オイルヒーターのおすすめ20選！人気のメーカーや省エネタイプなど紹介！

冬の寒さを解消する暖房器具はいろいろな種類があります。その中の一つにオイルヒーターがあります。暖房器具として暖まりやすさやランニングコストでは他の暖房器具より劣る点がありますが、暖房器具を使う事での悩みである乾燥防止や安全性、そして音が静かである点では他の暖房器具より優れているのがオイルヒーターの特徴です。暖房器具の人気ランキングにも登場するオイルヒーターを紹介します。

何故オイルヒーターが人気なのでしょうか？暖房器具は寒冷地であれば、石油ストーブやガスストーブが主流です。寒冷地でなくてもエアコンやファンヒーターなど速暖性に優れ、電気代や燃料費が節約できるモデルがたくさんあります。しかしこれらの暖房器具はすべての環境に適しているとは限りません。逆にパネルヒーターやオイルヒーターなどが発揮する場面も数多く存在します。

電気代が非常に高いと敬遠されるオイルヒーターですが、電気代を安くする使い方もあります。暖房器具は環境に合わせて上手に利用することで驚くほど電気代を安くできる方法もあります。どんな場面でオイルヒーターを使用してどのように使えば、電気代を安くできるのかを紹介します。また、人気のおすすめオイルヒーターを20製品紹介します。オイルヒーターを知って暖房器具の候補に入れてみてはいかがですか？

オイルヒーターの仕組みについて紹介します。金属のパイプが連続して折り曲げられて一つになっている形をしているのがオイルヒーターです。無機質な金属ですが、最近ではデザインを工夫してインテリアにもなるようなオイルヒーターが登場しています。オイルヒーターの内部には、密閉された難燃性のオイルで満ち溢れています。オイルヒーターはこのオイルを電熱器で暖めオイルが暖まり放熱板自体から熱が発声する仕組みです。

ファンヒーターなどは空気を強制的に排出して部屋に暖かい空気を送り出します。しかしオイルヒーターは空気を強制的には送りません。放熱板が熱を持つと周囲の空気が自然と暖まります。すると冷たい空気と暖かい空気の間に自然対流が生じます。そしてこれが室内全体を対流し始めて部屋全体を暖かくしていきます。輻射熱を使ってじっくりと部屋を暖めるため、埃が舞ったりすることなく部屋を暖めることができます。

オイルヒーターは強制的に暖める仕様ではない為、気密性の高い住宅でこそその力を発揮します。昔の日本の住宅は気密性が悪いため、オイルヒーターで部屋を暖めることはできませんでした。ヨーロッパの住宅は昔から気密性が高くオイルヒーターが適していたのです。最近では日本の住宅でも気密性が高くなっているため、オイルヒーターの需要が増加しています。そのためオイルヒーターが徐々に人気になっています。

日本の家屋は一般的に木造住宅です。木造住宅では気密性が悪くオイルヒーターが適していません。逆にマンションは鉄筋で作られていることが多く気密性に優れています。そのためマンションなどの環境でオイルヒーターを使用するのがおすすめです。住宅環境で暖房器具を使い分けることはとても重要です。住宅構造にマッチしていない暖房器具は暖かい空気を無駄にすることになり、結果、電気代を跳ね上げてしまいます。

オイルヒーターは輻射熱を利用して室内の空気を暖める仕組みです。そのため風を発生させない為、室内に埃を巻き上げることがありません。また、暖房器具の悩みの一つに空気の乾燥があります。これは空気の中に含まれる水蒸気の量によるものです。暖かい空気は冷たい空気と比較して多くの水蒸気をためることができます。しかし、水蒸気の量は変化しない為、相対的に暖かい空気の水蒸気量が減少するため湿度が低下します。

一気に空気を加熱すると相対的な水蒸気量が減少して湿度が低下します。オイルヒーターは一気に過熱しない為湿度の低下を防止します。無音で動作するのもメリットです。寝室など静かな環境での動作にはオイルヒーターが最適です。安全性にも優れています。石油ストーブやガスストーブでは燃料を使っているため家事や一酸化炭素中毒などの危険性を伴います。オイルヒーターは仕組み上安全設計になっています。

太陽の熱で徐々に部屋が暖まっていく感じがオイルヒーターの暖まり方です。すでに暖まっている部屋の温度を維持するにも最適です。部屋の一部から暖まっていくような一般的な暖房器具と比較して部屋全体が暖まることを実感できる暖房器具です。この心地よさに魅力を感じている人も少なくありません。ヨーロッパ育ちのオイルヒーターには他の暖房器具にはない魅力が数多くあるのです。

