リモンチェッロとはどんなお酒?作り方やおすすめの飲み方なども調査!

リモンチェッロというお酒を知っていますか?イタリアで生まれたリキュールなのですが、さわやかで女性でも飲みやすいと今とても注目を集めています。また、レモン系のお酒の中でも圧倒的に支持されているリキュール、しかもリモンチェッロが持つ美容効果にも注目が集まっています。そんな人気を集めているリモンチェッロとはどんなお酒で度数はどれくらいなのか、いつ飲むお酒なのか、おすすめの飲み方は?などを調べてみました。

リモンチェッロとはどんなお酒?作り方やおすすめの飲み方なども調査!のイメージ

目次

  1. 1リモンチェッロってどんなお酒?
  2. 2リモンチェッロが有名になったきっかけは?
  3. 3大きく分けると2種類あるリモンチェッロ
  4. 4おいしいリモンチェッロ3選!
  5. 5リモンチェッロは家庭でも作れる!
  6. 6リモンチェッロのおすすめの飲み方は?
  7. 7リモンチェッロの変わった割り方
  8. 8さわやかなリモンチェッロで楽しい時を

リモンチェッロってどんなお酒?

いまや、レモンリキュールといえばリモンチェッロの名前が挙がるほど、レモンリキュールを代表するお酒となったリモンチェッロですが、いったいどんなお酒なのか知っていますか?もともとはイタリアの一部で飲まれていたお酒でした。

リモンチェッロはレモンの産地として有名な南イタリアで400年以上前から作られている伝統的なリキュールです。もともと南イタリアでは、各家庭の庭に植えていたレモンを収穫し、その皮からお母さんが作っていた家庭的な「イタリアのマンマの味」のお酒でした。そのおいしさから現在ではイタリアで複数のメーカーが作り、世界へと輸出されています。今回はリモンチェッロについて紹介していきます。

飲むタイミングは食前と食後どっち?

イタリアで一般的にリモンチェッロは食後酒として飲まれています。飲み方はストレートがポピュラーですが、実はリモンチェッロはさわやかな見た目や飲み口に反してアルコール度数は高く20度~30度もあります。このお酒を冷蔵庫で近々に冷やして飲むのがイタリアの飲み方。でも、このアルコール度数のお酒をストレートで飲むのはちょっと、というひとはソーダ割りなどでもおいしくいただけます。
 

美容効果がある?

レモンから作られているリモンチェロは、ビタミンCがたっぷり含まれています。ビタミンCには美肌効果が、レモンの皮に含まれているポリフェノールには、老化防止の効果があるといわれている抗酸化作用や脂肪の吸収を抑える効果があるといわれています。おいしいだけでなく、美容の味方でもあるので、お酒好きな女性も罪悪感を感じることなく飲むことができるのでおすすめです。

健康できれいな体作りにも!?

レモンに豊富に含まれているビタミンCには疲労回復効果もあるといわれています。また免疫力を高めるともいわれているので、健康な体作りにはかかせません。リモンチェッロはレモンの皮を大量に使って作られたお酒なので、健康な体作りにも向いているお酒ともいえます。

リモンチェッロが有名になったきっかけは?

おいしくて美容効果も望める、うれしいお酒リモンチェッロですが、有名になったきっかけは観光客でした。イタリアの家庭で作られていたお酒なので、外に出ることはめったにありません。しかし、イタリアにバカンスでやってきた観光客がリモンチェッロを飲み、アマルフィやカプリ島、その後ヨーロッパに広がったといわれています。その後、世界中で知られるようになり、日本でも有名なリキュールとなりました。

大きく分けると2種類あるリモンチェッロ

実はリモンチェッロには大きく分けて2種類が存在します。1つはウォッカなど強い蒸留酒を使ったアルコール度数が高いリモンチェッロ。もうひとつは、製造過程で牛乳や生クリームを加えたクレーマ・ディ・リモンチェッロというものです。クレーマ・ディ・リモンチェッロは普通のリモンチェッロに比べてクリーミーで、アルコール度数も20度以下になるので、飲みやすいのが特徴です。

おいしいリモンチェッロ3選!

