カフェインゼロの「午後の紅茶ストレートティーデカフェ」味の評判は?

2018年の8月に「午後の紅茶ストレートティーデカフェ」がリニューアルされました。最近では人気コーヒーショップでも、デカフェやカフェインゼロの飲み物が通常メニューでも置いてあるくらい、浸透してきています。特に妊娠中の女性は、カフェインを気にして飲み物を購入する傾向があります。しかし、カフェインを抜くと味が落ちるのではないかと考えてしまいます。まずは、午後の紅茶ストレートティーのデカフェについて原材料や量を調べ、普通の午後の紅茶や無糖の紅茶とは味が全く違うのか検証してみます。

カフェインゼロの「午後の紅茶ストレートティーデカフェ」味の評判は?のイメージ

目次

  1. 1カフェインゼロの午後の紅茶の味が気になる!
  2. 2午後の紅茶にカフェインはどれくらい入っている?
  3. 3午後の紅茶ストレートティーデカフェのカフェインについて
  4. 4カフェイン量を気にせずいつでも紅茶が飲める!

カフェインゼロの午後の紅茶の味が気になる!

コンビニエンスストアでもよく見られるカフェインゼロの飲み物。紅茶に限らず、炭酸飲料、お茶、コーヒーなどでもカフェインが入っていない商品が店頭に並んでいます。しかし、味がどのように変わるかわからないと感じてしまうと思います。カフェインとは飲み物の味にどのように作用しているのでしょうか?

キリンには代表的な紅茶飲料があります。まずは、不動の人気を誇る「午後の紅茶ストレートティー」、そして、「午後の紅茶レモンティー」「午後の紅茶ミルクティー」。この代表的な紅茶からあらたに「午後の紅茶ストレートティーデカフェ」「午後の紅茶おいしい無糖」というカフェインやカロリーを気にする現代にぴったりな紅茶が少しずつ流行してきています。

結論から言うと、カフェインが入っても入っていなくてもさほど味は変わりません。ただ、カフェインには少し苦みがあるので、紅茶の苦みに近い渋みがカフェインゼロの紅茶にはないので、すっきりとした後味になります。味の違いを比べるなら、午後の紅茶無糖を飲んでみると、違いがわかると思います。

おすすめなのは、妊娠中の女性です。これなら味を気にすることなくカフェインゼロの午後の紅茶を飲めると思います。妊娠中は麦茶やお水と言ったあまり味のない飲み物を飲まなければならないので、カフェインゼロの午後の紅茶は嬉しいものです。

また、最近はカフェインが飲めない、苦手という人も多く「カフェイン過敏症」とした症状の一種として話題に取り上げられたこともあります。これは、アルコールが飲めない、苦手というのと同じで、体の中でカフェインをうまく分解されないのが原因です。このような悩みや症状を持っている人は、カフェインゼロの午後の紅茶は適している飲み物だと思います。

午後の紅茶にカフェインはどれくらい入っている?

まずは、一般的に飲み物にはどのくらいカフェインが含まれているか調べてみます。カフェインとして思いつくのはコーヒーです。コーヒーは150mlあたり約100mgです。次に多いのは栄養ドリンクで75mg抹茶やココアは意外と多く45mg。ついで緑茶、紅茶、ウーロン茶、ほうじ茶が30mg。最後にコーラが15mgです。

カフェインはどのくらい?

実はコーヒー以上にカフェインが多く含まれている飲み物があります。それは「玉露」です。玉露は日本の緑茶の最高級品のことを言います。玉露は150mlあたりカフェインが180mg含まれているというので、コーヒーよりかなり多いとされています。それは、お湯の量に対して使う茶葉が抹茶の2倍なのが理由です。しかし、タンニンという成分がカフェインの効力を抑えてくれるので、あまり知られていませんでした。

また、一日にカフェインどのくらい摂取してもよいかは海外や日本にも基準はありません。ただ、目安としては成人男性なら1日400mg以内成人女性は300mg以内妊婦は200mg以内が理想です。もし成人女性が紅茶を飲む場合は一日6杯が目安です。

午後の紅茶ストレートティーのカフェイン量や原材料

そこで、午後の紅茶ストレートティーのカフェイン量や原材料を調べてみます。原材料は砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、紅茶/ビタミンC、香料です。カフェイン量は製品100mlあたり13mgと思ったよりカフェイン量が少ないことがわかります。しかし、一般的にコンビニエンスストアで売られているペットボトルは500mlなので、約65mgのカフェインが含まれていることになります。

