2019年02月16日公開
2024年09月04日更新
バナバ茶の効果・効能!ダイエットに期待できる成分が豊富なお茶!
バナバ茶というお茶を知っているでしょうか?フィリピンなどの熱帯地方でよく飲まれているお茶で、最近では日本でも話題になり、店頭でも購入できるようになりました。実はバナバ茶は肥満や便秘解消、アンチエイジングなどに効果があり、健康や美容に良いだけでなくダイエット効果も期待できる今注目のお茶です。そこで今回はそんなバナバ茶について、どんな味でどんな特徴があるのか、ダイエットや美容に良い効果効能、正しい飲み方や副作用についてまで詳しく紹介していきます。
バナバ茶とは?
バナバとは?
バナバとは、東南アジアから北オーストラリアまでの熱帯地域に生息しているミソハギ科サルスベリ属の落葉の樹木です。和名はオオバナサルスベリといい、日本で夏に咲くサルスベリと同属になります。高さは5~20mほどにもなり、濃緑色の卵型の大きな葉が付いています。淡いピンク色から紫色に変わる美しい花を咲かせるので、観賞用に庭に植えられることも多くあります。古くから健康薬として利用されてきました。
原産国
バナバ茶はインドネシアやフィリピンなどの東南アジアやオーストラリアに生息しており、特にフィリピンでは1500年以上も昔から「女王も手の届かぬ神木」と伝えられて薬として飲まれていました。今ではフィリピンのあらゆるところに生息し、観賞用や薬用として使用されており、一部の地方では煮出した葉や種を食べることもあります。日本には10年ほど前から輸入されるようになりました。
味や香りの特徴
バナバ茶の味の特徴は、基本的にあっさりして口当たりが良く、美味しくて飲みやすい味と感じる方が多いという特徴があります。中には「独特なクセがあるけど飲んだ後はすーっと消えていく」と感じる方もいるようです。「十六茶や爽健美茶にやや渋みを加えたような味」と感じる方もおり、飲み方や好みによって味の感じ方や特徴のとらえ方に違いが出るようです。
バナバ茶の香りの特徴は、草木のような香りがしますが、漢方のようなクセのある香りや強い苦みはないので、リラックスしたいときに飲むのに適したお茶といえます。
購入方法
バナバ茶は、お店によってスーパーやドラックストア、健康食品店などで購入することができます。また通販でも購入することが出来るので、探す手間が面倒だったり確実に手に入れたい場合は通販で購入するのがおすすめです。どのバナバ茶がいいか口コミを参考にして選ぶこともでき、通販ショップによっては定期的に届けてくれる便利なシステムもあります。
バナバ茶の効果効能【ダイエット編】
緩下作用と利尿作用
バナバ茶には他の茶葉と比べてもカリウムの栄養成分が豊富に含まれています。カリウムの働きで、血液中の余分な水分や老廃物も尿として排出される利尿作用が高くなり、血液成分が改善されて肝臓の機能も向上します。またバナバ茶は食物繊維や亜鉛、マグネシウムの栄養成分も豊富で、ゆるやかに便通をつける働きである緩下作用もあります。
この緩下作用と利尿作用が高まることで、尿や便と一緒に老廃物が排出されて新陳代謝が活発になり、むくみ改善やデトックスの効果効能が期待できます。
肥満の解消
バナバ茶は、コロソリン酸という栄養成分を豊富に含んでいます。コロソリン酸は一般的に茶葉には含まれていない成分で、コロソリン酸にはアディポネクチンという成分が含まれています。アディポネクチンはインスリンと同じような働きをして、血糖値を下げる効果効能があることが発見されています。
インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に分配する働きがありますが、インスリンが少なくなるとブドウ糖の吸収が弱まり血液中にたまって、血糖値が高くなります。コロソリン酸に含まれるアディポネクチンはインスリンと同じような働きをするので、ブドウ糖を吸収する働きを促進させる作用を持っています。このためコロソリン酸は血糖値が上昇するのを抑制してくれるので、糖尿病の予防や改善に効果効能を期待できます。
血糖値の上昇が抑制されることで、糖が脂肪として蓄えられるのを抑えることができて、痩せやすい体になります。また脂肪の燃焼を促進する働きもあることから、肥満予防や改善に効果効能を発揮するので、ダイエットに向いているお茶といえます。
便秘解消
