フェイジョアーダとはどんな料理？作り方やおすすめの缶詰商品も紹介

本記事では、ブラジルを代表する料理のひとつ、フェイジョアーダについて紹介していきます。フェイジョアーダがどんな料理なのか、味わいや美味しい食べ方、詳しい作り方についてまとめました。簡単にフェイジョアーダが味わえるおすすめの缶詰も掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。

フェイジョアーダは、ブラジルを代表する料理で、国民に最も親しまれているメニューのひとつです。黒豆と肉をコトコト煮込んで作った煮込み料理で、カレーのようにごはんにかけて食べるのが一般的です。肉は牛肉や豚肉の内蔵や足、耳やしっぽの他、ベーコン、ソーセージなども使われます。

フェイジョアーダの起源には諸説ありますが、アフリカから奴隷として連れてこられた人が、主人の肉の残りを豆と合わせて煮込んで食べていたという説が有力です。最近ではシーフードを取り入れたり、肉と黒豆を別々に盛り付けるなど、さまざまな楽しみ方で食されています。

フェイジョアータは、クドい味を想像されがちですが、食べてみると意外とまろやかでクリーミーな味わいです。とろとろになるまで煮込んだ肉の油が美味しさのポイントですが、人によっては油っぽく感じる方もいます。甘味はほとんどなく、塩やこしょう、にんにく、スパイスが効いた異国情緒感じる味わいと言えるでしょう。

フェイジョアータは味が濃いため、そのまま食べるより、ごはんに添えて食べるのがおすすめです。ブラジルでは、油で炒めて炊いた塩味のガーリックライスにかけて食べることもあります。

また冷めたものより、アツアツの方が美味しいので、出来たてのものを食べましょう。レストランで注文すると、冷めにくい耐熱容器で提供してくれます。家で食べる時も、土鍋や厚手の器など、冷めにくい容器を使用するとよいでしょう。

フェイジョアーダにはさまざまなレシピがありますが、ここでは日本でも手に入りやすい材料を使った簡単な作り方を紹介します。必要な材料は、豚バラかたまり肉、玉ねぎ、にんにく、ベーコン、ソーセージ、インゲン豆の缶詰、水、ローリエです。肉は異なるものを使用した方が味に深みが出るので、2～3種類は用意してください。

豚肉は2cm角に切って塩を揉み込み、玉ねぎとにんにくは粗みじん切りにします。ベーコンもみじん切り、ソーセージは1cm幅に切っておきましょう。鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎとにんにくを入れて香りが出るまで炒めます。

残りの材料とインゲン豆を汁ごと加え、水とローリエを加えて蓋をし、柔らかくなるまで20分程煮込めば完成です。味をみて物足りなければ、塩こしょうで調整しましょう。インゲン豆の缶詰が手に入らない場合は、ブラックビーンズやキドニービーンズの缶詰でも代用できます。

フェイジョアーダの作り方は簡単ですが、料理が苦手な方は、市販の缶詰を利用するのも手です。ボルドン社はブラジルを代表する食品メーカーで、特別レシピで作られた本格的な味に定評があります。

こちらのフェイジョアーダの缶詰は、黒インゲン豆、豚肉、玉ねぎ、香辛料などを煮込んで作った本格派です。鍋に移して温め、ごはんにかければ、あっという間に本場さながらのひと皿が完成します。楽天やAmazonなど大手通販で手に入るので、気になる方はぜひ手に入れてみてください。

フェイジョアーダは、ブラジルで愛される家庭料理です。複数の肉から染み出た美味しいエキスを含んだ豆が絶品で、ご飯にかけると食べる手が止まりません。煮込めば煮込むほど美味しいので、時間がある方はじっくり時間をかけて作ってみましょう。

材料さえ揃えれば、意外と簡単に作れるので、家庭でもブラジルの味を楽しんでみてください。