リモンチェッロの飲み方まとめ!定番ストレート以外にもカクテルレシピが豊富

リモンチェッロのおすすめの飲み方をまとめてみました。リモンチェッロは南イタリアのリキュールで食後酒として古くから愛されストレートで飲むのが定番で、その他に炭酸系飲料で割ったりカクテルでも美味しく、おすすめの飲み方と人気銘柄も紹介します。

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目次

  1. 1リモンチェッロとは?
  2. 2リモンチェッロの基本の飲み方
  3. 3リモンチェッロの飲み方【王道編】
  4. 4リモンチェッロの飲み方【カクテルレシピ】
  5. 5リモンチェッロの人気銘柄
  6. 6リモンチェッロの飲み方はストレートからカクテルまで豊富

リモンチェッロとは?

リモンチェッロはイタリア南部の名産品でありお土産としても人気がある商品で、イタリア国内でも数多くのメーカーが製造販売をしています。レモンの皮を使った果実酒で、爽やかなレモンも酸味と香りが特徴でアルコール度数が高いことでも知られています。

この記事ではリモンチェッロがどのようなリキュールなのか、リモンチェッロの基本的な飲み方や本場イタリアの定番の飲み方、さらにリモンチェッロを使ったカクテルとレシピやリモンチェッロの人気銘柄を紹介します。

イタリア南部の伝統的なレモンリキュール

リモンチェッロはイタリア南部のリゾート地・カプリ島の一般家庭で造られていたレモンの果実酒が始まりとされています。カプリ島はカンパーニア州のティレニア海に浮かぶ美しい島で地中海の真珠と呼ばれ、コバルトブルーの海や紺碧の海に続く神秘の青の洞窟が有名な人気リゾート地です。

リモンチェッロは17世紀には誕生していたとされ400年の歴史があり、名前の由来はイタリア語でレモンを意味するリモーネが語源とされています。カプリ島を訪れた観光客に好評で、その評判がイタリア全土からヨーロッパ、そして世界中に広められ、レモンを使ったリキュールとして世界でも有数の銘柄になりました。

シンプルな材料と製法

リモンチェッロと呼ばれるにはきちんとした決まり事があり、まずレモンはイタリア国内産のものが望ましく、カンパーニア州のナポリ湾周辺のカプリ島・ソレント半島・アマルフィ海岸の一帯がレモンの産地として有名で、カンパーニャ州産のレモンを使ったリモンチェッロが最高とされていて、他にシチリア産のものも人気があります。

さらに使用するレモンは無農薬栽培で、なおかつ防カビ剤などが使われていないものを使用することが望ましいとされ、化学保存料などは一切使わず、定められた製造工程で作ったもののみがリモンチェッロと呼称することが認められます。

リモンチェッロを作るときに必要な材料はイタリア産のレモンの果皮・無色透明な蒸留酒のホワイトスピリッツ・シロップを造るためのグラニュー糖・水を使って作られます。

製造方法はレモンは皮だけを使いホワイトスピリッツを入れて漬け込み苦味と香りを抽出し、シロップと混ぜ合わせアルコール度数と甘さを調整します。それを1週間程常温で保存し、瓶に詰め変えて冷凍庫で保存して作られます。リモンチェッロは簡単な材料と製法て作られることから昔から各家庭で作られ飲まれていました。

食後酒

イタリアにはアルコール分の強い酒を食後に飲む文化があり、発祥の地でもあるカプリ島がある南イタリアでは古くからリモンチェッロが飲まれていました。レモンの爽やかな香りは、パスタやピザなどで満腹になったお腹をスッキリとさせることで愛されてきました。

さらにリモンチェッロにはビタミンCやレモンポリフェノールなど、美容や健康に欠かせない成分もたっぷり含まれていて、紅茶やヨーグルト、ジェラートなどのドリンクやスイーツとの相性が抜群です。

リモンチェッロの基本の飲み方

リモンチェッロはグラッパと並び食後酒の人気銘柄の一つで、イタリア人に長い間愛され続けているリキュールです。ここでは本場イタリアでのリモンチェッロの基本的な飲み方を紹介します。

ストレートが定番

リモンチェッロはレモンの皮の爽やかな香りとほのかな苦味、そして甘さのある味わいが特徴で、アルコール度数はほとんどの銘柄が30%以上あります。イタリアでは食後酒として飲まれ基本の飲み方はストレートです。食後に飲むことで酸味で口がサッパリとして、アルコールの作用で消化を促進してくれます。

日本ではショットグラスで簡単に飲みこめるぐらいの量で提供されることが多く口当たりが滑らかですが、アルコール度数が高く少し苦味のあるリキュールなので初めて飲む方は抵抗感を感じる方もいます。苦みに慣れてくると飲みやすく、飲み過ぎて酔っぱらってしまう方もいます。