一般的には、ティーバッグなどの抽出液100mlの値に対しカフェインは30mgと言われています。自宅のマグカップで飲む場合はだいたい150ml~200mlの量なので、1回に飲むときのカフェイン量は45mg~60mgです。これを踏まえると、ペットボトルで紅茶を飲む時は100mlあたりのカフェイン量が少なくても飲む量が違うので、注意が必要です。

また、午後の紅茶ストレートティーでは新製法の「マイクロ・ブリュー製法」が採用されています。これは、粉砕した茶葉と通常の茶葉を同時に抽出することによって、華やかな香りと味わい深い渋みを味わえるようになっています。

午後の紅茶レモンティーのカフェイン量や原材料

次に午後の紅茶レモンティーのカフェイン量と原材料を調べてみます。原材料は砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、紅茶、レモン果汁/酸味料、香料ビタミンCです。カフェイン量は製品100mlあたり10mgと午後の紅茶ストレートティーより少なくなっています。

午後の紅茶レモンティーはカフェインが少ないですが、レモン果汁などが含まれている分、炭水化物が多くなるので、午後の紅茶ストレートティーよりカロリーが高くなっています

あと、ストレートティーやミルクティーもそうですが、紅茶は冷めると白く濁るため、ペットボトルに入っているとあまりおいしく感じられません。そこでキリンは、「クリアアイスティー製法」を開発し、見た目も美味しくする技術を実現しています。

午後の紅茶ミルクティーのカフェイン量と原材料

根強い人気のある午後の紅茶ミルクティー。原材料は牛乳、紅茶、砂糖、全粉乳、脱脂粉乳、デキストリン、食塩/乳化剤、香料、ビタミンCです。カフェイン量は製品100mlあたり20mgと一番高い数字になっています。カロリーも100mlあたり30kcalと牛乳が入っている分、脂質や炭水化物も他の紅茶よりも高いです。

そうは言っても午後の紅茶ミルクティーはミルクティーの中でも先駆け的な存在です。あまりミルクティーになじみのない人でも午後の紅茶のミルクティーは飲んだことがある人がほとんどだと思います。紅茶の味わいを残しつつも濃厚なミルクの甘さが抜群で、老若男女問わずに人気があると思います。

午後の紅茶おいしい無糖のカフェイン量や原材料

最近男性にも人気がある午後の紅茶おいしい無糖の場合は、原材料が紅茶(ダージリン73%)、香料、ビタミンCです。カフェインは製品100mlあたり11mgと、カロリー、炭水化物、糖質はないですが、カフェインは含まれているので妊娠中の人は気を付けなければいけないと思います。

午後の紅茶おいしい無糖については、味が気になる所です。調べてみると、「ツイン・ブリュー製法」というのを採用しているそうです。これは、異なるふたつの温度で抽出した紅茶をブレンドすることによって香りの高いコクの広がる贅沢な味わいを出しています。甘ったるい紅茶が苦手な人は美味しい無糖の午後の紅茶があっていると思います。

午後の紅茶ストレートティーデカフェのカフェインについて

最後に午後の紅茶ストレートティーデカフェのカフェイン量と原材料を調べてみます。原材料は砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、紅茶(ディンブラ100%)/香料、ビタミンC、クエン酸ナトリウムです。カフェインについては0.001g(100mlあたり)未満を0gとしています。

この「ディンブラ」という紅茶はスリランカ山岳部が原産です。スリランカでは特有の季節風が吹き、それが山岳地帯をぬけ茶樹に送られ良い影響を与えます。マイルドなのに強い紅茶の味わいをもつこの茶葉はオールマイティに使われます。ただ、とびぬけて味わいが濃いとか、渋みが強いことはなくバランスがとれているので、ブレンドやアレンジしても飲めます。なので、デカフェにするには最も適した茶葉だったと思われます。

実はこの午後の紅茶ストレートティーデカフェ、デカフェなのにカフェインゼロを実現することに成功しています。通常カフェインを取り除いたものを「デカフェ」と呼び、元々カフェインが入っていないものを「カフェインゼロ」と呼んでいます。ちなみに「ノンカフェイン」「カフェインフリー」はカフェインゼロと同じ解釈です。あと、「カフェインレス」はカフェインゼロに近いカフェインが入っています。

それなら、「カフェインゼロの午後の紅茶ストレートティーデカフェ」と言いうのは矛盾しているように聞こえます。しかし、キリン独自の技術である紅茶抽出液からカフェインを選択的に吸着除去する「カフェインクリア製法(特許製法)」によりカフェインゼロを実現することができたのです。これはキリンでしか実現していないそうです。

カフェインがゼロなら妊娠中も飲んでOK?

