霧吹きの代用品は?霧吹きストローなど料理に使える方法を紹介!
霧吹きの代用品を5つ一気に紹介!フランスパンやシュークリームを焼く際に必須の霧吹きの代用品や、代わりの物がなくてもできる方法を詳しく説明します。霧吹きストローの作り方や、料理で水をつける時の注意点もまとめました。
霧吹きがない時の代用品を紹介!
手作りのパンやお菓子は、素朴な味や、デコレーションを楽しめるのが、市販の商品にはない魅力です。子供のおやつや、自宅に来た人をもてなす時にも非常に喜ばれるため、パン作りやお菓子作りを趣味にしている人も多いです。
フランスパンやシュークリームなどの一部の料理では、作る行程で霧吹きが必要になり、困ったことがある人もいるのではないでしょうか?本記事では、霧吹きの代用品と代用品を使う時の注意点、調理行程で水をつける時の注意点について詳しく紹介します。
霧吹きが料理に必要な場面・役割
普段、調理する時には、霧吹きを使うことはほぼありません。また、霧吹きを使わなくても作れるパンやお菓子も多く存在します。では、どのような時に霧吹きが必要になるのでしょうか?この章では、霧吹きが必要になる料理とその理由について説明します。
パンやお菓子作りで必要になる
あしゃみんが今日、楽屋に入ったら
— 城崎ひまり☪︎ (@himari_sirosaki) April 17, 2017
はい!ってフランスパンくれた!!
しかも手作りの(,,•д•,,)♡嬉しすぎありがとうううう🍞
ひまもいつかパン作ってみたいな🐰💭 pic.twitter.com/1nwS3OtQtb
作る時に霧吹きが必要となるのは、ハードパンです。フランスパンやバケット、カンパーニュなどが有名で、外皮が硬く、パリッとした食感が特徴です。お菓子では、シュークリームの生地を焼く時などに必要になります。
乾燥を防ぎ膨らみやすくする
思ったより膨らまなかった…
— もちづき (@m_kazano) January 12, 2020
これは、もう、パンではなくおやつや pic.twitter.com/JFVNhvoQgq
フランスパンやシュークリームを焼く時に、霧吹きを使って表面を濡らします。こうすることで、焼いている間に生地が乾燥しすぎるのを防ぎ、膨らみやすくします。フランスパンやシュークリームは、上の面から徐々に焼き目が付いていきます。
生地の表面に適度な水分がないと、焼いている間に表面が乾燥し、硬くなりすぎてしまいます。表面が硬くなりすぎると、その部分が膨らまなくなり、ぺたんこで硬かったり、いびつな形をしたものが出来上がってしまいます。
フランスパンのパリッとした食感を出したり、シュークリーム生地をふんわりと焼き上げるには、焼く前に霧吹きをすることが重要です。霧吹きで水を吹きかけることで、膨らまないという失敗を防ぐことができます。
霧吹きの代用品にはどんなものがある?