冷蔵庫や冷凍庫で冷やして

先にも製造工程を紹介したようにリモンチェッロは冷蔵庫で冷やして完成となります。従って飲み方としては冷蔵庫や冷凍庫でキンキンに良く冷やして飲むのが基本です。良く冷えたリモンチェッロは脂っこい食事の後に最適で、ほどよい苦味と爽やかな香りが口のなかに広がってスッキリします。

リモンチェッロのアルコール度数が30%以上あるため、冷凍庫で保存してもよほどの長期間でなければ完全に凍ることはありません。

クラッシュアイスをたっぷり入れて

本場イタリアでは良く冷やしたリモンチェッロにクラッシュアイスをたっぷり入れる飲み方も定番の一つです。アルコール度数が高いリモンチェッロを、アルコールの苦手な方でも飲みやすくするために考案された飲み方です。

クラッシュアイスをたっぷりと入れてからリモンチェッロを注ぎます。徐々に氷が溶け始めるとリモンチェッロと混ざり合いマイルドな味に仕上がり飲みやすくなります

リモンチェッロの飲み方【王道編】

リモンチェッロは食後酒としてショットグラスを使用し少ない量をストレートで味わうのが基本の飲み方ですが、アルコール度数が高いことから炭酸系飲料で割る飲み方も人気があります。ここではソーダ割り、ジンジャーエール割り、コーラ割りなどのおすすめの飲み方とレシピを紹介します。

ソーダ割り

リモンチェッロのソーダ割りはリモンチェッロをストレートでの飲み方がキツいという方におすすめで、リモンチェッロの独特な苦みや風味を残す飲み方です。ソーダ割りすることで甘さがスッキリとしレモンの香りや苦みを感じながら味わうことができます。

リモンチェッロ1に対しソーダ3が基本レシピで、グラスに氷をタップリと詰めリモンチェッロを注ぎステアして良く冷やします。その後にソーダを注ぎ軽くステアすればできあがりです。リモンチェッロのソーダ割りはシンプルながら一番最初に試して欲しいおすすめの飲み方です。

ジンジャーエールで割る

リモンチェッロのジンジャーエール割りは、レモンとジンジャーのお互いの風味を邪魔することなく楽しめるおすすめの飲み方です。フレッシュなレモンの香りとサッパリとした風味のジンジャーの香りが混じり合い、ジュースのような仕上がりになりアルコール感が抑えられる飲み方です。

リモンチェッロ1に対しジンジャーエール3が基本レシピで、グラスに氷をタップリ入れリモンチェッロを注ぎ、さらにジンジャーエールを加え混ぜ合わせればできあがりです。ソフトドリンクとしても人気が高いジンジャーエールとリモンチェッロを合わせることでサッパリ感が感じられるおすすめの飲み方です。

コーラで割る

リモンチェッロのコーラ割りは自宅で簡単に試せるおすすめの飲み方です。レモンとコーラの相性が抜群でアルコール感がなくなり、ジュースのような味わいでスイスイ飲み進められる飲み方です。

コーラの強い味わいに負けないようにリモンチェッロ1に対しコーラ2がベストな分量で、甘くて美味しいレモンコーラジュースのようで、食後というよりファストフードなどを食べるときにおすすめの飲み方です。ハンバーガーや揚げ物にはベストマッチでコーラ好きにもおすすめの飲み方です。

リモンチェッロの飲み方【カクテルレシピ】

リモンチェッロはストレートや炭酸系飲料で割る飲み方の他にも、カクテルの材料として使われることが多いリキュールです。ここではリモンチェッロを使ったおすすめのカクテルとレシピを紹介します。

青の洞窟風カクテル

  • リモンチェッロ 15ml
  • グレープフルーツジュース 30ml
  • ブルーキュラソー 7ml
  • ソーダ 適量
 
  1. 氷を入れたグラスにリモンチェッロ・グレープフルーツジュース・ブルーキュラソーを入れ軽くステアします。
  2. ソーダでグラスを満たしステアすればできあがりです。

青の洞窟風カクテルは氷・お酒・ジュースなどの材料をグラスの中で直接混ぜ合わせるビルドという技法で作ります。リモンチェッロとオレンジの皮を使ったリキュールのブルーキュラソー、さらにグレープフルーツジュースを混ぜ合わせた柑橘類の爽やかさを満喫できる人気カクテルです。