バナバ茶には食物繊維の栄養成分が豊富に含まれています。バナバの葉にはサツマイモの15倍もの量になる食物繊維が含まれているので、バナバ茶にしても多くの食物繊維を含みます。食物繊維が食べ物と一緒に腸まで届くと、消化吸収の速度がゆっくりになります。大腸に乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が増える環境を整えて腸内環境を健康な状態にします。
さらに大腸を刺激して腸内の老廃物の排便を促して便通を調え、便秘解消の効果効能を発揮します。また悪玉コレステロールを減少させたり、ブドウ糖の吸収を抑えたりなど生活習慣病の予防にも効果を発揮します。
バナバ茶の効果効能【美容編】
美肌効果
バナバ茶には亜鉛が豊富に含まれています。バナバ茶に含まれる亜鉛の量は、ルイボスティーの約6倍にもなります。亜鉛が不足すると、肌がカサカサになりくすみの原因にもなります。亜鉛は骨や皮膚、脳などに関わる酵素の材料であり、体内で作り出すことができないため食事から摂取しなければいけません。皮膚や髪は新陳代謝のペースが速く、亜鉛を積極的に摂ることで美肌や美髪などの美容効果を期待できます。
また亜鉛はビタミンAの代謝を促す働きがあり、ビタミンAの抗酸化作用を促します。ビタミンAが不足すると視力の低下や肌の乾燥、免疫力の低下などになりやすくなるため、ビタミンAを増やすことで美肌効果もアップします。
デトックス効果
バナバ茶には、カリウムによる利尿作用や食物繊維や亜鉛、マグネシウムによる緩下作用、豊富な食物繊維による便秘解消が期待できます。これらの相互作用が働くことで過剰な水分や体内の老廃物が排出されて、デトックス効果を得ることができます。デトックス効果により新陳代謝が活発になり、痩せやすい体が作られるため、健康や美容に良くダイエットにも効果的です。
アンチエイジングケア
バナバ茶にはタンニンの栄養成分が豊富に含まれています。タンニンは抗酸化作用を持つポリフェノールの一種であり、酸化によって細胞が劣化するのを防いだり、コレステロール値を下げて血圧を安定させる働きがあるため、糖尿病や生活習慣病の予防にもつながります。
抗酸化作用により肌の酸化が抑えられて新陳代謝が活発になり、美白やアンチエイジングの効果効能を発揮するので、美容やダイエット効果をアップさせる期待ができます。またバナバ茶にはカルシウムやマグネシウム、亜鉛などのミネラルがたくさん含まれています。亜鉛はしみや湿疹の改善に効果があり、美容やアンチエイジングの効能を期待できます。
バナバ茶の副作用と正しい飲み方
副作用はない?
バナバ茶には特にこれといった副作用はありませんが、血糖値を下げる働きがあることから血圧降下剤を一緒に飲んだり大量に摂取したりすることは避けた方がよいでしょう。一度に大量に摂取すると低血糖になり、めまいや疲労感を感じることがあります。1日数回に分けて飲むようにしましょう。また低血糖の方は大量に飲むのも避けた方がよいです。糖尿病の方は、病院で相談してからバナバ茶を飲んだ方がよさそうです。
また、まれにバナバ茶にアレルギーがある人がいるので、初めて飲む場合は様子を見ながら少しずつ飲んだ方が良さそうです。
食後がおすすめ
バナバ茶には血糖値を下げてくれる働きがあるので、食後に飲むのがおすすめです。1日3回を目安に、1回200ml程度がよいでしょう。一気に大量に摂取しなければ、これ以上飲んでも特に体に害はありません。特に食べ過ぎてしまったときにも、飲めば血糖値を下げて糖が脂肪として蓄えるのを防いでくれるので、ダイエット効果も得られます。
ノンカフェインで寝る前も飲める
バナバ茶はノンカフェインであり、飲みすぎてもカフェインを摂り過ぎるということもなく、寝る前でも安心して飲むことができます。ただしバナバ茶を飲んでるからと、一度に大量の食事を摂ったり、栄養に偏りのある食事をしてしまうと、ダイエットの効果はなくなってしまいます。バナバ茶を飲みながら、バランスの取れた食生活と適度な運動を心がけましょう。
バナバ茶でキレイにダイエットしよう!
いかがでしたか?フィリピンなど熱帯地域でよく飲まれているバナバ茶について、その味や特徴、美容やダイエットにどんな効果効能があるのか、バナバ茶の副作用や正しい飲み方について詳しく紹介してきました。
バナバ茶はさほどクセがない味で、草木の香りがするのでどちらかいえば飲みやすい特徴があり、便秘解消や肥満解消、美肌効果、デトックスやアンチエイジングケアなど、健康だけでなく美容にもさまざまな効果効能を発揮する優れたお茶でした。こちらの記事を参考にして、ぜひバナバ茶を飲んでみて体の内外からキレイになりながら、上手にダイエットに取り入れましょう!