霧吹きは、どの家庭にもあるような、ごく一般的なアイテムで代用ができます。代わりになるようなものがなくても、手だけを使って代用することも可能です。この章では、どのようにして代用するのかを詳しく解説していきます。
霧吹きの代用品の他にも、手頃な価格で手に入り、ペットボトルを霧吹きに変えるアイテムも紹介しますので、ぜひ最後まで目を通して下さい。
代用品①ストロー
少し工夫するだけで、簡単に手作り霧吹きを作ることができます。用意する物は、ストロー1本、ハサミ1つ、水の入ったコップ1つだけです。ハサミは、カッターでも代用可能です。作る時の所要時間は、30秒ほどです。
霧吹きストローの作り方
まず、ストローの3分の1の長さの部分をハサミで切ります。次に、長いストローの方の先に、少しだけ切り込みを入れます。この時、完全に切ってしまわないよう気をつけて下さい。そして、この切り込みに短いストローを差し込みます。これで完成です。
完成したら、短い方のストローをコップに入った水に差し、長い方から息を吹き込みます。すると、直角になっている部分から水が勢い良く噴き出ます。水の飛ぶ範囲が広いので、霧吹きストローを使う時は、機械類などの水が飛んで困るような物を近くに置かないようにしましょう。
霧吹きになる原理
霧のように水が噴き出るのは、ベルヌーイの定理が関係しています。ベルヌーイの定理とは、気流の速い場所の気圧は下がる、という現象です。口から出た息は、出口が狭くなっているため、長いストローの出口から強く噴き出します。
これは、速い気流が生まれているためです。そして、ここの気圧が下がり、短いストローを伝って水を吸い上げます。吸い上げられた水と吹いた息が混じり、水が霧状に飛び散るという仕組みです。
代用品②ハケ
バターロールなどは、焼き上がった時にツヤを出すために、溶き卵を生地の表面に塗る行程があります。この時に、ハケが使われますが、このハケが霧吹き代わりにもなります。やり方は、ハケに水を含ませて、生地の表面を撫でるだけです。
この時、硬いハケを使うと、生地の表面を傷つけて、焼き目や膨らみにムラができてしまうことがあります。霧吹きの代用品としては、柔らかいハケを使用するのがおすすめです。生地の表面を傷つけず、より綺麗に水を塗ることができます。
代用品③キッチンペーパー
レオパの底材も、飼育している方によって様々。自分はメンテが楽なキッチンペーパーです。
— ハニカミ坊や (@HanikamiBoya) July 19, 2019
お気に入りはこれです。『洗える』…と謳っているだけあって、丈夫なキッチンペーパーです。ミシン目が入っているのも良い点。水を溢しても、霧吹きしても破けたりしません。キッチンペーパー派の方はお試しを pic.twitter.com/lzcBar7SNo
キッチンペーパーを何回か折り、細長くします。そしてその先に水をつけ、生地の表面に軽く当てて撫でてください。折り畳まないまま水をつけると、薄すぎて上手く扱えず、キッチンペーパーが破れてしまう可能性があります。
何回か畳んで、少し厚みを持たせてから水をつけましょう。キッチンペーパーの代わりにティッシュを使うのもやめましょう。ティッシュは水に浸すと、すぐに破けてしまいます。他にも、ティッシュの繊維が生地にくっつくため、代用品として機能しません。
代用品④手で水をつける
手を水で濡らして➡流しに少し水をパッパッとして落としてから➡ロール生地にパッパッとする
道具は何も使わず、手だけを使って霧吹きを代用する方法です。まず、手を水で濡らします。次に、手を軽く握ります。そして、その手を勢い良く開きます。そうすると、手指についた水が飛び散り、霧吹きの代わりになります。
この時、注意する点が2点あります。1つ目の注意点は、手に水をつけたら、その水を軽く払っておくことです。水を払わないと、手を開いた時に水が飛びすぎてしまいます。2つ目は、手を開く時は勢い良く開くことです。ゆっくり手を開いても、水は綺麗に飛び散りません。
代用品⑤水蒸気を発生させる
生地を直接濡らさない代わりに、水蒸気を発生させて、乾燥を防ぐ方法もあります。まず、耐熱容器に水を入れます。次に、その容器を、生地を焼く天板の上に置きます。そして、その周りに生地を置き、あとは普通に焼くだけです。
