2018年10月19日公開
2024年08月11日更新
南蛮漬けに合う魚・肉の種類は?簡単で常備もOKの人気レシピ集!
魚やお肉の南蛮漬けは程よい酸味が美味しく、さっぱりとしているので食欲の無い時にでもたくさん食べられる美味しい料理です。南蛮漬けと言えばアジやシシャモなど、魚を使ったものをイメージしがちですが、お肉を使ったものもさっぱりとして美味しいです。南蛮漬けは常備食としてもおすすめなので、簡単に作れる人気のレシピ集や、南蛮漬けに合う魚の種類やお肉の種類について紹介します。参考にしてみてください。
目次
南蛮漬けに合う魚や肉の種類とおすすめ人気レシピを知りたい
南蛮漬けはお酢の酸味と唐辛子のピリッとした味が効いた食欲があまりない時にでも食欲を刺激されて食べられる美味しい料理です。夏の暑い季節に好まれて食べられることの多い南蛮漬けですが、魚が美味しいのは夏よりも秋や冬に旬を迎える魚が多いので美味しく食べられます。南蛮漬けは揚げた魚やお肉を南蛮酢に浸して作りますが、やはり揚げたてが一番おいしいです。
しかし、揚げたての南蛮漬けより南蛮酢を染み込ませて漬け込んだ方が味わいが深くなるので、漬け込んだ方が好きな方もいます。しかも冷蔵庫で冷やしておけば3~4日ぐらいは日もちがします。その為、常備食として作っておくのもおすすめで、日にちが立つごとに味わいが変わるのでいろんな味を楽しむことが出来ます。
南蛮漬けは魚の種類やお肉の種類によって味わいが変わりますが、どんな種類のものが合うのかわかりずらいものです。今回は、そんな南蛮漬けに合う魚の種類やお肉の種類、またおすすめの簡単な人気レシピについて紹介していきます。意外と簡単に作る事が出来る南蛮漬けに是非挑戦してみてください。
南蛮漬けに合う魚や肉の種類と基本の漬けだれを紹介
南蛮漬けに合う魚の種類
南蛮漬けに合う魚の種類は白身魚や淡泊な味わいの魚です。南蛮酢につけて味を付けるために魚の味が強かったり、香りやクセに特徴のある魚は南蛮漬けには合いません。マグロやカツオなどの赤身の魚では南蛮漬けの酸味があまり合わないのでおすすめではありません。また、古くなった魚を南蛮漬けにすることが多いですが、新鮮な魚の方が味は美味しくなります。
よく南蛮漬けに使われる魚はアジです。特に小アジの方が一匹まるまる揚げる事が出来るので骨まで食べることが出来るのでよく使われます。他にもたくさんの魚で南蛮漬けを作ることが出来ますが、よく合うのは小アジのように一匹丸ごと揚げらる魚です。その為、イワシ、ワカサギ、小サバ、ハゼなどがよく使われます。
南蛮漬けに合う肉の種類
南蛮漬けに合うお肉の種類として人気なのは鶏のから揚げです。鶏のもも肉をから揚げにして南蛮酢に漬け込んでおけば出来る簡単な一品で、ジューシーなから揚げがさっぱりとして食べられるので食欲の無い時にでもおすすめです。また、前日に作ったから揚げ余ってしまった場合などにも漬け込んでおけば簡単に南蛮漬けに出来るのでおすすめです。
鶏肉以外にも豚のロースを使用して南蛮漬けにする事も出来ます。豚肉の独特の匂いが苦手な方にも南蛮漬けにすると匂いが無くなりさっぱりとした味わいで食べやすくなります。他にも、牛もも肉を使ったりする事も出来るので、鶏肉、豚肉、牛肉などたくさんの種類のお肉を南蛮漬けにすることが出来ます。
南蛮漬けの基本のたれの作りかた
南蛮漬けのたれ、南蛮酢の基本的な作り方を紹介します。南蛮酢は揚げたての魚や肉を熱いうちに南蛮酢につける必要があるので、事前に作っておいてください。南蛮酢は一度作ってしまえば冷蔵庫で1か月ほどは待つので、使う予定がある場合は多めに作っておくと良いでしょう。
簡単な南蛮酢のレシピの材料は、昆布だし200ml、お酢150ml、みりん大さじ2、しょうゆ大さじ2、酒大さじ2、砂糖大さじ4、塩小さじ1、長ネギ1本、鷹の爪1本です。まずは、鍋に昆布だし、お酢、みりん、しょうゆ、酒、砂糖、塩を鍋に入れて沸騰させます。南蛮酢を作る時のポイントは一度沸騰させる事です。沸騰によってお酢の酸味がまろやかになり具材と味が馴染み美味しくなります。
沸騰したら、すぐに火を止めて常温になるまで冷まします。保存をする場合は容器に入れ替えて冷蔵庫で保管するようにしましょう。南蛮酢に長ネギを素焼きしたものとたねを取った鷹の爪を入れれば簡単に作れる基本の南蛮酢が完成です。南蛮漬けは南蛮酢が非常に大事なので分量を間違えずに作ってください。
