2019年05月24日公開
2024年09月15日更新
ヤーコン茶の効能は?ダイエット効果もある?おすすめ商品といつ飲むかも解説
ヤーコン茶の効能にはどのようなものがあるのでしょうか?ヤーコン茶の効能にはダイエット効果があると言われていますが、ヤーコン茶はいつ飲むとダイエット効果を得やすいのか、いつ飲むかによって効果や効能の違いはあるのでしょうか?またヤーコン茶は自分で作ることもできますが、どのような作り方なのかについても詳しく紹介していきます。ヤーコン茶の様々な効果や効能について見ていきます。あわせてヤーコン茶のおすすめ商品も紹介しますので、ぜひヤーコン茶選びの参考にしてみてください。
目次
ヤーコン茶とは?
ヤーコン茶とは健康茶の1つで、ダイエットをはじめとした様々な効果や効能を得られるお茶のことを言います。馴染みのないお茶のため、ヤーコン茶と言われてもどんなお茶なのかわからない方も多いのではないでしょうか?
今回はヤーコン茶とはどんなお茶なのか、どんな効能があるのか、またダイエットのために飲むならいつ、どのタイミングで飲むのがいいのか、ヤーコン茶の作り方に至るまで詳しく見ていきます。ぜひ参考にしてみてください。
ヤーコンとは?
ヤーコンとは、南米アンデス産のキク科の根菜のことを言います。見た目がとてもさつまいもに似ていますが、生でサラダとして食べることもできる根菜です。ヤーコン自体はシャキシャキとして甘みがあるので、「畑のナシ」とも呼ばれ果物のナシのような風味があります。
サラダや炒め物といったレシピにもヤーコンは活用されます。栽培方法も簡単で、害虫の心配も少ないので、比較的簡単に育てることができる根菜と言えます。
成分
ヤーコンはダイエットにも役立つ根菜と言われていますが、具体的にはどのような成分が入っているのでしょうか?またどのような成分が、ダイエットに有効なのか詳しく見ていきましょう。ぜひ参考にしてみて下さい。
食物繊維
ヤーコンには、100gあたり2.6gの水溶性食物繊維が含まれています。この水溶性食物繊維は、糖の代謝やコレステロールの調整の役割があると言われています。水溶性食物繊維は、体内にある余分な脂肪や糖を体外へ排出する働きがあるため、これがダイエットに効くと言われるのです。
またこの水溶性食物繊維は、この後に紹介しますがフラクトオリゴ糖と一緒に摂ると、さらに効果を得やすくなる特徴があります。そのため食物繊維とフラクトオリゴ糖が豊富に入っているヤーコンは、ダイエットにおすすめの食品と言われ、ダイエットをしたい方には特に人気の高い野菜となっています。
ポリフェノール
ヤーコンの皮や皮の近くに、ポリフェノールが豊富に含まれています。ポリフェノールは赤ワインに多く含まれていることは知っている方も多いかもしれませんが、ヤーコンに含まれているポリフェノールはこれに匹敵する量とも言われます。
ポリフェノールには抗酸化作用があるため、老化防止や動脈硬化防止、このほかにも生活習慣病予防といった効能があるとも言われています。ヤーコンに含まれているポリフェノールには、クロロゲン酸があります。このクロロゲン酸は美容や、糖尿病予防の効能もあります。
フラクトオリゴ糖
ヤーコンにはフラクトオリゴ糖も含まれています。このフラクトオリゴ糖とは、腸内環境を整えるために大変役立ちます。フラクトオリゴ糖は腸内のビフィズス菌の餌となり、ビフィズス菌が増える手助けをします。腸内にビフィズス菌が増えると、腸内環境を整える効能が高まり、結果的に腸内環境が整う=便秘改善や美肌効果をもたらすのです。
またフラクトオリゴ糖は、体内で糖として吸収されにくい性質を持っています。そのため血糖値の上昇にもつながらない他、砂糖よりも虫歯になりにくい糖質とも言われています。フラクトオリゴ糖は摂取の時間を選ばないため、いつ摂ってもOK、妊娠中や子供でも安心して食べることができる栄養成分です。
味わい
ヤーコンはナシのような甘さがある根菜です。シャキシャキとした歯ごたえがありますが、フラクトオリゴ糖の甘さもあることから、昔から野菜というよりも果物に近い野菜として親しまれてきました。しかしヤーコンはアクが強い野菜なので、サラダとして食べる前にはアク抜くをしてから食べると良いでしょう。
ヤーコン茶に期待できる効能
ヤーコン茶に含まれている成分を紹介しましたが、それらの成分は、私たちにどのような効能をもたらしてくれるのでしょうか?ヤーコン茶で得られる効能について詳しく見ていきましょう。
