皮ごと使ったみかんジャムの作り方を紹介！固まらない時の対処法も！

みかんは、免疫力を高めるビタミンCや疲労回復に役立つクエン酸など、多くの栄養素が含まれている果実です。普段は果肉のみ食べることが多いですが、みかんの皮には果肉以上に、豊富に含まれている栄養素があります。

本記事では、皮ごと使ったみかんジャムの基本的な作り方から、固まらない時の対処法をまとめました。また、レンジで作るおすすめのレシピなども紹介します。上手に作るポイントを押さえて、きれいなみかんジャムに仕上げましょう。

みかんジャムに必要な材料は、みかん500gと砂糖250g、あとは水250gだけです。糖度の高いみかんを使用する場合は、砂糖の量を減らして調整してください。作り方は非常にシンプルです。みかんをよく洗って、皮をむきます。むいた皮は長さ1cmの千切りにし、果肉も1cmほどのざく切りにします。

鍋に切ったみかんに砂糖と水を入れて、中火で15〜25分ほどとろみがつくまで煮たら完成です。みかんの皮についている農薬やワックス等が気になる方のために、除去する方法を説明します。まず粗めの塩をみかんにこすりつけて水で洗い流し、鍋に水とみかんを入れ加熱、沸騰してから約5分ほど茹でます。

茹で終えたみかんは、アク抜きのため水に浸して30分放置して完了です。この工程をした後に、みかんジャムを作ると安心して食べることができます。

きれいなジャムに仕上げるためには、みかんを細かく切りましょう。細かくすることによって、煮詰めやすく見た目がよくなります。また、丁寧なアクとりを心掛けてください。アクが残ると苦味や、にごる原因となります。

最後に、ジャムが出来上がるタイミングで、レモン汁もしくはクエン酸、酸を加えましょう。加えることによって、鮮やかな色にする働きがあり、出来上がりがきれいです。

みかんジャムが固まらず、水っぽく仕上がることがあります。その原因の1つに、みかんにはとろみをつける食物繊維ペクチンの含有量が少ないことが挙げられます。そのため、市販で販売されている「ペクチン」やレモン汁を加える、もしくはりんごの芯と一緒に煮ましょう。

その他に、みかんジャムを煮る時間が足りないことが原因で、水っぽくなることもあります。加熱することで、砂糖にとろみがつきますが、水がしっかり蒸発していないと水分が残り、シロップのような仕上がりになってしまいます。鍋を100度以上の高温で加熱し、ヘラでしっかり混ぜながら煮詰めましょう。

レンジで簡単、1人分の分量で作れるおいしいみかんジャムの人気レシピです。朝食にジャムを出したいけどない時に、またお子さんと一緒に作るのにもおすすめです。電子レンジ約1分ほどで出来上がりますが、みかんの糖度や水分量によって異なるので、少しづつ時間を足して様子をみてください。

ミキサーにかけたにんじんと、皮ごと使ったみかんをジャムにしたレシピです。にんじんには、ビタミンAや食物繊維などの栄養素を含んでおり、肌の健康を維持し、便通が良くなる効果が期待できます。粗熱が取れたら容器に入れ、冷蔵保存する場合は、約2週間以内を目安に食べ切りましょう。

夏みかんの皮の分量が、果肉より多めにしたおすすめのみかんジャムレシピです。圧力鍋で皮をしっかり茹でることによって、アクの苦味を取り除き、雑味のない味わいになります。また、果肉と皮は別々で重さを測り、それぞれの量に対して半分の砂糖の量を加えて煮詰めることによって、ペクチンがなくても固まるようになっています。

皮ごと使ったみかんジャムは美味しいだけでなく、様々な効果が期待できる体にいい食品です。特にみかんの皮には、β-クリプトキサンチンが多く含まれています。β-クリプトキサンチンは、骨粗鬆症を防ぎ、強い抗酸化作用があるためガン予防に効果的です。

毎朝のヨーグルトにかけるソースとして、またお菓子作りといろいろな方法で食べれるみかんジャム。本記事を参考に、ぜひおいしいみかんジャムを作ってください。