鮮やかなブルー色をしたおしゃれなカクテルで、味もスッキリ爽やかでアルコールが苦手な方でもグビグビ飲めてしいます。

ライムとリモンチェッロのフローズンカクテル

  • リモンチェッロ 20ml
  • ライム 1個
  • シュガーシロップ 20ml
  • クラッシュアイス 適量
  • スペアミントの葉 10枚程度
 
  1. ライムの皮をむいて果肉だけの状態にします。
  2. 材料をミキサーに入れてミックスしましょう。
  3. さらにクラッシュアイスを加えて再びミックスします。
  4. 丁度いい固さになったらカクテルグラスに注ぎミントの葉を飾ればできあがりです。

ライムとリモンチェッロのフローズンカクテルは、シャーベット状にしたカクテルのことでミキサーに材料を入れ混ぜ合わせて作ります。氷が細かく砕けることでふんわりと滑らかな食感に仕上がります。

相性が良いレモンとライムを使うことで、酸味が強く柑橘の爽やかな香り堪能でき涼しげな風味を持つカクテルです。キンキンに冷えたフローズンカクテルは熱い時期におすすめの飲み方です。

リモンチェッロスプモーニ

  • リモンチェッロ 1/4
  • グレープフルーツジュース 1/4
  • トニックウォーター 2/4
 
  1. グラスに氷を詰めリモンチェッロ・グレープフルーツジュース注ぎ、ステアしてよく冷やします。
  2. さらにトニックウォーターを注ぎ軽くステアすればできあがりです。

リモンチェッロスプモーニはグラスの中で直接混ぜ合わせるビルドで作ります。リモンチェッロ1、グレープフルーツジュース1、トニックウォーター2の比率で作る定番カクテルの一つで、柑橘の苦味とフルーティーさを味わえる仕上がりで、特に女性の方におすすめの飲み方です。

アマルフィ

  • リモンチェッロ 20ml
  • ドライジン 20ml
  • カンパリ 20ml
  • オレンジジュース 30ml
  • プロセッコ 適量
 
  1. 氷を入れたグラスにリモンチェッロ・ドライジン・カンパリ・オレンジジュース・プロセッコを注いで軽くステアすればできあがりです。

アマルフィはリモンチェッロの産地がそのまま名前になったカクテルです。リモンチェッロ・ドライジン・カンパリ・オレンジジュース・イタリアのスパークリングワインの一種プロセッコを使い、グラスの中で直接混ぜ合わせるビルドで作ります。

やや苦みがあり甘さのバランスが良いカクテルで、リモンチェッロの地元の名前が付いたおすすめの飲み方です。

リモンチェッロの人気銘柄

リモンチェッロはイタリアの名産品としてお土産としても人気があり、色々なメーカーが製造販売しています。ここではリモンチェッロの人気銘柄を厳選して紹介します。

リモンチェッロ ディ・カプリ

リモンチェッロ ディ・カプリはカンパーニア州カプリ島の伝統的な製法で造られた人気銘柄で、保護指定地域表示に認定されているソレント産のフェッミネッロ種レモンを使用しています。このレモンは皮が厚くエッセンスオイルが豊富で酸味も少ないのが特徴です。

化学保存料などを一切使わない新鮮なレモンのみを使用し伝統製法で作られ、レモンの爽やかな香りとスッキリとした甘みに加え野性味が特徴です。ソーダやスパークリングワインで割る飲み方や、グラスごとと冷凍庫で冷やしてストレートで味わう飲み方が人気です。レモン風味を付けるのにもおすすめです。

ボッテガ リモンチーノ

ボッテガ リモンチーノはレモン栽培の名産地シチリア産のレモンを使用した人気銘柄です。自社の人気銘柄グラッパをベースにていて、ブドウの香りを程よく残る独特な味わいのリモンチェッロです。レモンの爽やかな香りにブドウの芳醇な風味が加わり、まろやかな味わいと深い香りが特徴です。

リモンチェッロ イル・ベネドゥーチェ

リモンチェッロ イル・ベネドゥーチェは南イタリアのカンパーニュ産レモンをタップリ使用した人気銘柄です。香り高いレモンを漬け込み甘さと苦味のバランスが良い銘柄で、輸入ショップやネットショップなどで手軽に手に入れられます。

冷凍庫でよく冷やして食後にストレート味わうのがおすすめの飲み方で、アルコール度数が高いので炭酸水やスパークリングワインで割っても美味しくいただけます。

リモンチェッロの飲み方はストレートからカクテルまで豊富

この記事ではリモンチェッロの飲み方をまとめて紹介しました。やはり基本はストレートで飲むのがおすすめで、脂っこい食事や満腹になったお腹をスッキリとさせてくれる食後酒としての飲み方がベストです。消化を促進し美容や健康に良い成分も豊富なので、ぜひ試して欲しいリキュールです。

リモンチェッロは酸味と甘みのバランスが良くストレート以外の飲み方もたくさんあり、炭酸系飲料で割ったりカクテルとして味わったりお好みで色々と楽しめます。

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