イタリアのレモンリキュール「リモンチェッロ」おすすめの飲み方8選!
リモンチェッロはイタリア名産のリキュールで、食後に飲まれることが多く女性に人気です。また世界中でレモンリキュールとしてのブランドを保っています。レモンのさわやかな香りと甘さがとても美味しいのですが、ストレート以外でもレモンtリキュールをアレンジした美味しい飲み方があります。イタリアで長年にわたって愛されてきたリモンチェッロの特徴や作り方、家庭でも簡単にできるリモンチェッロを使ったおすすめカクテルの造り方などを紹介していきます。
目次
レモンリキュールの飲み方が気になる!
レモンリキュールといえばまず名前が挙がるのが「リモンチェッロ」です。しかしリキュールというと、どうしてもカクテルとして割って飲むお酒というイメージが強いのではないでしょうか。せっかく美味しいレモンリキュールを手に入れたのにどうやって飲もう?という人のために美味しいレモンリキュールの飲み方を紹介していきます。
レモンリキュールの美味しい飲み方
レモンリキュールにはいろいろと美味しい飲み方があります。ストレートはもちろん、カクテルにしたりジュースや炭酸飲料と割るなど飲み方はさまざまです。産地イタリアでのレモンリキュールの飲み方をはじめ、美味しいレモンリキュール・リモンチェッロの基本的な飲み方を紹介していきます。
食後にストレートで
まずはリモンチェッロの味を存分に楽しむためにストレートで味わうのがおすすめです。イタリアではレモンリキュールは食後に飲むのが一般的で、理由はドルチェ代わりになるからだそうです。それに習ってショットグラスにキンキンに冷やしたリモンチェッロを注いで飲んでみてください。レモンの香りと甘さが口の中に広がります。
ソーダ割り
- 氷の入ったグラス
- リモンチェッロ25ml
- 炭酸水(甘くないもの)を60ml
- これを混ぜれば出来上がりです。
リキュールというと何かお酒を割るイメージがありますが、リモンチェッロが持つレモン本来の香りや味を損なわず、暑い日などにのど越し良く飲むことができるのがソーダ割りです。炭酸水なのでレモンリキュールが持つさわやかなレモンの香りを楽しむことができます。これなら食後だけでなく食事中や食後にもぴったりです。
コーラ割り
甘さを求めるならコーラ割りがおすすめです。もともとレモンコーラがあるくらいですから、コーラとレモンの相性は良いのです。割合はソーダ割りを参考にしてください。コーラの甘さの中にほんのりレモンが香り、リモンチェッロの苦味が後からやわらかくくるので、大人味のコーラになります。レモンリキュールは甘い炭酸飲料にアクセントをつけてくれます。
ジンジャーエール割り
リモンチェッロをジンジャーエールで割るとすっきりした甘さを楽しめます。しょうがスライスを入れればピリッとしか感じも楽しめておすすめです。こちらも作り方はソーダ割りを参考にしてください。ジンジャーエールの生姜風味にレモンの香りと苦味が加わり、さっぱりとした飲み口でとても美味しいのです。
ブラッドオレンジーナ割り
お酒はあまり強くないけれどレモンリキュール飲んでみたいという人におすすめなのがブラッドオレンジーナ割りです。
リモンチェッロはレモンがベースのリキュールですし、ブラッドオレンジーナはオレンジ風味の炭酸飲料、つまり共に柑橘系なのでとても相性が良い組み合わせです。割合はソーダ割りなどを参考にしてみてください。ブラッドオレンジーナの量が多いとレモンの香りが少なくなるので注意してください。
イタリアのレモンリキュール「リモンチェッロ」とは?
イタリアの名産品
リモンチェッロは元々、南イタリアの名産品で、庭に植えているレモンの皮を使って家庭で作られていたリキュールで、食後に飲まれていました。
観光客の間でレモンの香りのリキュールの美味しさが広がり、世界中で人気となりイタリアの名産品となったのです。現在ではカプリ島やアマルフィをはじめとしたと所で作られていますが、中でもアマルフィはレモンの生産量が少ないため、そのレモンを使ったリモンチェッロは最高峰とも言われています。
原料
リモンチェッロは元々家庭で作られ、食後に飲まれていたレモンリキュールですから、材料も手に入りやすいものばかりです。材料はレモン、ウォッカ(スピリタス)、グラニュー糖、水とどれもスーパーなどで手に入るものばかりですよね。スピリタスは置いていないスーパーもあるので、酒屋に行けばほぼ確実に手に入るでしょう。
度数
リモンチェッロはレモンの爽やかさなどで飲みやすいリキュールですが、飲みすぎると足をとられてしまう恐れもあります。なぜなら、意外とアルコール度数が高いのです。代表的なレモンリキュールの度数を見ていきましょう。
もっとも度数が低いのが、クレーマ・ディ・リモンチェッロで20度以下です。次に低いのがコッポで24度、ディ・カプリは32度でプロフーミデッラ・コスティエーラ・アマルフィに至っては32度もあります。お酒があまり強くない人けどレモンリキュールは飲んでみたいという人はクレーマ・ディ・リモンチェッロやコッポを選ぶのをおすすめします。
レモンリキュールのおすすめカクテルレシピ
レモンリキュールの炭酸で割った飲み方を紹介しましたが、カクテルにしても美味しいのがレモンリキュールです。バーなどのお店はもちろん、家庭でも簡単に作ることができるレモンリキュールを使ったおすすめのカクテルレシピを紹介します。
