鮭のあらを使ったおすすめレシピ！おかずからスープまでバラエティー豊か

鮭のあらは、旨味たっぷりの食材として人気です。スーパーなどで比較的に安価に売られていることから、上手に使うと家計が助かること間違いなしの食材です。この記事では、鮭のあらを使った人気レシピを紹介します。定番の味噌汁から炊き込みご飯まで様々なレシピをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

魚のあらは、魚をさばいた後に残る頭やヒレ、エラなどの部位や骨に付着する身の部分のことをいいます。あらは魚をさばいた時に出る余り物ですので、手頃な価格で手に入るのが一番の魅力です。また、あらは骨から旨味たっぷりの良い出汁が出るので、汁物や煮物などに使うのがおすすめです。

ただし、あらには血合いが多くしっかりと下処理をしなければ臭みが残ってしまうので、注意してください。鮭のあらの下処理の方法としては、血合いやぬめりをしっかりと落としながら、熱湯をかけて霜降りにするのが良いとされています。こうすることで、特有の臭みを抑えることができるのです。

特に、煮物にする場合は臭みが煮汁に移ってしまいやすいので、しっかりと下処理をするようにしましょう。

あらはきちんと下処理をすれば、冷凍保存も可能です。下処理しないまま冷凍してしまうと生臭さが残ってしまい、味が落ちる原因となってしまいます。

冷凍する際の下処理方法としては、塩を振り10分ほど待ってからあらから出た水分をふき取るというものがおすすめです。ただし、冷凍したとしても2週間以内に食べきるようにしましょう。

【材料】

• 鮭のあら 適量
• 春菊 適量
• 白ネギ 適量
• キャベツ 適量
• 玉ねぎ 適量
• しいたけ 適量
• 大根 適量
• じゃがいも 適量
• 豆腐 1パック
• 味噌 適量
• 昆布 適量
• 山椒 お好みで

1. 綺麗に洗った鮭のあらは、ざるに入れてから湯をかけて臭みをとります。
2. 野菜を食べやすい大きさに切ります。
3. 鍋に水を入れ、加熱する前にだし昆布を入れまず。
4. 煮立ったら1〜2分ほどで昆布を取り出します。
5. 4の出汁に大根などの根菜を投入します。
6. 軽く火が通ったら、春菊長ネギ以外の残りの野菜を加えます。
7. 野菜に火が通ったら、鮭のあらを加えます。
8. さっと火が通ったら、味噌を加えてください。
9. 8に豆腐を入れ、最後に春菊と長ネギを加えます。
10. 仕上げに山椒をふりかけたら、完成です。

生鮭のあらを使った石狩鍋風スープは、あらから出る旨味と野菜の甘みが食欲をそそるレシピです。石狩鍋は北海道の郷土料理で、鮭を主原料にした味噌仕立ての鍋のことをいいます。鮭のあらさ手に入れば、冷蔵庫に残っている野菜のみで旨味たっぷりの贅沢なスープを作ることができます。

また、仕上げに山椒を振ることで味にアクセントが生まれ、また違った味わいを楽しめます。寒い冬におすすめのレシピです。

鮭あらの粕汁は、酒粕を使った濃厚なスープが人気のレシピです。このレシピを美味しく作るポイントは、はじめに鮭あらと酒、ネギなどで出汁をとることです。こうすることで旨味たっぷりの出汁がとれます。また、あらに火が通ったら一旦取り出すことで、煮崩れを防ぐことができます。

あらから出た出汁で野菜を煮ることで、野菜にしっかりと鮭の旨味が染み非常に美味しい粕汁が出来あがります。鮭あらの粕汁は食べるとじんわり温まる素朴な美味しさですので、ぜひ一度作ってみてください。

鮭のあら汁は、あっさりとした塩味が病みつきになる人気のレシピです。あら汁と言えば味噌味が定番ですが、旨味たっぷりの塩味のものも非常に美味しいと評判です。甘塩鮭のあらを使うレシピですので、味見をしながら塩分調整をしてください。

昆布だしに塩と酒のみで味付けをするシンプルなレシピですが、あらから出た旨味が体に染み渡り非常に美味しいです。また、食べる直前にバターを入れるのもコクが出るので、おすすめです。

続いて紹介する鮭あらのシチューは、ホワイトソースと鮭あらの旨味が絶妙にマッチした味わい深いレシピです。バターや小麦粉を使って作るホワイトソースは濃厚で、鮭との相性が非常に良いと人気となっています。他にも冷蔵庫にあるきのこや野菜をたっぷり入れるとさらに栄養価が高くなるので、おすすめです。

また、このスープをパスタにかけるとクリームスパゲッティーのような味わいになります。美味しいので、ぜひ一度試してみてください。

鮭あらのミルクスープは、さらっとしたミルク風味のスープに味噌のコクが合うと人気の一品です。スープに生姜を入れることで、体を温める効果が期待できます。また、生姜は魚の臭み消しや味のアクセントにもなるので、あらを使った料理におすすめの食材です。

このレシピでは甘口の麦味噌を使用していますが、常備している味噌によって塩などの味付けを加減するようにしてください。ほっとする味わいの和風のミルクスープですので、多くの人に好まれること間違いなしです。

【材料】

• 鮭のあら 400g
• A生姜 スライス4〜5枚
• A長ねぎの青い部分 20cm
• Aタカノツメ 1/2本
• 長ねぎの白い部分10cm
• 山椒粉 適量
• 醤油 大さじ4　
• ミリン 大さじ4
• 砂糖 大さじ4
• 日本酒 大さじ4
• 水 320cc