血糖値や血圧を下げる
血糖値や血圧を下げる効能もヤーコン茶はあります。日本では糖尿病や高血圧といった生活習慣病が多くなっていますが、ここでヤーコン茶が活躍します。ヤーコン茶にはインスリンと同じような働きをする成分が含まれています。
その成分とは、フラクトオリゴ糖とポリフェノールの一種であるクロロゲン酸です。フラクトオリゴ糖には、食後の血糖値の上昇速度を緩やかにする働きがあり、クロロゲン酸には血糖値の安定化を図る働きがあるとされています。こういった働きから、血糖値を下げたり血圧を下げる働き=糖尿病や高血圧予防につながります。
またヤーコン茶に含まれるフラボノイドやテルペン類も、血糖値を下げる効果があります。こういった成分の効能が糖尿病の予防に役立つと言われています。
美肌効果
ヤーコン茶には食物繊維が多く含まれています。ヤーコン茶の食物繊維は水溶性です。水溶性の食物繊維の特徴は、水に溶けやすい性質を持ち、水に溶けるとゲル状になることです。腸内環境を整える働きがあるため便秘の改善とともに、老廃物を排出することにもなるので、結果的に美肌効果をもたらすと言えます。
またこの他にもヤーコン茶には、ビタミン類が豊富に含まれていること、カルシウムやカリウム、茶カテキンやテルペンといった様々な栄養素が含まれているため、ダイエットだけでなく美しい肌や、すべすべな肌作りに役立つと考えられているため、とくに女性には嬉しい効果があると言えそうです。
抗酸化作用
ヤーコン茶にはポリフェノールも含まれています。このポリフェノールには抗酸化作用があります。ポリフェノールと聞くと赤ワインに入っていることはよく知られていると思いますが、ヤーコンに含まれているポリフェノールの含有量は、赤ワインと同程度です。
ポリフェノールには活性酸素を除去する働きがあるため、生活習慣病予防に役立ちます。とくにポリフェノールの中のクロロゲン酸、カテキンはガン抑制効果があるとされています。日々の生活習慣病予防に役立つヤーコン茶を、ぜひ習慣的に飲むようにしてみてはいかがでしょうか?
ヤーコン茶のダイエット効果
ヤーコン茶にはダイエット効果があると言われていますが、どのような効果がダイエットにつながるのでしょうか?
脂肪燃焼効果
ヤーコン茶はヤーコンの葉や茎を使用しますが、この葉や茎にはクロロゲン酸が多く含まれています。このクロロゲン酸には脂肪燃焼効果があると言われています。そのためダイエットをしたいと考えている方には、ヤーコン茶はおすすめです。
またヤーコン茶には脂肪を素早くエネルギーに変え、血糖値を下げることによって痩せやすい体へと変えていくことができます。痩せやすい体になる=ダイエットが成功しやすいと言えるでしょう。
便秘解消
ヤーコンには水溶性食物繊維が含まれているため、このヤーコンを使って作られたヤーコン茶にも同様に水溶性食物繊維が含まれています。この水溶性食物繊維は、便秘解消の効能があります。またヤーコン茶には食物繊維だけでなく、フラクトオリゴ糖も重要な役割を担っています。
フラクトオリゴ糖にも腸内環境を整える働きがありますが、食物繊維とフラクトオリゴ糖を一緒に摂るとさらに効果が得やすくなると言われています。食物繊維とフラクトオリゴ糖によって腸内環境を整えながら、体内にある余分な脂肪や糖を排出するため、便秘解消につながると考えられます。
デトックス効果
ヤーコン茶には、水溶性食物繊維とフラクトオリゴ糖という成分があります。この2つの成分がデトックス効果をもたらします。水溶性食物繊維は、体内にある有害物質などをドロドロなゼリー状にして、体外へ排出することができます。そのためデトックス効果が働き、体内にある老廃物を出すことができるようになります。
体内のデトックスができると体がすっきりすることができるとともに、ダイエット効果、美肌効果も同時に得やすくなると言えます。体内環境を整えることができるヤーコン茶は、ぜひ日々のお茶代わりに飲むと良いでしょう。いつ飲むと効果が得やすいのかは、このあと紹介します。
ヤーコン茶の作り方と飲み方
ヤーコン茶は様々な効果や効能を得られるお茶であることがわかりましたが、自分でもヤーコン茶を作ることができます。ここではヤーコン茶の作り方とおすすめの飲み方、いつ飲むとダイエットなどに効果的なのか紹介していきます。いつ飲むかによって、効能の得られ方に違いがあるのでしょうか?
