ボウルをレンジにかける時はステンレスはダメ!レンジOKの材質は?

ステンレスのボウルが、なぜレンジで使えないかを徹底解説!ステンレスやアルミがレンジに対応していない理由や、プラスチックのボウルはレンジ可能なのかなど、レンジで加熱可能な材質の見分け方やおすすめのボウルを紹介します。

ボウルをレンジにかける時はステンレスはダメ!レンジOKの材質は?のイメージ

目次

  1. 1 ボウルをレンジにかける時はどの材質なら大丈夫?
  2. 2ステンレスのボウルはレンジで使えない
  3. 3レンジ対応可能なボウルの見分け方
  4. 4レンジ対応可能なおすすめのボウル
  5. 5ボウルをレンジにかける時は材質に気をつけよう

ボウルをレンジにかける時はどの材質なら大丈夫?

材料を混ぜているボウル

電子レンジはフライパンで作るよりも手軽で手早くできるため、時短料理には欠かせない存在です。ボウルで混ぜてそのままレンジで加熱すれば、一度に二品料理ができたり多くの量が作れたりと便利です。しかし、どんなボウルでもレンジで使えるというわけではなく、対応しているものとしていないものがあります。

気をつけなければいけないのがボウルの材質です。一般の家庭に多いステンレスのボウルは、レンジでの調理に対応していません。なぜステンレスのボウルはレンジに対応していないのか、またどんな材質のボウルならレンジでの加熱が可能かについて徹底調査しました。

ステンレスのボウルはレンジで使えない

ステンレスのボウルのレンジ加熱はダメ

レンジにアルミホイルを入れて加熱してしまい、アルミホイルが発火してしまったという話を聞いたことはありませんか?レンジはマイクロ波という電磁波によって加熱しており、金属類はマイクロ波を反射してしまいます。そのため金属が発火したり、レンジの内部にダメージを与えられ故障してしまうのです。

ステンレスのボウルはクロムやニッケルなどの金属からできています。レンジで加熱するとアルミホイルと同じように発火やレンジ故障の原因となるため禁物です。

ステンレスは、クロムとニッケルの金属イオンが含有されています。
金属は電子レンジ内のマイクロ波を反射するので、最悪の場合出火してしまう危険性があるのです。
また、発火にまで至らなくても反射したマイクロ波によってマグネトロンにダメージを与えます。

ステンレスのボウルを温める方法①湯煎する

金属であるステンレスのボウルは熱を伝えやすく、耐熱温度が約300℃あります。そのため、熱湯にボウルをつけて材料を温める湯煎で材料を温めたり溶かしたりすることができます。

湯煎する時は底全体が熱湯につかるようにしなければならないため、ステンレスのボウルよりも大きい鍋が必要となります。家にある調理器具を確認しておきましょう。

ステンレスのボウルを温める方法②直火で加熱

ステンレスのボウルは鍋やヤカンと同じように直接コンロの火にかけたりIHクッキングヒーターで温めることができます。しかし変色することがありますので、空焚きは絶対に避けてください。またボウルはそもそも直火で加熱することを想定して作られておらず、鍋のような持ち手もありません。

直火で加熱中に中身を混ぜようとしてうっかりボウルに触れると火傷してしまいます。直火で温める際は火傷しないよう、取り扱いに充分注意してください。加熱が可能かどうかは注意書きに記載がありますので、確認しておきましょう。

その他の電子レンジに使えないもの

アルミ製など、ステンレスと同じように金属からできているボウルは電子レンジで加熱すると発火の危険性があります。また、金属をガラスで覆っているホーロー製のものも使えません。ステンレスやアルミをはじめとする金属製のボウルは、全般的にレンジでの対応不可です

またプラスチックなどの金属でない材質でも、一部分でも金属が含まれていれば使えないので注意しましょう。

レンジ対応可能なボウルの見分け方

ボウルにはステンレスやアルミといった金属のものから、プラスチック製やガラス製、樹脂製のものなど様々な材質のものがあります。金属のボウルがレンジで使えないことは紹介した通りですが、どういった材質のものが対応しているのでしょうか?レンジでも使えるボウルの見分け方について紹介していきます。

金属かどうかを見分ける

まずレンジ対応可能なボウルかを見分ける際は、材質を確認しましょう。金属製のボウルは全て対応不可です。アルミやステンレスなどの材質の他、ホーロー製のような金属でない材質と金属の両方が使われているボウルもレンジでは使えません。ボウルの一部分でも金属が使われていないかを見分ける必要があります。

耐熱性を見分ける

金属製の他には、プラスチックや樹脂、ガラスなどがあります。これらの材質は金属製のボウルのように発火やレンジの故障につながることはありません。しかしプラスチックやガラス製のボウルが全てレンジに対応しているかどうかというと、そうではありません。

耐熱性のないプラスチック製やガラス製のボウルは、溶けてしまったり割れてしまう可能性があります。プラスチック製とガラス製は一見して耐熱性かどうかを見極めるのが難しいですので、表示に耐熱と書かれているかを確認しましょう。

