ポートシャーロットは初心者向けアイラウイスキー!10年の評判は?
ポートシャーロットは大麦や製造方法にこだわりを持ったスコッチウイスキーです。アイラ島で製造されるアイラモルトに属し、スモーキーなシングルモルトが多い中でも特にヘビーピートのウイスキーです。ブルックラディ蒸留所で製造されています。オークの樽の香りや熟成の芳醇な甘みに加えて潮風の香りもプラスされた独特の味わいが特徴です。癖がある中でもバランスがよく価格が手頃という初心者向けでもあります。そんなポートシャーロットついて紹介します。ポートシャーロット10年などの特徴について、そして評判も紹介します。
ポートシャーロットとは?
ポートシャーロットとはウイスキーの聖地アイラ島で製造されるスコッチウイスキーの一種です。アイラ島のウイスキーはピートを使用したスモーキーさが特徴です。ポートシャーロットはアイラ島にあるブルックラディ蒸留所で製造されています。
ウイスキーの聖地アイラ島
ウイスキーの聖地はスコットランドです。シングルモルトスコッチウイスキーは、世界中で有名なシングルモロツウイスキーばかりです。スコットランドで製造されるウイスキーはスコッチウイスキーですが、その中でもいくつかに分類されます。有名なスペイサイドと並びアイラ島もウイスキーの聖地と呼ばれています。
アイラ島はスコットランドの西側に位置する小さな島です。アイラ島のシングルモルトの特徴はピートと呼ばれる泥炭に火をつけて大麦麦芽を乾燥するためスモーキーな香りや味わいが特徴です。ウイスキー愛好家が一度は訪れてみたいと思う場所の一つです。
ブルックラディ蒸留所
アイル島にあるブルックラディ蒸留所はアイラウイスキーの一つであるブルックラディやポートシャーロットを製造している蒸留所です。ブルックラディ蒸留所は1881年に創業した蒸留所ですが、1994年に創業を中止しました。しかし、ブルックラディ蒸留所の閉鎖を惜しむ人々により2001年に再び創業を開始しています。
アイラモルトの特徴はピートを焚いたスモーキーな香りや味わいです。ブルックラディ蒸留所ではブルックラディやポートシャーロットをブランドとして販売しています。
ブルックラディは誰にでも飲みやすいようにピートを抑えたものでしたが、後発のポートシャーロットはアイラウイスキー特有のピートを惜しみなく使用したヘビーピートタイプのシングルモルトです。ピートらしさを前面に押し出したポートシャーロットはブルックラディ蒸留所の人気商品になっています。
アイラ島の大麦使用シングルモルト
ブルックラディ蒸留所をはじめとあうるアイラ島の蒸留所が製造するウイスキーはスコットランド産100%の大麦を使用しているのが特徴です。アイラ島では、大麦が育つ豊かな土壌があります。大麦の生育に適した気候や環境はウイスキー作りには最適な環境でもあります。
アイラ島のシングルモルトはウイスキーの原料となる大麦の栽培から取り組んでいます。さらにアイラ島の土地を占めるピートと呼ばれる泥炭地湿原を上手に生かしたシングルモルトが自慢です。ポートシャーロットもアイラ島を産地とする大麦と自慢のピートをふんだんに使用したシングルモルトです。
味や香り・色
アイラ島自慢のピートを焚いたスモーキーさがポートシャーロットの最大の特徴です。味や香りは煙臭さの一言に尽きます。まるで燻製を食べているかのような味の錯覚を覚えます。
そして飲み終わった後もしばらく煙臭さが抜けずにとどまるのが特徴です。それだけピートをふんだんに使用していることになります。色はまるでビールのような黄金色の液体がポートシャーロットの特徴です。
ポートシャーロットの新定番は?
ポートシャーロットは新定番のウイスキーを販売しています。ポートシャーロット10年と、ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011です。どちらもこだわりの製法でありアイルモルトらしいスモーキーな味わいです。初心者にも飲みやすい複合的な味が魅力です。
ポートシャーロット 10年
ポートシャーロット10年は限定品から定番商品へと格上げされたウイスキーです。熟成させることでオークの樽から染み出た味わいと甘みの濃度が凝縮され一層美味しく仕上がっています。癖こそありますが、初心者でも馴染みやすいウイスキーであることが特徴です。
ヴィンテージ初の定番商品
ポートシャーロット10年は、公式にブランドとして年数表記を初めて記した定番商品です。今までは限定品として販売していましたが、定番商品として販売され人気になっています。スコットランド産の大麦を100%使用している本格スコッチウイスキーでピートの強さを感じることができます。
10年熟成の深い風味や味わいが魅力のポートシャーロット10年は、スモーキーの癖がありながらもアイラモルト上級者のみならず初心者でも楽しめる味わいになっています。商品開発はユーザーの味覚などに合わせて行われています。今風に仕上げられているところが初心者にも馴染みやすい理由の一つです。
新たなデザインのボトル
再建時にポートシャーロットはボトルのデザインを一新しています。歴史あるスコッチウイスキーは昔ながらのボトルを今でも利用しているのが主流ですが、古くささを感じてしまう一面もあります。ポートシャーロットは新しいデザインのボトルを使用することで斬新さを与えることに成功しています。
グリーンを基調としたボトルは、デザインもラベルもかっこよさを感じます。ウイスキー初心者を見た目で引き寄せる効果もあります。ウイスキーらしからぬ重量感のあるポートシャーロット10年のボトルをバーで前面に配置していれば、ボトルのかっこよさに惹きつけられる要素も持っています。
樽の構成や度数に価格
ポートシャーロット10年の樽の構成は、アメリカンオーク樽65%、セカンドフィルのアメリカンオーク樽10%、セカンドフィルのフレンチワイン樽25%となっています。アルコール度数は50度です。
ウイスキーブームの到来からアイラウイスキーは高騰化しています。熟成もののウイスキーは年数がかかるため簡単に大量生産することはできません。そのため価格が高く手に入れにくいのが現状です。しかしポートシャーロット10年は、価格が比較的安いのが特徴です。初心者でも飲みやすいお手頃価格なのがポイントです。