オイルヒーターは徐々に部屋を暖める仕組みです。北海道をはじめとする寒冷地ではオイルヒーターを使用すると確かに暖まるまでの時間を要します。しかし住宅環境を鑑みると北海道など寒冷地の住宅こそ気密性を考慮して建設されています。二重窓など暖気を外に逃がさない仕組みが施されています。そのため一度部屋が暖まると熱が外に逃げにくくなっています。オイルヒーターの特徴を考えると最適な環境が寒冷地です。

逆に暖かい地域の住宅は気密性よりも通気性を重視して建設されています。熱を外に逃がすためです。そのため、オイルヒーターを使ってもせっかくの暖かい空気を外に逃がしてしまいます。オイルヒーターを使うのであれば、寒冷地がおすすめです。ヨーロッパでも寒い地域ではオイルヒーターが良く利用されています。暖炉などメインとなる暖房器具の補助器器具としてオイルヒーターを使うこともあります。

オイルヒーターを使うのであれば、気密性の高い住宅ほどその恩恵を受けることができます。オイルヒーターを上手に使うことでデメリットである電気代を安く経済的に利用することも可能です。オイルヒーターは住宅の気密性を考慮するとともに設置する場所を選ぶことが最も大事なポイントになります。コールドドラフトと呼ばれる住宅の冷気の発生場所に設置するのが最も効果的です。

いくら暖房器具で部屋を暖めても暖かいと感じることが少ない場合があります。これはコールドドラフトを意識していない為、常に冷たい空気が床周辺に滞在しるためです。冷気の元を絶たなければ部屋全体が暖かいと感じる効果は得られません。窓やドア付近、外に面している壁、そしてキッチンなどの水回りは冷気の発生個所です。ここにオイルヒーターを設置することで冷気をシャットアウトできます。

壁全体に大きな窓がある採光に優れた住宅ではオイルヒーターの力を発揮できません。いくら気密性が高くてもそれ以上に冷気が発生するからです。そのためオイルヒーターのメリットやデメリットを知ることとともにオイルヒーターで部屋が暖まるのかをしっかり検証することが大事です。また電気代の節約についても意識しておく必要があります。輻射熱は設定温度以上の効果を得られます。これもオイルヒーターのメリットです。

オイルヒーターの設定温度を20度にしても十分25度クラスの暖かさを得ることができます。設定温度を下げることで電気代を安くできます。また、こまめにONとOFFを切り替えることです。輻射熱はOFFにした後でもしばらく効果を持続できます。自動的にOFFにする上位機種もありますが、ついていない場合にはこまめにOFFにすることで電気代を安くできエアコンやセラミックヒーターより安い電気代を実現できます。

オイルヒーターは数多くのメーカーで販売しています。人気が出てきていることから新しいメーカーも参入しています。おすすめのメーカーはデロンギです。オイルヒーターの老舗とも呼ばれるメーカーであるデロンギは多機能モデルを販売しており、効率性にも優れています。しかも本体価格が比較的安い製品が多くなっています。ユーザー視点で電気代を安くするような工夫もなされているためおすすめのメーカーです。

人気のおすすめオイルヒーターを全20製品紹介します。まず。一番人気のメーカーデロンギの製品です。最大10畳の部屋まで適用する製品で、あらゆる部屋への設置が可能です。消費電力は強中弱の三段階に分かれており、それぞれ1200ワット、700ワット、500ワットで電気代節約に貢献します。キャスター付きでどこでも移動可能なのが便利です。24時間思いのままにセットできるタイマー付きの高性能モデルです。

安全性の設計もされています。エッジ部分は折り込まれており角の尖った部分でけがをする心配もありません。輻射熱を利用して衣類乾燥をするための別売りのハンガーも準備されており、部屋を暖めると同時に輻射熱を効率よく利用するための工夫もされているのが人気の理由です。安心と安全の設計で子供がいる家庭でも利用できるオイルヒーターです。オイルヒーターで何を買おうか悩んでいるときにおすすめの製品です。

人気メーカーデロンギから発売されているコンパクトモデルです。3畳までの狭い空間で使用する製品です。トイレ、洗面所、キッチンといった狭い空間で使用する専用モデルです。暖房が行き届かない空間で利用できるのがメリットです。L字型のフィンをを利用しているため、暖房効率が高く、省エネにも貢献します。500ワット固定の運転ですが、時間によってONとOFFを自動で切り替えることができます。