リモンチェッロの最大の特徴はなんといってもイタリアの特産品でもあるレモンです。リモンチェッロに使われているレモンが「カンパーニア」や「シチリア」なら最高級のものといえます。中でもカンパーニア産のレモンは薫り高いのです。またレモンの香りを楽しみたいならレモンの割合が高いものを。割合が低めのものはさっぱりとした味わいになります。そしてお酒が弱い人はアルコール度数が低めのものを選ぶとよいでしょう。

おすすめ!代表的なリモンチェッロ:ディ・カプリ

日本で手に入る代表的なリモンチェッロのひとつがディ・カプリです。オーナーのおばあさんが手作りしていたリモンチェッロの作り方をベースに作られています。レモンは自然栽培されたもののみを使用し、添加物などは加えられていません。アルコール度数は32度ですが、芳醇なレモンの香りが特徴的で甘さもあり、まろやかで口当たりのよいリモンチェッロなので初心者におすすめです。

アルコール度数が低いコッポは飲みやすさが特徴

アルコール度数が高いディ・カプリに対しコッポはアルコール度数が24度と低めのリモンチェッロです。このアルコール度数は一般的なリモンチェッロより低いので、お酒の弱い人にはおすすめです。コッポのリモンチェッロも天然のレモンを使用、飲みやすさから、世界各国に輸出されているリモンチェッロです。コッポも昔ながらの伝統的な作り方のリモンチェッロです。

最高峰プロフーミ・デッラ・コスティエーラ・アマルフィ

最高峰のリモンチェッロといわれているのがプロフーミデッラ・コスティエーラ・アマルフィです。アマルフィ産のレモンは生産量が覆うないので希少。そのすがしいレモンから作られたリモンチェッロは香りが特徴でアルコール度数は32度。もちろん伝統的な作り方で作られたリモンチェッロです。適度な苦味と甘みもあり、さすがリモンチェッロという贅沢なリキュールです。

 

リモンチェッロは家庭でも作れる!

元は家庭で作られていたお酒ですから、材料をそろえれば、自宅で作ることができるリモンチェッロ。作り方を知っていれば、アレンジを利かせてオリジナリティあふれるリモンチェッロを作ることができます。基本はレモンの皮で作るのですが、果汁を入れる人もいます。お酒はアルコール度数が95%のウォッカ・スピリタスを使います。このスピリタスがベースになっているのでリモンチェッロはアルコール度数が高いのです。

リモンチェッロの作り方です。よく洗ったレモン7~8個分のレモンの皮、スピリタス500ml、グラニュー糖500g、水500mlを準備します。スピリタスにレモンの皮を漬け2週間ほど寝かせます。その後、グラニュー糖を溶かした水を冷まし、レモンの皮入りのウォッカをよく混ぜ合わせ、1ヶ月ほど冷蔵庫で寝かせたら出来上がりです。

リモンチェッロの作り方で注意してほしいのが、砂糖です。カロリーや栄養価を気にしてグラニュー糖ではなくきび糖などを使おうと思う方もいるでしょうが、リモンチェッロにはグラニュー糖を使ってください。リモンチェッロはレモンの香りとあの黄色が特徴のお酒。きび糖など少し癖のある砂糖類だとレモンの香りが薄れ、色も薄くなってしまいます。

リモンチェッロのおすすめの飲み方は?

リモンチェッロのおすすめの飲み方は、やはりキンキンに冷やしてグイッと飲むことです。キンキンに冷えたリモンチェッロは、レモンのさわやかさ、甘み、適度な苦味を感じることができます。アルコール度数が高いので、ショットグラスなどに注いで飲むのがおすすめです。

ソーダ割りでスッキリ飲む

ショットでストレートを飲むのが苦手な人や、暑いときにおすすめなのが、ソーダで割る飲み方です。ソーダで割ることでアルコール度数も下がりますし、なにより炭酸でスッキリ感が増します。作り方もとても簡単なので、自宅で飲むのにお勧めです。割合はリモンチェッロ1に対し炭酸ソーダは4。氷を入れたグラスに注いで混ぜるだけです。

ジンジャーエールで割る

リモンチェッロはソーダではなく、ジンジャーエールで割ってもおいしく飲むことができます。リモンチェッロ自体に甘さがあるので、ジンジャーエールはキリッとした辛口を使うのがおすすめです。

作り方はソーダ割りと同じで氷の入ったグラスに、リモンチェッロ25mlに対しジンジャーエールを60mlで割ってください。混ぜ合わせたらできあがりです。ピリッと感がほしいときや、ジンジャーの香りを楽しみたいときは、しょうがスライスを1枚プラスしてもおいしく出来上がります。

ガラナで割る

ブラジルで幅広い年齢層に活力の源として愛されているガラナ・アンタルチカ。アマゾン原産のガラナを使った炭酸で、今では日本国内でも通販などで購入することができます。ビタミンCたっぷりなリモンチェッロと活力の源ガラナ・アンタルチカで作ったカクテルは、夏を吹き飛ばす爽快感があるカクテルです。

リモンチェッロ大さじ1、ガラナ・アンタルチカ1本、スライスレモン2~3枚を氷の入ったグラスにいれ混ぜ合わせます。最後にミントの葉を加えれば爽快感も増します。作るときはリモンチェッロもガラナ・アンタルチカもよく冷やしたものを使ってください。