そもそも妊娠中になぜカフェインをとってはいけないかというと、理由がふたつあります。ひとつはカフェインの働きの中で、中枢神経を刺激させ、血管や心筋の収縮をうながす働きがあります。この働きは妊娠中の場合、血管を収縮させることにより、早産流産を引き起こす可能性があるからです。

妊娠中の女性

もうひとつは、カフェインに含まれる「タンニン」という成分が、カルシウムや鉄分と結合してしまい、排尿とともに栄養素を流してしまいます。そうすると、カルシウム不足貧血の原因になります。また高血圧症候群にもなりやすいため、妊娠中はカフェイン量は控えるように産婦人科でも指導しているはずです。

そこで、午後の紅茶ストレートティーデカフェはどうでしょうか?キリンがここまでこだわりぬいて作っているので、妊娠中に飲んでも問題ないように感じます。実際、キリンのホームページにもきちんとカフェインゼロと記載されているので、殆ど気にしなくても良いと思います。ただ、カロリーや糖質のことも考える人は妊娠中でもカロリーや糖質のない麦茶や白湯を飲むことをおすすめします。

カフェインゼロの午後の紅茶の味は美味しい?

そこで、本当にカフェインゼロの午後の紅茶ストレートティーデカフェは、美味しいのかもう一度検証してみます。他の午後の紅茶と原材料を比べてみても、カフェインゼロの午後の紅茶ストレートティーデカフェと普通の午後の紅茶ストレートティーは変わりません。最初に書いた通り、紅茶特有の渋みが消されたので、紅茶の後味が苦手という人は、カフェインゼロの方が飲みやすいと思います。

午後の紅茶おいしい無糖と比較すると違いが出てきます。やはりキーとなるのは「無糖」ということになってきます。カロリーや糖質がないということは、無糖なので甘味がなく味がしないという印象があります。実際飲んでみると、ほんのりと紅茶の味がする程度です。しかし、言い方を変えればどんなシーンでもグイグイ飲めるということです。ゆっくりお菓子を食べながら飲むというより、食事をしながらお茶感覚で飲むのに似ています。

その点でいうと、「午後の紅茶おいしい無糖」より「カフェインゼロの午後の紅茶ストレートティーデカフェ」の方がしっかりとした紅茶の味わいがあります。普通の午後の紅茶と無糖の午後の紅茶の中間といっても良いと思います。紅茶の味わいを残しつつ、すっきりとしているので、特に妊娠中にどうしても紅茶が飲みたくなったら、これならカフェインを気にせず、美味しい紅茶を堪能できるのではないでしょうか。

午後の紅茶ストレートティーデカフェの値段とは?

残念ながら、午後の紅茶ストレートティーデカフェは500mlのペットボトルでしか販売していません。コンビニエンスストアで買うと消費税抜きで1本140円で売られています。賞味期限が9ヵ月なので、ネット通販でまとめて買うと1本あたりの単価が安くなります。ちなみにアマゾンで買うと24本セットで税込み2898円で1本あたり税込み121円とかなりお得です。

この値段は他の午後の紅茶と同じ価格設定です。通常、コーヒーショップに行くとデカフェを注文すると値段が追加されたり、デパートやスーパーで買うと、やはり普通の紅茶よりも少し高く売られています。それを考えると普通のペットボトルの紅茶とデカフェの値段が変わらないのは、デカフェ好きな人やカフェインが苦手な人にとってはありがたいことです。

カフェイン量を気にせずいつでも紅茶が飲める!

このようにカフェインゼロの午後の紅茶ストレートティーデカフェは、妊娠中でもカフェインを気にせず気軽に飲める紅茶です。そしてカフェインは妊娠中ではなくても出産後、母乳で育てている時も控えなければいけません。カフェインによって、栄養がタンニンと結合し流れていくのはもちろん、赤ちゃんが興奮してねむれないということもあるからです。

カフェインというのは、飲み物に多く含まれていますが、チョコレートブラックガムなどにも多く含まれています。また、抹茶や紅茶のお菓子にもカフェインが含まれています。抹茶味、チョコレート味、紅茶味と書かれている食べ物はカフェインが含まれていると考えて良いと思います。

そういう時こそ、午後の紅茶ストレートティーデカフェを飲む習慣をつければ、カフェイン量を最低限に抑えることができます。紅茶好きなのにカフェインが苦手な方や妊娠中の方は、この紅茶を飲んで、紅茶が飲めないというストレスをため込まないようにしましょう。

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