作り方
ヤーコン茶は市販で購入することもできますが、自宅でも作り方を覚えればお手製のヤーコン茶を作ることができます。ヤーコン茶の作り方は、どのような工程なのでしょうか?ヤーコン茶は苦みも感じやすいお茶ですが、作り方や飲み方によって苦みを抑えることはできるます。詳しく作り方と飲み方を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
茶葉の作り方
ヤーコン茶の茶葉の作り方は、まずは必要なヤーコンの葉と茎を準備するところから始めます。必要なヤーコンの葉と茎を準備したら、よく水洗いをしてきれいにしましょう。きれいになった葉や茎は、5~10分程度蒸らします。蒸したあとは粗熱をとり水気をよく切ります。
これをザルなどに重ならないように並べ、2~3日程度天日干しをします。乾燥が不十分だと保存の際に、茶葉がすぐにカビてしまう可能性が出てきます。天日干しをしたヤーコンの葉や茎は、150度くらいのオーブンでしっかりと焼き上げます。これを乾燥材と一緒に密封容器に入れれば、ヤーコン茶葉の完成です。
茎を一緒にお茶にする
ヤーコン茶葉の作り方で、1点注意点があります。ヤーコン自体は甘みのある根菜ですが、ヤーコン茶はヤーコンの葉を使って作るので、苦みがあるお茶と言われています。これはヤーコンの葉に苦みがあるからです。この苦みを軽減させるためには、ヤーコン茶葉を作る際に、葉だけでなく茎も一緒に茶葉にする作り方がおすすめです。
葉と茎を混ぜて作ることで少し苦みが軽減できます。ぜひ葉と茎を混ぜてヤーコン茶葉を作り飲みやすいお茶にすると、継続して飲み続けやすくなるのではないでしょうか?
お茶の淹れ方
茶葉を作ったら、ヤーコン茶はどのようにしていつ飲むと良いのでしょうか?ヤーコン茶の飲み方のポイントは、茶葉をよく蒸らすことです。しっかりと茶葉を蒸らすことで、ヤーコン茶に含まれている様々な栄養成分が出てきて、より効果を得やすくなるでしょう。
ヤーコン茶の飲み方は、まず急須にヤーコン茶葉を一つまみ入れます。ここに熱湯を上からかけて1~2分程度茶葉を蒸らします。これでヤーコン茶の完成です。しっかりと蒸らして栄養素のたくさんとれるヤーコン茶を飲んでください。
苦味を抑える飲み方
ヤーコン自体は甘みのある根菜ですが、ヤーコン茶は苦みのあるお茶と言われています。そのためヤーコン茶が飲みにくいと感じる人もいるようです。そんな方はヤーコン茶の苦みを抑える飲み方があります。ヤーコン茶はダイエットにも有効なお茶ですが、苦みを抑えて続けるためにはいくつかの方法があります。
苦みを抑えるには、ヤーコン茶の作り方を調整しましょう。煮出す時間を少し短くしたり、ヤーコン茶を水やお湯で薄める作り方です。また緑茶の茶葉と一緒にヤーコン茶を煮出したり、煮出した後のヤーコン茶にウーロン茶を混ぜて飲むと、苦みが軽減され飲みやすくなります。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
ヤーコン茶はいつ飲む?飲みすぎた場合は?
ダイエットや便秘解消、デトックス効果といった様々な効能が得られるヤーコン茶ですが、それらの効能を最大限に得るためには、いつ飲むのがいいのでしょうか?また飲みすぎてしまった場合は、何か対策はあるのでしょうか?それではヤーコン茶をいつ飲むと良いのか、さっそく見ていきましょう。
飲むタイミング
ヤーコン茶はノンカフェインのお茶なのでいつ飲んでも問題はありませんが、おすすめの時間帯は、朝起きてすぐ、またはお風呂に入る前です。この時間帯に飲むことで、より老廃物が排出されやすくなります。しかし、寝る前に飲んでしまうとむくみの原因になったり利用作用が働きトイレが近くなる場合があるので、気をつけましょう。
ヤーコン茶はノンカフェインのため、寝る前に飲んでも目がさえてしまうといったことはなく、また妊娠中の方やお子さんでも安心して飲むことができます。家族みんなで飲むことができるヤーコン茶は、朝すぐに飲むようにしてみてもいいかもしれません。いつ飲むようにするかは、体調などを検討しながら決めると良いでしょう。
飲み過ぎによる副作用
ノンカフェインの飲み物なので、特別な副作用があるという報告はありません。しかし、ヤーコン茶を飲みすぎてしまうと下痢になってしまう可能性があります。そのため様々な効果や効能があるヤーコン茶ですが、適量を飲むようにしないと、逆効果になってしまうので気を付けて飲むようにしましょう。
また普段から通常の排便ができている場合にも、飲みすぎるとお腹をこわし下痢になることもあるようです。ヤーコン茶には様々な効能があるため、それらの効能を最大限に得るためにたくさん量を飲めばいいと考える方もいるかもしれませんが、飲みすぎは体調を崩す可能性があるため、調整しながら飲んでください。
アレルギーなどがある場合
何かアレルギーを持っている場合は、すぐにヤーコン茶に挑戦はせず、少量のヤーコンを食べてみて様子を見るようにすると良いかもしれません。もしくはアレルギーを持っている場合は、ヤーコン茶の飲用は控えたほうがいい場合もあります。
何かアレルギーを持っている場合、アナフィラキシーショックを起こしたという報告も何件かあるので、注意が必要です。それでもダイエットや体質改善、健康維持のためにヤーコン茶に挑戦してみたいと思った場合は、事前にかかりつけ医に相談して、許可が出てから飲むようにすると良いでしょう。
ヤーコン茶のおすすめ商品
様々な効果や効能を得られるヤーコン茶ですが、市販で購入できる商品も多数あります。ここではおすすめのヤーコン茶を5つ厳選して紹介します。ヤーコン茶は自宅で作ることができるお茶ですが、市販のものはティーバッグになっており、大変便利です。ぜひ紹介した商品も参考にして、ヤーコン茶に気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか?