また、プラスチックやガラス以外の非金属製のボウルにシリコン製がありますが、シリコン製のボウルは一般的に耐熱性を有しているためレンジでの加熱は可能です。

レンジ対応可能の記述の有無

耐熱性のあるガラスやプラスチックのボウルでも、中にはレンジに対応していないものもあります。ボウルをレンジで温めるのは湯煎での温め方と異なり、短時間で水が沸騰するほどの温度になったりします。耐熱性でもその急な温度変化に耐えられないことがあるのです。

実際に耐熱性のガラスボウルをレンジで加熱すると割れてしまった、ということも起きています。そのため、ボウルには必ず耐熱性の有無だけでなくレンジ可能かどうかの注意書きがあります。耐熱性でも、温めたものを急激に冷やすということは避けましょう。

また、100均のボウルは耐熱であってもレンジ不可となっているものがほとんどです。予期せぬ事故を防ぐためにも、注意書きを確認しておきましょう。

瀬戸物はレンジに対応している?

瀬戸物のボウルには、陶器と磁器の二種類があります。陶器の場合レンジで加熱することは避けましょう。強度が磁器に比べて弱いため、レンジで加熱するとひびが入ってしまう可能性があります。磁器は基本的にレンジに対応していますが、耐熱性のものに限ります。また、装飾に金属の粉末が使われている場合などはレンジでの加熱は不可です。

レンジ対応可能なおすすめのボウル

耐熱性であるだけでなく、レンジに対応可能なおすすめのボウルを口コミとともに紹介します。ボウルを換えたりステンレスのボウル以外にもう一つ持っておくことで時短にもなり、料理の手間が変わるはずです。是非参考にしてみてください。

ポリカーボネートクックボール(エムテートリマツ)

ポリカーボネートクックボールは、プラスチックでできている耐熱性のボウルです。大きめの容量ですので材料をレンジで温めてそのまま混ぜたり、多めの量でもそのまま温めることができます。容レンジ対応可能であるだけでなく、軽くて扱いやすい点も人気です。エムテートリマツのボウルは17cm~30cmまでと、幅広いサイズがあります。

このボウルは、ポリカーボネートというプラスチックの一種で、高い耐衝撃性と透明度を持つ素材ででできています。この素材は、とにかく軽い。ガラス製どころか、よくあるステンレス製のボウルよりも、ずっと軽く、扱いやすくてラク。

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クックボール(ENTEC)

ENTECから出ているクックボールも、ポリカーボネート製のレンジで使える軽いボウルです。11cm~30cmとサイズが豊富であり、ボウルの縁に注ぎ口がついていることも特徴です。食材を温めるだけでなく、液状のものを温めたりスープを作ったりしたときにこぼすことなく器に注ぐことができます。

口コミ

アトミコ耐熱レンジボウル(CBジャパン)

CBジャパンから出ているレンジ対応の耐熱ボウルです。ポリプロピレン製で軽くて持ちやすい素材です。耐熱だけでなく、-20度までの耐冷でもあるため冷凍庫での保存もできます。サイズは14cm~23cmまでと、一人分から数人分までの容量のものがあります。

またカラフルでオシャレなデザインでもあり、サラダを作ってそのまま食卓に出しても見栄えが良いです。下拵えから食卓に出すまでこのボウル一つでできます。

口コミ

クイックボウル(ティファール)

ティファールのクイックボウルは、レンジ対応可能なボウルの中でもコンパクトで一人分の食事を作る際にピッタリなサイズです。サッと作ってそのまま食べられる上に、フタもついているため冷蔵庫での保存もそのままでき、ラップをする必要がありません。

プラスチック製のカバーもそのままレンジに入れることができ、材料は温まってもカバーは熱くなりにくいためそのまま持って取り出すことができます。一人分に特化した多機能なボウルといえます。

口コミ

クッキングボウルVEGE(ニトリ)

家具やキッチン用品が充実しているニトリから出ている、レンジ対応可能なクッキングボウルです。大きく容量があるため、多量の材料を混ぜてそのままレンチンすることができ、まとめて大人数の料理が作れます。またカラフルで形もオシャレですので食卓に置いてもよく見栄えが良いです。使いやすいという口コミも見られます。

口コミ

ボウルをレンジにかける時は材質に気をつけよう

チョコレートを溶かすボウル

ボウルに使われる材質の種類や、レンジでの加熱が可能かついて紹介しました。ステンレスやアルミなどの金属製のボウルは、出火したりレンジが故障する危険性があるため、レンジでの使用を避けましょう。ボウルがレンジで使えるかの見分けるポイントは金属製でないかどうか、耐熱性があるか、レンジ対応可能の表記があるかです。

新しく購入する際や家にあるものをレンジで使いたい場合に、この点について確認しましょう。またレンジでも使えるおすすめのボウルも紹介していますので、参考にしてみてください。

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