除湿機のコンプレッサー式とデシカント式とは?おすすめも紹介!

ジメジメとした梅雨の時期や冬の結露を防ぐために役立つのが除湿機。また、それだけではなく、天気の悪い日には衣類乾燥機としても大活躍してくれる素敵なアイテム。でも一言で除湿機と言っても、色んな種類があってよく分からない。何を重視して、どれを選べばいい?そもそも除湿機のコンプレッサー式とデシカント式って何?そう思っている人も多いのではないでしょうか?ここでは、そんな疑問を解決すべく、コンプレッサー式とデシカント式の違いやそれぞれの特徴、そしておすすめ商品を紹介していきます。

除湿機のコンプレッサー式とデシカント式とは?おすすめも紹介!のイメージ

目次

  1. 1除湿機はコンプレッサー式などを使おう
  2. 2除湿機とは?コンプレッサー式以外にもある!
  3. 3除湿機のコンプレッサー式などの選び方は?
  4. 4除湿機のコンプレッサー式などのおすすめ商品紹介
  5. 5除湿機はコンプレッサー式などで夏も冬も快適に過ごそう

除湿機はコンプレッサー式などを使おう

梅雨のじめじめした空気を快適にし、カビ対策にも大活躍の除湿機。梅雨の時期に使う除湿機はコンプレッサー式がおすすめ。しかし、近年、除湿機は梅雨の時期だけではなく、PM2.5や黄砂などの環境問題から「洗濯物は部屋干し派」という人も増え、衣類乾燥目的で除湿機を使うことも多くなっています。

除湿機とは?コンプレッサー式以外にもある!

除湿機とは?衣類除湿乾燥機と同じ?

除湿機、衣類除湿乾燥機その違いは何でしょうか。衣類除湿乾燥機では部屋の除湿はできないのでしょうか。いいえ、実はこの2つの大まかな構造は同じです。除湿機の中で、より衣類乾燥に特化したものが「衣類除湿乾燥機」として販売されていると考えていいでしょう。

除湿機の種類:コンプレッサー式

コンプレッサー式とは、エアコンの除湿機能と同様に、部屋の空気を冷やすことで除湿を行うものです。室内の空気を冷やし、空気中にある水分を追い出して、サラサラとした爽やかな空気にしていきます。室内の空気を冷やすことから夏場の使用がおすすめ。そして、コンプレッサー式は、デシカント式と比べて、消費電力が少なく、電気料金を安く抑えられるという利点があります。

除湿機の種類:デシカント式

デシカント式とは、本体内の乾燥剤に水分を吸着させ、室内の湿気を取り除くタイプです。乾燥剤に吸着させた水分(湿気)をヒーターで暖めるため、室温が上昇するので冬場の使用に向いています。また、本体にコンプレッサーを内蔵していないので、コンパクトで軽量、そして静かという特長を持っています。

除湿機の種類:ハイブリット式

ハイブリット式は、コンプレッサー式とデシカント式の両方のメリットを持っている構造となっています。梅雨の時期や夏場はコンプレッサー式で室内を冷やしながら除湿。冬場はデシカント式で室内を暖めて結露を防止。このように1年を通して強い力を発揮してくれる優れものです。

除湿機のコンプレッサー式などの選び方は?

夏場に強いコンプレッサー式。冬場に向いているデシカント式。通年で使えるハイブリット式。ここまでこの3つの構造と利点を簡単に説明してきましたが、ここからはもう少し詳しく、メリットだけではなくそれぞれのデメリットも分かりやすく解説します。

コンプレッサー式は梅雨や夏の使用におすすめ

空気を冷やすことで、室内を除湿してくれるのがコンプレッサー式。コンプレッサー式のメリットは、何より除湿力が高いのに電気代が抑えられるという点にあります。では、デメリットはというと、コンプレッサーを内蔵しているため、本体が大き目ということ、そして、振動音がうるさいこと(製品によって差はある)、また、室内の温度が低いと除湿能力が落ちるということが挙げられます。

デシカント式は冬の使用に最適

室内の空気を乾燥剤に吸着させ、それをヒーターで温め、そして再び冷やすことで湿気を取り除くのがデシカント式。デシカント式のメリットは、低温時の除湿能力に優れていることが挙げられます。また、コンプレッサーがない分、本体はコンパクトで、音が静かという特長があります。デメリットはというと、消費電力が高く、電気代がかかってしまうことです。さらに、稼働時には室温が上昇するので、夏場の使用には不向きなのです。

ハイブリット式は通年使用できる

夏はコンプレッサー式、冬はデシカント式で運転することで、1年中高い除湿力を発揮するハイブリット式。上手に使い分けて使うと、1年中活躍してくれるでしょう。では、ハイブリット式のデメリットはというと、2つの構造を持ち合わせている分、どうしても価格が高くなってしまうことが挙げられます。

除湿機選びポイント【除湿能力】

除湿機を選ぶ際にチェックしたい項目の1つが「定格除湿能力」です。これは1日間除湿機を運転した時に除湿できる水の量を表すものです。表示項目の中で、「定格除湿能力」の数値が大きい程早く除湿できるのです。

ただし、「定格除湿能力」が高いものは、除湿機自体も大きいのがほとんど。そのため、ただ単に「定格除湿能力」の数値が高ければいいというものでもありません。除湿機を使う場所、スペースも考えながら、選んでいくと失敗がないでしょう。

