2019年01月21日公開
2024年08月28日更新
サングリアの度数は?名前の由来から作り方・飲み方まで調査!
サングリアはスペイン発祥で赤ワインをベースに果物や香辛料などを漬け込んで作るお酒で、日本のスーパーでも購入可能で度数も含めで飲みやすいため女性に人気です。また、サングリアは基本的に赤ワインを使って作りますが、ロゼワインや白ワインを使って作られることもあります。サングリアを手作りすることも可能ですが、作り方によっては酒税法に抵触してしまう可能性があります。今回はサングリアの作り方から名前の由来、飲み方や度数、カロリーといった特徴などを紹介していきます。
サングリアの度数や特徴を詳しく知りたい!
甘めのお酒でワインなどのお酒が苦手な人でも気軽に飲めて人気なサングリアですが、サングリアとはどのようなお酒なのでしょうか。まずは、サングリアがどのようなお酒なのか注目していきます。
サングリアは赤ワインベースのおしゃれなお酒
サングリアとは、スペインやポルトガル周辺でよく飲まれている赤ワインをベースに作られたお酒です。赤ワインにオレンジやレモン、リンゴなどの切った果物やシナモンなどの香辛料に、砂糖やはちみつなどの甘味料などを加えて漬け込んで作られます。果物の果汁などが赤ワインに加わることによって赤ワイン独特の渋みが無くなるため、ワインが苦手な人でも非常に飲みやすいのが特徴です。
また、通常は赤ワインで作られるサングリアですが、白ワインやロゼワインで作られることもあります。白ワインやロゼワインで作られたサングリアは赤ワインとまた味わいなどが異なり、ロゼワインや白ワインで作ったサングリアのほうが好きという人も多くいます。
サングリアの度数
赤ワインの渋みが抑えられることによって飲みやすくなったサングリアですが、サングリアのアルコール度数は作り方によって大きく変わってきます。通常の市販されているサングリアのアルコール度数は8%から12%と普通のワインと度数が変わらないものもあります。
また、作るときに果汁や炭酸水などを加えることによってアルコール度数を下げることもできます。このように自分好みに度数を調整できるのもサングリアのいいところでもあります。
サングリアの名前の由来
ワインにフルーツや香辛料などを漬けこんで作られるスペイン発祥のお酒サングリアですが、サングリアという名前の由来は出血や流出といった意味をもつスペイン語の「sangria」が語源とされています。基本的には赤ワインを使って作られれるため、その色とキリスト教の儀式では赤ワインはキリストの血として扱われることからこの言葉が使われるようになったことも考えられます。
また、白ワインで作られたサングリアは区別するためにスペインでは白を意味する言葉を使ってサングリア・ブランカと呼ぶこともあります。
サングリアのカロリー
サングリアは甘めのお酒のため、カロリーが気になる人も多いですがサングリアはどのくらいのカロリーがあるのでしょうか。サングリアは赤ワインや白ワイン、ロゼワインなどをベースに果物や香辛料などを漬け込み果汁を加えて作られます。使う材料によってカロリーは違ってきますが、一般的なサングリアは160kcal程度あります。
ビールや日本酒は200kcal程度のため、特段にサングリアがカロリーの高いお酒とは言えません。また、リキュール類には糖分を多く含むためカロリーが高く、リキュールを使ったカクテルはさらに高カロリーになるため、サングリアはダイエット中でも最適なお酒とも言えます。
サングリアの作り方
赤ワインに果物や果物の果汁などを加えて作るサングリアですが、赤ワインン以外にもサングリアや白ワインを使ってつくられることもあります。しかし、日本の法律上一部の作り方は酒税法違反になる可能性が高いため注意が必要です。続いては、酒税法に引っかからないワインの種類ごとの作り方を紹介していきます。
赤ワインのサングリアの作り方
赤ワインをベースとしたサングリアですが、果汁や炭酸水などを追加で加えないため度数は高めです。度数を低くしたい場合は炭酸水や果汁、ジュースなどを加えて作れば大丈夫です。
- 赤ワイン750ml
- パナップル1/4個
- キウイ1個
- オレンジ1個
- 白桃1個
- ブルーベリー1パック分
- レモン1個
- ライム1個
- シナモンパウダー適量
- 八角2つ
- はちみつ大さじ1
- キウイやオレンジ、パイナップル、白桃はよく洗ってから皮をむき、食べやすい大きさに切ります。
- レモンは輪切りに切り、ライムは半分搾って残りは飾り用にくし形に切って皮と身の間に3/4包丁を入れておきます。
- デカンタや口の大きい瓶など大きめの保存容器に切ったフルーツや赤ワインなどをすべて入れ、冷蔵庫で2~3時間程度寝かせたら完成です。
白ワインのサングリアの作り方
白ワインをベースにしたサングリアの作り方ですが、炭酸水を使っているためアルコール度数は使ってるワインよりも低くなります。度数の調整は加える炭酸水の量でうまく調整しましょう。
- 白ワイン1/2本
- りんご1/2個
- レモン1/2個
- グレープフルーツ1/2個
- カットパイン5~6切れ
- 白桃缶2~3切れ
- 炭酸水1.5カップ
- ミント適量
- りんごとレモンはよく洗って皮付きのままいちょう切りに切り、グレープフルーツは皮の部分は取り除きいちょう切りに切ります。
- カットパインと白桃は一口大程度の大きさに切ります。
- よく洗った瓶などの保存容器に切ったフルーツとミントを入れ、炭酸水と白ワインを注いで寝かせれば完成です。
