2020年03月30日公開
2024年10月14日更新
ぼんじり人気レシピ集!塩焼き・焼き鳥・鍋・炒め!簡単下処理のコツも!
ぼんじりの人気レシピが集結!焼き鳥のお店では定番の部位ですが、焼き鳥以外にも簡単で美味しい食べ方があります。鍋や炒め物、塩焼きなど、ぼんじりをもっと美味しく食べるためのレシピや下処理のコツも解説します。
目次
ぼんじりの下処理と簡単に作れる人気レシピ特集!
昨日のぼんじりは焼き鳥にしてやったぜ!!
— SORGENTI (@SORGENTI_Info) September 17, 2015
焼きが足らなかったから、この後バーナーであぶり倒しました。
そして山口県の誇る郷土料理!けんちょう☆
なぜかアヒージョ☆
今日は兄ちゃんも居るからちょうどよかった(๑• ω •๑)
ヒロシ pic.twitter.com/EjgYhL3w9S
ぼんじりは焼き鳥店や居酒屋などで人気のメニューです。スーパーで見かけることもあり、家庭でも料理に使えます。他の鶏肉とは違い調理に使うには下処理が必要となりますが、覚えてしまえばとても簡単です。あとは普通の鶏肉と同じように炒めたり煮たり色々なレシピで活用でき、ジューシーで甘味のある味わいを楽しめます。
この記事では、簡単な下処理方法や、おいしく食べられる焼き物、煮物などの人気レシピを紹介します。
ぼんじりとは?
ぼんじりは鶏の尻尾にあたる希少部位
ぼんじり焼いてる#料理 pic.twitter.com/yKgJtcYTwa
— tolico (@tolicoCooking) January 27, 2015
ぼんじりは鶏肉の尾の下にある部分で、一羽から少量しか取れない貴重な部位となっています。鶏肉の中でも皮の次に脂が多く、焼き鳥が人気です。噛んだ瞬間はプリッとしていて、噛んでいくと滑らかになっていき、脂のジューシーな旨味が口いっぱいに広がります。
ぼんじりの下処理方法
【手順】
- 真ん中の骨から外側に向かって肉を指で剥きます。
- 黄色っぽい二つの塊(油壷)を指か包丁で取り除きます。
- 真ん中の骨と身の間に包丁を入れ、骨を取り除きます。
調理をする前に、油壷と呼ばれる部分を包丁や指で掻き出します。くさみの元となる部分ですのでとっておいた方がクセなく肉の旨味を楽しめますので、手間はかかりますがきちんと下処理をしておきましょう。油壷はすぐに見つかるので、摂るのは簡単です。
そして肉の真ん中には骨があります。残っていると食べにくく食感が悪くなってしまうので、包丁やキッチンバサミで取りましょう。また、肉の厚い部分にも切り込みを入れておくと火が通りやすくなります。
ぼんじりを使った簡単な人気レシピ【焼き・炒め】
ぼんじりを捌いてひとり焼き鳥
【材料】
- ぼんじり…1パック
【手順】
- 骨に沿って親指を入れ、油壷を取ります。
- 中骨に沿って包丁を入れ、骨を外して身を切り開きます。
- 串を刺して塩を振ります。
- 串焼き器の上に乗せ、回しながら両面に焼き目がつくまで焼いていきます。
- 甘だれをつけて焼き上げます。
定番で人気な焼き鳥を家で楽しめるレシピです。串焼き器がない場合はグリルでも代用できます。じっくり焼き上げて締まった身のプリプリした食感と噛みしめると口の中に広がる脂が絶品です。家で焼けば焼きたての熱々でジューシーな焼き鳥を楽しめます。晩酌のつまみなどにいかがでしょうか?