リモンチェッロ スプモーニ
- Aリモンチェッロ30cc
- Aグレープフルーツジュース30cc
- トニックウォーター適量
- 氷が入ったグラスにAを注ぎ軽く混ぜます。
- トニックウォーターを適量入れて軽く混ぜれば出来上がりです。
スプモーニはカンパリとグレープフルーツジュースで作るカクテルですが、リモンチェッロに変更しても、レモンリキュールが持つ爽やかな苦味とすっきりした味わいを出すことが可能です。混ぜるだけなので、とても簡単です。すっきりとした苦味が広がり、お酒に弱い方でも飲みやすいカクテルです。
レモン&オレンジ
- リモンチェッロ15cc
- ジン45cc
- オレンジビターズ2dash
- すべての材料をミキシンググラス(バーグラス)に入れて、軽く混ぜる
- カクテルグラスに注げば出来上がりです。
レモン&オレンジはジンを使ったビターで、キリッとした大人味のショートカクテルです。ジンを使っているため度数が高めなのでお酒が強い人におすすめです。レモンとオレンジという柑橘系の香りの良さが特徴ですが、混ぜすぎると香りが飛ぶので注意してください
ライムとリモンチェッロのフローズンカクテル
- リモンチェッロ20cc
- シュガーシロップ20cc
- ライム1個(果肉のみ。なければライム果汁100%のもの30cc)
- ミントの葉10枚
- クラッシュアイス適量
- ライムの果肉(皮は使わない)とリモンチェッロ、シュガーシロップ、ミントの葉をブレンダーで混ぜる
- クラッシュアイスを適量加えて、さらに混ぜ、飲みやすい硬さにすれば出来上がりです。
フローズンカクテルはミキサーなどが無いと作るのが難しいカクテルですが、ライムとレモンというふたつの爽やかな柑橘系にミントの香りが加わり、暑い日にぴったりなカクテルです。レモンリキュールの意外な美味しさを発見できます。
青の洞窟
- Aグレープフルーツジュース60cc
- Aリモンチェッロ25cc
- Aブルーキュラソー15cc
- 炭酸水(甘みのないもの)
- タンブラーにAを注ぐ。
- 炭酸水を加えて混ぜるだけで出来上がります。
透き通った青色が美しい「青の洞窟」は爽快なカクテルです。青の洞窟はイタリアのカプリ島の海などをイメージしたものです。家庭でも簡単に作ることができ、すっきり飲めるので食後酒としてもおすすめです。
トマト・ショウチュウ
- リモンチェッロ10cc
- フルーツトマトの果汁(ミキサーにかけたものでもOK)60cc
- 麦焼酎30cc
- ミントの葉適量
- クラッシュアイスにフルーツトマト、リモンチェッロ、麦焼酎を入れて軽く混ぜる。
- ミントの葉を添えたら出来上がりです。
トマト・ショウチュウという名前を聞いてレモンリキュールのカクテルなのに、トマト!?と思われるかもしれませんが、トマトベースのカクテルにレモンは使われるので相性は良いのです。甘さがほしい人は乳酸飲料を加えても美味しくできあがります。
リモンチェッロの作り方
酒屋や通販などで手に入りやすいリモンチェッロですが、元々家庭で作られていたレモンリキュールですから、材料さえ揃えれば誰でも家庭で作ることができます。リモンチェッロの基本的な作り方を紹介しますが、これさえ知っていれば、レモンの分量を増やしたりアレンジも可能です。
用意するもの
- レモン10個
- スピリタス1リットル
- グラニュー糖700g(甘めなら800g)
- 水1リットル
リモンチェッロは家庭で飲まれるレモンリキュールですから、一度に作る量は多めです。今回は3リットルをベースに紹介しています。レモンリキュールで使うのはレモンの「皮」です。レモンの皮は農薬やワックスがついていることがあります。残留農薬などを避けるため、無農薬・ノーワックスのものを使うほうが良いでしょう。
①皮をむく
まず、よく洗ったレモンの皮をむいてください。レモンの皮の内側の白い部分は強い苦味の原因となり、せっかくの爽やかな苦味が台無しになってしまうので、ピーラーなどを使って薄くむいていくのが良いでしょう。ピーラーが無い場合は、可能な限り、包丁で薄くむいてください。
②スピリタスを注いで寝かせる
煮沸消毒をしたビンにむいたレモンの皮とスピリタスを注ぎいれ、蓋をしっかりと閉めてください。その後、1~2週間ほど漬け込むのですが、シンクの下など日陰で保存しましょう。直射日光を避けることが大切です。
③シロップを作る
保存期間が終わったら、皮を漉してください。その後グラニュー糖と水を煮てレモンリキュールの甘さの元となるシロップを作ります。シロップは漉したスピリタスと混ぜるので、しっかり冷ましてください。
④シロップとスピリタスを合わせる
シロップが冷めたらビンに注ぎ混ぜたら出来上がりです。このときしっかりと混ぜることがポイントです。しっかり混ぜれば味にムラがなくなります。1週間ほどで飲めますが、できれば1ヶ月ほど冷蔵庫で寝かせたほうが美味しくなります。
イタリアの有名レモンリキュールを楽しもう!
イタリアでは家庭で普通に飲まれているレモンリキュールですが、日本で人気となったのはここ数年です。巣トレートだけでなく、さまざまな飲み方を楽しむことができるので、買ったものでも、自家製でもレモンリキュールを存分に楽しんでみてください。