除湿機選びポイント【排水タンクの大きさ】

除湿機を選ぶ際のもう1つのポイントは、排水タンクの容量です。購入する際にはタンクがどこにあるのか、容量はどれぐらいなのか、必ず確認しましょう。

どんなに除湿能力が高くても、タンクの容量が小さければタンクがいっぱいになった時点で運転が停止してしまいます。こまめに水を捨てられる時はいいですが、就寝時や外出時にも安心して使用することを考えると、タンクの容量は大きい方がいいでしょう。購入時には、タンクの容量はどれぐらいなのか、何時間連続運転できるのかということも確認することをおすすめします。

除湿機選びポイント【手入れのし易さ】

除湿機のお手入れはだいだい2週間に一度が目安と言われています。排水タンクとフィルターの掃除が必須です。そのため、排水タンクの手入れのしやすさ、フィルターのはずしやすさなど確認する必要があります。特に除湿機は水分を吸着するという性質からカビが発生する恐れがあります。もし、お手入れが苦手、面倒だという人は、値段は高くなりますが、自動で掃除や本体の乾燥までしてくれるものを検討してはいかがでしょうか?

除湿機選びポイント【部屋の大きさで選ぶ】

除湿機を選ぶ際、「どこで使うか」というのも1つのポイントになります。押入れなど狭い場所のみの使用ならコンパクトサイズがいいですし、広いリビングで使用するのなら除湿力の高い大き目のタイプがいいでしょう。以下の表示の「除湿可能面積目安」の項目を確認してみましょう。

この表示を見ても分かるように、木造、プレハブ、鉄筋と建物の造りによっても「除湿可能面積目安」は異なります。購入の際には、部屋の大きさよりも少し広めの面積に対応している商品を選ぶと、スピーディーに除湿することができて便利です。

衣類乾燥機能があると部屋干しに便利

室内の除湿はもちろん、除湿機を買う時衣類乾燥機能があるのは大きなポイント!という人も多いのではないでしょうか?速乾モードがついているものや、首振り機能が搭載されているもの、洗濯物が乾いたら自動でストップする機能がついているものなど、商品によってさまざまです。もし、除湿機購入の目的が衣類乾燥であるならば、乾燥機能の特長を比較して購入することをおすすめします。

タイマーやセンサー機能指数は自動調節で便利

タイマーやセンサーを搭載しているタイプはとても便利です。タイマー機能があると、外出時や就寝時でもつけっぱなしにすることなく、電気代も節約できます。また、センサーがついているものだと、除湿が必要な対象を自動で検出したり、風量や風向きを調整してくれたり、乾いたら自動で停止するなど、あると大助かりです。それぞれの製品を見比べて、自分に合った製品を選びましょう。

除湿機のコンプレッサー式などのおすすめ商品紹介

コンプレッサー式:シャープ「CV‐H71」

30.4(幅)×20.3(奥行)cmのシャープ「CV-H71」です。コンプレッサー式の中ではとてもコンパクトサイズ。そして、プラズマクラスターの風でお部屋も洗濯物も爽やか除湿・乾燥してくれます。衣類についた汗臭や生乾き臭、さらにお部屋についたタバコの臭いにも効果があります。

また、排水タンクがハンドルつきで持ちやすく、フィルターは埃が中に入り込みにくい造りになっていて、お手入れも簡単です。価格は2万円~3万円前後となっています。

https://www.amazon.co.jp/シャープ-プラズマクラスター搭載-7-1Lタイプ-ホワイト-CV-H71W/dp/B07CC9KNKZ/ref=sr_1_3?s=home&ie=UTF8&qid=1533785777&

デシカント式:パナソニック「F-YZRX60」

https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/kitchen/4083001

軽量&コンパクトで持ち運び楽々なシャープ「F-YZRX60]です。寒い冬でもしっかり衣類乾燥!ルーバーのスイングが従来の製品より10°広がったため、多くの洗濯物を狭いスペースで乾かせるようになりました。また、乾きにくいジーパンなどは「スポット送風」で集中的に乾かすこともできます。そして、衣類乾燥が終わったら自動でお部屋も除湿してくれます。価格は1万6000円前後となっています。

https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/kitchen/4083001

ハイブリット式:パナソニック「F-YHRX200」

http://kakaku.com/item/K0001040830/

メーカー独自のハイブリット式除湿機で1年中パワフルに除湿してくれるパナソニックの「F-YHRX200」。ツインルーバーの動きで発生した「マルチクロス送風」が洗濯物を揺らし、重なった洗濯物もムラなくしっかり乾かしてくれます。また、従来の製品に比べ、部屋干し臭の抑制スピードが10倍の「ナノイーX」搭載で、部屋干し臭や菌を除去してくれます。価格は6万7千円からとなっています。

除湿機はコンプレッサー式などで夏も冬も快適に過ごそう

このように、一言で「除湿機」と言っても使う用途や季節によって選び方が異なることが分かりました。ライフスタイルや使用場所、価格など様々な視点から検討し、除湿機選びをしていきましょう。雨の日のお洗濯も、梅雨のじめじめも、暑い夏も、冬の季節も除湿機を使って快適に過ごしましょう。

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