南蛮酢はめったに使わないので、少しの分量を作るのがめんどくさかったり味付けに不安がある場合は、らっきょう酢で代用することも出来ます。らっきょう酢とめんつゆや、しょうゆを加えて作る事も出来ますが、らっきょう酢だけでも簡単に美味しい南蛮漬けを作ることが出来ます。
南蛮漬けを魚を使った人気レシピ
夏にもおすすめ「鮭とカラフル野菜の南蛮漬け」
食欲の無い時にでも南蛮漬けは食べやすく、カラフルな野菜を使う事により見た目にも美味しそうな鮭とカラフル野菜の南蛮漬けを作ってみましょう。4人分の材料は、サケ500g、玉ねぎ1/2個、キュウリ2本、赤パプリカ1/2個、黄パプリカ1/2個、ピーマン2個、ミニトマト3個を用意します。
まずは、玉ねぎをスライス、キュウリ、パプリカを細切りにします。余分な水分は南蛮漬けの味を薄めてしまうのでキッチンペーパーなどで水分を取っておいてください。南蛮漬けのたれはすし酢400ml、白だし大さじ1、しょうゆ大さじ、砂糖大さじ2、ごま油大さじ1を混ぜ合わせて作っておきます。南蛮酢が出来たら、切った野菜入れてを漬け込んでおきます。
サケは一口大の大きさに切って余分な水分を拭きとっておいて、小麦粉を付けて180℃の油で揚げていきます。サケが揚がったら油を切って、熱いうちに南蛮酢の中に入れて漬けます。常温なったら冷蔵庫に入れて冷やしてから食べましょう。子供にも人気のサケを使う事でたくさん食べさせられることが出来ます。野菜も豊富でとてもヘルシーな一品です。
秋といえばこの味「秋刀魚の南蛮漬け」
秋に美味しい秋刀魚を使った南蛮漬けはさっぱりとした味わいが特徴でとても美味しいです。秋刀魚の南蛮漬けの2人前の材料は、秋刀魚2匹、にんじん30g、玉ねぎ30g、塩少々、片栗粉適量また、南蛮酢の調味料としてお酢60ml、しょうゆ30ml、砂糖30グラム、はちみつ5グラムを用意します。
まずはお酢、しょうゆ、砂糖、はちみつを小さめの鍋に入れて一度沸騰させ、南蛮酢を作っておきます。次に、秋刀魚を3枚におろしてそれぞれを食べやすいように3等分に切り塩を振って10分置いておきます。その間ににんじんと玉ねぎをスライスしておき、作っておいた南蛮酢に漬けておきます。10分経って秋刀魚に水分が出てきたら、キッチンペーパーなどでよく拭き取り、片栗粉をまぶして揚げる準備をします。
油を180℃に熱しておき、秋刀魚を揚げていきます。両面がカラッと揚がったら南蛮酢の中に入れて南蛮漬けにして完成です。一度にたくさんの秋刀魚を油の中に入れてしまうと、温度が下がってしまいカラッと揚がらなくなるので気を付けてください。冷蔵庫で冷やして食べても味が染み込んでとても美味しいです。秋刀魚は子供にも大人にも人気なのでおすすめの一品です。
南蛮漬けを肉を使った人気レシピ
ショウガをタップリ使いたい「豚肉の南蛮漬け」
豚肉を使う事により、魚よりも簡単に南蛮漬けを作ることが出来ます。子供にも人気のメニューなので是非参考にしてみてください。豚肉の南蛮漬けの4人前の材料は、豚肩ロース300g、長ネギ1本、にんじん1/3本、ショウガ1片です。また、南蛮酢の調味料として、お酢を大さじ4、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ2、豆板醤小さじ1/2を用意します。
まずは南蛮酢を作っておきます。南蛮酢用の調味料を全て鍋に入れて一度沸騰させて冷ましておきます。ネギは細切りにし、にんじんとショウガは千切りにしておきます。豚肉を食べやすい大きさに切ってから片栗粉を両面にまんべんなくつけておきます。油を180℃に熱しておき片栗粉を付けた豚肉を一枚ずつ広げながら揚げていきます。
豚肉はカリッと揚げた方が美味しくなります。カリッと揚がったら南蛮酢の中に野菜と一緒に入れて漬け込めば完成です。出来立てをそのまま食べるのも美味しいですが、冷蔵庫で冷やして食べるのも人気の食べ方です。魚を使った南蛮漬けに比べて調理が簡単なので是非作ってみてください。
調理時間10分で簡単に作る「鶏もも肉の南蛮漬け」
鶏肉も南蛮漬けにして食べるとさっぱりとしていてとても美味しいです。鶏もも肉を使うと柔らかくジューシーでご飯のおかずによく合います。鶏もも肉の南蛮漬けの2人前の材料は、鶏もも肉300g、にんじん1/2本、玉ねぎ1個、ピーマン3個と、南蛮酢の材料に水大さじ4、お酢大さじ4、みりん大さじ2、砂糖大さじ2、料理酒大さじ2、しょうゆ大さじ3、ほんだし小さじ1を用意します。