ホットサンドメーカーで焼きぼんじり
【材料】
- ぼんじり…1パック
- 好みの味付け
【手順】
- 身と骨の間に指を入れて油壷を取ります。
- 中骨に沿って包丁をいれ、肉から骨を外します。
- 肉のところどころに切り込みを入れて身を開きます。
- ガーリックの粉末など、好みの味付けをしてホットサンドメーカーに並べます。
- コンロに火を入れて焼いていきます。
ホットサンドメーカーで手軽にできる焼き鳥です。下処理したぼんじりに好みの味付けをして焼くだけの簡単レシピですので、さっと作れるおかずやおつまみとしておすすめです。蓋をすれば蒸し焼き状態となり、脂がしっかり出てしっとりプリプリの食感が美味しく出来上がります。
ぼんじりのガリぽん炒め
【材料】
- ぼんじりの串…1パック
- ししとう…2本
- 白ネギ…適量
- ポン酢…適量
- にんにくチューブ…適量
- 水溶き不要の片栗粉…適量
- 粗挽き胡椒…少々
【手順】
- ししとうのヘタをとって三等分にし、さらに二等分にします。
- ぼんじりを串から取ってフライパンに入れ、余分な脂を取りながら炒めていきます。
- ししとうとネギを加えてさらに炒めます。
- ポン酢、にんにく、片栗粉、胡椒を入れて混ぜ合わせ、タレを作ってかけます。
- 皿に盛り付けて完成です。
ほろ苦いししとうにジューシーなぼんじりの脂がよく絡んで食感も美味しく、ぱくぱく食べれてしまう人気レシピです。塩でシンプルに食べるのも美味しいですが、このレシピで使われているたれのにんにくの風味ともよく合い、おろしポン酢でさっぱり食べられます。おつまみや夜ごはんのおかず、お弁当など様々使えて利便性も高いです。
ぼんじりの唐揚げ
【材料】
- ぼんじり…1パック
- 塩胡椒…少々
- 醤油…小さじ1
- にんにく…少々
【手順】
- 下処理済みのぼんじりを袋に入れます。
- 袋に塩胡椒、醤油、にんにくを入れて揉み、10分ほど置きます。
- 2に片栗粉をまぶします。
- フライパンに揚げ油を入れ、カラッと揚げます。
- 器に盛り付けて完成です。
焼き鳥もいいですが、居酒屋などで定番の人気メニューの唐揚げを作ってみるのはいかがでしょうか?ぼんじりの食感とジューシーな味わいは唐揚げとの相性抜群です。鶏もも肉で作るより小ぶりですが、その分サクサクの衣とプリッとした食感が楽しめます。おつまみとしてや子供と一緒に楽しめるレシピです。
ぼんじりの塩にんにく焼き
強めの火加減でサッと炒めることでにんにくや鷹の爪の香りや味を引き出し、臭みをほぼ感じることなく食べられます。しっかりと塩胡椒で味付けし、ほんの少し醤油を足すとより旨味を引き出してくれます。おつまみにピッタリなレシピです。
ぼんじりのピリ辛照り焼き
ピリッとした辛みがくせになる人気のレシピです。弱火でじっくり焼くと脂が閉じ込められ、香ばしい濃いめのタレがよく合います。プリッとした食感にも合う味付けですので、ご飯もすすみますしおつまみやお弁当のおかずにもおすすめです。
ぼんじりと長ネギの塩炒め
シンプルな塩味ですが、シンプルだからこそ旨味が引き出され、プリッとした食感をより楽しむことができます。シャキシャキしたネギとの相性も抜群です。ごま油の香ばしい風味もアクセントになっています。炒めるだけですので簡単にできる人気レシピです
ぼんじりのハーブポテト焼き
ジャガイモと一緒にオーブンで焼いた、少し変わったおつまみです。ぼんじりはオーブンでじっくり焼いているためよりプリプリでジューシーな食感となっており、ジャガイモのホクホク感と合わせて二つの食感が楽しめます。こんがり焼けたチーズの風味との相性も良くお酒がすすむレシピです。日本酒はもちろんワインのおつまみとしても楽しめます。
スキレットで焼くぼんじりの山椒焼き
スキレットで簡単に作れるレシピです。フライパンよりもじっくり焼けるのでぷりぷりの食感が増して美味しくできます。ピリッとした山椒の辛味と旨味もアクセントとなってパクパク食べられるおつまみです。すきレットを使えばアウトドア料理としても活躍しますし、できたてで熱々の状態を美味しく食べられます。
ぼんじりとマッシュルームのオーブン焼き
耐熱皿に材料を入れて焼くだけの簡単レシピですが、彩りもよく見た目もオシャレに映えます。ぼんじりの表面はカリッと、中はプリプリでジューシーな食感が美味しいです。マッシュルームにも脂と旨味がしっとり染みています。オーブンに入れておくだけですので家事の合間などに手軽に作れます。
ぼんじりを使った簡単な人気レシピ【鍋・煮込み】
究極のぼんじり丼
【材料】
- ぼんじり…300g
- 玉ねぎ…1/4個
- キャベツ…小1/6個
- 片栗粉…小さじ1
- サラダ油…小さじ2
- 醤油…大さじ1/2
- みりん…大さじ3
- 酒…大さじ1
【手順】
- キャベツを千切りにし、10分ほど水にさらします。
- 玉ねぎをスライスします。
- ぼんじりの油壷と骨を取り、下処理して片栗粉をまぶします。
- 醤油、みりん、酒を合わせてタレを作ります。
- 中火でぼんじりを焼き、火が通ったら玉ねぎを加えます。
- タレを入れ、とろみがつくまで煮詰めます。
