2019年04月05日公開
2024年09月10日更新
バタールとバケットの違い!フランスパンの種類ごとに特徴を解説
バタールとバケットの違いをしっかり説明できるでしょうか?フランスパンの中でも有名な、バタールとバケットには違いがいくつかあります。今回は、そんなバタールとバケットの違いについて解説していきましょう。また、フランスパンの種類ほとの特徴やバタールを使用した食べ方やレシピも合わせて見ていきましょう。アレンジのしやすいバタールは、さまざまな料理に利用することが可能なので食卓を華やかにしてくれることでしょう。
目次
バタールとバケットの違いを説明できる?
フランスでは、食事の際に欠かすことのできないのがパンと言われています。日本でも、馴染みの深いのがフランス発祥のパンでもある、フランスパンでしょう。そんなフランスパンには、たくさんの種類があるのを知っていますか?フランスパンの一種として、今回紹介をしていくバタールがあります。
バタールというパンの名前を耳にしたことがあっても、他のパンとの違いは詳しく紹介できる方は少ないのではないでしょうか?今回は、そんなバタールに似ているといわれているバタールとバケットの違いについて詳しく解説をしていきたいと思います。
バタールとバケットの違い
まずは、バタールとバケットの違いについて詳細を見ていきましょう。バタールとバケットの特徴を見ていくことで、違いを紐解いていけます。まずは、バタールとバケットの違いをしっかり認識していきましょう。
バタールの特徴
バタールの特徴としてまず挙げられるのが、フランスパンの中でもそこまで長くないことが印象的であるといえます。バタールに入っているフランスパン特有の切れ目は3つ程度になっており、後程紹介するバケットと比べると短いことから違いが分かることでしょう。
また、太めに作られていることから硬い印象のフランスパンの中でも、バタールはもっちりとしており食べやすさも魅力的です。
バタールを作る際には、油脂を含まずに作ることから、シンプルな味わいになっておりさまざまな食べ方ができるのもバタールの魅力であるといえるでしょう。そのため、フランスでは多くの家庭で親しまれて食べられているフランスパンの一種です。
バケットの特徴
バケットは、フランスパンの代名詞ともいわれている姿形をしています。バケットは、フランス語で棒や長いという意味を持っているように、その長さが特徴的です。長さがあり、そこまで太さがなく、生地が引き延ばされているために食べ応えがあります。
パリッとした食感もバケットならではの食感でしょう。バタールと比較をすると、切れ目は7本前後あり、細長いのが大きな違いとして挙げられるでしょう。長いもので、70cm以上のバケットも多く販売がされています。
二つの決定的な違いは長さ
このように比較をしてみると、バタールとバケットの違いは長さにあることが分かります。バタールは長さが短く太めに仕上がっており、その反対にバケットは長さを出して細長くなっています。
そのため、両者には食感の違いが出ているのも違いのひとつでしょう。長さと太さの違いによって、焼き上がりのパンの食感が大きく変わっています。どちらも人気のフランスパンになるため、食べ比べてみてもいいでしょう。
バタール以外のフランスパンの種類
バタールとバケットの違いは前述で分かったことでしょう。ここからは、バタール以外のフランスパンについて詳しく見ていきましょう。フランスパンとひとくくりにしていますが、フランスパンの中にはさまざまな種類が豊富にあるといわれています。そのため、フランスパンに関する情報をここからは紹介していきます。
そもそもフランスパンはどれを指す?