色や味わい
黄金色をしたポートシャーロット10年はスモーキーさが前面に立つ味わいが特徴ですが、柔らかさと繊細さを同時に感じることができます。熟成させただけありオークの樽から染み出た甘さが口の中全体を包みます。バランスのとれたフレーバーは初心者でも馴染みやすい味わいです。
フィニッシュと特徴
スモーキーさが最初から最後までつきまとう中、しつこさを感じないのがポートシャーロット10年の特徴です。オークの樽の質の高い深みが全体を覆い、熟成の甘みもこれに追加されます。スモーキーさをベースとした中で何層にも分かれた深い味わいが同時に楽しみながらフィニッシュを迎えることができます。
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011は白ワインのようなウイスキーですが、味はスモーキーでかすかに塩味が加わる独特な味わいです。こだわりの大麦を原材料にしている人気のウイスキーですが、手頃な価格で入手できるのが最大の魅力です。
アイラ島の3軒の農家の大麦
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011はアイラ島にある3軒の農家の大麦を使用しているアイル島産大麦100%使用のウイスキーです。大麦農場はダンロシット、キルヒアラン、サンダーランドの3農場で大麦の種類はオックスブリッジ、パプリカンを使用しています。
樽の構成や度数に価格
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011の樽の構成はファーストフィル・アメリカンウイスキー樽75%、セカンドフィル・ワイン樽25%の構成比です。アルコール度数は50度です。ポートシャーロット10年同様にアイラモルトの高騰化の中、手頃な価格で購入できるウイスキーです。
色や味わい
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011は、オークの甘い味わいと麦の味を感じることができる味わいが特徴です。海沿いの蒸留所で製造されたため潮の味わいもかすかに楽しめます。両方が合わさり塩キャラメルを食べているかのような味わいが特徴です。色は白ワインのような色合いです。
フィニッシュ
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011のフィニッシュはピートのスモーキーさと塩味さが残ります。浜辺でたき火を楽しんだ後のような雰囲気を残すことができます。アイラらしい情緒ある雰囲気を醸し出しているウイスキーです。
ポートシャーロットの評判
ポートシャーロットはウイスキー上級者から初心者まで楽しめるウイスキーです。SNSには多くの評判が上げられています。バランスと深さのある複雑な味わいがどのユーザーも満足させています。
ポートシャーロット 10年
#ポートシャーロット 10年[2004] ★7
— ひとくちウイスキー (@hitokutiwhisky) October 13, 2018
香:モルティでピーティ。ルビーポート、赤ぶどう、ドライベリー、オレンジ、バナナの皮。たこわさ、ミント、鉄粉、スモークチーズ、焼いた草。度数や若さはあまり感じない。
味:フルーティで複雑な甘さと鉄のような冷たい苦さ。スモーキーでパワフル。複雑。 pic.twitter.com/Wy4EPDy4gI
ポートシャーロット10年にはたくさんの口コミが寄せられています。スモーキーさに加えてパワフルさがあり、フルーティな味が魅力的という、癖がある中でもやみつきになる美味しさについての評判が多いのが特徴です。
安定した美味しさ。でも飲むたびに感じる味わいが変わる「ポートシャーロット10年」
— さぁ飲みましょう (@2KLao0WALcxiMYt) May 10, 2019
たぶん食べてるものや温度で、浮かび上がりやすい香りが変わってるんだろうなぁ。こういうのを一発で味わいわける(かぎ分ける)プロの方々は、本当に凄いと思う。
要約すると「いつも新しい発見があって美味い」 pic.twitter.com/YrcAKCchSs
ポートシャーロット10年は安定した美味しさであり、飲むたびに味わい深さを感じるといった評判も数多く寄せられています。ウイスキー好きでもいつも新しい発見があると評価しています。
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011
バーのマスターが言ってた「モルトは年数じゃない」は、スペック厨の俺に効く。ポートシャーロット アイラ・バーレイ 2011旨かった。
— NULLと金時 (@Lurker1477) March 16, 2019
ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011も美味しいと評判の口コミが多数あります。ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011とポートシャーロット10年では全く違う味が楽しめるなど、ウイスキーの味を楽しめる点についても評価されています。
僕、馬鹿舌なんですけどブルックラディ蒸溜所はオクトモア08.3が初めてなんですが、麦の甘みと、草とか土の香りの余韻が素晴らしい、とても良いウイスキーだと思います。
— 🍃なおえもん🍃カワカレぱるるん応援団 (@Buta_Emon3647) March 12, 2019
最近、ポートシャーロット アイラ・バーレイ2011と、10年飲みましたが、オクトモアにも通ずる味わいで、物凄く好みです!!
ウイスキー好きにはポートシャーロット アイラ・バーレイ2011がおいてあるバーを探すのが大変という声も上がっています。一度飲めば病みつきになり、余韻に浸ることができるウイスキーと評価されています。
伝統の味わいのポートシャーロットは初心者向け
ポートシャーロットはスコッチウイスキーの一種です。ボトルの斬新さや大麦のこだわりなどから個性ある中でも特に美味しいウイスキーと人気です。スモーキーさの中に甘みや深みを感じることができ病みつきになる美味しさです。価格やバランス面も考慮すると初心者向けのスコッチウイスキーです。