2019年03月13日公開
2024年09月07日更新
ピェンロー鍋の作り方のコツは?ピェンローの由来と基本レシピ!
ピェンローという鍋を知っていますか?元々は中国の鍋料理の一つなのですが、今日本でも冬の鍋として人気上昇中なのです。その理由として、冬が旬の野菜である白菜を美味しく食べれる事、レシピや作り方は基本とコツさえつかめば誰でも作れるほど簡単な事そして、更にシンプルなのにヘルシー鍋という事もあり家計的にも助かる事から人気です。そんなピェンロー鍋について色々紹介していきましょう。
目次
ピェンローはシンプルだけど味わい深い鍋料理
ピェンロー鍋という鍋を知っていますか?日本ではあるドラマで出てきたことから話題を呼んでいるヘルシーなお鍋です。しかし、ピェンローってどんなお鍋?とネットで探して見ると意外と見た目がシンプルなお鍋にしか見えない事が多く、人気の理由が分かりません。
そこでピェンローというお鍋はどうして人気なのか、一体ここまで人気を呼んだのは何かシンプルな鍋の作り方や基本的のレシピを紹介します。今まで気になっていたけど、どうやって作るのか作り方を知らなかった人もこの機会に作ってみましょう。
ピェンローについて
では、まず最初にピェンローとはいったい何か?という事について紹介していきましょう。ピェンローという名前がついた意味やどんな料理なのかという事も踏まえて紹介します。
ピェンローは中国の鍋料理
ピェンロー鍋のピェンローというのは中国語でピェンローは中国にある鍋料理なのです。読み方からから日本料理ではないけど、どこか日本語に近い読み方です。漢字で書くと「扁炉」または「打辺炉」となります。
また今日本で流行っているピェンロー鍋の故郷といわれているのは、中国南部やベトナム北部に住むチワン族が発祥ともいわれています。
中国語のピェンローの意味
所で中国語で呼ばれているピェンローですが、そもそも中国語ではピェンローとはどんな意味を持っているのか知っていますか?実は日本とは全く意味が異なるのです。中国では、ピェンローというのは、鍋料理全体を指す言葉で、鍋の種類を指すものではないのです。
つまり中国では鍋料理=ピェンローという事なので、勘違いしないようにしておきたい所です。
ピェンロー鍋が日本に広まった由来
元々日本でここまでピェンロー鍋が広めた立役者と呼ばれる人がいます。それが舞台美術家で作家の妹尾河童さんという方です。この方が著書の中でこのピェンロー鍋を紹介したこと、それがイラスト風に描かれている事で分かりやすく誰でも作りやすい事から一気に広がったのです。
またこのピェンロー鍋の人気を呼んでいる理由がもう一つあります。料理研究家やフードライター等の「フードアディクト」と呼ばれる人たちからの支持が高い事もあるのです。
ドラマをきっかけにピェンロー鍋が話題中
料理を作る人や料理通の間で知られていました。しかし一般にはなかなか広まっていなかったピェンロー鍋を爆発的に広げたのがある日本テレビ系人気ドラマ『東京タラレバ娘』で出てきたことで再人気&爆発的なブームを呼んだのです。
ピェンロー鍋の基本の作り方レシピ
シンプルだけどヘルシーで冬が旬である野菜・白菜も使える話題の鍋・ピェンロー。では実際それをより美味しく作る為に、基本のレシピを紹介していきましょう。コツを掴めば誰でも簡単に作る事ができます。
一晩かけて出汁をとる
ピェンロー鍋の最大の特徴は出汁です。干し椎茸を使ってしっかりした出汁を取る事が美味しいピェンロー鍋を作るのです。十分な水でしっかりと戻した干し椎茸とその出汁がベースとなるのです。干し椎茸と聞くと和食のイメージがあります。しかし干し椎茸は中華料理でもよく使われる食材なのです。
最初に戻した干し椎茸を4つに切っていき鍋に戻し、鍋の7分目まで水を加えて火にかけていきます。
材料の下ごしらえをする
次にピェンロー鍋で使う材料の下ごしらえです。ピェンロー鍋は、普通の鍋と違い具材が少なくても十分楽しめる事も特徴です。日本では、鍋というと白菜を入れる人が多いでしょう。実際白菜は具材に入れると美味しいです。ピェンロー鍋に使う材料のレシピは、白菜、戻した椎茸、鶏肉、豚バラ肉、春雨です。
白菜は1/4の縦割りにして、白菜の白い部分は1cm幅の細切り、戻した椎茸と鶏もも肉と豚バラ肉は、少し大きめのひと口大に切っておきましょう。
材料を鍋に入れる
