3) May 22, 2021
冷蔵庫の中は保存スペースが分かれており、それぞれの場所で温度と湿度が違います。冷蔵室は温度が2~6℃に保つよう設計されており、ドアを開いたメインの部分であるため、湿度が低く乾燥しやすくなっています。対して野菜室は3~8℃と冷蔵室より温度が高く、密閉性も高いため湿度が高く保たれます。
そのため、野菜の鮮度を保って保存する場合は、湿気が逃げにくく温度が低くなりすぎない野菜室の方が向いているといえます。野菜以外でも、冷えすぎを避けたい食べ物を保存するのにも良いでしょう。
温度が低いと低温障害が起こる
冷蔵庫欲しくてまだ物色してる。
— YEBISUのもっくん (@GroupYebisu) May 2, 2021
流石に今は買わないけど両開きいいな✨
あ、すみません誰か分かる方に質問です。
野菜室って便利ですか? pic.twitter.com/I5vVuJzk6m
冷蔵庫で保存していたのに野菜が傷んでしまったという場合、冷やし過ぎて野菜が低温障害になっている可能性があります。低温障害になるとハリがなく水っぽくなったり、表面が茶色くなってしまったり、劣化してしまい、腐ったような症状が現れます。
低温障害は、暑い季節で獲れるトマト、ナス、きゅうりなどの夏の野菜、マンゴーやバナナなどの追熟が必要な温暖地域の果物に見られることが多いです。野菜ごとに保存に適した温度を確認し、低温障害が起きやすい野菜は冷やしすぎないようにしましょう。
冷蔵庫の野菜室で保存できる野菜の種類
野菜室の保存に向いている野菜
冷蔵庫の野菜室が空っぽなので買い出し🚗 𓂃 𓈒𓏸。
— nana (@nanao148) June 5, 2021
ようさん買うた。 pic.twitter.com/lDK11OtURs
野菜室は冷蔵室よりも温度が高い場所であるため、保存の適正温度が高めである野菜を保存するのに向いています。夏に旬を迎えるナス、トマト、キュウリ、ピーマン、スイカなどがおすすめです。先に解説したように、適正温度が高い野菜は、冷蔵室で保存すると低温障害になってしまいます。
また、これらの野菜は涼しい場所に数日置いておくだけなら、冷蔵庫に入れなくても構いません。1週間以上の長期保存をしたい時に入れると良いでしょう。
冷蔵室の保存に向いている野菜
Twitterで見かけた『野菜室じゃ無くてアイラップに入れてチルドで保管するが良い』っての芯だけ切ってやってみたんだけど、先週頭に買ったキャベツが全然痛んでなかった…野菜室に入れてた時は断面真っ黒だったのに…。
— れいら (@ratw_68) May 21, 2021
ありがとうTwitter、ありがとうアイラップ。 pic.twitter.com/EOuZJcI1TM
キャベツや白菜、小松菜、ほうれん草などの葉物野菜、ブロッコリーやカリフラワーなどは、保存適正温度が低いため、冷蔵室での保存がおすすめです。これらの野菜は温度が高い場所で保存すると、変色したり腐敗が進んでしまいます。また、ビタミンCが失われて栄養価が下がってしまうともいわれています。適正温度を守って保存しましょう。
野菜室に入れてはいけない野菜
「ブロッコリー、野菜室に入れてませんか?」
— 有限会社安井ファーム (@yasuifarm) April 24, 2021
ブロッコリーの最適保管場所はチルドルーム(無い場合は冷蔵室)です。ポリ袋に入れるとなお良いです。
野菜室に入れておいたら黄色くなってしまった、という声を多く聞きますので定期的にお知らせしております。
たくさんの方に届きますように…! pic.twitter.com/481KVYV6E2
野菜の中には、冷蔵庫での保存に適さないものもあります。ジャガイモやサツマイモなどの芋類、玉ねぎ、かぼちゃ、ごぼうは、涼しくて暗い場所であれば常温保存できるので、冷蔵庫へ入れなくても構いません。逆に冷蔵庫に長く置いておくと、低温障害を起こしてしまう場合もあります。ただし、カットした後は冷蔵庫で保存する必要があります。
また、暑い地方の果物であるバナナやマンゴー、アボカドなどは追熟が止まってしまいます。追熟が終わるまでは冷蔵庫ではなく常温で保存しましょう。そのほか、リンゴや桃などはエチレンガスを発生させるため、他の野菜を腐らせてしまうことがあります。こういった果物も入れないようにしましょう。
冷蔵庫の野菜室を使った正しい保存方法
保存方法①上段と下段で入れる野菜を分ける
えり家の野菜室が…
— えりんぎ大好き人間 (@eringi) May 9, 2021
エリンギィとエリンギに占領されました…(((( pic.twitter.com/FJuWqcmVDp
野菜の種類によって適した入れ方があります。基本は、重い野菜や適正温度が低めのものを下段に入れ、上段には日持ちがあまりしないものや潰れやすいものを入れます。下段にはレタスなどの葉物野菜、上段にはきのこやトマトを入れると良いでしょう。また、人参やきゅうりなど細長い野菜は、立てて入れるようにするのがおすすめです。
保存方法②ラップや新聞紙でくるむ
このサイズめちゃめちゃ楽しい
— 【公式】犬猫工房🐾ペット用品店 (@inunekokoubou) April 29, 2021
どれもジャストすぎる
野菜室の使いかけすべて入れたくなるなにこれやだ楽しい止まらない…#小さなふくろ pic.twitter.com/NwEZvdz1HK
密閉性が高く湿度が高めの設定である野菜室も、野菜をそのまま入れると乾燥してしまいます。乾燥を防ぐためには、新聞紙を活用しましょう。新聞紙にくるんで入れることで、野菜の水を吸って保湿し、野菜を傷や冷気から守ってくれます。また、野菜の水分や泥で冷蔵庫が汚れてしまうのも防くことができます。
カットした野菜を入れる場合は、特に乾燥しやすく切り口から傷みやすいので、ラップで密閉しましょう。ラップをした後さらに収納用のタッパーに入れると、より乾燥を防いでくれます。
保存方法③仕切りを使う
冷蔵庫の野菜室に
— カナイガ (@shiragaigarashi) May 20, 2021
室名プレートを設置してみました。
トマトが入室しようとしています。 pic.twitter.com/PwIbhz5vkt
生鮮食品である野菜は、冷蔵庫で正しく保存しても、長く置いていると腐ってしまいます。買った野菜を腐らせないようにするには、冷蔵庫を整理整頓して何がどこに入っているかわかるようにしておくことが重要です。奥の方に入れている野菜を忘れて、後日発見した時には腐っていた、ということがある人も多いのではないでしょうか?