まずはにんじん、ピーマン、玉ねぎを薄くスライスし耐熱性の器に入れてラップをしレンジに入れて、500wで3分間加熱します。シャキシャキした野菜も美味しいですが、レンジで加熱しておくことで柔らかくなり、南蛮酢が染み込んで美味しいです。レンジで加熱している間に鶏もも肉を一口大に切ってフライパンで焼いていきます。フライパンで焼く時は蓋をして中まで火が通るようにしてください。
フライパンで鶏肉を焼いている途中で、レンジでの加熱が終わるのでレンジから取り出し、南蛮酢用の材料を全て入れて野菜と混ぜ合わせてください。鶏肉が焼き上がれば、南蛮酢の中に入れて混ぜれば完成です。出来立てをそのまま食べても美味しいですが、少し漬けておくと味が染み込んでよりおいしくなります。非常に短時間で作る事が出来るので、忙しいお昼ご飯のおかずにもぴったりです。
南蛮漬けの野菜などで作る常備菜におすすめのレシピ
レンジで簡単「なす南蛮」
揚げたての南蛮漬けはとても美味しいですが油を使うので手間がかかる為、なかなか気軽に作れません。しかし、レンジで簡単に作る事も出来るのでレシピを紹介します。レンジで作るなす南蛮の2人前の材料は、ナス2本とごま油大さじ2、しょうゆ大さじ1、砂糖大さじ1、お酢大さじ1、2倍濃縮のめんつゆを大さじ1/2です。
まずはナスを乱切りにしておきます。乱切りにしたナスを電子レンジでも使える耐熱容器に入れてごま油を回しかけます。耐熱容器にラップをしレンジに入れて600wで2分間加熱します。ナスを加熱している間に南蛮酢を作ります。ボウルに醤油、砂糖、お酢、めんつゆを入れて混ぜ合わすだけで簡単に南蛮酢作ることが出来ます。ナスをレンジから取り出してナスの入った耐熱容器に南蛮酢を入れて全体をざっくりと混ぜます。
混ぜ終わったら再びラップをかけてレンジの中に入れて600w2分間加熱すれば完成です。レンジから取り出した時は全体を馴染ませるように混ぜてください。出来立ても冷やしても美味しいので、常備菜として作っておくのもおすすめです。油を使わずに調理をするので余計な油を摂取せずにすみ、とてもヘルシーに食べることが出来ます。
歯ごたえしっかり「たたきごぼうの中華風南蛮漬け」
魚や肉以外にも野菜を使った南蛮漬けも美味しく、日持ちがするので常備菜にもおすすめです。歯ごたえがクセになるたたきごぼうの中華風南蛮漬けの4人前の材料は、ごぼう1本、白ネギ1/3本、ニンニク1/4片、ショウガ1/4片、しょうゆ大さじと南蛮酢用の調味料にお酢大さじ3、しょうゆ大さじ2、砂糖大さじ1、鷹の爪1本、ごま油大さじ1/2を用意します。
まずは南蛮酢を作ります。小ぶりの鍋に、お酢、しょうゆ、砂糖と輪切りにしてタネを取った鷹の爪を入れて熱します。一度沸いたら火を止めて常温になるまで冷まし、ごま油を加えてよく混ぜます。次に、白ネギを千切り、ニンニクとショウガはみじん切りにして下準備をしておきます。ごぼうは、たわしで良く洗って水分をきれいに取り、麺棒などを使って軽く叩き、ごぼうに割れ目が出来るようにします。
叩いたごぼうを4cm幅ぐらいに切り、太い部分はたてに半分から1/4ぐらいに切ります。フライパンにごま油を入れて熱し、ごぼうを入れてごぼうの表面に軽く焼き色がつく程度炒めます。焼き色がついたごぼうを熱いまま南蛮酢の中に入れて全体をよく混ぜ、常温に冷めるまで待てば完成です。ごぼうは太い方が歯ごたえも良くて美味しいです。冷蔵庫に入れて保存しておけば味も染み込み、日持ちもするのでおすすめです。
南蛮漬けを魚だけでなく色々な食材で作ってみよう!
南蛮漬けに合う魚の種類や肉の種類、簡単で人気のレシピについて紹介してきました。南蛮漬けのさっぱりとした味は、食欲の無い時にでもついつい食べてしまえるほど食べやすいです。アジ、サバなどの魚を使った南蛮漬けが多いですが、お肉でも美味しく作る事が出来ます。
また、野菜を使った南蛮漬けは日持ちがするので常備菜にもおすすめです。ナスや、ごぼうの南蛮漬けも美味しいですが他にもレンコンや、カボチャなどでも作ることが出来ます。カボチャの南蛮漬けは赤ちゃんの離乳食などにも使うことが出来ます。また夏野菜など、いろんな野菜を入れた南蛮漬けも美味しいです。いろんな食材で南蛮漬けを作ることが出来るので、自分だけのオリジナルの南蛮漬けを作って楽しんでみてください。