耐熱容器の中の水が蒸発して水蒸気になり、それが生地の表面につくという仕組みです。注意点として、生地が焼けた後、耐熱容器の水は熱湯になっているので、触って火傷をしないように気をつけて下さい。
また、誤ってこぼすと、生地が水浸しになってしまいます。このような失敗がないよう、耐熱容器に水を入れる場合は、容器いっぱいに水を入れるのではなく、半分くらいまで入れるようにして下さい。
【番外編】ペットボトルにつける霧吹きノズルが便利
ダイソーに売ってる空いた500mlペットボトルが霧吹きになる霧吹きヘッド便利だから買って‼️
— 妖怪 鯰のな(通知を絶たれたモノ) (@kototower) July 20, 2018
2個入ってるから‼️
ノズルをしめたりゆるめたりすると霧からちょっとした水鉄砲なみの距離とぶ仕様までかえれるから‼️ pic.twitter.com/NWdtzP3uFK
代用品を使うのではなく、ペットボトルを霧吹きにするアイテムを使う方法もあります。ペットボトルの蓋を外し、代わりに霧吹きノズルをつけると、霧状の水が出てくる、というアイテムです。ダイソー、キャンドゥー、セリアなどの各100均で購入可能です。
料理専用の霧吹きは、出てくる水滴が非常に細かいです。しかし、100均で購入できるノズルは、あくまでも代用品ですので、それほど細かい霧は出ません。ペットボトル霧吹きを生地の近くで使うと、大粒の水滴によって生地が濡れ過ぎてしまいます。霧吹きをする時は、生地の近くではなく、少し離れた距離から使いましょう。
料理で水をつける時の注意点
「フランスパンやシュークリームを焼く時に、どのくらい水をつけるべきなのか?」「パンを作る時には必ず霧吹きで水をつける必要があるのか?」など、疑問に思うことも多いでしょう。この章では、料理で水をつける時の注意点を、水の量・水をつける必要のある料理の種類・水のつけ方の3つに分けてまとめました。
水のつけ過ぎは禁物
水のつけすぎには注意して下さい。水をつけすぎると、生地が水っぽくベチャベチャになってしまい、綺麗に膨らまなくなってしまいます。水を表面につける時の目安は、表面が水でテカテカ光るくらいです。
水をつけすぎてしまった場合は、キッチンペーパーなどで拭き取って、水分を調整しましょう。霧吹きストローを使う場合は、生地から少し離れたところから使うと、満遍なく水が飛び、水のつけ過ぎを防ぐことができます。
油分の多いパン生地などには不要
チョコとくるみのデニッシュ。手作りは楽しいし美味しいね🥐 pic.twitter.com/IWOAEqDuPF
— 窓 (@m_merumeru) December 19, 2019
前述したように、霧吹きが必要なのは、フランスパンやバケットです。デニッシュやパイ生地、バターロールなど、生地を作る時にバターや油を一緒にこねて作るものの場合は、生地に含まれる油分が乾燥のし過ぎを防いでくれます。表面は乾燥しにくいため、わざわざ霧吹きをする必要はありません。
生地をおさえない
押しすぎ焼きチョコパン。
— ハナ (@oven_nisshi) February 3, 2014
(タルトストーンなんか乗せちゃったりして)押しすぎるとこうなるYO☆(つ﹏⊂) pic.twitter.com/UXhueRcT9P
キッチンペーパーやハケを使って水をつける時にやってしまいがちなことは、水を塗る時に力が入りすぎて、生地を押さえつけてしまうことです。生地を強く押さえると、形も崩れてしまいますし、均等に水が塗れず、焼きムラができてしまいます。表面を軽く撫でるイメージで塗ると、綺麗に水を塗ることができます。
霧吹きの代用まとめ
スーパーボールが買って貰えなくて
— leo.2/17単独公演 (@meviuslliy) November 22, 2019
消しゴムを丸く削って代用したり
ボールを買って貰えなくて新聞紙丸めて代用したり
水鉄砲買って貰えなくてアイロンの霧吹きで代用したり⇦
霧吹きはキツかった
手前でシュワーって舞っちゃうから相手まで水が届かない pic.twitter.com/S01MpWVgXt
本記事では、霧吹きの代用品について紹介しました。代わりのものがなくても、手を使って水をつける方法など、便利な方法も紹介しています。また、料理に水をつける時の注意点もまとめています。
美味しいパンやシュークリームを作るのに、霧吹きは重要な役割を果たします。代用品を上手に活用し、パン作りやお菓子作りを楽しんで下さい。