次に材料を入れる順番ですが、これも順番を守る事で美味しくできるコツがあります。基本なので押さえておきましょう。
出汁に水を加え強火にかけた後に椎茸と白菜の芯の堅い部分を投入していきます。そして、ある程度火が通った所で豚バラをばらしながらいれ、鶏肉を入れます。この順番を守るのがピェンロー鍋を失敗しないコツです。
仕上げにごま油
ある程度野菜、鶏肉に火が通った所で、次にゴマ油をのの字にかけます。これもピェンロー鍋の基本でもあります。ごま油を入れる事でより美味しく食べる事ができます。白菜の旨味だけでなくゴマ油の香りも感じれるヘルシー鍋なのです。
ゴマ油を入れた後に、白菜の葉の部分を入れて蓋をし、弱火に変え40分待ちます。その後、 春雨を入れ、最後にごま油をもう1度かけて完成です。
つけダレを作っていただく
ピェンロー鍋が出来た所で、いざ食べる時にもおすすめのコツがあります。もちろん出汁とおかずだけで楽しんでも美味しいですが、飽きてしまうのも多いです。そこでピェンロー鍋におすすめの調味料があります。それが、塩と七味です。
塩と七味はピェンロー鍋のお供として人気です。塩と七味を好みで調整できるのもピェンロー鍋を好みに味わえるコツになります。
シメに雑炊もおすすめ
お鍋というとやはりシメが大事です。ピェンロー鍋で人気がシメが「雑炊」です。ピェンロー鍋は具材の美味しさを存分に味わうための鍋のレシピです。じっくりと具材の美味しさが染み出したつゆは、ぜひ残しておいて雑炊がおすすめです。
雑炊がおすすめする理由は、ヘルシーだからです。ちょっと足りない時でもカロリーが気になります。しかしヘルシーで少ない食材で作っているので、雑炊で食べてもヘルシーです。
ピェンロー鍋を美味しく作るコツ
シンプルで作り方のコツも分かった所で、もう一度さらに細かく失敗しないピェンロー鍋のここを抑えておけばより美味しくなるコツを紹介していきましょう。きっちり抑えて置けば失敗しません。
決め手は椎茸のだし
兎に角決めては、出汁です。干し椎茸だけで出汁を作る鍋という事が特徴です。なので、ピェンロー鍋で椎茸だしによっておいしさが左右されるといっても過言ない鍋です。つまり椎茸出汁次第で、美味しいピェンロー鍋が出来ます。
では、どうやって美味しい椎茸出汁を出せばいいのか作り方のコツを紹介します。それは、「冷蔵庫などの温度の低い場所で、24時間じっくり時間をかけてうまみを出す」ことです。また時間がない人には、干し椎茸をスライスしておけば短時間で出来ます。
無駄な味付けはしない
また鍋料理というとアレンジメニューが多いですが、ピェンロー鍋はそのアレンジをしない方がいいお鍋です。というのも椎茸出汁によって鍋の味が左右されるので、アレンジしてしまうともはやそれはピェンロー鍋ではないと過言してもいいでしょう。
アレンジをしたいのであれば、ピェンロー鍋はあまりおすすめ出来ない鍋です。
具材はあくまでシンプルに
ピェンロー鍋の出汁以外のもう一つ大事なのが、具材のシンプル化です。作り方でも基本でも言っていますが、シンプルである事がピェンロー鍋のおいしさを引き立てています。なので、出来る限り、白菜、鶏肉、バラ肉、春雨だけでも十分味わえるお鍋です。
ピェンロー鍋が余ったときのアレンジレシピ
お鍋は全部食べきれる事がなく、どうしても微妙に余ってしまいます。そんな時にピェンロー鍋を使ったおすすめのアレンジレシピを紹介していきましょう。そのままお弁当のおかずにも入れられますが、少しアレンジできると嬉しいです。
春巻きにリメイク
そこでおすすめのアレンジメニューが「春雨」です。春雨は皮に包んであげるというシンプルな料理ですが、ピェンロー鍋と同じ中華料理でもあるので、余った具材を活用する事ができます。作り方も簡単です。春雨の皮に余ったピェンロー鍋の具材を入れて包んで揚げるだけです。
しかも春雨であれば、揚げる前の状態で冷凍して置けばいつでも好きな時に揚げてしまえば、すぐにお弁当の具材にもなります。ピェンロー鍋で余ったらぜひ作ってみてください。
ヘルシーなピェンロー鍋でポカポカになろう
ピェンロー鍋という鍋をよく理解して、美味しくできるコツを知る事ができました。中国料理の鍋料理を指す言葉が、日本では鍋料理の一種として広がっているピェンロー鍋ですが、ヘルシーで特にダイエット中でも安心して食べれます。しっかり基本とコツを守れば美味しく出来るお鍋です。