メーカーデロンギの中位機種は、フィンの枚数も多くなります。9枚のフィンとともに、液晶のモニターも採用されています。設定しやすいのが特徴です。サーミスタ式のセンサーを搭載して、暖かみを感じることがでいる温度に自動的にセーブする省エネモードがついています。またチャイルドロックも標準装備されており、さらに安全性が高くなっています。20000円を超えますが、人気のオイルヒーターです。

適応サイズは10畳までですが、フィンの表面温度を70度に設定した改良モデルです。本体を少し大きくして暖房能力の低下を防いでいます。表面温度は一般的に80度設定が多い中、火傷対策として70度にしています。デロンギの中位モデルと同等の位置づけになっています。子供がいる家庭などにおすすめの製品です。

メーカーデロンギの上位機種モデルになるとさらに性能が向上します。まずは見た目のデザインです。インテリアにもなるデザインは人気があり、価格が30000円を超えるのに売れ切れ属出の人気ぶりです。フィンの枚数は7枚ですが、X字型のフラットフィンという独特の形状をしており、通常のフィン計算では10枚以上の威力があります。スリムな設計になっており、邪魔になりません。省エネも中位機種よりも優れています。

X字型のフラットフィンが9枚を採用し、通常のフィン換算で13を搭載しているのと同じ効果を出します。13畳までの範囲を暖房する能力を兼ね備えたオイルヒーターです。オイルヒーターは暖房能力が悪いと感じている人におすすめの製品です。省エネのエコ運転モードも標準装備されているため、1500ワットの最大出力を持ちながらも電気代を安くコントロールできます。50000円に迫る価格ですが、その価値は十分あります。

マルチダイナミックヒーターという名称で販売されていますが、メーカーはデロンギです。上位機種の中でも最高機種に値します。オイルヒーターと名乗っていますが、正確にはオイルレスヒーターになります。金属モジュールを暖める仕組みであるためです。オイルヒーターのメリットをすべて継承しつつ、オイルヒーターのデメリットである暖め速度を二倍以上にした製品です。最上位機種ながら人気は絶大です。

MDH13よりも広い面積をカバーしているのがMDH15です。価格は80000円を超えますが、広い面積でも暖房能力を高く、そして高性能、多機能を維持しています。新24時間デジタルタイマーを搭載していますので、電気代を省エネすることは可能です。リビングなどで用いるのにおすすめです。

電力切り替えが5段階になっているとともにスマホ連動がで切る機種です。リモコンはついておらず代わりにスマホにアプリをダウンロードして使用します。WiFiを利用しているため外出先からの遠隔操作が可能です。切り忘れたときに外出先でOFFにすることができたり、帰宅時間に合わせて先にONにしておくなど便利な使い方が可能です。

2016年からデロンギが新ブランドを立ち上げています。それがベルカルドです。新24時間タイマーが搭載され、帰宅や就寝の時間に合わせてタイマーをセットできます。またリモコンが付属しており、離れた場所からでもオイルヒーターの操作が可能です。多機能なプログラム運転を可能にしており、オイルヒーターの欠点を解消できているのが人気の理由です。価格は40000円超です。

省エネタイプのオイルヒーターを探しているのであれば、山善というメーカーのオイルヒーターがおすすめです。5時間オートOFF機能がついているため、電気代を節約するには最適です。出力は1200ワット、700ワット、500ワットの三段階で設定でき、それぞれの一時間当たりの電気代は32円、19円、14円です。OFF後もしばらく暖かい状態を持続することができるため、エアコンよりも省エネになることもあります。

TL124よりも格安でコンパクト設計を求めるのなら同じ山善のTL123がおすすめです。機能面は変わらずですが、対応範囲が8畳です。リビングには利用できませんが、寝室などには最適なサイズです。ワットによる単位時間当たりの電気代は変わりありませんが、使う頻度は必然的に少なくなるため、トータルでかかる電気代は省エネになります。このサイズでもフィンは9枚と上位機種モデル並みです。

続いてもメーカーはユーレックスです。8畳までのコンパクトモデルです。あまり大きいオイルヒーターは必要ないと考えている人に人気のモデルです。省エネになるエコモードが搭載されており、最大の商品電力を使用せずに運転する仕様が組み込まれています。オートパワー切り替えで省エネもできます。温度変化を察知するセンサーが搭載されており、ヒーターモードを自動的に選択します。電気代節約ができる人気モデルです。