1. 鮭のあらに塩をふりかけて15分程置き、水出しします。
2. 鍋に多めの湯を沸かし、ボウルに氷水を用意します。
3. 鍋の湯が沸騰したら鮭のあらを湯に浸けましょう。
4. 鮭の表面が白くなったら氷水に入れ、冷やしながら表面のヌメリを取り除きます。
5. 圧力鍋で鮭あらを柔かく煮ます。
6. 鍋に魚を入れて、ヒタヒタかちょっと少ないくらいの煮汁を入れます。
7. 強火で加熱し、沸騰したらAの材料を入れます。
8. 圧力鍋のフタをし、圧力をかけます。
9. ピンが伸びきったら弱火に落とし20分加熱します。
10. 時間になったら火を消し余熱で更に20分加熱します。
11. 加熱が終わったら鍋を水で冷まし、圧力を抜いてからフタを開けます。
12. 魚が柔かくなっているので、崩さないようにフライ返しでフライパンに移しましょう。
13. 脂を漉した煮汁をフライパンに入れ、強火で加熱し煮汁がトロトロになるまで煮詰めましょう。時々、煮汁をすくい魚にかけて下さい。
14. 煮汁が煮詰まったら、火を止めます。
15. 長ねぎの白い部分で白髪ねぎを作り、器に13の酒と一緒に盛り付けたら完成です。

圧力鍋で作る鮭あらの柔らか煮は、鮭あらを余すことなく食べられる人気のレシピです。最初にあらを茹でることで、魚特有の臭みが出にくくなります。また、あらを煮る際は煮汁が多すぎると煮崩れの原因になってしまうので、煮汁の量に注意するようにしましょう。

さらに、鮭のあらの大きさで、煮汁の量や加熱時間を調整するようにしてください。骨までとろとろになった鮭あらはおつまみにもご飯のお供にもぴったりです。

鮭あらのバター焼きは、生の鮭あらをバター醤油で炒めたご飯の進む一品です。ヤングコーンやスナップエンドウなどの大ぶりな野菜と調理することで、あらを満足感あるメイン料理に変身させることができます。

また、フライパンで焼いている際に鮭から脂が多く出る場合は、その都度キッチンペーパーでよく拭き取るようにしましょう。仕上げにガーリックパウダーをかけるのもおすすめです。

鮭のちゃんちゃん焼きは、味噌とバターの風味が食欲をそそる一品です。このレシピは様々な野菜やきのこを一度に摂れる栄養バランスの良いメイン料理となっています。甘みのある味付けになっているので、子供にも喜ばれること間違いなしです。

また、生鮭のあらに脂身が多い場合は、バターの量を減らすようにしてください。あらで作る絶品のちゃんちゃん焼きをぜひ作ってみてください。

鮭のあらと大根の煮物は、生鮭のあらから出た旨味が大根によく染みた絶品レシピです。シンプルな材料で、味わい深い煮物が作れると人気の一品となっています。あらを煮物にすることで、骨から出た旨味を逃すことなく楽しむことができます。

また、生姜を入れることで魚特有の臭みを消してくれ、よりすっきりとした味わいの煮物になります。味がよく染みるまでじっくりと煮ると大根が柔らかくなるので、おすすめです。

鮭のあらの炊き込みご飯は、切り干し大根から出た出汁が非常に美味しいと人気のレシピです。最初に下処理として、あらに湯をかけて霜降りにしておくようにしましょう。こうすると、魚特有の臭みを取ることができます。

また、切り干し大根の戻し汁には栄養が豊富に含まれているので、炊飯時に出汁として使うのがおすすめです。ただし、あらには骨が多数ついているので、子供が食べる場合は事前に取るようにしてください。

常備しておくと便利な、鮭フレークのレシピを紹介します。リーズナブルなあらを使って大量にできるので、非常に人気の一品となっています。ただし、喉に刺さってしまう可能性があるので、魚の皮や骨はしっかりと取り除くようにしましょう。

また、鮭フレークを常備していると、おにぎりやチャーハンの具にさっと使えるので、時短に繋がります。しっかりと味がついているので、魚が苦手な子供でもぺろっと食べられます。手作りの安心安全な鮭フレークをぜひ一度作ってみてください。

ごま油の香りが食欲をそそる、鮭あらの混ぜご飯のレシピを紹介します。茹でた小松菜とあらをごま油で炒めることで、コクが出て非常に美味しくなります。あらかじめ具材を作っておくと炊いたご飯に混ぜるだけでできたての美味しさを楽しむことができるので、時短に繋がります。

甘めの味付けで、魚が苦手な子供でも美味しく食べられると人気のレシピとなっています。お好みでゴマや青じそなどを混ぜると、味にアクセントがつきさらに美味しくなります。ぜひ作って欲しいおすすめのレシピです。

鮭あらとキャベツの焼うどんは、生のアトランティックサーモンのあらを使ったさっぱり食べられる焼うどんのレシピです。香り付けににんにくと鷹の爪を加えることで、洋風の焼うどんになります。ただし、鮭を加熱する際にかなり多くの脂が出る可能性が高いので、さっぱり食べたい人は脂をキッチンペーパーで拭き取るようにしてください。

また、仕上げにベビーリーフや生トマトを添えることでサラダのようなあっさりとした味わいになるので、ランチにぴったりのレシピです。キャベツと一緒にきのこなどを炒めても美味しく食べられます。アトランティックサーモンのあらをヘルシーに調理したい人にはぴったりのレシピですので、ぜひ作ってみてください。

鮭のあらを使った人気のレシピについて詳しく紹介しました。鮭のあらは比較的安価に手に入り非常に旨味が強いので、ぜひ取り入れたい食材です。鮭のあらはスープやご飯類まで様々なレシピが楽しめるので、この記事を参考にしてぜひ一度作ってみてください。