牛乳で割る

リモンチェッロにはクレーマ・ディ・リモンチェッロという牛乳や生クリームが入ったものもありますが、普通のリモンチェッロを牛乳で割る飲み方もあります。リモンチェッロ1に対して牛乳を4にすれば、ほんのりレモンの香りを楽しめるレモン牛乳のできあがり。アルコール度数も低いのでお酒が強くない人におすすめです。リモンチェッロの割合をふやしたり、ホットにしたりと飲み方を楽しめます。

リモンチェッロの変わった割り方

アメリカンレモネードは赤ワインに水やレモンなどを加えたレモネードですが、リモンチェッロを使った飲み方もおすすめのひとつです。作り方も普通のアメリカンレモネードより簡単です。

氷を入れたグラスにリモンチェッロ1、赤ワイン1の割合で注ぎいれます。先にリモンチェッロを入れて後から赤ワインを注ぎましょう。リモンチェッロは濃度があるので下にたまりやすいため、上から赤ワインを注いだほうがきれいな二層になります。飲むときはステアして飲んでください。

スパークリングワインで割る

アメリカンレモネードの赤ワインをスパークリングワインに変えればリモンチェッロのスパークリングワイン割りの出来上がりです。辛口のスパークリングワインを使えば大人の味わいになります。シンプルなのに、スッキリ感と、泡のさわやかさを味わえます。

サングリアにリモンチェッロをプラス

スペインを代表するワインを使ったフルーティーなお酒、サングリア。サングリアは赤ワインや白ワインにレモンやオレンジ、りんごなどを漬け込んだお酒ですが、ここにリモンチェッロをプラスしても美味しく出来上がります。

リモンチェッロ入りサングリアの材料の割合は自由。なぜなら、何をどれくらい入れるか?というのが自家製サングリアを楽しむポイントだからです。ただしリモンチェッロを大量に入れると甘すぎてしまうので、味見しながら加えるのがおすすめです。冷やして飲んでもホットで飲んでも美味しいサングリアが出来上がります。

リモンチェッロモヒート

夏の定番カクテルとして人気のモヒートもリモンチェッロで美味しくさわやかに作ることができます。モヒートらしくグッいく飲み方をおすすめします。

作り方です。リモンチェッロは1tsp、ホワイトラム45ml、ライムジュース15ml、砂糖1/2tsp、ミントと無糖ソーダを適量準備します。グラスにリモンチェッロ、ミント、砂糖、ライムジュースを入れてミントの香りが出るようすりつぶしましょう。その後、氷、ホワイトラム、炭酸の順で注いでください。あとは軽くステアすればできあがりです。ビターな味を好む人は砂糖抜きでもokです。

イタリアの海のような「青の洞窟」

リモンチェッロの産地のひとつ、カプリ島の美しい海や有名な観光地「青の洞窟」をイメージして作られたカクテルがその名もずばり「青の洞窟」です。見た目の美しさもさることながら、飲んでも海にいるようなさわやかさを味わうことができるカクテルなので、おしゃれにリモンチェッロを楽しみたい方におすすめな飲み方です。

青の洞窟の作り方は簡単です。タンブラーにグレープフルーツジュース60cc、リモンチェッロ25cc、ブルーキュラソー15ccを注いで混ぜ、炭酸水(甘みのないもの)を適量加えるだけです。好みでグレープフルーツの皮を添えてもおしゃれです。グレープフルーツはレモンと同じかんきつ類なので、リモンチェッロとの相性も抜群、爽快さを味わえるカクテルです。

青の洞窟のレシピのブルーキュラソーを省くと、リモンチェッロのグレープフルーツジュース割りができあがります。リモンチェッロの割合を青の洞窟より多めにすると、キリッとした味わいになるので、甘さが樹になる人はリモンチェッロの割合を多めにしてください。

さわやかなミントリキュール割り

清涼感たっぷりなミントリキュールのカクテルは、脂っこいものを食べたあとに飲めば油を洗い流しさっぱりします。カラーもブルーグリーンで見た目もさわやかです。

作り方です。リモンチェッロ20ml、ミントリキュール20ml、レモンジュース10ml、アブサン10ml、炭酸適量をシェイクすればできあがりです。シェイカーがない場合は、しっかりとステアしてください。ミントのさわやかさとリモンチェッロの甘さなどを味わえます。見た目もさわやかなので、夏場にはぴったりです。

レモン名産地の名がついたアマルフィ

高級レモンの産地、イタリアのリゾート地アマルフィの名前のついたカクテルがあります。レモンの産地ですから使っているお酒はもちろんリモンチェッロ。イタリアの夕日を思わせる色のカクテルです。

作り方です。リモンチェッロ20ml、カンパリ20ml、ジン20ml、オレンジジュース30mlを氷の入ったグラスに注ぎステアすればできあがりです。好みでスパークリングワインをプラスしてもOK。リモンチェッロの甘みにカンパリの苦味がプラスされ、ロングカクテルですが、大人っぽい味わいのカクテルができあがります。色も濃いオレンジでまるで夕日のようです。