ドイツのメーカーであるDBKの製品の紹介です。デロンギがイタリアのメーカーに対してDBKはドイツメーカーです。アジアに生産拠点があるので、価格も安く買うことができます。ただしデロンギのメーカー3年保証に対してDBKはメーカー1年保証です。家電量販店の延長保証などに加入することをおすすめします。HEZ13は20000円程度で購入できるオイルヒーターです。9畳範囲まで適応しているため、多くの部屋で利用できます。

フィンの数は10枚搭載しており、満足できる品質です。ワット数は強中弱の三種類で消費電力を抑えて運転することもできます。タイマーは24時間タイマーが搭載されているのみですが、デロンギの同価格帯の製品と比較しても見劣りしません。オイルヒーターに直接取り付けることができるタオルハンガーが付属しています。オイルヒーターの熱を利用して衣類を乾燥できる便利なアイテムです。

ファンヒーターが内蔵された唯一の製品です。750ワット出力のセラミックファンヒーターを内蔵しており、オイルヒーターの立ち上がりから暖まるまでの時間を物理的に解消する仕様です。オイルヒーターの利点である空気を汚さない点がなくなってしまいますが、暖かさをすぐに欲しい時には便利な機能です。25000円程度の価格で販売しています。

日本のメーカーでさらに家電品を安く取り扱っているという点で人気なのがアイリスオーヤマです。後発ながら、定評のある製品を作り出しています。価格は10000円程度と人気ブランドメーカーと比較すると半額程度の価格で購入できます。フィンの数は8枚ですが、表面積を10パーセント程度拡大し暖房効率を向上させているなど細かな工夫が施されています。ただしタイマーがついていないのが唯一の欠点です。

アイリスオーヤマのタイマー付きのモデルです。自動OFFのタイミングを4種類から選ぶことができます。省エネには自動OFFが必需品です。価格は14000円前後と少し高くなりますが、それでも有名ブランドメーカーよりは格安で購入できます。広さの範囲とワット数が三段階であるのは他のモデルと同じです。温度変化を自動で制御はできませんが、中モードと弱モードを交互運転する省エネモードがついています。

オイルヒーターは狭い場所で使用するのにも適しています。トイレや洗面台は冬には寒くて行きたくない空間です。そこを快適にできます。1.7畳までに対応しています。価格は3400円ととても安く、500ワットの出力ですが、トイレや洗面所では十分な出力です。自動OFF機能がないのが残念ですが、使わない時にOFFにする癖をつけておけば、気にするほど電気代はかかりません。

エスケイジャパンの製品を紹介します。製品の品質が高いのが定評です。デロンギなどの有名ブランドと変わらない品質であるとの口コミもあります。10000円を切る格安モデルとして人気ですが、しっかりと24時間のONとOFFタイマーがついており、省エネのための電源管理もできます。7枚のフィンですが、独自のダブル放熱の仕様で暖房効率が高いのが特徴です。初めて買うオイルヒーターとしておすすめです。

リーズナブルな価格なうえ、多機能モデルの製品を探している人におすすめのモデルです。最大出力は1500ワットです。他の製品が1200ワットが最大であるのが多いのに対して1500ワットの出力があります。もちろん三段階で弱は600ワットです。室温を自動制御して自動的に電源を切るモードがついているため省エネです。豊富な機能で電気代をコントロールしながら使えるのがおすすめの理由です。

オイルヒーターは輻射熱を利用して部屋を暖める暖房器具です。気密性の高い住宅ではその効果を発揮できます。しかし暖まるまでの速度や電気代がネックになっているため、購入を躊躇している人も少なくはありません。上手にオイルヒーターを利用することでこれらを解消することもできます。オイルヒーターを選ぶときはできる限り上位機種を選ぶのがおすすめです。省エネや自動OFFなどのモードは電気代を安くします。

輻射熱の特性を上手に利用することで電気代のネックをなくすこともできます。イニシャルコストだけ意識してしまうと月々の電気代に悩まされることになってしまいます。設置場所の考慮も大事です。冷気をシャットアウトすることで想像以上の暖かさを得ることができるのがオイルヒーターです。人気が上昇しているオイルヒーターは数多くのメーカーから販売されています。お気に入りのオイルヒーター一台を選んでみてはいかがですか？