また、適当に入れると、スペースが無駄になってしまうこともあります。野菜室の中を上手く整理するには、収納ケースや紙袋などを活用して仕切りを作ってみましょう。野菜の整理がぐっとしやすくなります。収納方法を次にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
冷蔵庫の野菜室の収納方法
収納方法①紙袋
無印良品の紙袋はこうして冷蔵庫の野菜室の仕切りに。
— mico🍋暮らしのブログ (@KurashinoN) August 13, 2020
汚れたら気軽に捨てられるし、無印良品の文字でテンション上がる☺️ pic.twitter.com/u7eQnvhwDX
雑貨や飲食店のテイクアウトなどで、紙袋をもらう機会も多くなっています。紙袋は切ったり折ったりして形を変えられるので、冷蔵庫の収納に使うことができます。口を折ると高さを調整でき、厚みをつけて補強することもできます。使い方は、いくつかの野菜ごとに分類して入れるだけです。
英字が書かれている紙袋を使っておしゃれな見た目にするのも良いでしょう。また、紙袋の収納は、汚れたらそのまま捨てられるのも大きなメリットです。紙袋をもらった時は、ぜひ捨てずに有効活用してみてください。
収納方法②収納ケース
冷蔵庫の野菜室
— 青あお🐧 (@aoiaoipengin) June 10, 2021
下段にoxoのケースにお米を(今は手前にしかお米が入っていないので、近々5キロを購入予定)
右手前はスーパーでもらってくる4リットルの水ボトル(3本目)を
野菜は上段に入る二日間で使いきる物しか入れていない😅
まとめ買いに憧れるけど、まだ体調崩して料理できない日もあるから😓 pic.twitter.com/qWDguRDYit
プラスチックの収納ケースを使い、野菜を保存する場所を小分けにする方法もおすすめです。ケースの色を統一すればすっきりとした清潔感もあり、おしゃれな見栄えにもなります。ポイントは、大小いくつかのケースを買っておき、余分なスペースができないよう組み合わせてぴったりフィットさせることです。
ケースを買い揃えると最初は出費もありますが、100均のものでも洗って繰り返し使えるので、長く使うことができます。キッチン周りの収納用のケースだけでなく、事務用のファイルケースなどを活用している人もいます。また、紙袋と組み合わせて仕切りを作るのも良いでしょう。
収納方法③ガラス容器や透明の袋
これで人参が余裕で1ヶ月は持つよ。普通のキッチンタオルに1本ずつ包んでなるべく空気抜いてジッパー付の袋に入れて野菜室へ。キッチンタオルは時々替えればOK。 #チームおかん pic.twitter.com/ne4HmKR5E7
— ひとみ(チームおかん) (@1024kinako) March 26, 2018
ガラス容器や透明なジップロックなどの袋を使い、中身の量を一目でわかるようにしておくのも、便利な収納アイデアです。まだあるのに買ってしまったという余分な買い足しを防ぐこともできます。透明な袋は特に、カットした野菜や小さな食材を収納するのに便利です。また、縦にも置けるので、細いスペースを無駄にせず活用できるでしょう。
ガラスの容器はプラスチックのケースと同じ使い方で収納できます。ガラスなら結露などによって冷蔵庫内が汚れることも防げる上に、丈夫で何度も洗って使えることもメリットです。カットした食材を小分けに保存したい場合は、大き目のガラス容器を一つ置き、その中に袋や小さなケースで仕切って使うのも良いでしょう。
冷蔵庫の野菜室を上手に活用しよう!
冷蔵庫の野菜室に掃除機かけて拭き掃除もした🤕
— おゆ@月曜断食 (@ponpokopiipipii) April 19, 2020
私えらい🤕🤕
新玉ねぎとかさ、皮ボロボロ落ちてひどいことになるよね…
NHKの人生レシピでやってたみたいに、紙袋で仕切り作って入れてみたよ🎊
普段どんだけやってないんって感じだけど💧 #おっゆ自己肯定 pic.twitter.com/HD5YHHWXvy
野菜室は、正しい方法で保存すればより野菜を長持ちさせることができます。野菜ごとに保存に適した温度が違うので、冷蔵庫に入れるべきかどうかを確認しておき、適した場所で保存しましょう。また、野菜を腐らせないようにするには冷蔵庫の整理整頓も不可欠です。紙袋やケースを活用した収納方法も試してみてください。