パイナップル風味がおいしい「ララ」

リモンチェッロはパイナップルジュースに混ぜる飲み方もあります。そこにジンを加えて夏っぽいカクテルを作ってみましょう。カクテル名は「ララ」です。

作り方はリモンチェッロ30ml、パイナップルジュース60ml、スパークリングワイン30ml、ドライジン15mlを氷の入ったグラスに注いで軽くステアすればできあがりです。パイナップルジュースとリモンチェッロが入っているので甘そうですが、ドライジンとスパークリングワインですっきりした飲み口になっています。

リモンチェッロ・ロイヤル

リモンチェッロ・ロイヤルはイタリアのスパークリングワインを使って作るショートカクテルですが、ない場合は普通のスパークリングワインでOKです。作り方は、リモンチェッロ30ml、ピーチジュース2ml、冷えたスパークリングワイン適量をカクテルグラスに注ぐだけ。さっぱりしたショートカクテルが出来上がります。暑い日などにおすすめです。

ホットレモネード

リモンチェッロの飲み方はカクテルだけではありません。寒い日に体を温めるのにぴったりなホットレモネードもリモンチェッロで作ることができます。特に冬場はビタミンCが不足しがちなので、リモンチェッロでホットレモネードを作ってビタミンCを補うのもいいでしょう。

作り方です。リモンチェッロ20ml、レモン汁50ml、砂糖(蜂蜜でも可)小さじ2、お湯適量を準備します。リモンチェッロ、レモン汁、砂糖を入れたカップにお湯を注いで混ぜればできあがりです。簡単なのに美味しいホットレモネードの出来上がりです。ホットレモネードはお酒に弱い人にもおすすめです。

ズグロッピーノ

ズグロッピーノとはレモンアイスクリームとウォッカなどの蒸留酒で造る飲むドルチェ、つまりスイーツです。リモンチェッロの材料はレモンとウォッカ。つまり、ズグロッピーノが作れてしまうのです。

 

作り方です。リモンチェッロ50mlにスパークリングワイン100ml、バニラアイスクリーム200g、そしてさらにウォッカを40ml準備し、すべてミキサーにかけてください。よく混ざったら出来上がりです。バニラアイスが入っているので、シェイクのような飲み口、なのにお酒というまさに飲むドルチェが出来上がります。口当たりが良いので飲みすぎになりがちですが、それなりに度数があるので注意してください。

甘酸っぱいフローズンマルガリータ

こちらもまるで飲むドルチェ、リモンチェッロを使ったフローズンマルガリータです。使うお酒はリモンチェッロのみ。普通のリモンチェッロでもおいしくできますが、クレーム・ディ・リモンチェッロだとまろやかになります。ミキサーにかけるだけの簡単な作り方を紹介します。

クレーム・ディ・リモンチェッロ25ml、フローズンストロベリー25g、砂糖8g、氷80gをシェイク状態になるまでミキサーにかけてください。あとはグラスに注げば出来上がりです。イチゴとリモンチェッロで甘酸っぱいフローズンマルガリータの出来上がりです。イチゴはラズベリーに変えてもおいしくできます。

シンプルなフローズンリモンチェッロ

リモンチェッロそのものを味わえるフローズンカクテルです。リモンチェッロ半カップに一般的な大きさの氷10個をミキサーにかけるだけでできあがります。冷たさのなかにリモンチェッロのレモンの香り、甘さ、苦味を存分に楽しむことができます。フローズンなのでついつい量を飲んでしまいがちですが、アルコール度数は高いので気をつけてください。

アフォガードのアクセントに

カフェ・ナポリターノという名前で世界中で飲まれているのコーヒーを知っていますか?。これはコーヒーにレモンを入れた飲み方です。コーヒーにリモンチェッロを入れてもおいしいのですが、少し甘みが出てしまいます。せっかくならスイーツのアフォガードのアクセントにしてみるの飲み方どうでしょうか。

作り方です。バニラアイスクリーム40~50gmを入れたカップに濃いコーヒーかエスプレッソを注ぎいれます。そこにティースプーン1杯のリモンチェッロを加えてください。レモンの風味を楽しみたいならレモンピールを加えてもOKです。一味違う大人のアフォガードが出来上がるのでおすすめです。

さわやかなリモンチェッロで楽しい時を

もともとは家庭で作られていたお酒ですが、こんなにおいしいのだから世界中に広がるのも納得できます。リモンチェッロは工夫次第でいろいろな飲み方ができるリキュールなので、自分好みの味もきっと見つかるはず。リモンチェッロはデザートにも応用できるので、いろいろ試してみてください。

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