ロゼワインのサングリアの作り方
ロゼワインをベースにしたサングリアの作り方ですが、ラズベリーリキュールを加えて作るため炭酸水を加えてもそこまで度数はひくくなりません。度数をさらに下げたいという人はリキュールの量を減らすか加える炭酸水の量を増やして度数をうまく調整しましょう。
- ロゼワイン750ml
- ラズベリーリキュール100ml
- 炭酸水300ml
- レモン(輪切り)6枚
- ライム(輪切り)6枚
- ミント適量
- イチゴもしくはラズベリー20粒程度
- 氷適量
- デカンタなどに材料をすべて入れ、優しく混ぜれば完成です。
サングリアの飲み方
ワインに果物などを加えて作られることからワイン独特の苦味が抑えられるサングリアですが、サングリアにもさまざまな飲み方があります。続いては、サングリアをおいしく飲むためにおすすめの飲み方を4つ紹介していきます。度数の高いお酒が苦手な人におすすめな飲み方もあります。
飲み方①基本のストレートで大人に
サングリアを美味しくいただくおすすめの飲み方一つ目は、何も手を加えずにそのままの味を楽しめるストレートです。ベースに使ってるワインの風味や果物の風味を味わうには一番の飲み方で、飲む直前まで冷やしておくとさらに美味しくいただけます。
しっかりと冷やしておくことによって滑らかな口当たりになり、飲みやすくなります。ストレートはアルコール度数の変化はないため、アルコールに弱い人は避けるのがおすすめです。そして、次から紹介する度数が下がる飲み方で飲むのがおすすめです。
飲み方②ロックできゅっと引き締まる
サングリアを美味しくいただくおすすめの飲み方二つ目は、男女問わず人気の高いロックです。しっかりと冷やしておいたグラスに氷を入れ、サングリアを注ぐだけでロックは作れます。氷の入ったグラスに注ぐため少しアルコール度数が下がり飲みやすくなるのでお酒が苦手な人におすすめな飲み方でもあります。
飲み方③炭酸割りが飲みやすい
アルコールに弱い人におすすめなのがサングリアを炭酸水で割る飲み方です。使う炭酸水はサングリアそのものの風味や味を活かすために砂糖や糖類を加えてない無糖タイプがおすすめですが、甘さを足したい場合は柑橘系の炭酸ジュースで割るのもおすすめです。加える炭酸水によってアルコール度数を調整できるため、自分好みに調整できるのも炭酸水で割って飲む飲み方の利点とも言えます。
アルコール度数の強いお酒が苦手な人は加える炭酸水を増やしたして度数をうまく調整するようにしましょう。
飲み方④女性におすすめホットで温か
サングリアを温めて飲む飲み方も非常におすすめです。ワインがよく飲まれるヨーロッパでは冬場になると温めたワインを飲む習慣があり、温めたワインを飲むことによって体をポカポカに温めています。各国で呼び方は異なりますが、日本ではホットワインと呼ばれています。
温めたサングリアもホットワインと同じような働きを持っており、寒い冬で冷え切った体を温めるのに温かいサングリアは最適です。温めるときはカップに入れて電子レンジにかけるか鍋で飲む分を温めますが、沸騰させてしまうとアルコール分が飛ぶだけではなく風味も味も損なってしまうため注意が必要です。
また、ホットサングリアにしてもアルコールが飛んで度数が下がるわけではないため、度数の強いお酒が苦手な人は注意が必要な飲み方です。
サングリアは女性に嬉しい効果が期待できる
出血など血という意味のあるスペイン語が名前の由来となっているサングリアですが、サングリアには女性に嬉しい効果がいくつかあります。またアルコール度数もそこまで高いわけではないため、女性におすすめのお酒といえます。では、サングリアにはどのような効果を期待することができるのでしょうか。
ワインのポリフェノールが美肌・アンチエイジング効果
通常赤ワインを使って作られその色などから血を意味するスペイン語が名前の由来のサングリアですが、ワインの原料であるブドウに多く含まれるポリフェノールによって美白やアンチエイジング効果を得られます。
ポリフェノールは抗酸化作用を持っており、動脈硬化や生活習慣病といった疾病の予防だけではなく活性酸素を除去する効果によって美肌や美容といったところに効いてきます。ポリフェノールの含まれている量は赤ワインが一番多く、その次が順にロゼワインと白ワインと続くため美肌効果やアンチエイジング効果を得たい人は赤ワインベースのサングリアが非常におすすめです。
たっぷりのフルーツのビタミンが美容効果を上げる
サングリアにはたっぷりのフルーツを使って作りますが、そのフルーツによって美容効果を期待できます。フルーツにも含まれているビタミンCやビタミンEは抗酸化作用を持っているため美容のビタミンと呼ばれ、ポリフェノールと一緒の働きをしてくれます。
サングリアは度数低めで飲みやすいおしゃれカクテル
今回はサングリアの名前の由来や作り方、度数といった特徴をはじめ、おすすめの飲み方や期待できる健康効果などを紹介してきました。サングリアは血を意味するスペイン語が名前の由来のお酒ですが、その由来の通り赤ワインを使って作られるため赤色をしており、果物などを加えて作るため度数も低く甘めの味で女性でも飲みやすいお酒です。
また、ブドウが原料のワインを使っておりポリフェノールによる抗酸化作用の効果をえらっれるだけではなく、果物に含まれるビタミンCやビタミンEといった美容のビタミンと呼ばれる抗酸化作用を持つビタミンの効果を期待できます。赤ワインだけではなくロゼワインや白ワインをベースにしたサングリアを満喫していきましょう。