フランスパンの定義として、小麦粉と塩、そしてイーストのみで作られているのがフランスパンであることを指します。そのため、フランスパンはどの種類も味わいはシンプルであり、油脂の味わいがないためアレンジをして食べるのが基本になっています。アレンジの幅が広いのも、フランスパンの魅力といえるでしょう。
フランスパンは20種類以上
フランスパンには、およそ20種類以上のパンがあります。今回紹介をしたバタールやバケットも含めており、長さや切れ目の違いなどで種類が分けられています。
フランスパンの定義でもある材料は変わらずとも、長さや太さなどが変わることによって、さまざまな食感を楽しむことのできるフランスパンは、どの種類も美味しく食べることができることでしょう。
フランスパンの種類と特徴
今回紹介をしてきた、バタールとバケット以外のフランスパンの種類や特徴を見ていきましょう。まず、バタールやバケットと同様にパン屋に並ぶことの多いのがカンパーニュです。
カンパーニュはドーム型の形をしたフランスパンになっており、重さがあることでずっしりとした印象を受けます。輪切りにすることでさまざまなアレンジを加えて食べることができます。その他にもエピは、切込みを入れてベーコンなどを挟み込み焼き上げることで風味豊かな味わいになり、そのまま食べても美味しいフランスパンとして人気です。
バタールのおすすめな食べ方
フランスパンには、多数の種類があることが分かったことでしょう。そんなフランスパンの中の一種でもあるバタールは、どのように食べるのがおすすめなのでしょうか?ここからは、バタールのおすすめの食べ方を紹介していきます。バタールの食べ方のレパートリーを増やすことで、気軽にバタールに手を伸ばすことができるでしょう。
シンプルに味わうならオリーブオイル
フランスパンのバタールは、そのまま食べることでもっちり感と小麦の風味が口の中に広がります。そのため、シンプルにパンの味を堪能したい方はオリーブオイルを垂らして食べるのがいいでしょう。パンの味わいをそのままに鼻から抜けるオリーブオイルの風味との相性も抜群です。
朝食やランチならサンドイッチ
硬さのないバタールは、サンドイッチにしても食べやすく満腹感を得ることができるでしょう。朝食やランチにおすすめのサンドイッチは、具材にトマトやハム、キュウリなどヘルシーな食材を合わせるのがおすすめです。
太さのあるバタールは、具材をカラフルにすることで断面をきれいに見せることができます。見た目も華やかなサンドイッチを、ぜひバタールで作ってみてはいかがでしょうか?
おつまみならブルスケッタやガーリックトースト
バタールは、手軽におつまみにすることも可能です。好みの食材を斜め輪切りにしたバタールに乗せるだけで、おしゃれなおつまみに変身します。その他にも、ガーリックトーストにすることで食べ応えも十分に感じられることでしょう。バタールのおつまみは、ワインと相性が良いのでぜひワインと合わせてみてはいかがでしょうか?
バタールをつかったアレンジレシピ
バタールの食べ方で紹介をしたもの以外にも、バタールを使用したおすすめのレシピをピックアップして紹介していきましょう。
アレンジレシピで、バタールの食べ方のレパートリーをもっと増やしてみてはいかがですか?今回紹介をしていくレシピを、更にアレンジすることで自分流のバタールのレシピも確立していくことでしょう。レシピと食べ方を見ていきましょう。
バタールのクロックムッシュ
- バタール4切れ
- A牛乳
- A卵
- Bベーコン
- Bスライスチーズ
- Aの材料を混ぜたところへバタールを入れて1晩浸しておきます。
- Aの材料が染み込んだバタールにBの材料を挟んでフライパンで焼いたら完成です。
クロックムッシュは、フレンチトーストをアレンジした料理になっています。夜の内に、浸しておけば朝食を食べるときにはちょうど食べごろになっていることでしょう。忙しい朝でも、簡単調理で作ることができるため重宝するレシピです。
ハッセルバックバタール
- バタール1本
- Aたまねぎ
- Aピーマン
- Aベーコン
- マヨネーズ
- ケチャップ
- ピザ用チーズ
- 塩コショウ
- Aの材料は適度な大きさに切っておきましょう。
- バタールを1cmかくに切込みを入れましょう。このとき、切り分けられてしまわないように注意しましょう。
- 切込みを入れたバタールにAの材料をそれぞれ挟んでいきます。そこへマヨネーズとケチャップをかけましょう。
- 塩コショウを振って、チーズを全体的に振りかけたらオーブンもしくはトースターでこんがり焼き上げたら完成です。
バタールをいろいろな食べ方で楽しもう!
今回は、バタールとバケットの違いを紹介するとともにフランスパンについても解明してきました。また、さまざまな食べ方やレシピで楽しむことのできるバタールは、フランスパンの中でも硬さが少ないこともあり、アレンジをして食べやすいパンの一種としても魅力的です。
ぜひ、パン屋などでバタールを見かけた際には手に取ってさまざまな食べ方を楽しんでみてください。