オリヒロ「ヤーコン茶100」
オリヒロのヤーコン茶は、ヤーコンの葉と芋の部分を2対1の割合で配合しています。ティーバッグのため簡単に作ることができますが、煮出した後にそのまま入れておくと苦みが強く出てくる可能性があるため、出来上がった後はすぐにティーバッグは取り出すようにした方が良いでしょう。
口コミには香りにクセがあるといったものが多数あります。しかしヤーコン茶を飲むことによって、血糖値が下がった、便秘が改善されたといったものもあります。ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか?
株式会社共栄のヤーコン茶
株式会社共栄のヤーコン茶は、飲みやすさに定評があります。ヤーコン茶は苦みもあるため慣れない方は飲みづらいと感じることが多いですが、株式会社共栄のヤーコン茶は、味も美味しく飲みやすいとの口コミもあります。
苦みを軽減する飲み方として、ほかのお茶とブレンドして飲むことを紹介しましたが、こちらの商品は最初からブレンドされているため、ヤーコン茶に慣れていない方も飲みやすいのではないでしょうか?ヤーコン茶は様々な効能が得られるお茶ですが、飲みやすさもプラスされているため継続して続けたい方におすすめの商品です。
国産の手作り ヤーコン茶
国産のヤーコン茶は人気が高いようです。便秘の解消に役立ったという口コミもあります。味も飲みやすく続けるのに抵抗がないという口コミもあるので、ぜひ1度試してみてはいかがでしょうか?
健康維持をするためには、継続してヤーコン茶を続ける必要がありますが、こちらの商品は値段も手ごろであるため購入しやすく、継続しやすいです。ダイエットやその他様々な効能を得るためには継続が必要となりますので、おすすめです。
山年園限定のヤーコン茶
山年園限定のヤーコン茶は、国産でなおかつ無農薬のため、安心安全に飲むことができると評判が高い商品です。開封後は早めに飲むようにした方が良いですが、開封前であれば製造日より12か月程度日持ちがします。
長時間に出していると苦みが強くなるので、好みの濃さになったら早めにティーバッグは取り出すようにすること、また苦い場合はウーロン茶などほかのお茶とブレンドして飲むと、飲みやすさがアップします。
「全薬工業」養生食品 ヤーコンスーパー
出典: https://wowma.jp
「全薬工業」養生食品のヤーコンスーパーは、飲みやすくすっきりとした味わいであるという口コミがあります。またお湯だけでなく冷水でも溶けやすいため、温かいヤーコン茶でも冷たいヤーコン茶でもどちらでも美味しく飲めるためおすすめです。
紅茶のフレーバー付きのため、甘みを感じる作りになっているため、通常のヤーコン茶よりも飲みやすくなっています。しかし、甘い風味にクセを感じる方もいるかもしれません。
ヤーコン茶をダイエットや健康維持に活用
ヤーコン茶はダイエットをはじめとした様々な効能があり、飲み続けると健康維持に役立つお茶であることがわかりました。市販のヤーコン茶ももちろんのこと、自宅でヤーコン茶を手作りすることもできます。ヤーコン茶はノンカフェインのためいつ飲んでも大丈夫ですが、利尿作用や整腸作用があるため、夜飲むよりは朝飲む方が良いかもしれません。
自分の体調やサイクルに合わせて、いつ飲むか検討してみてはいかがでしょうか?ヤーコン茶はいつ飲んでも様々な効果や効能を得られるお茶ですので、健康維持のためにぜひ飲んでみてください。