- 丼にご飯をよそい、キャベツを乗せてその上に6を乗せます。お好みで卵黄やごまをトッピングします。
とろみのある甘辛いタレに絡めたぼんじりをご飯に乗せて食べる人気レシピです。濃厚なタレの味にプリプリの食感、そして脂がじゅわっと口の中に広がります。キャベツもシャキシャキと歯ごたえがあり、タレの味で進みます。片栗粉をまぶして揉むとよりタレが絡んで美味しくなるのがポイントです。
ぼんじりの炊き込みご飯
【材料】
- ぼんじり…1パック
- 米…2合
- 醤油 …大さじ1.5
- 酒…適量
- みりん…大さじ1
- ごま油…小さじ1
- ニンニク…1個
- うま味調味料…適量
- ブラックペッパー…適量
【手順】
- ぼんじりの油壷と骨を取って下処理します。
- 炊飯器に米を入れ、醤油、みりん、酒、うま味調味料、水を入れて混ぜます。
- ぼんじりを6個入れて炊きます。
- 残りにニンニク、醤油、みりん、うま味調味料、ブラックペッパーを入れて混ぜます。
- フライパンに4を入れて焦げ目がつくまで焼き、
- 茶碗によそい、更にひっくり返して盛り付ければ完成です。
ぼんじりは炊き込みご飯でよく使われる鶏もも肉よりも脂が出ますので、鶏の旨味がしっかりご飯に染みてより美味しくなります。にんにくの風味がきいた甘辛いタレと一緒に、盛り付けも茶碗に盛るだけでなく少し工夫することで食卓に映えるオシャレなご飯になります。具材は旬の食材などアレンジもできて手軽に作れるので是非試してみてください。
ぼんじりで関西風親子丼
【材料】
- ぼんじり(下処理済み)…1パック
- 玉ねぎ…1個
- 酒…適量
- 出汁…適量
- 醤油…適量
- みりん…適量
- 砂糖…大さじ1
- 卵…3個
- 刻んだネギ…適量
【手順】
- 玉ねぎの皮を剥きスライスします。
- ぼんじりに酒をかけて置いておきます。
- フライパンに水、出汁、醤油、みりん、砂糖を味を見ながら入れていきます。
- 出汁が温まったら2を入れて煮ます。
- 煮立ったら玉ねぎを入れ、蓋をして火が通るまで煮込みます。
- 火が通ったら溶き卵を回し入れ、更に煮込みます。
- 丼にご飯をよそい、上に6をかけます。上からネギをちらして完成です。
いつもの親子丼で使う鶏もも肉をぼんじりに変えた親子丼のレシピです。卵のふわふわ感としっかり歯ごたえのある肉の感触を楽しめます。じっくり煮込んで出汁が染みているので噛むと、出汁の旨味と脂の甘味が出て美味しいです。鶏もも肉とぼんじりを両方使って嵩ましすると、食べごたえと満足感のあるボリューム満点の親子丼になります。
ハッシュドぼんじり
【材料】
- ぼんじり(下処理済み)…1パック
- 鶏むね肉…1パック
- あさり…1パック
- にんにく…1片
- 赤ワイン…300cc
- カットトマト…1缶
- ハッシュドビーフのルー…2かけ
- マギーブイヨン…2個
- チューブにんにく
- チューブ生姜
- 塩胡椒…少々
- スパイス…少々
【手順】
- 鶏むね肉を一口大に、にんにくを薄切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかけ、塩胡椒とスパイスを入れます。
- 香りが立ったら鶏もも肉入れて炒めます。
- ぼんじりに赤ワインを入れて揉み、フライパンに入れます。
- 鍋に水とアサリを入れて茹で、身を殻から外してフライパンに入れます。
- フライパンに赤ワインとマギーブイヨンを入れて10分煮込みます。
- トマト缶を入れて煮込み、煮立ったらハッシュドビーフのルーを入れます。
- 皿にご飯とルーをよそって完成です。
いつもは牛肉を使ってつくるハッシュドビーフを鶏もも肉とぼんじりに代用した変わり種のレシピです。とろとろになった玉ねぎとコクのある滑らかなルーに、プリプリした食感が引き立ちます。牛肉よりも安価で作れるので、是非変わったレシピを作ってみたい人は試してみてください。
ぼんじり柚子鍋
焼き料理がメインで使われるぼんじりですが、鍋に入れても美味しいです。食感が楽しめるのはもちろん、出汁に脂と旨味が加わって、野菜や豆腐などの他の具材もより美味しく食べられます。柚子の風味をきかせて食べるとさっぱりくどくなくて美味しいです。締めに鶏の旨味が染みたラーメンや雑炊を作っても良いでしょう。
ぼんじりと大根の煮物
脂と旨味がしっかり出るぼんじりは、煮物にしても美味しいです。大根を薄めにすると短時間で味の染みた煮物が出来上がります。ホクホク柔らかい大根に甘辛い出汁と鶏の旨味がよく染みており、短時間で仕上げているので食感もしっかり残っています。山椒や七味などのアクセントをつけても美味しいです。
ぼんじりの下処理を覚えて人気レシピに挑戦!
焼き鳥や居酒屋メニューとして人気のぼんじりは、下処理のコツを覚えれば自宅でも美味しく調理して食べられます。プリッとした食感や脂の甘みを活かした焼き料理やじっくり味の染みた煮込みなどの料理に使えて、おかずやお弁当、おつまみなど様々な場面で活躍します。
下処理が面倒と感じる時は下処理済みのものや業務スーパーなどで扱っている冷凍の串のものを解凍して使うとより簡単にできます。ぼんじりを手に入れた時は、是非人気レシピを試してみてください。